【試合結果】3・5 アイスリボン道場マッチ 世羅りさ&雪妃真矢vs山下りな&尾崎妹加 松本都vs松屋うの

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『アイスリボン788』
日程:2017年3月5日(日)
会場:アイスリボン道場
開始:18:00
観衆:104人(満員)

▼エキシビション3分間
宮城もち
0-0
しぐれ(仮)

▼シングルマッチ10分1本勝負
○星ハム子
7分48秒 ダイヒングボディプレス→片エビ固め
●テキーラ沙弥

▼シングルマッチ10分1本勝負
○松本都(崖のふち教)
5分39秒 くるくる少女→片エビ固め
●松屋うの

▼タッグマッチ15分1本勝負
○藤本つかさ/弓李
10分19秒 ビーナスクラッチ
柊くるみ/●長崎まる子

▼タッグマッチ20分1本勝負
[アジュール・レボリューション]○世羅りさ/雪妃真矢
11分50秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め
山下りな(OSAKA女子)/●尾崎妹加(フリー)

3・26後楽園大会で井上貴子と雪妃真矢が美女タッグ結成!中島安里紗と藤本つかさがベストフレンズにけじめのシングル戦

オープニング

 世羅と欠場中の藤田あかねが登場。藤田あかねが3月26日の後楽園ホールで復帰戦を行うことを発表。さらに欠場中のつくしが前説の途中で呼び込まれると「先週の土曜日に足を怪我してしまいまして、靱帯損傷と言われました。でもつくしは超元気なのですぐに復帰するので、皆さん待っていてくださーい!」と自身の足で歩きながら笑顔で早期復帰を約束した。

エキシビジョン

 練習生のしぐれが初めて道場マッチでのエキシビションマッチに挑んだ。対戦相手はもち。
 ロックアップでスタートしたが、じわじわともちにロープ際に追い込まれてしまったしぐれ。しかしロープ際で体を入れ替えもちにエルボーを叩き込むなど強気な所を見せる。タックル合戦ではもちに倒されるも、もちの逆エビ固めに耐えると、もちをボディスラムで投げさらにお返しの逆エビ固めへ。しぐれがスクールボーイに入ったところでタイムアップ。

 試合後の座談会でもちは、しぐれを花道に呼ぶと「私の感想を言います。新人が先輩に勝てる唯一のものってなんだと思う?それは声!声が先輩に勝てる唯一のものなんじゃないかなって思っている。今日は声が出ていなかった。声を出していないから気持ちが見えなかった。今日のあなたの試合はアイスリボンのテーマが鳴ったときから始まっているんだよ。音楽が鳴って、元気に入ってくる。四方にお礼をする。元気に始める。もっともっと気持ちを出して戦って欲しかった」とアドバイスを送った。
 そしてハム子が「しぐれ、先輩に言われて悔しい思いをして涙を流しているかもしれないけど、デビューしたいから、ここまで続けて来て、エキシビションまでたどり着いて、頑張っているんでしょ?今日、言われた事は次に生かさなきゃダメ。次のエキシは私が相手します。気持ちのプロレス。私で試してみて下さい」と次のエキシの相手に名乗りを挙げた。

第1試合

 おでかけプロレスを含めると今年3回目となるハム子vs沙弥の道産子対決。
 沙弥はいきなりハム子にエルボーを叩き込むと「イカ!」と絶叫。対するハム子は「ラーメン!」と言いながらエルボーを返す。同じ北海道出身同士で地元自慢を始める2人だが、沙弥からはこの後エルボーを打つたびに出てくるものはイカを使った食材ばかり。さらにグラウンドにハム子を倒しハム子の両腕を絞め上げると「イカ固め!」と技にもイカのネーミングを持って来た。またハム子のコーナーでのお腹ウォッシュ攻撃をお腹への噛みつきで切り返すなど暴走気味。コーナーからの振り向きボディアタック、コーナートップからのボディアタックも決めた沙弥だが、最後はハム子のバックフリップ、ラリアット、ダイビングボディプレスのフルコースを浴びフォール負けを喫した。

 試合後「もうすぐデビュー1年になるんですが、しぐれ(仮)のエキシビションを見て、がむしゃらなあの頃の気持ちを忘れていました。なので、次の道場マッチ、3月11日は自分がデビューした日の前日なのです。初心を思い出して、その日はデビュー当時のコスチュームを着て試合しようと思います。(デビューした去年の)3月12日はちょうど競泳水着で試合をする日で、その日にデビュー日が重なり、有無を言わさずに競泳水着となりました。来週、その姿を観に来てください」と沙弥。一方のハム子は「今日は北海道の可愛い後輩の沙弥と試合をして、まだまだ余裕だなと思いました。でも北海道リボン、今年も決まった事ですし、2人で協力して盛り上げていきたいなと思いました」と語ると、もちと共に「そして、私たち(=らぶりーぶっちゃーず)は戦いたい選手がいます。大人の魅力のあるきれいな選手(もちと声を合わせて)井上貴子さん!アイスリボン初参戦。オファーして頂けないいでしょうか?」と3月26日後楽園ホールでの対戦相手に井上貴子を希望した。
 「まさかの井上貴子さんですか?」という藤本に「美の対決です」ともち。藤本は貴子のパートナーとして「井上貴子さんと聞いて、隣に立って欲しい人。ピーンときたのは雪妃。井上貴子さんと雪妃って美女タッグでしょ?片や野獣じゃない」とらぶっちゃvs貴子&雪妃を提案。「美女美女だよ」と反発するハム子を無視し「美女と野獣の映画も公開されるし、アイスリボン先取りでいいんじゃないかな」と満足気に語った。

第2試合

 前回の道場マッチではタッグで都から直接フォールを奪ったうの。この日はシングルで都と相対した。
 都は前回うのに負けた事をきっかけに出家し、崖のふち教立ちあげを宣言。入場曲もこの日から変え、教祖としての初陣に気合十分。入場するとうのに奇襲攻撃を仕掛けていった。
 しかし、この奇襲をうのに切り返され逆に反撃を浴びてしまう。思わずセコンドのハム子に助けを求めるも「しっかりしろ」と檄を飛ばされる。シャイニングウィザードで反撃に出た都は、逆さ押さえ込みで揺さぶると、最後はリバースタイガードライバーの形でうのを抱え上げ、体をスピンしながら叩き落とす新技くるくる少女でフィニッシュ。

 試合後「前回私が勝ったせいで都さんが宗教を始められました。何かを信じた人は強くなるものなんですね。私も信じるものがあったほうがいいのでしょうか?(周囲から「やめろ」の声)」
 都「神のご加護で今日は勝利を収める事が出来ました。先週のリベンジも果たす事が出来ました。そして私の今日の入場曲、知っている人いました?筋肉少女帯の『僕の宗教へようこそ』っていう曲。私にぴったり。そして本日、新しい技で勝てたんですけど、これが決められたら『くるくる少女』っていう名前をつけたいと思っていました。こちらも筋肉少女帯の曲名です。実は宗教の開教祝いに筋少の大槻ケンヂさんが曲も技名も使っていいよっていう公認を下さいました。崖のふち教に強力なバックがついたぞ」と1人ご満悦の表情だった。

第3試合

 くるみ&まる子は前日に行われた租税プロレスで租税タッグ王者となり、まる子はプロレス人生で初めてベルトを持っての入場。弓李が先発に出るとくるみを指名。これにくるみが応え試合がスタートした。

 弓李をパワーで吹っ飛ばして行くくるみに対して、弓李は切り返し技と素早い動きで応戦。1月9日の新春横浜リボンでのメインでシングル戦を行った時の熱さが甦る攻防を展開。さらに藤本との連係も随所にみせる弓李。ダブルのエースクラッシャーや619を決め積極的に攻めていく。くるみ&まる子も連係、タッチワークを駆使するも、最後はくるみのトラースキックをまる子に同士打ちにした藤本が弓李との連係を活かし、くるみを場外に落とすとまる子をビーナスクラッチに決めフィニッシュ。

 試合に敗れたまる子は「昨日の租税プロレスで、プロレス人生初めてのチャンピオンという称号を手に入れました。でもそれに甘んじず、自分が一番欲しいアイスリボンのベルトを自分の腰に巻きたいです。プロレスのベルトが欲しいです」と語り、くるみは「久しぶりに負けました。今年に入ってから勝ってばっかりだったんです。でも先輩でありながら引っ張れなかった自分が悪いと思うので。租税タッグもあるので、また組まれたら勝ちたいと思います。そして去年、12月31日まで限定でやっていたツイッターを続けたいって思いました」とツイッター復活を願い出た。
 藤本は「じゃあ、ティーンズ興行の5月3日までにしましょう」とくるみの申し出を期間限定で許可した。また弓李は「久しぶりの藤本さんとのタッグでした。藤本さんをひそかにリスペクトしているので(藤本に「大々的にリスペクトしてよ」と言われ)組めて凄く嬉しかったです。そして(3月26日の)後楽園では、妹加ちゃんと下剋上タッグ組みたいねって話したんだよ。お願いします」と藤本に後楽園での妹加との下剋上タッグでの試合を申し出た。

 その後、4・15仙台リボンに豊田真奈美が参戦することを発表した。
藤本「私、昨日中島安里紗のニコプロに乱入してきました。去年までベストフレンズとして中島安里紗とタッグを組んでいたのです。JWPからSEAdLINNNGに移籍したので、遭遇する事が無く、自然消滅だと言われてました。色んな方にベストフレンズどうなるの?と質問されて、なんて答えればいいのか分からず濁してきたけど、ちゃんとけじめをつけたい、ケリをつけたいと思います。試合でケジメをつけようと思った時に、タッグではなくシングルマッチを希望しました。今の安里紗に隣にいて欲しいと思えないから。魅力を感じなかったから。3月はちょうど別れの季節なので、いいタイミングかなと思います」と3月26日後楽園ホールでの中島とのシングル戦を行うことを正式に発表した。

第4試合

 3月26日後楽園ホール大会でICE×∞王座を賭けて対戦する世羅と山下の道場マッチ3大会連続の前哨戦。世羅は雪妃とのアジュレボで臨めば、山下は前回の試合で激しいラリアットのぶつかり合いを展開した妹加をパートナーに初タッグを結成。

 試合は山下、妹加がパワー爆発のファイトを展開、一方の世羅もこれを真正面から受けて立ったことでゴツゴツした攻防が繰り広げられた。その中で雪妃が蹴りを多用しながら世羅をアシストし、山下&尾崎の突進を上手くかわしていく。世羅と山下の直接対決は2度実現。世羅がファルコンアローを決めた直後に山下がラリアットをヒットさせ両者がダブルダウン。これまでの前哨戦から一歩踏み込んだ攻防も見られた。最後はアジュレボの連係が一気に爆発。妹加をダブルののど輪落としで叩きつけ、山下にはダブルのドロップキックをヒットさせると、最後は世羅が妹加を雪妃が山下を抱え上げての同時セラリズムを決め、世羅が妹加にダメ押しのダイビングダブルニーを叩き込んでのカウント3。前哨戦は世羅の2勝1敗となった。

 試合後、妹加は「今日は前回の道場マッチで対戦した山下さんとタッグを組ませて頂きました。後楽園では弓李さんとタッグという形で下剋上(タッグ)で対戦させて頂くのですが、私1人、個人の時でも下剋上は常にしていきたいので、次の11日の道場マッチ、世羅さんが広島リボン(の前乗り)でいらっしゃらないという事なので、山下さんと私。シングルマッチしてみたいんですけど、よろしいでしょうか?」と次回道場マッチでの山下とのシングルを申し出た。
 「やりましょう!(妹加に)次の道場マッチ、楽しみにしているから、どんどん来い」と山下。さらに「世羅、次いつ呼んでくれる?いつ試合出来るの?」と世羅に次の前哨戦を尋ねるが「もう私と山下の後楽園までのスケジュールは合わないんだよ。今日で最後」と世羅。「でも今日で得たものがあって、弱点わかったから」と語る世羅に、山下は「弱点でもなんでも良いけど、倒す方法考えてあるから。26日楽しみにしていて」と返した。再び2人が相対するのは3月26日後楽園ホールのリング上だ!

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