【試合結果】3・6 新日本大田区体育館大会 【IWGPジュニア】高橋ヒロムv田口隆祐 【IWGPタッグ】石井智宏&矢野通vs天山広吉&小島聡 【ブリティッシュヘビー】柴田勝頼vsザック・セイバーJr. 【IWGPジュニアタッグ】バレッタ&ロッキー・ロメロvsタイチ&金丸義信

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『戦国炎舞 -KIZNA- Presents 旗揚げ記念日』
日程:2017年3月6日(月)
開始:19:00
会場:東京・大田区総合体育館
観衆:3,896人(超満員札止め)

▼第0試合 15分1本勝負
[タグチジャパン]○中西 学
7分11秒  アルゼンチン・バックブリーカー
●岡 倫之

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]後藤洋央紀/邪道/外道/○YOSHI-HASHI
8分47秒 バタフライロック
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/デイビーボーイ・スミスJr./エル・デスペラード/●TAKAみちのく(K-DOJO)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/永田裕志/獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/●デビッド・フィンレー
11分16秒 グラネード→エビ固め
[BULLET CLUB]ケニー・オメガ/○バッドラック・ファレ/タマ・トンガ/タンガ・ロア/高橋裕二郎

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/ROPPONGI VICE】●バレッタ/ロッキー・ロメロ
12分32秒 ハイボールW→片エビ固め
【挑戦者組/鈴木軍】タイチ/○金丸義信(フリー)
※第49代王者組が防衛に失敗。金丸&タイチが第50代王者組へ

▼ブリティッシュヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●柴田勝頼
12分36秒 PK→片エビ固め
【挑戦者】○ザック・セイバーJr.(フリー)
※柴田が防衛に失敗。ザックが新王者へ

▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CHAOS】石井智宏/●矢野通
12分28秒 ラリアット→片エビ固め
【挑戦者組】天山広吉/○小島聡
※第73代王者組が防衛に失敗。テンコジが第74代王者組へ

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/マイケル・エルガン/●ジュース・ロビンソン/KUSHIDA
11分44秒 デスティーノ→片エビ固め
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]○内藤哲也/SANADA/“キング・オブ・ダークネス”EVIL/BUSHI

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/LOS INGOBERNABLES de JAPON】○高橋ヒロム
17分42秒 TIME BOMB→片エビ固め
【挑戦者/タグチジャパン】●田口隆祐
※第76代王者が2度目の防衛に成功

▼NJPW旗揚げ45周年記念試合 30分1本勝負
[CHAOS]○オカダ・カズチカ
27分3秒 レインメーカー→片エビ固め
●タイガーマスクW(フリー)

タイガーマスクWとオカダ・カズチカがアニメの世界を飛び出し旗揚げ45周年のメインを飾る!ザック・セイバーJr.が鈴木軍入り!?

第0試合

 ロックアップから始まり、バックの取り合いからリストの取り合い。中西がロープに押し込むもクリーンブレイク。
 手4つから中西が潰すも岡がガットショットからヘッドロック。抜けた中西とエルボーの打ち合いから岡がエルボー連打。中西はエルボー一発でふっ飛ばし、チョップ連打でコーナーに押し込む。岡が体勢を入れ替えエルボー連打からチョップを打ち込んでいきエルボー。中西はヘッドバッドからチョップで形成を変えダブルチョップでなぎ倒す。

 倒れた岡を蹴りつけた中西がトーキックからチョップでコーナーに押し込み、後頭部にエルボーからストンピング。岡は立ち上がりエルボー。体勢を入れ替えエルボー連打から逆コーナーに振ると串刺しフロントキック。岡は担ごうとするも、耐えた中西が地獄突きから突き飛ばす。
 中西はストンピングからチョップでコーナーに押し込み、逆コーナーに振ると走り込むが、前蹴りでカットした岡がボディスラム。フォールも2。

 岡がフロントスープレックスから逆エビ固め。中西はすぐに切り返す。
 岡がエルボー連打からロープに飛ぶも中西はハンマーで迎撃し、野人ダンスからラリアット。フォールも2。
 中西はアルゼンチンを狙うが、エルボー連打。中西はロープに飛ぶも、岡はバックエルボーで迎撃するとフロントスープレックスを狙うが、中西はショートレンジラリアットで迎撃。
 中西はアルゼンチンバックブリーカーで捕らえ岡はギブアップ。

<試合後コメント>
中西学
「まあ、(岡は)まだまだこれからの選手なんで。まあでも、あの身体は興味ですね。背も、手足も俺より長いし。スタミナもあるだろうし、まだこの戦いに慣れてないだけやから。来年再来年が楽しみですね。今年の内に化けるかも知れんけど。とりあえずそんなとこです。ありがとうございました」

――本日三澤トレーナーが会見を開かれまして本間選手が中心性頚髄損傷と重症を負われたとのことですが、同じく大怪我から復帰した中西選手から本間選手に掛ける言葉はありますか
「いや、もう、誰よりも練習をして、怪我したその日も一緒に道場で練習してから。7時半位から来てたかな、9時出発やったから。それくらいよく練習してる真面目な選手やったから、まあ、とことんまでやりたいって気持ちがあったからこそああいう結果になってしまったんで、なんか皮肉なことなんですけど。せやけど、今はまだ身体はそんな動かへんと思うけど、頭ん中で次のステップみたいなものを考えてるはずです、あの男は。だから、我々は焦らんといて欲しいけど、必ず本間が、元気なこけしが帰ってくるっちゅうのを信じて待っています。レスラーは必ず奇跡を起こせますから」

第1試合

 鈴木軍がゴング前に急襲。リングにはデスペラードと邪道。邪道がロープに押し込みチョップから「フォー」。デスペラードはロープに飛ぶも、邪道はトーキックでカットし、外道と連携攻撃。邪道は外道にタッチ。

 外道はロープに飛ぶもエプロンから鈴木が蹴りつけぶら下がり腕ひしぎ。デスペラードは外道を場外に投げ捨て鉄柵に押し込みサミング。さらに鉄柱に叩きつけてリングに投げ入れる。デスペラードはTAKAにタッチ。

 TAKAとデスペラードはダブルのフロントキックからTAKAがストンピング。TAKAはサミングも、外道はナックルパート。だがTAKAはサミングからスミスにタッチ。

 スミスはボディスラムで叩きつけて、ブレーンバスターからフォールも2。スミスはデスペラードにタッチ。
 デスペラードはストンピングからナックル。フロントキックも外道がキャッチし股裂きから顔面にトラースキック。デスペラードは鈴木にタッチ。

 鈴木はストンピングから顔面を張る。鈴木はロープに振るも、外道は低空ドロップキックを叩き込み後藤にタッチ。
 後藤は次々エプロンの鈴木軍を落とすと鈴木に村正からバックドロップ。フォールも2。
 後藤はブレーンバスターを狙うが着地した鈴木がフロントキックからコーナーに振って串刺しフロントキック。鈴木は首投げからPK。フォールも2。
 エルボー合戦から後藤が担ぐも、鈴木は耐えて胴絞めフロントネックロック。後藤が膝から崩れるとゴッチ式パイルドライバーを狙うが後藤はリバース。
 鈴木は走り込むが後藤は担いで牛殺し。後藤はYOSHI-HASHIにタッチ。鈴木もTAKAにタッチ。
 YOSHI-HASHIは走り込むとヘッドハンターから串刺しチョップ。TAKAは避けて串刺しニーから鈴木軍でトレイン攻撃。スミスがパワースラムからTAKAがランニングニーを叩き込んでフォールもCHAOSがカット。

 スミスがエルボー連打からブルドックボムを狙うも後藤がラリアットで迎撃。鈴木が後藤をラリアットでなぎ倒すとYOSHI-HASHIをロープに振るが、YOSHI-HASHIはフロントキックを避けてラリアットを叩き込む。TAKAが走り込むがYOSHI-HASHIは巻き込んでバタフライロック。これでTAKAはギブアップ。

<試合後コメント>
YOSHI-HASHI
「もうすぐニュージャパン・カップが始まって、今年っていうのは俺にとって本当にすごい意味合いを持つトーナメントだから。次は愛知県。タッグだけど、次尼ヶ崎、真田必ずぶっ倒して、トーナメント必ず俺が制覇する。それだけ」

第2試合

 先発はタイガーと裕二郎。お互いリングを回るが背後からタマが急襲。裕二郎がタイガーを羽交い締めにするが、タイガーはタマをショルダースルーから裕二郎を蹴りつけ、逆に裕二郎にソバットからタイガーが出てきて掌底アッパー。更にライガーはパワーボムからタイガーがダイビングエルボーからフォールもBULLET CLUBがカット。

 裕二郎はタイガーを蹴りつけコーナーに叩きつけるとトーキック。コーナーでケニーとタマが凶器を使ってチョーク攻撃から裕二郎はタマにタッチ。
 タマはストンピングからボディスラム。タマはエルボードロップからフォールも2。タマはファレにタッチ。
 ファレはボディブローからケニーとタマが顔面を踏みつける。ファレはロアにタッチ。
 ロアは担いでコーナーにタイガーを叩きつけるとケニーにタッチ。ケニーはタイガーの背中にスワンダイブハンマーからフォールも2。
 ケニーはスリーパーも、タイガーは抜けるが裕二郎がエプロンから蹴りつけ、ケニーの背中に裕二郎がタッチしケニーがコタロークラッシャーから裕二郎がフィッシャーマンバスター。裕二郎はロアにタッチ。

 ロアはヘッドバッドからラリアットも、タイガーは避けてソバットから走り込むがロアはカウンターのボディスラム。ロアはコーナーに登るがタイガーは走り込み雪崩式アームホイップ。タイガーは真壁にタッチ。

 ラリアットの相撃ちからロアがラリアットを避けてカウンターのラリアット。だがケニーがガットショットから走り込むが真壁は投げ捨てパワースラム。真壁はロアに串刺しラリアットからナックル連打。真壁はノーザンライトを狙うが、耐えたロアがハンマーブローから走り込むが真壁はラリアットで叩き伏せフォールも2。
 真壁は走り込むが、ロアはカウンターのボディスラムからタマにタッチ。
 タマはエルボーからヘッドバッド。タマはジャンピングエルボーから走り込むが、真壁はラリアット。真壁は永田にタッチ。

 永田はミドルキック連打から串刺しフロントキック。永田はエクスプロイダーからフォールも2。
 永田は投げようとするが、着地したタマが永田のバックにスライディングからドロップキック。タマは投げようとするが永田はナガタロックから白目をむく。だがロアがカット。
 タマは走り込むが永田はフロントスープレックスからフィンレーにタッチ。タマもファレにタッチ。

 フィンレーはランニングエルボー連発から出てきたケニーもドロップキックで蹴散らす。だがファレがラリアットで叩き伏せ、裕二郎がコーナーに振りBULLET CLUBでトレイン攻撃。ケニーが裕二郎、タマ、ロアをフィンレーの上にボディスラム。ファレもボディスラムでフィンレーに叩きつけようとするが、ケニーは投げきれず潰れてしまう。ここでタイガーとライガーが出てきてカットし、ファレにトレイン攻撃。フィンレーはセカンドロープからのシャリマティ。
 フィンレーはエルボースマッシュから走り込むも、ファレはカウンターのグラネードで叩き伏せ3カウント。

<試合後コメント>
真壁刀義
「駄目だなぁ、やっぱりこけしのクソ野郎がいねぇとイマイチ。アクシデントだからしゃあねぇよな。なんかある?」

――本間選手はどういう状態でしょうか
「さっき連絡があって、かなりいい状況に向かってるから。だから、気になってるファンのやつがいっぱいいると思うんだよね。こけしのくせに。だからさあ、今はだいぶいい方向に向かってるからただ見守っててくれって。俺たちもこれからどうって本人から正確に聞いたわけじゃないから、言えねえよな。わかんねぇから。憶測ばっかだからよ。でもアイツはいい方向に向かってて、今元気にコメント出せるからさ。それに向かって俺達のコミュニケーション、何遍も言うように、こけしの野郎に、ゆっくり完璧に直してこい。そしたら、もう一回だ。もう一回IWGPのタッグベルト獲ってやらあ。アイツと獲らなきゃ意味がねぇんだよな。こうやって今回辞退したのも、別の奴と組んで、だからなんだ、なんだって話だからな。実際のところ、こけしとアイツの頑張りがあってここまで来て、だってしょうがねぇだろ。この俺様はスーパースターだからよ。頂点を獲ってんのは誰しも分かってんだよ。こけしの頑張りがあってここまで来てんだよ。アイツの頑張りがすげぇんだよ。結果が冠獲って、タッグリーグの冠獲って、また取り返してやろうと思ったがまあしょうがねえ。俺だって、数年前にアキレス腱切ってるしな。だから、そんなことは心配しねぇでいい。とにかくこけしの野郎、今はリングから離れて焦ってると思うから。んなこったぁどうでもいい。元気で戻って来いって。そしたら、テメェとまた夢の続きだ。IWGPのタッグのベルト、周りから何も言われねぇくらい完璧に形で獲りゃいいだろ?な?それでいいだろ?!」

――ご自身もアキレス腱を怪我して一時は引退も考えたというお話もありましたが、プロレスラーの大きな怪我については
「つきもんだよな、怪我ってな。だからそっからまたカムバックすりゃいいわけだ。また踏ん張って立ち上がりゃいいだけだろ。やっぱり、立ち上がる勇気だよな何度も言うとおり。普通の一般の人達もそうだし、スポーツマンだってそうだし、俺たちプロレスラーだってみんなそうだ。立ち上がりゃいいんだよ。それが、全て。だってお前、考えてみてみ?数年前まで、アイツ糞だぞ?俺も糞だったしな?そっからここまで上がってきたろ?だからもう一回上がりゃいいだけの話だよ。俺、何かの話で聞いたことあんだよ。神様がいるとすりゃよ、その試練は乗り越えられるものしか与えないって。分かんだろ?そういうことだよ。乗り越えて頂点獲りゃいいんだよ。だから頑張って、ゆっくりでいい。確実に戻ってこいって。まあアイツ焦ってるからな。俺の言葉聞いて相当焦ってるだろうから、ゆっくり帰ってこいって、それだけだよ」

――真壁選手としては待ち続けるという感じですか
「そりゃそうだろ!俺、だって冠みんな獲ってるじゃん。冠獲ってっからさ、俺が何見せるかってリング上でどんだけのすげぇ暴れっぷりを見せるかってだけだよ。だけどよ、本間はよベルト獲んなきゃ話にならねぇんだ。だからこそ、アイツと獲る意味があるんだよな。だから俺はアイツと獲りてぇんだわ。アイツ獲りてぇから待ってんだよ。いつだったか俺が欠場したときもアイツ待ってただろ。だから今回は、俺がアイツのこと待ってやるって。それしかないだろ。プロレスの世界も、どの世界も厳しいものはあると思うけど、それを乗り越えて初めて本物だと思うからよ。テメェも本物になれってことだよな。まあ最後に本間に言うことは、今は焦らずにゆっくりでいい。戻ってこい。そしたらお前と頂点もう一回獲ろうぜ!」

第3試合

 阿部未歩を連れてタイチは入場。だが金丸の姿が見られない。六本木ヴァイスが入場すると、リングに登る前にデスペラードと金丸が急襲し場外乱闘から試合は開始。

 リングにロメロを投げ入れるとタイチと金丸はダブルのストンピングからダブルブレーンバスターを狙う。だがバレッタが救出しそれぞれドロップキックで場外に叩き出す。トペを狙うが、タイチが阿部未歩を盾にし動きを止めると、背後から金丸が急襲しロメロとバレッタを場外へ叩き出し改めて場外乱闘。タイチがマイクでロメロを羽交い締めにすると阿部未歩がビンタを叩き込む。

 リングに戻り、タイチがロメロを踏みつけコーナーに叩きつけると金丸にタッチ。
 金丸はストンピングからキャメルクラッチ。さらにサミングからストンピング。エルボードロップを投下しフォールも2。金丸はタイチにタッチ。

 タイチは木槌でロメロを殴りつけ木槌でサミング。タイチはサミングからコーナーに振ってタイチが串刺しアックスボンバー。金丸は串刺しフロントキックからタイチが急所攻撃。フォールもカウントは叩かれず。
 タイチは担ぎ上げるも着地したロメロが延髄斬り。ロメロはバレッタにタッチしようとするがタイチがその足をつかむ。タイチは腰にハンマーからバックドロップを狙うが、ロメロは着地も金丸が羽交い締めに。タイチが走り込むもロメロは避けて誤爆を狙うが、タイチはギリギリで踏みとどまる。その間にロメロはバレッタにタッチし、バレッタはチョップ連打でコーナーに押し込むと、走り込んできたタイチを避けてスイングDDT。

 バレッタはロープに飛ぶが、金丸がエプロンから蹴りつけカッター。タイチがバレッタを、金丸がロメロをコーナーに振ろうとするが、逆に各々串刺しラリアットから場外に投げ捨て同時トペ・スイシーダ。

 リングに戻り、バレッタがタイチをトップロープにのせロメロがミサイルキックからバレッタがスライディングキック。フォールも2。
 バレッタはスイングDDTを狙うが、タイチが足を引っ張り落下させると、金丸とともにコーナーに振る。コーナーに座り込んだバレッタの足をデスペラードが押さえ、タイチが串刺しハイキックから金丸も串刺しフロントキック。タイチがバズソーキックからタイチ式外道クラッチもロメロがカット。
 タイチはパンタロンを脱ぎすてトラースキックもバレッタは交わしてトラースキック。バレッタはロメロにタッチ。タイチも金丸にタッチ。

 金丸はフロントキック。ロメロは雄叫びを上げエルボー合戦からロメロがエルボー連打から強烈なビンタ。金丸はエルボースマッシュもロメロはロープに振るが、金丸は担がれるも着地。そこへロメロがバックキック式の延髄斬りから連続串刺しラリアット。だが金丸はフロントキックで迎撃。金丸は走り込むが六本木ヴァイスがダブルのジャンピングニー。
 ストロングゼロを狙うが、耐えた金丸を改めて担ぎなおしコントラクトキラー。フォールも2。
 六本木ヴァイスはストロングゼロを狙うが、デスペラードがロメロの足を引っ張り落とし、タイトがトラースキック。ロメロがタイチにアックスボンバーからデスペラードをリングに投げ入れ地獄突き。
 タイチがIWGPのベルトで六本木ヴァイスを殴りつけ、金丸が人工衛星DDTからフォールも2。
 タイチと金丸はハイボールWを叩き込みベルトを奪った。

 試合後、さらにバレッタにもハイボールWを叩き込もうとするが、ここに邪道外道が乱入しタイチと金丸は急いでリング外へ。
 邪道外道は挑戦を表明するが、タイチは「やらねーよ!」と吐き捨て会場を後にした。

<試合後コメント>
タイチ&金丸義信
金丸「言った通りだお前。結果見えてんだよ」
タイチ「俺とノブだったら当たり前の結果だったな。最初から行きゃな。無駄に遠回りしたよ。俺らみたいに毎日飲んで絆深めてる俺らは違ぇよ。やっぱり。分かったかテメェらとの違い。今から、これから始まるぞお前、俺ら鈴木軍ジュニアが、新日本ジュニア総なめだ。スーパージュニア、シングル、全部俺らが、全部俺らが制圧してやるよ!こっからだ、こんな簡単に獲れちまってよ。なんともねぇぜ俺。汗かいてねぇよ」
金丸「全然汗かいてねぇな。どういうことだよ。なんか終わった後二人来たけどよ。誰でもいいよ」
タイチ「入ってくりゃやれるとでも思ってんのか?やるわけねーだろ。久しぶりに俺らが日本人タッグチャンピオンになったよ。何年ぶりだ? で、「俺らも日本人タッグチャンピオンになろう」って?真似すんじゃねーよ。おい、ちゃんと書いとけよお前ら!何年ぶりだお前ら?」
金丸「しっかり書いとけよ」
タイチ「何年ぶりだ?タカタイチ以来の……まあ今さらよ、お前らが来たところでおっせーんだよ。日本人タッグチャンピオンが出なかったのはなぜか?お前ら仲わりーからだよ。仲悪いんだよ全員。俺らみたいな絆がねーんだよ。確かに邪道外道は、アイツら絆は認めてやるよ。ただ今更出てくるアレか?もうジジイだろ二人共。老いぼれがでてきて何になるんだよ今頃。あいつらの仲の良さは認めてやるよ。兄弟。な?だからなんだよ。おせぇんだよ。俺らより仲が良い、俺らより絆が深いってチームあったら見てみてぇもんだな。ま、どこともやんねーけど。おう、邪道外道!タカタイチ興行 in Blue Fieldだったらやってやるよ。待ってるぞ、バーカ!」

第4試合

 セイバーが低い姿勢でタックルを狙うが、柴田がこれを切って潰そうとする。だがセイバーはこれを抜けて距離を取る。
 柴田はセイバーのタックルを切って腕を取ろうとするが、セイバーも抜けて足を取ろうとするが柴田はアキレス腱を取ろうとする。セイバーはヒールホールドも柴田はすぐに抜けてヘッドロックもセイバーはヘッドシザースで抜けて手4つ。これを柴田が切って距離を取る。

 バックの取り合いからセイバーがリストを取る。柴田がこれを抜けていき、改めて手4つからセイバーが柴田の腕をクロスさせスリーパー。柴田はこれを切り返し逆にセイバーの腕をクロスさせスリーパー。お互い切り替えしあうと、柴田が離れてサッカーボールキック。セイバーはこれを避ける。

 柴田は膝を叩き込みエルボースマッシュからエルボー連打。コーナに走るもセイバーは追走エルボースマッシュから串刺しスライディングエルボースマッシュ。
 セイバーは柴田の腕にオーバーヘッドキックからフロントキック。うつ伏せの柴田の指を極めていくとそのまま左腕を巻き込みツイスト。セイバーはじっくりと柴田の腕を極めていくが、柴田はロープへ足を伸ばす。

 セイバーは柴田の腕を蹴りつけ、ミドルキックも柴田は受け切りエルボーから追走フロントキック。柴田はトーキック連発から串刺しスライディングキック。柴田はダブルアームスープレックスからフォールも2。
 柴田は卍固めもセイバーはすぐにロープへ。柴田はPKも避けたセイバーが飛びつき三角絞め。そのままジム・ブレイクス・アーム・バー。柴田はロープへなんとか足を伸ばす。

 セイバーは柴田の腕を蹴りつけビッグブーツ。柴田は額をこすりつけビッグブーツ。ビッグブーツの打ち合いから柴田が投げ捨てジャーマン。フォールも2。
 セイバーはジャパニーズレッグロールも、返した柴田にヨーロピアンクラッチ。返した柴田にセイバーはPKから改めてPK。キャッチした柴田がそのままバックドロップ。柴田はスリーパーからそのままスープレックス。柴田はすぐにスリーパーでとらえると、エプロンに鈴木みのるがあがり、リングインしようとするが、柴田は逆落としからエプロンの鈴木に向かってビッグブーツ。スミスがリングに上がりラリアットを叩き込むと、鈴木がスリーパーからゴッチ式パイルドライバー。鈴木が柴田を座らせると、セイバーがPKを叩き込んで3カウント。

 試合後も柴田を鈴木軍全員でストンピング。
鈴木「大歓迎どうもありがとう。この男が鈴木軍の新しいメンバー、ザック・セイバー・ジュニア!はははは、うるせーぞ豚野郎ども!こうやって一つずつ一つずつ、全て奪ってやるよ。もう気が済んだろお前ら?お前らが応援する新日本プロレス、弱いんだよ。そうさ、俺たち鈴木軍、イチバーン!」

<試合後コメント>
鈴木軍
セイバー「最高。金と銀のベルトを見ろよ。俺はこれをもっと獲る。言いたいことは1つだけ。今柴田に、俺は簡単に勝った。俺の次の目的は後藤。俺は柴田の友だち後藤とやりたい。俺は後藤とやる!」
鈴木「なに勝手に終わったことにしてんだよ、新日本?だから言ったろ?どんな手を使っても、一つ一つずつすべてかき集める。全部って言ったら全部だ!覚悟しとけよ新日本!俺たち鈴木軍、イチバーン!」

柴田勝頼
「今……失ったものがベルトだけじゃない、そんな気分です。去年からさんざんイギリスに行って、ザックと試合するたびになんか、感じるもの、通じ合うもの、戦った中で会話してる、そんな気分で勝手に俺の中でザックは俺の中で友と呼べる存在になっていたと思っていたんですけど、それすらも失った。そんな気分です……。俺達の、俺とザックの一対一の戦いだと思って、何も邪魔されることなく、俺が去年から日本でやってきたことを試合で見せられると思ったら、そうもいかず、結局海賊の親分の手のひらの上。そんな気分だよ今。嗚呼……悔しい……。なんか今まで味わったこと無い悔しさ。何だろ。屈辱?まあ、プロの世界なんで、向こうが一枚上手だったってただそれだけのことだけど、今回奪われたものは、果てしなくでかい。後楽園でタッグでやられて、さあいざ、鈴木みのると一対一。そういう舞台が整ったと思ったら、個々でこういう形でつながっていたとは思わなかったよ。全ては、一つ。道はすべて繋がってる。改めてそんなことを感じた一戦でした」

第5試合

 本間の負傷欠場により急遽挑戦が決まったテンコジ。

 矢野がロープを掴みブレイクを要求するが、天山は構わず蹴りつけモンゴリアンチョップ。矢野はサミングからモンゴリアンチョップを狙うが、天山はモンゴリアンチョップ連発。
 天山はヘッドバッドから走り込むが、天山はショルダータックルで迎撃。両者タッチ。

 小島がヘッドロックからショルダータックルも、受けきった石井がショルダータックル。同時にショルダータックルからエルボー合戦。小島が打ち勝ちショルダータックルで倒す。
 小島が走り込むも石井はパワースラムで叩きつけ、コーナーに振るとチョップ。石井は金具がむき出しのコーナーに叩きつけると、石井は矢野にタッチ。

 矢野はストンピングから小島を金具がむき出しのコーナーに叩きつける。矢野はアームホイップからフォールも2。矢野は石井にタッチ。

 石井に小島はチョップ連打も、石井はチョップ一発で倒し矢野にタッチ。
 矢野は金具がむき出しのコーナーに小島の顔面を叩きつけ、再度背中を叩きつける。矢野はストンピングから石井にタッチ。
 石井はチョップとエルボーを交互に叩き込み、コーナーに振って串刺し攻撃。小島は避けてマシンガンチョップも、石井はエルボーでカット。
 石井はブレーンバスターを狙うが、着地した小島がDDT。小島は天山にタッチ。

 天山はショルダータックルからモンゴリアンチョップ連発。天山はヘッドバッドからチョップを叩き込み、コーナーに振ると串刺しボディスプラッシュ。更にブレーンバスターで叩きつけてナックル。
 エルボー合戦から石井がエルボー連打。天山はヘッドバッドも石井はチョップから走り込むが、天山はヘッドバッドからモンゴリアンチョップ。これをガードした石井がエルボーから走り込むが天山は水車落とし。ヘッドバッドの打ち合いは石井が制して石井は矢野にタッチ。

 矢野はモンゴリアンチョップからロープに飛ぶも、天山はニールキックで迎撃し小島にタッチ。
 小島は矢野をコーナーに押し込み、カットに来た石井にもまとめてマシンガンチョップ。矢野をコーナーに振って「イッチャウゾバカヤロー」と叫ぼうとするが石井がカット。
 小島は次々エルボーで倒し、小島が矢野にこけしを投下。小島はエルボー連打も、矢野は髪を掴んで引き倒す。小島は矢野を金具がむき出しのコーナーに振り走り込むが、矢野は避けてスクールボーイ。
 返した小島にラリアットも、ラリアットで迎撃した小島がコジコジカッター。小島はラリアットを狙うが、矢野はマンハッタンドロップからシーソー。そこへ石井がヘッドバッドを叩き込み矢野がスクールボーイも2。
 矢野は羽交い締めにするが、小島が突き飛ばして石井に直撃させる。だが矢野も小島をレフェリーに突き飛ばしてから急所攻撃。石井がラリアットから矢野がスクールボーイも天山がカット。

 天山が交互にモンゴリアンチョップを叩き込むと、ロープに飛ぶが石井がラリアットから矢野がシーソーホイップ。だが天山がこけしロケットを石井に叩き込み、矢野にテンコジカッター。
 小島はラリアットも矢野は逆さ押さえ込みの体勢。これを天山がモンゴリアンチョップでカットし、小島が矢野にこけしロケット。天山が石井をアナコンダバイスで捕らえ、小島が矢野をラリアットで叩き伏せ3カウント。

 3年4ヶ月ぶりにテンコジがIWGPタッグを奪取した。

<試合後コメント>
テンコジ
中西「おめでとう!良かった、良かった!」
永田「おめでとう!」
天山「いやー!何年ぶり?!3年と……4ヶ月?なんなんだろうね!やっぱ二人が背中押してくれたっていう、いつも以上にやらなきゃあかんなっていう、タイトルマッチも昨日一昨日っていう、挑戦できて、ベルトまで獲って、すごい最高ですよ!いつチャンスが回ってくるかって考えたら、何年も挑戦してなかったし、一発で獲れた。最高ですね。でもあの、本間くんの負傷があって、こういう形でチャンス貰ったっていう、嬉しいような悲しいようなね。でも本間くんがカムバックしたら、やっぱそのときはこのベルトを持ってる俺らにどんな反応するかって楽しみですよ。とにかくホンマ、早く新日本のリングに帰ってきて欲しいなって」
(天山&中西&永田が退場、小島の単独インタビューに)
小島「嬉しいとか、喜びとか、ありません。それは、本間のことがあるから。俺がこのベルトを、本間が帰ってくるまでに俺たちで持ってる。それがこのベルトを獲った俺と天山の使命だと思ってる。その使命感だけは強く持ってやっていきたい。今日応援してくださった皆さんのためには、それはベルトを守っていくという使命感でいっぱいです。喜びとか嬉しさとかは、正直言ってありません。今回こういう経緯でベルトに挑戦できたんで。ただ、ある意味三日前の沖縄大会で、三日後に誰がテンコジがベルトを持っていると思いましたか?誰一人、世界中の誰一人もいなかったはずだ。なぜなら、俺と天山も持ってるとは思わなかったんだ。そういう面白さがプロレスにはある。ホント一寸先は闇だ。どんなことがあるかわからない。本間の怪我もそうだし、俺と天山が挑戦したこともそうだし、俺と天山がベルトを獲ったこともそう。いろんなことがサプライズばっかりだけど、それがプロレス人生の面白さだと思ってこれからも頑張りたいと思います」

――やはり真壁&本間組の挑戦を受けたいと
小島「本間がこれを見て、悔しいと思ってくれることを信じて、俺と天山のベルト姿を見て後悔していることを信じて、悔しがっていることを信じて、それまで頑張って続けたいと思います」

第6試合

 L.I.Jが急襲し場外乱闘から試合は開始。
 リングにEVILが棚橋を投げ入れストンピングから内藤にタッチ。
 内藤はフロントキックからBUSHIが前方回転エビ固め。そこへ内藤が低空ドロップキックを叩き込んでフォールも2。
 棚橋はL.I.Jへそれぞれエルボーも、EVILがトーキックからL.I.Jでストンピング。EVILはサミングからセントーンを投下。フォールも2。
 EVILは担ぎ上げるも棚橋は着地。EVILはバックエルボーから走り込むも、棚橋は低空ドロップキックからEVILのミドルキックをキャッチしドラゴンスクリュー。棚橋はエルガンにタッチ。EVILもSANADAにタッチ。

 走り込んできたSANADAにエルガンは延髄斬りからスワンダイブボディプレス。内藤とBUSHIがエルガンをロープに振るが、内藤にトーキックからBUSHI、内藤、SANADAとジャーマンで投げ捨てる。SANADAは着地するとトーキックも、エルガンは強烈なエルボー。SANADAはロープに振るが、リープフロッグをエルガンはキャッチしリングに叩きつける。コーナにもたれかかるSANADAに串刺しラリアット2連発からファルコンアロー。フォールも2。
 エルガンは投げようとするが、耐えたSANADAの背中にハンマーから投げようとするも、SANADAがフランケンで投げ捨て走り込む。だがエルガンは延髄斬りからラリアット。避けたSANADAがバックドロップで叩きつけ、ドロップキックもエルガンはラリアット。両者ダウン。エルガンはKUSHIDAにタッチ。

 KUSHIDAはハンドスプリングキックでエプロンのL.I.Jを落とし、SANADAにミドルキック連打からハンドスプリングエルボー。走り込んで来たBUSHIにアームホイップから顔面にドロップキック。SANADAにショルダーアームブリーカーも、SANADAはコーナーに振りBUSHIが場外から足を引っ張り倒し、SANADAが顔面にドロップキック。SANADAはBUSHIにタッチ。
 BUSHIがKUSHIDAの顔面を踏みつけ、KUSHIDAは立ち上がるとエルボー合戦。KUSHIDAはナックルから走り込むが、BUSHIはTシャツを使ったスリーパー。だがKUSHIDAはそのままバックドロップで叩きつける。KUSHIDAはジュースにタッチ。

 ジュースはエルボーからバックブリーカー。さらに河津落としで叩きつけセントーンを投下。エルガンと棚橋が出てきてトレイン攻撃からジュースがブレーンバスター。フォールもEVILがカット。

 ジュースはEVILとSANADAに交互にナックルパート。だがEVILがガットショットもジュースはスパインバスター。ジュースはパルプフリクションを狙うが、BUSHIはコードブレイカー。BUSHIは内藤にタッチ。

 内藤は振り子式串刺しドロップキックからコーナーに登るも、ジュースは担ぎ上げるが内藤は着地。ジュースはラリアットも内藤は巻き込んでスイングDDTを狙うが、ジュースは着地しジャンピングラリアットでなぎ倒す。

 ジュースは担ぐもSANADAが低空ドロップキックでカット。エルガンがSANADAに左右のエルボーを叩き込んでいくが、SANADAがエルボースマッシュ。走り込んだSANADAをエルガンが担ぐも、着地したSANADAがエルガンにTKO。KUSHIDAがSANADAにミサイルキック、BUSHIがカットも棚橋がBUSHIにツイストオブシャウト。棚橋にEVILがダークネスフォールを叩き込み内藤がジャックナイフも2。内藤はデスティーノを叩き込んで3カウント。

 試合後棚橋にEVILがラリアットから腕極めフェイスロックで絞め上げた。

<試合後コメント>
L.I.J
内藤哲也「今日が、新日本プロレス45周年。この45年でいろんな歴史があったよ。いろんなユニットがあったよ。でも、最も勢いがあって、最も魅力的なユニット。この45年ひっくるめてもいいよ。最も魅力的なユニットは、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンだろ。まっ、そんな中でもさっ、俺は常に余裕を持って試合をしてるよ。この余裕を、EVIL、BUSHI、真田、ヒロム。彼らがいずれ脅かしに来るでしょう。俺を焦らせてくれるでしょう。そうなった結果、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンはより魅力的な、より輝いたユニットになるから、まあ楽しみに待っててよ。それから、今日、これから行われる、田口隆祐対高橋ヒロム、彼が一体どんな戦いを提供してくれるのか、俺は目をしっかり見開いてチェックさせていただくよ。いい試合、いい刺激を彼からもらえることを期待してるよ。まっ、そういうことだから!アスタ・マニャーナ、アディオス!」
BUSHI「みんな見た?ついに発表されたよ、プロジェクトが。ディエス・アルベニサリオ(10周年)。俺にとって、目標だったものがどんどん色んな形で実現していくよ。まあ俺は今の現状に満足してるわけじゃないからね。この先まだまだやりたいことたくさんあるから、ま、これから楽しみにしとけよ。エンセリオ!マ・ジ・で!」
EVIL「棚橋、俺がお前に勝てるのか、だと?舐めんじゃねぇぞ。こっちの台詞だよ。今のお前にこのリングの真実を見せてやる。そしてお前がエースという裸の王様であることも分からせてやる。よく、覚えとけ! This is EVIL!! Everything is EVIL……全ては、EVILだ!!」

KUSHIDA
「前回悔しい思いをした大田区、IWGPベルトを持って終わりたかった。けどね、また大田区、生まれ育った大田区、その土地が俺の心に火をつけてくれました」

棚橋弘至
「この大田区で思い出すのは、ニュージャパン・カップで一回戦負け、それも二回あるか……まあ俺が気をつけることは、ニュージャパン・カップ、一回戦が鍵になると思ってるから。鬼門だから。EVIL、光と闇。……光でしょ?」

第7試合

 田口が低い姿勢でアンクルを狙うが、ヒロムは一度場外へ逃げる。田口はヒロムのジャケットを奪い、取り返そうとリングに上ったヒロムにジャケットをかぶせアンクルをとるが、ヒロムはすぐに場外へ。田口はトペをフェイントに尻をロープに挟むが、ヒロムがすぐにリングに上がりお互い走り込むとヒロムがヒップアタック。ヒロムは場外に落ちた田口に走り込むと、尻をロープに挟む。

 ヒロムが走り込むも、田口がロープをたゆませ落下させるとヒッププレス。場外に落下したヒロムへ田口はエプロンを走り込んでダイビングヒップアタック。
 ヒロムがリングに戻ると、田口はストンピングから首投げで倒し腕固めからアンクルを狙うもヒロムはロープへ。

 田口は首投げからヒップアタックを連続で叩き込んでランニングヒップアタック。ヒロムはアトミックドロップで迎撃し尻にドロップキック。
 ヒロムはシーソーホイップ式ダブルニーから、ロープを使ったシーソーチョーク攻撃。
 場外に落下した田口へヒロムはエプロンを走り込んでのジョン・ウー。

 ヒロムはリングに投げ入れフォールも2。ヒロムは田口の背中に串刺しニーから逆片エビ固め。田口はロープへ這いブレイク。
 ヒロムはヒップアタック連発から田口のダンスを真似てからヒップアタック。これを田口は丸め込み、起き上がったヒロムへセカンドロープからのヒップアタック。
 田口は串刺しヒップアタック連発からスライディングヒップアタック。田口はアンクルホールドを狙うがヒロムはすぐにロープへ。
 田口は髪を掴んで引き起こしどどんを狙うが、ヒロムはバックエルボー。だが田口はワンハンドパワーボム。田口はアンクルホールドも回転して逃れたヒロムが走り込んできた田口にカウンターのシットダウンパワーボム。

 ヒロムは担ぎ上げるも、着地した田口が延髄斬り。コーナーに登った田口を正面から殴ったヒロムが走り込むが、田口は足を伸ばしてカット。だが負けじと正面に登ったヒロムが雪崩式カサドーラ。フォールも2。

 ヒロムは膝立ちの田口にエルボー連打。さらに左右のビンタも田口も顔面を張っていく。お互い顔面の張り合いから田口がストンピング連打。田口は空手チョップから顔面を張っていき、ヒロムも顔面を張ると走り込むが田口は顔面にドロップキック。田口はどどんを叩き込んでフォールも2。田口はアンクルホールドから苦しむヒロムにミラノ作・どどんスズスロウンから前落とし。フォールも2。田口はコーナーに登るとタグフライフローもヒロムは剣山で迎撃。

 田口は走り込むもヒロムはカウンターのフロントスープレックスでコーナーに叩きつけ、変形TIME BOMBも2。ヒロムはコーナーにデスバレーボムで叩きつけ、TIME BOMBを狙うが田口はそのまま回転してアンクルホールド。ヒロムはロープを掴もうとするが、離さない田口へヒロムは顔面を張ろうとする。これを避けた田口が腕ひしぎからアンクルホールド。その足にストンピングからアンクルホールド。ヒロムは必死にロープを這いブレイク。

 ヒロムのエルボーを避けた田口がどどんを狙うが、耐えられるとそのまま投げ捨てタイガースープレックス。
 ヒロムも投げ捨てジャーマンも、田口がタイムボンバーで叩き伏せフォールも2。
 田口はアルゼンチンで担ぐがヒロムはカサドーラで丸め込む2。ヒロムはトラースキック連発からタイムボンバー。フォールも2。
 ヒロムはランニング式のコーナーへのデスバレーボム。さらにTIME BOMBを叩き込んで3カウント。

 ヒロム「おい次の挑戦者まだかよ。俺がこうしてリングで待ってやってんだ。このベルト欲しくねーのか?あ?おいおいおい、俺に負けるのがそんなに怖いか?もっと、新日本プロレス、俺に刺激的な敵をさ、もっともっともっと!もっと!もっと!もっと!もっと!もっと!もっと~~~!!!(KUSHIDAがリングへ)」
KUSHIDA「ヒロム、たしかにお前が海外から帰ってきて、ジュニアが面白くなってきたよ。前回、悔しい思いをしたここ大田区で、大田区出身のKUSHIDAが、このベルトに挑戦表明。監督の仇は俺が撃つ」

<試合後コメント>
田口隆祐&KUSHIDA
田口「かけていましたでしょうか。私は、生死をかけていましたでしょうか。飛んでいたでしょうか。天高く、飛んでいたでしょうか。ヒロムの、まだヒロムの足下にしか届かなかったかな。そんな、印象。俺はもっと生死をかけて戦えるように頑張ります。せっかくいい勢いで良い調整をして、この試合に臨めたんで、二ヶ月後、開幕のスーパージュニア、そこまで維持して、いや、さらに成長して行きたいと思います。去年準優勝、なら今年は優勝でしょ。ヒロム組ん……いや、高橋ヒロムさんという強敵が現れましたので、ますます楽しくなってきました。タイムボンバー、今日タイムボンバーは効いたな。あんなにあっさりパクられるとは思わなかった。まあタイムボンバー、高橋ヒロムさんにお譲りしますよ。僕からはプレゼント、凱旋祝。タイムボンバーどんどん使ってくれ。その上で、更なる高みに登った高橋ヒロムに挑戦しますよ田口ジャパンもまだまだ続きますよ。侍ジャパンもがんばってください。田口ジャパンは侍ジャパンを応援しています」
(インタビューブースにKUSHIDAが現れ、田口と握手)
KUSDIDA「お疲れ様でした。すげぇ試合でした」
田口「しまってこう。私が強化した戦士、KUSHIDA選手です。どうぞ」
KUSHIDA「ヒロム!お前はこう言うだろうな。「もっと、もっと、もっと俺を楽しませろ」と。どの面下げて言ってんだよ。顔じゃねぇんだよ。楽しませるつもりは俺は一切ないから。東京ドーム、一回俺に勝っただけで俺を超えたつもりか?自分の明日は、俺が自分で決める。次の挑戦者は、俺だ!」

高橋ヒロム
「この新日本ジュニアからの挑戦者、KUSHIDA、テメーしかいないのか。笑っちゃうよ。みんな俺に負けるのが怖いのかなぁ?まあ分からなくはないよ。でもさぁ、KUSHIDA、俺に負けたこの三ヶ月の間、何してた?テメーが挑戦者になる価値があるのか?まあ、いいよ。挑戦するなら挑戦するでいいけどさ、その代わり、一回負けてるの覚えてるか?もし次、負けたら……そんな恐怖心は貴方には無いのかなぁ?KUSHIDA、いいよ。挑戦させてあげるよ。その代わり!次!次貴様が負けたら、ホントの意味での終わりだぞ?!俺の言っている意味がわかるか?!次俺のベルトに挑戦しに来て、負けた本当に終わりだ!その覚悟があるならこのベルトに挑戦してこい。俺は待ってるぜ。その代わり、俺をもっと!もっと!もっと!過激に!もっと!!楽しませてくれよな!……あっ。それからさぁ、田口さん。貴方に怒れって言ってた意味がわかりました?俺は絶対にこのベルト防衛したかったんですよ。でも、今の田口さんはちょっと恐ろしい存在だったし、俺は貴方に起こって昔の田口隆祐を出させたかったんですよ。昔の田口隆祐なら、攻略は簡単だと思ったから、ずっと試合前から怒れ怒れ言ってたんだよ。まんまと、まんまとあの馬鹿引っかかりやがった。すべては、すべては俺の頭のなかに戦略描かれてたんだよ最初から。惜しかったね田口さん。あのまま自分を貫き通してたら、ギブアップしちゃったかも。俺のほうが少しだけ、インテリヘッドだったってことですかね?ハッハッハ、ハッハッハッハ!!」

第8試合

 タイガーマスクWのセコンドには4代目タイガーマスクがつく。解説には東ナオト役の八代拓さん、高岡春奈役の三森すずこさん、真壁刀義役の真壁刀義が着席。

 リストの取り合いからオカダがヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す。タイガーがリープフロッグからお互いアームホイップの投げ合いからドロップキックの相撃ち。お互い立ち上がると睨み合う。

 リストの取り合いからタイガーWが変形サンセットフリップからフォールも2。
 エルボー合戦からタイガーWが走り込むも、オカダがコーナーに座らせドロップキックで場外に落下させる。オカダが場外に追い、鉄柵に叩きつけてフロントキック。さらに鉄柵を飛び越えてのクロスボディアタックを叩き込む。

 オカダはネックブリーカードロップからフォールも2。オカダはクロスアームフェイスロックもタイガーWはロープへ足を伸ばす。
 エルボー合戦からオカダが担いで叩きつけるとセントーンアトミコ。オカダはタイガーWを立たせて首投げからフェイスロック。タイガーWはバックエルボーで逃れるが、オカダはハンマーからラリアット。タイガーWはこれを避けフライングクロスチョップ。タイガーWはミドルキックでオカダを倒し、立ち上がるとすぐにミドルキックで倒していく。
 タイガーWはジャーマンを狙うが、バックエルボーで逃れたオカダが走り込むもタイガーWはフランケンで場外に投げ捨てバミューダトライアングル。

 リングにタイガーWが投げ入れスワンダイブミサイルキック。フォールも2。
 タイガーWは走り込むが、足を伸ばしてカットしたオカダが串刺しバックエルボー。オカダはトーキックからDDT。オカダはスライディングエルボースマッシュ。フォールも2。
 オカダはボディスラムからコーナーに登り飛び込むが、タイガーWは避けて走り込んできたオカダの顔面にドロップキック。
 タイガーWはタイガードライバーを狙うがオカダは切り替えしてリバースネックブリーカードロップ。
 オカダはビッグブーツも避けたタイガーWがエルボー連打からロープに飛ぶがオカダはドロップキックもこれをロープを掴みスカしたタイガーWがその場飛びムーンサルトもオカダが剣山で迎撃。オカダはリバースネックブリーカーを狙うが丸め込んだタイガーWをオカダは切り替えしてレッドインク。タイガーWはなんとかロープを掴む。

 オカダはボディスラムからコーナーに登りダイビングエルボードロップ。オカダはレインメーカーポーズからレインメーカー。タイガーWは避けて高速ジャーマンスープレックスホールドも2。
 タイガーWはコンビネーションキックから走り込むが、オカダは足を伸ばして迎撃し走り込むもタイガーWはパワースラムからセカンドロープに飛び乗りムーンサルトプレス。フォールも2。

 タイガーWはタイガースープレックスを狙うが、耐えたオカダはパイルドライバーで切り返そうとするがタイガーWはハイキックを叩き込む。
 両者ダウン。お互い膝立ちでエルボーの打ち合い。立ち上がるとエルボーの打ち合いからオカダがエルボースマッシュ。オカダはストンピング連打も、タイガーWがゆっくりと立ち上がると掌底連打から顔面を踏みつける。レフェリーがこれを引き剥がすと、オカダはジョン・ウー。
 タイガーWはナックルを叩き込み、再度膝立ちのオカダにナックル。仰向けのオカダの顔面にナックルから顔面を蹴りつけ、髪を掴んで引き起こすもオカダはゼロ距離ジョン・ウーからロープに振ってドロップキック。
 オカダはレインメーカーも避けたタイガーWがレインメーカー式ハイキック。タイガーWは手を離さずオカダを引き起こすと側頭部を蹴りぬき、倒れたオカダの手を離さず顔面に連続ストンピング。タイガーWはシットダウン式ラストライドでフォールも2。

 タイガーWはタイガードライバーを狙うが、オカダが耐えるとタイガーWは顔面に膝。仰向けのオカダをコーナーに座らせると、タイガーWは正面に登るが、オカダはボディにエルボーを連打。タイガーWはエプロンに落下するが、タイガーWはオカダのボディに掌底から正面に飛び乗るも、オカダはタイガーWを担ぎ雪崩式ツームストンパイルドライバーを狙う。だがタイガーWは着地しオーバーヘッドキック。タイガーWは正面に登ると雪崩式タイガードライバー。これでフォールも2。

 タイガーWはタイガー式シットダウンラストライドを狙うも、オカダは着地しレインメーカー。両者ダウン。
 オカダは改めてレインメーカー。さらにレインメーカーもタイガーWはオーバーヘッドキックから走り込み、セカンドロープからの振り返り式クロスボディもオカダはキャッチしジャーマンスープレックス。さらにレインメーカーで叩き伏せ3カウント。

 タイガーWはオカダの握手に応じようとするも、その手を握れず前のめりに倒れ場外へ転がり落ちる。
 
外道「アニメから飛び出してきたヒーローでもよ、レインメーカーを止めることはできねー。たとえそれがよ、NJCの優勝者であろうと、もう二度と、誰一人、レインメーカーを止めることはできねー。なんでかわかるか?レェェェヴェルが違うんだこの野郎。創立45周年記念試合の最後はよ、もちろんこいつにしめてもらおう。完全無欠のIWGPヘビー級チャンピオン、オカダ・カズチカ」
オカダ「3つ、言わせてください。1つ、新日本プロレス45周年、45歳の誕生日おめでとう。2つ、タイガーマスクW、もう覚えた。皆、ワクワクしたでしょ?楽しかったでしょ?またやりたいね。まあ現実もいいけど、皆、タイガーマスクW。アニメも見てね。3つ、NJC、のことはいいや。特にありません!と、言いたいところだけどな。この俺が居る限り、新日本プロレス、50周年、55周年、60年、100年、1000年、言い過ぎた
。まあその間、俺がいる間、金の雨をしっかり降らせてやるからな。新日本プロレスは、永遠に不滅です。というわけで、俺が居る限り、金の雨が降るぞ!」

オカダ・カズチカ&外道
――自ら指名して戦った試合でしたが、戦ってみてどんなことを感じましたか
オカダ「いや、自分で指名しといていうのも何ですけど、きつい戦い……ここまでやるとは思ってなかったです」

――その中で今日、歴史的な日にこの強さを示したことについては
オカダ「そうですね。ま、やっぱり旗揚げ記念日のメインは、まあどのメインでもそうですけど、強い者が、チャンピオンが立つリングだと思っていますので。僕しか居ないでしょ?この旗揚げ記念日の、新日本プロレスの代表は、僕しか居ないでしょ」

――リング上ではニュージャパン・カップに関して「特に無い」とのことでしたが、他の選手はチャンピオンに向けて向かってくると思いますが
オカダ「次のシリーズはニュージャパン・カップ、しっかりと。普段はリーグ戦、トーナメントあまり見ないんですけど、今回は毎日公式戦あるみたいなんで、一試合一試合余裕を持って楽しみながら見させてもらおうかなと思います」

――新日のエースを名乗っている人は他にもいますが、今日の「新日本プロレスは永遠です」という言葉はエースしか言えない言葉だと思います
オカダ「ホントですか。過去に誰か言ってました?まあだって、僕がいれば新日本プロレスは、ずっと前から40周年の時から言ってますよ。俺の名前だけで新日本プロレス食わせてやれるようにしてやるって。それを実行するだけです」

――改めてタイガーマスクW選手の実力は。終盤かなり危険な技もありましたが
オカダ「危険な技だけじゃない、一発一発蹴りも鋭いですし、技も的確に来てたので、僕もここまで長く戦うとは思ってなかったですから、苦戦しました。まあ、Wがその気があって、ここまでの戦いをしてそれで終わりでいいならそれでいいし、目指すものがあるんだったら、俺はその目指すものを持ってるんで、目指してきてもいいんじゃないかと思いますね」

――旗揚げ記念大会というのは久々だと思うのですが前回のメインもオカダ選手が勝って、特別な思いがあると思いますが
オカダ「さっきも言ったように、新日本プロレスの代表が、顔が、アイコンが立つべき場所だと思いますんで、僕しか居ないでしょ。他のやつはいいのかって思いますけどね。そのままでいいんであれば、そのまま楽なレスラー人生を送ってくれ。ただ、俺こそが旗揚げ記念日の、東京ドームの、どこのメインに立ちたいって言うなら、ニュージャパン・カップ優勝して、この俺に挑んできたらいいと思います」

――ワクワクした試合というのをどんどんやっていくと言っていましたが、今日はオカダ選手自身が指名したカードで札止めになるほど期待を集めた件については
オカダ「うーん、まあ、ただ単純に僕もワクワクした試合が、1月ケニーとやって、2月鈴木さんとやって、僕自身がワクワクする試合を楽しめる試合をしたいなと思ってただけなんですけど、それがお客さんに伝わったと思うんですけど。ワクワクだけじゃ、楽しいだけじゃ終わらない一戦でした。強かった。きつかった。俺ほどじゃないけど」

外道「いいか?もういいか?」
オカダ「アニメチームはいないですか?タイガーマスクWの……居ないですか?もうこの戦いをしっかりアニメでも再現してもらいたいなと。アニメ化というよりもこの試合を見て、タイガーマスクW、みんな見るでしょ?まあ興味は持ってもらえたと思いますし、アニメでも是非、オカダ対タイガーマスクWやってもらって、アニメと実際のプロレス、どっちが面白いか、そこでも勝負しましょうよ。今日の試合、何分でしたっけ?27分?テレビちょうどいいじゃない。再現してもらいましょう!」

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