【試合結果】9・16 アイスリボン道場マッチ 藤本つかさ&雪妃真矢vsトトロさつき&直 DATE 弓李vs松屋うのvs法 DATE 星ハム子&華蓮 DATEvs尾﨑妹加&星いぶき 長崎まる子vs朝陽
『アイスリボン837』
日時:2017年9月16日(土)
開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:96人
▼第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○長崎まる子
7分41秒 逆エビ固め→ギブアップ
●朝陽
▼第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○弓李
7分33秒 ブロックバスターホールド
●松屋うの
※もう1人は法 DATE
▼第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
○星ハム子/華蓮 DATE
12分33秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
尾﨑妹加/●星いぶき
▼第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ/○雪妃真矢
13分31秒 アイシクル・バック・トライアングル→ギブアップ
●トトロさつき/直 DATE
タッグトーナメントに向け沙弥&うのが“Chu♥の上ズッ!”を結成!朝陽がまる子とデビュー戦!華蓮&法の絆に亀裂?!
第1試合
朝陽のデビュー3戦目は、憧れで目標の選手である長崎まる子との初シングル戦。朝陽は序盤から積極的にまる子に挑んでいくが、まる子は朝陽の攻撃を受け止めた上で、グランドでじわりじわりと絞り上げる慎重な組み立てで応戦。まる子の一瞬の隙をついての丸め込みで勝負に出たが、まる子のリバースまる投げを浴び、まる投げを踏ん張ったところを逆にショルダースルーで投げられ、この試合2度目の逆エビ固めをリング中央で決められてギブアップ負けを喫した。
試合後、朝陽は涙を浮かべ「自分はまる子さんに、プロサーに通い始めた頃からお世話になってます。練習もまる子さんに教えて頂いている期間が長いし、まる子さんからギブアップで負けてしまったこと、ギブアップしてしまったという自分の根性の無さが、とても悔しいです。(9月23日横浜リボンのいぶき戦は)いままで自分がいぶきに抱いてきた感情を全部ぶつけます。自分が勝ちます」と語り、まる子は「調子に乗ると負けちゃうんで、気を引き締めてやったら勝ちました。(朝陽に)大丈夫。負けて泣く子は強くなるから。まる子も良く泣いた。また次に戦う時を楽しみにしているので、もっともっと強くなって下さい。横浜はマブダチ、べスフレと1回戦行います。(9月4日)マーベラスさんで、門倉さんと匠さんと対戦して、まる子が匠さんからスリーを取って勝ちました。今いる若手のタッグの中でべスフレに勝つのは自分達しかいないと思うので楽しみにしていて下さい」
第2試合
2大会連続のトライアングル戦出場の法に対し、元トライアングル王者の弓李がトライアングル戦の奥深さを身を持って教えた。途中うのが2人まとめてスクールボーイに丸め込んだり、ダブルのセイバーチョップを試みたりと、試合をかきまわす場面も見られたが、勝負どころの攻めはやはり弓李。法とは何度か共闘をしながらも、要所要所で裏切ってきた弓李は、最後も法をフィッシャーマンズ・スープレックスで投げ飛ばし場外に落とすと、うのにもフィッシャーマンズ・スープレックス、続けてブロックバスターホールドを決めカウント3を奪った。
試合後、うのは「弓李さんは19歳で、法さんが18歳で、若いパワーに負けちゃったかなって感じはあるけど、横浜は沙弥さんと同期で同い年、同じ子年やぎ座ですから。一緒に力合わせて頑張りましょう」と、沙弥をリングに呼び込む。沙弥は藤本に「チーム名は?」と聞かれ、「自分考えたんですけど、(うのは)自称・中の上じゃないですか!?私も遠目で薄めで見たら、けっこういい女だよねって言われるので、Chuの上ズッ(=ちゅうのじょうず)ってどうかなと。子年なんでチューもかかってて」と語ると、うのは「自分は"君に命中"って考えていて、やぎ座でメェーで、(子年で)チュー。でもお客さんの反応は沙弥さんの方が良かったので」とこれに同調。沙弥は「私はうのとはあまり組みたくないけど、組むとなったらChuの上ズで、上の上を目指していきます」と締めた。
法は「先週に続いて2週連続で3WAYやらせて頂きました。今回は同学年であり、だけど3WAYのチャンピオン経験のある弓李さんを交えての対戦で、まだまだ自分は経験浅いのですが、これからカルーリカヨーガを駆使して3WAYをもっと盛り上げられるように頑張りたいです。来週のタッグトーナメントにまさか自分が参加出来るとは思っていませんでした。今回は華蓮とタッグを組んで出ます。華蓮は9月生まれで、私も9月生まれで、9月生まれ同士の10代タッグなので。アジュール・レボリューションとの対戦、しっかりと気を引き締めて頑張りたいと思います。華蓮が14歳になったんですけど、世羅さんがまだ許容範囲ならば、ちょっと勝つチャンスもあると思っています」と世羅の弱点を狙い(!?)アジュレボのリズムが乱れることに期待。そして弓李は「久しぶりの3WAYで勝つことが出来ました。やっぱり3WAYって楽しいなって思います。来週は横浜リボンでタッグのベルトのトーナメントが始まります。このトーナメントに勝てば下剋上も出来るし、ベルトも巻けるという一石二鳥のトーナメントという事で、1回戦は下剋上では無いですけど勝ちにいきたいと思います」
第3試合
当初は出場予定のなかったハム子といぶきだが、運動会の後に出場を希望。予定されていた妹加vs華蓮の初シングルにハム子vsいぶきの親子対決がプラスされた。開始早々、運動会の余韻が冷めないハム子は運動会終わりで作ったという赤白のバトンを出すとリング周りでのリレーを提案。4選手が場外に降り、華蓮、妹加が先発でハム子、いぶきがアンカーという順でリレーがスタート。走っている者同士のど突きあいも見られたが、最後はいぶきがハム子をぶっちぎって勝利。これに納得しないハム子は「次は騎馬戦だ!」とリングへ。いぶきは妹加が軽々と担いだが、なぜか上になりたいハム子は華蓮に肩車を要求するも、これがいくら待っても持ち上がらない。業を煮やした妹加といぶきが攻撃を仕掛けると、ハム子は「プロレスで勝負だ」と逆切れ。最後はいぶきをダイビングボディプレスで沈め、大人げなく勝利を手にした。運動会でも自分のチームが優勝できず、この日は運動会を見て興奮気味のハム子にやられ踏んだり蹴ったりのいぶきは「オープニングで(運動会で負けた)悔しさを晴らすとかって言ったんですけど晴らせませんでした。すごく悔しいです。でも23日は横浜リボンで同期の朝陽とシングルになったので、そこで悔しさを晴らしたいと思います」
妹加は「私もサポートしきれなかったけど、その恨みは横浜で晴らして下さい。私もGEKOKU娘で出ます。トトロ直は前回も戦って勝っているので、負けているわけにはいかないので、頑張ります」とトーナメント1回戦必勝を宣言。
また華蓮は「今回は妹加さんとの初シングルマッチのはずが、運動会から帰ってきた2人が入ってきて、タッグマッチになりました。でもハム子さんが獲ってくれて勝てたので良かったです。来週の横浜では、自分がエントリーされるとは思いませんでした。法と組んでの出場。相手はアイスリボンのレジェンドのアジュレボですが、頑張りたいと思います」と語り、ハム子は「なんか私、運動会見てたら運動会したくなっちゃって、帰ったらすぐバトン作っちゃってた。ごめんね。いぶき(運動会で日焼けして)顔が黒くなったら心も暗くなるのか!?23日は初勝利目指して悔しさを私にぶつけるんじゃ無くて、家に持ち帰るんじゃ無くて、リング上で晴らして下さい。そして私たちらぶりーぶっちゃーず、Chuの上ズが1回戦。私たち、上の上ズなんで申し訳ない。危なげなく勝たせて頂きます」
第4試合
4月24日の後楽園で直デビュー戦で初タッグ、その後、対角に分かれての新世代対決を経て、この日が3度目となったトトロ&直の同期&大型タッグ。この日は先輩の藤本&雪妃組の対戦。直の重い蹴りとトトロの肉弾攻撃の合体は流れに乗れば、相当の破壊力を生むが、対戦相手の藤本と雪妃は、ヒット&アウエーの戦法。なかなか自分たちのリズムが作らせない。最後は雪妃にグランドに持ち込まれ、腕十字から体を移動させた雪妃に三角絞めの形からアームバーを決められたトトロが完全に動きを止められてギブアップ負け。破れはしたもののトトロ&直が随所で見せた連係や合体技は強烈。今後経験を積み重ねていく中での成長に期待したい。
試合後、直「前回に続きユキさんと、まじめに戦うのは初めてな組長と。なんか新鮮な気持ちで挑みました。トトロさんとは3回目の試合だったけど、(トーナメントは)GEKOKU娘となんですが、私たちが絶対に勝ちたいと思います。タッグ名はまだ決まってないんで、ちょっといろいろトトロさんと考えつつ、揉めつつ。でもしっかりタッグトーナメント勝ちたいと思います」と前向きにコメント。トトロも「今日は自分がすごく足を引っ張って負けたけど、タッグトーナメントは絶対勝つので」と語った。
また雪妃は座談会中、終始、うつむいていた朝陽に「泣かないで~♪」と歌いかけると「私、まる子が一番後輩だった時に"私もいっぱい泣いてたから、まる子もいっぱい泣くね"なんて事を言ってたのに、まるが下の子に"私も泣いてたよ"なんて言うと、いいねえ。涙のバトン?レスラーになりたい子がいる限りは一生終わらないリレーなんでしょうね。アジュレボ、無事エントリー出来たんですよ。前回の道場マッチの時に世羅さんいなくて、続々とエントリーする中、本当は一番に言いたかったけど、でも無事にエントリーが決まり、本当に優勝しか見てないです。ピカピカの新しいタッグベルトを巻くのはアジュレボだと思っているし、それに向けて突っ走るだけです」と語った。藤本から「今、ユキから話があったんですけど、タッグベルトを新調します。10月29日後楽園ホール大会のトーナメント優勝者が巻くタッグは新しいベルトです。なので気合を入れてベストフレンズが巻きます」とベルトが新調されることが発表された。
座談会が終わりかけたところでマイクを手にした華蓮が「来週のタッグトーナメント、法と組んで出るじゃないですか。今さらですが正直、法と組みたくない…」と言い出した。驚く藤本、当事者の法も「10年一緒にいるのに?」と涙目。藤本が理由を聞くが「嫌なんです」の一点張りの華蓮。遂にリングを降りて帰ってしまった。追いかける藤本。動揺する選手たち。会場が異様な雰囲気になったところで、誕生日曲『涙サプライズ』が流れ、ケーキを持った華蓮と藤本が笑顔で戻ってきた。これは21日が誕生日の法へのサプライズだった。「法、本当は組みたいよ」と華蓮。ろうそくを吹き消した法は「誕生日前に衝撃的な裏切りがあったんですけど、これも最後の10代の誕生日のサプライズということで、来週19歳になってタッグトーナメントをアジュレボとですが、しっかりと勝ちたいと思います」と力強く語った。