きらきら太陽プロジェクト11.23王子大会 王子2DAYS興行2日目、雫が全試合出場

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きらきら太陽プロジェクト ROAD TO YOKOSUKA 2DAYS 二日目
日時:2014年11月23日(日)
開場:12:30 開始:13:00
会場:東京・王子BASEMENT MONSTAR
観衆:52名

▼第1試合 シングルマッチ 60分1本勝負
○雫有希
8分19秒 フイッシャーマンバスター→体固め
●藤ヶ崎矢子(JWP)

▼第2試合 シングルマッチ 60分1本勝負
○タケシマケンヂ(スポルティーバ/保育士資格保有レスラー)
7分11秒 腹固め
●雫有希
※3カウント無し ギブアップ・KO・レフェリーストップのみでの決着

▼第3試合 シングルマッチ 60分1本勝負
○田村和宏(HEAT-UP)
10分09秒 バズソーキック→ 体固め
●雫有希

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○山田太郎(666)/志田光(フリー)
17分26秒 カンクーントルネード→片エビ固め
田村和宏/●雫有希

きらきら太陽2DAYS興行二日目、雫有希と志田光が二年ぶりの再会!
全試合出場の雫は1勝3敗だが意地を通した!

オープニング

2014-11-23きらきら太陽王子_オープニング初日と同じく、雫有希がリング上に上がり挨拶。
「きらきら太陽プロジェクト、二日目となりました。
今日は雫有希全試合出場となります。はっきり言ってちょっと、かなり緊張しておりますが、全試合どんな事があってもめげずに最後までリングにたちつづけて戦い抜きたいと思いますので、応援のほど宜しくお願い致します。
自分の気持ちとしては、まずさらっとお話させて頂くとすれば…
第1試合の藤ヶ崎矢子、珍しい娘で、何と目標とする選手が雫有希だと言う、そういう娘なので、本人聞いていないので言ってしまいますけどかなり厳しく当たりに行ってやろうと思っております。
その上で私を目指して欲しいと思っております。
第2試合、タケシマケンヂ対雫有希は、実は同じ石川雄規選手が師匠で同じバトラーツの流れを持っている選手同士の対戦となります。私はバトラーツ出身ではありませんが。
あと一つ共通点を言わせて頂くと、神奈川県でレスリングを習っていた同い年という事で、負けたくないというのがあります。
フォールなし、ギブアップ・KO・レフェリーストップのみのルールということで、男と女のしばき合いのような試合となりますが、負けじと頑張っていきます。
第3試合、田村和宏対雫有希、今練習でお世話になっている田村和宏さん、ちょっとした師弟対決となりますが、普段の成果を田村さんにお見せできたらなと思います。
第4試合メインイベント、志田光・山田太郎対田村和宏・雫有希。これは志田光と2年ぶりの遭遇。2年前はずっと一緒に試合を続けてきた志田光が、色々な道を経て今日やっと遭遇します。私と志田の2年間を皆様に見て頂けたらと思います。
全4試合、私が全試合に出場致します。宜しくお願い致します!」

第1試合

2014-11-23きらきら太陽王子_第1試合「目標とする選手は雫有希」冒頭の雫挨拶で伝えられたJWPの藤ヶ崎矢子。ゴングが鳴ると同時に雫に回転エビ固めを連発する奇襲に出る。続けてフライングダブルチョップを何発も打ち込んでいくが、雫は揺るがなかった。
「厳しく当たりに行く」の言葉通り雫は重いエルボーを藤ケ崎の首筋や胸板にガンガン入れていく。飛んできた藤ケ崎を叩き落とし、タックルで吹っ飛ばす。ボディースラムで叩きつけ、キャメルクラッチで絞る。
体格差のある雫に何とか食らいついていこうとする藤ヶ崎、その度に雫の重い一撃が待っている。スリーパー、サーフボードストレッチと藤ケ崎のスタミナを奪っていく雫。
それでもめげる事なく、目標である雫に傷跡を残さんと立ち上がっていく藤ヶ崎。雫の激に触発されたのか、何発も何発もエルボーを叩き込んでいく。フライングメイヤーから首四の字、ドロップキックを連発。
ミサイルキックを叩き込むと「起きろ!」と叫んでもう一発。ダイビング・ボディープレスを連発するが、二発目を両足キックでカットされる。突っ込んでくる雫にレッグシザースから回転足折り固め、カウント2。
得意のダブルリスト・アームサルトでもフォールは奪えない。逆に雫がワキ固めで絞り上げる。必死でロープに逃れる藤ヶ崎。かち上げ式のエルボースマッシュから、立ち上がろうとする藤ケ崎にラリアット。最後は問答無用のフィッシャーマンバスターでカウント3を奪った雫。
「先輩の威厳を見せた」とだけ言ってしまっては意味がない。目指す先にいる雫に対し、どれだけ爪痕を残せるのか。藤ヶ崎が全力で、真正面から雫に向かっていたこの試合。観客にも、雫にも藤ヶ崎の思いは伝わったはずだ。

第2試合

2014-11-23きらきら太陽王子_第2試合いつもは茶目っ気たっぷりで、常に周りを明るくしてくれる男タケシマケンヂ。だがこういったルールでの試合となると怖さを発揮するのも彼。
開始直前、握手をすると見せかけ雫の顔面に張り手を一発。その後もエルボー、ヘッドバット、サブミッションと、とにかく一つ一つが鋭角に、えぐるように、厳しく雫に刻み込まれていく。
同い年である雫も負けたくない。以前Bルールで対戦している両者、雫は一方的に極められて完敗しているのだ。しかしスリーパーはレッグロックで返され、腕十字は簡単に脱出され上を取られてしまう。
グラウンドで膠着状態になるか、そう思わせた瞬間タケシマのヘッドバットが雫を襲う。観客からの「うわ〜」の声が衝撃を物語る一発。
「男と女のしばき合い」こうなる事は必然だったのか。タケシマのエルボーに雫の膝が落ちる。そこにまた鋭角なエルボー。何とか立ち上がってお返しを放つ雫。いつの間にか顔面への張り手合戦。
バチバチと入る張り手の隙を突いてワキ固めを極めた雫。タケシマが前方に回転して脱出すると、左足で雫の右腕をフックして絞り上げる腹固め。ややロープが近いように思われたが雫がギブアップ。
タケシマケンヂ、一度スイッチが入ると恐ろしい男ではあるが、保育士資格を保持する心優しき男でもある。きらきら太陽プロジェクトには必ず参戦し、このプロジェクトの意義を一番理解している男であるとも言って良いだろう。

第3試合

2014-11-23きらきら太陽王子_第3試合「田村さんから教わった技で一本取ったんですよ!」かつて雫は試合終了後明るい表情でこう話していた事を思い出す。雫にとってもう一人の師匠である田村和宏。一対一で対戦するのはこれが初めてではないかと思われる。
入場してくるなり、いきなり雫のボディーにドロップキックを叩き込んだ田村。Tシャツを着用したままガンガン蹴りを叩き込み、場外に雫を放り出す。連続三試合目となる雫に対する喝を入れたのか、容赦ない田村。
エプロンに上がる雫をフロントキックで叩き落とすと「どうした?終わりか?」と田村。再び上がってくる雫に「そんなもんか!」と檄を飛ばす。田村の蹴り足にしがみつきリングに戻った雫、容赦なく背中へのダブルチョップからニーリフトを叩き込む田村。
タックル合戦、ここで倒れたら名折れだとばかりに倒れない両者。田村の横蹴りからの一発、反動でロープに飛んだ雫が田村をなぎ倒す!エルボーから背中へのハンマーブロー、平手打ちを連発する雫。意外にもこれが田村にダメージを与えていたようだ。
腰へのダブルニードロップを放つ雫。背中へのストンピングからボディースラムの体勢へ。持ち上げさせなかった田村はワキ固めからグラウンドでのフェースロック。簡単に攻め込ませない。
サッカーボールキックの衝撃で、雫の長い髪が乱れる。立ち上がろうとする雫に田村はエルボー、高速ブレーンバスター、ダブルリストロック。絞り込めないと見るや腕十字、雫が体を反転させると羽根折り固め。
立ち上がる雫、田村は左腕や胸板にキック。コーナーに叩きつけてアームホイップで投げる田村。ミドルキックをキャッチし、膝にエルボーを叩き込む雫。タックル合戦からラリアット、田村もアックスボンバーで応戦。体重を乗せた雫のラリアットが田村をなぎ倒した!
更に串刺しラリアットを三連発。フィッシャーマンバスターで投げ飛ばすが後が続かない。田村の胸板へのエルボー、顔面への張り手を叩き込む雫だが、意地でも倒れない田村。キックを掴んだ雫だが、田村は飛びつき腕十字。
長い間左腕を絞られた雫は何とかロープに逃げるが、その左腕目掛けて田村がエルボー。ロープに飛んだ田村を雫がゴアで迎撃。デスバレーで担ぎ上げようとする雫、田村降り立って背後からスリーパー。
ぐったりとした雫、座らせた状態で田村のランニング・ローが叩き込まれる。カウント2で雫が返すと間髪入れずにバズソーキックを叩き込んだ田村。崩れ落ちた雫を片エビ固めで押さえ込むとカウント3。
田村もHEAT-UPの大会で一日5試合を戦い抜いた経験がある。完膚無きに叩き潰す事で、そんなやわな精神じゃ乗り越えられないぞという田村なりのメッセージが雫の全身に刻み込まれた。
田村和宏というとてつもなく大きな壁にぶつかり、雫はメインのリングに、横須賀に向けてまた一歩歩みだす。

第4試合

2014-11-23きらきら太陽王子_第4試合19時女子プロレス。かつてインターネットで全世界に向けて生中継されていた大会であり、ネットプロレスの火付け役であったと言っても良いであろう。その大会で凌ぎを削っていた志田光と雫有希。何度も対戦し、雫は19時王者に君臨した経験もあった。
時は流れ、志田はフリーとなり様々なリングで活躍。タイトルホルダーとなり更に風格を身にまとっている存在となった。そんな志田と雫が2年ぶりにリング上での再会を果たす。
山田太郎。学生プロレスから単身メキシコに渡って修行、かつては身体の線が細く食事も喉を通らない時期もあった。しかしプロレスへの思いは誰よりも強く熱い。日本全国で活躍するレスラーの一人となり、プロレスラーと呼ぶにふさわしい身体となった。彼もきらプロには欠かせない存在。
真っ先に入場したのは山田、顔にはペイントが施されパイプ椅子を手にしているヒール色全開のスタイル。しかし会場に来ていた女の子にポケットから小さな花束を手渡す、どことなく憎めない男。
ふてぶてしく椅子に座っている山田を見て、田村は「たろちゃんどうしたんだ?たろちゃん、そんな怖い顔して?」と問いかける。黙したままの山田。
志田は保持する二本のベルト、トレードマークの竹刀を持参して入場。かたや雫はメークも完全に落ちてはいるが、目は死んでいない。
コール前に雫ファンの女の子から花束が贈呈されると、再び雫の顔にやる気が漂ってくる。
コール時、椅子を振りかざす山田と竹刀を振りかざす志田に仰天する田村。尚志田のアピール臀部には『募金よろしく』の文字が書かれていた事は外せない。
先発は田村と山田。前の試合を見ていたのか、山田はデスロックに捕らえた田村の背中を平手で叩いたり引っ掻いたりしてダメージを与える。若きテクニシャンぶりを存分に発揮すると両軍交代。いよいよ2年ぶりの再会。
雫と志田は手四つの体勢から力比べ。タックルで倒された志田だがすくっと立ち上がって雫と握手。てを握った状態からエルボー合戦。ロープに飛んだ雫をウラカンホイップで投げ飛ばすと、「久しぶりー!」と叫んでヒップアタックを叩き込んだ志田。
山田と協力して雫を貼り付けの刑にしていたぶる志田。場外戦にもつれ込むと山田は雫の顔面に口に含んだ水を吹きかける。鉄柱に雫を叩きつけた山田、意気揚々とそれぞれパイプ椅子、竹刀を掲げてアピール。
村杉レフェリーが「ダメだろ凶器使っちゃ!」と注意するが、志田は「持ってるだけだろ!」山田は「コスチュームだろ!」と反論。竹刀を振りかざして田村を追いかける志田、「何逃げてんだよ!」と迫る志田に田村は「怖いよー!」と逃げる。
「座ればいいんだろ?」と山田、雫をフライングメイヤーで投げると首に椅子をセット、その上に座り込む。村杉レフェリーの注意に「何だよ!座ってるだけだろ!」と再び反論する山田。正しい椅子の使い方を伝授。
やはり狙われるのは当日4試合目となる雫。志田のヘアーホイップ、ボディーへのニードロップ連打を食らう。「どうした!」と叫ぶ志田、雫もエルボーで反撃を試みるが志田のニーリフトを食らってニーダウン。
山田は雫をロープに叩きつけ、後ろ受身を取った時点でキックを放つ古の女子プロレスムーブを行おうとするが、場外に出てしまう雫。これには山田も残念な表情。
髪の毛を掴んで雫を場内に引きずり込む山田、村杉レフェリーの注意に対し「ヘアー無いよ、失礼だろ!」と無茶苦茶な反論。この山田の言動にコーナーに控える志田は思わず笑ってしまう。
しかしその後の山田の攻めは厳しく雫を襲う。カウンターのエルボーからダブルニードロップ、「どうしたオラ!」と顔面を蹴飛ばし、「来いオラ!」と胸を突き出して雫のエルボーを敢えて受ける。
顔面掻きむしりから串刺し攻撃を狙う山田、雫がビッグブーツで迎撃。ロープに走る雫、サイドキックで動きを止めた山田はロープにダッシュ、戻ってきた所に雫のゴアが炸裂。田村にタッチ。
田村がエルボーで山田を吹っ飛ばすと志田が出てくる。田村は志田にエルボー、ロープに走るが山田が顔面を掻きむしってカット。山田&志田はツープラトン攻撃を狙うが、かわした田村が二人にドロップキック。
続けて田村が山田に串刺しニー、串刺しエルボー、スリングブレイドと続く。コーナーでグロッギー状態の雫を強引に引きずり込むと、山田のボディに雫をブレーンバスターで投げ飛ばした!カウントは2。
コンビネーションを叩き込んでからロープに走る田村、山田はダメージのせいかガクッと崩れ落ちる。「たろちゃーん!」と心配する田村に恩知らずな山田は急所攻撃。
コーナー最上段で観客を煽る志田、田村にミサイルキック。更にコーナーで串刺しニーを叩き込む。田村がワキ固めで切り返すが、志田に振りほどかれるとロープに走る。トップロープ越しに田村を放り出す志田、エプロンに立った田村に山田が側面からドロップキック。コーナーからのぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターで田村を投げる事に成功した志田。
座らせた田村に魂の3カウントを狙った志田だが、かわした田村がスクールボーイからダイヤル固めで志田の平衡感覚を失わせようとする。ひとしきり回転させるとスリーパーで志田を絞め上げる田村、山田がヘッドバットでカット。思わず「あ痛!」と叫ぶ田村。
コーナーに振られた田村がウルトラタイガードロップを志田にお見舞い、雫に交代。志田の背中にハンマーブローを連打、フィッシャーマンバスターを狙うが着地されてエルボー合戦へ。チョークスラムで志田を叩きつける雫。
「起きろ志田!」ラリアットを狙う雫、両腕でカットする志田。再度のラリアットは空を切り、後頭部へのハイキックを食らう。志田のニーをブロックするが、左足でのビックブーツを食らう。立ち上がる雫の後頭部にエルボーを叩き込む志田、ロープに走るがカウンターのラリアットを食らう。15分経過。
デスバレーを狙う雫、こらえた志田はカウンターのジャンピングニー。タッチを受けた山田が田村をカット、志田の串刺しニー、山田の串刺しラリアットが立て続けに雫へ。ダブルブレーンバスターから山田のダイビング・ダブルニーへ。カウント2で田村がカット、志田が田村を場外へ。
ロープに走った山田をスクールボーイで丸め込み逆転フォールを狙う雫、二度丸められた山田だったがカウンターのエルボーを雫に叩き込む。場外で志田が田村をカットしている最中に山田がカンクーントルネード。ガッチリと押さえ込むとカウント3。熱戦に終止符が打たれた。

エンディング

2014-11-23きらきら太陽王子_エンディングニーダウン状態で動かない雫を田村がねぎらう。マイクを持つ雫。
「…一試合以外全部負けちゃいました…あー悔しい!
四試合戦えるのかって、試合前から言われてましたけど、戦い抜きました。負けちゃったけど、戦い抜きました(館内拍手)。
本当に...全試合、きつかったです。そして2DAYSもきつかったです。きらきら太陽プロジェクト始めて、初めてきつい日々を送りました。
でも、皆さんのお手元にあるように児童虐待防止のNPO団体として活動しているオレンジリボン支援団体として、きらきら太陽プロジェクトが登録して貰うことが決まりました。
プロレスというものを通じて児童虐待を防止すること、そして親のいない赤ちゃんたちにお金を送ること、これは私の中でやめられない信念の一つだと思っています。
きらきら太陽プロジェクトは、私一人では何ともなりません。参戦して下さっている選手の皆さん、スタッフの皆さん、そしてファンの皆様、社会全体で支えていかなければならないものだと思っています。
そして…田村さん、ずっと2DAYSに挑戦する事を励ましてくれて本当にありがとうございます。」
立ち上がり田村にお礼を言う雫。出場全選手がリング上に集結する。…そうなるとやっぱり集まるのが"きら太の三バカトリオ"。雫が真面目に話しているのに後ろでおバカなことをやっている田村和宏・山田太郎・タケシマケンヂに三人。
「バトル・ニュースさんに"三バカトリオ"って書かれてますので注意して下さい」と促す雫。立ち位置的に輪の中に入ってしまいそうな藤ヶ崎矢子を保護する。
「志田さんはこっちの味方なんだ!」と力説する山田…と、最後には何故か会場内が微笑みに包まれるきらきら太陽プロジェクト。
とにかく、2015年2月14日横須賀市総合体育館のビッグマッチに向けての王子2連戦はこれにて終了。あとは"唯我毒尊"を貫いて突き進むのみ。

<試合後コメント>
雫有希
--横須賀大会に向けての2DAYSだったが、現在の感想は?
雫「一番辛いきらプロでした。二日間のいろいろな準備があったり、私の試合数がちょこちょこ増えて来た時と重なってしまったもので。様々な役割をこなさなければならない、そこが一番きつかったです。」
--手応えは感じたか?
雫「そうですね、二日間来て下さったお客さんもいらっしゃいましたし。確かに二日間でお客さんが割れてしまったかも知れません。でも両日を合わせたらかなりの大人数さんになっているじゃないですか。そう考えました。
新たに来て下さったお客さんも多かったです。児童虐待や諸々の事をもっと知って頂けたらなとも感じています。」
--一日で四試合は初めての経験だが、スタミナはもったのか?
雫「あまり言わなかった事なのですが、プロテストを受けた際に『一時間休憩なしでやり通す』のが出来たんです。それを認めてくれた、凄いと思ってくれた方がいらっしゃったので合格したんですよ。
それを乗り越える事が出来たので、大丈夫でした。」
--今日の中で印象に残った試合は?
雫「やっぱり...田村さんと(藤ヶ崎)矢子、でしたかね。矢子は私を目標としてくれているので、少々キツめに行きましたし。ホント、新人の頃の私によく似ているんですよね。将来良いヒールになってくれるのでは...
あと田村さんはいつも近くにいて励まして下さっていましたし、感謝しています。
メインが何故みんな楽しそうにやっていたのかがわかりませんでした。でも、きらプロってみんな笑顔になっちゃうんですよね。」
--横須賀大会について一言。
雫「きらきら太陽プロジェクトの大一番になります。全力を出し切り、全てを注ぎ込む気持ちで取り組みます。これは私の大事な、お亡くなりになった方の夢だった事です。その方の意思を引き継ぐためにも頑張って参ります。」

志田光
--雫とは19時女子の頃から2年ぶりの対戦となったが。
志田「19時女子って言葉自体が懐かしいですよね。」
--あれから2年間、違う道を歩んできたが久々の対戦はどうだったか?
志田「う〜ん、お互い立場が凄く変わったじゃないですか。色々変わった所もありますけど、試合をすると『懐かしいな』って思う所もあって...
昔に引き戻されるというか、思い出す点が多かったですね。」
--「子どものため」というこのプロジェクトについては?
志田「震災の時とか、プロレスで寄付するというお話はけっこうあったじゃないですか。でも、『子ども』については直面する事が無かったものですから、それを考えるきっかけになったのがこの大会でした。
そういう境遇にある子ども達に何か出来る事があるんだ、と気づかせてくれたのもありますね。」
--もしきらプロで何か出来るとしたら?
志田「子ども達に対してとなると、きらプロでとか偉そうな事は言えませんが、プロレスを全く知らない子が沢山います。私もそうでしたし、そんな子ども達に『こんな面白いものがあるんだよ』って伝えてあげたいです。
そして一緒になって楽しめたらいいなとも思います。試合をしている人を見るだけじゃなくて、みんなも一緒に楽しんでっていうのをもっと形に出来たらいいなと考えていますね。」
--今日のメインがその一環であると感じたのだが。
志田「ね!なんかでも、あれは山田さんのせいですよ(笑)」
--パートナーとして山田太郎とはやりやすかったか?
志田「初めてだし、全く接点も無かったんですけど、楽しかったです、はい。
組めて良かったと思っています。次があるかどうかはわかりませんが...」
--最後に一言。
志田「ライバル的な存在でこうやって興行を頑張っている人の大会に出られて刺激を受けましたし、もっともっとお互い上を目指してやっていけたらなって凄く思える大会でした。
本当に楽しかったです、ありがとうございました。」

【記事提供/きらきら太陽プロジェクト】

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