【試合結果】1・29 DDT後楽園ホール大会 【KO-D無差別級】HARASHIMAvs佐々木大輔 【世界ジュニア】石井慧介vsヤス・ウラノ 高山善廣&ディック東郷vs男色ディーノ&大石真翔

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『Sweet Dreams!2017』
日時:2017年1月29日
開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1520人(超満員)

▼ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権試合 60分1本勝負
【王者】●島谷常寛
4分54秒 ランニング・ボディーアタック→片エビ固め
【挑戦者】○伊橋剛太
※第18代王者が10度目の防衛に成功

▼スクランブルバンクハウス・メガネ8人タッグデスマッチ~ルチャ・リブレルール 30分1本勝負
高木三四郎/大鷲透(フリー)/●平田一喜/赤井沙希
9分11秒 横入り式エビ固め
アントーニオ本多(フリー)/ワンチューロ(DNA)/○勝俣瞬馬(DNA)/MAO(DNA)

▼3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
[酒呑童子]坂口征夫/○高梨将弘
6分0秒 バッカス
樋口和貞(DNA)/●岩崎孝樹(DNA)
※もう一組は彰人&松永智充

▼タッグマッチ 30分1本勝負
高尾蒼馬/●渡瀬瑞基(DNA)
9分5秒 ポーリーバスター→体固め
遠藤哲哉/○マッド・ポーリー

▼健全かつDDT UNIVERSE生中継向きなスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
男色ディーノ/●大石真翔
12分56秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
高山善廣(高山堂)/○ディック東郷(フリー)

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○石井慧介
11分43秒 ニールキック→体固め
【挑戦者】●ヤス・ウラノ
※第42代王者が2度目の防衛に成功

▼KO-D無差別級王座挑戦決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
●KUDO
18分42秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
○竹下幸之介

▼KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○HARASHIMA
21分53秒 蒼魔刀→体固め
【挑戦者】●佐々木大輔
※第60代王者が3度目の防衛に成功。3月20日さいたまスーパーアリーナ大会メインイベントのKO-D無差別級選手権試合は【王者】HARASHIMAvs【挑戦者】竹下幸之介に決定

さいたまスーパーアリーナのメインがHARASHIMAvs竹下幸之介に決定!石井がヤス相手に世界ジュニア防衛!高山善廣にディーノがDDTの洗礼

ダークマッチ

20170129ddt_dark 伊橋がベルトを嫌そうに確認し振り払うと試合開始。
 ロックアップから一度離れ距離を取る。再度ロックアップも伊橋は突き飛ばし島谷はロープにもたれかかる。
 島谷はガットショットからロックアップ。ショルダータックルも伊橋は弾き返し、再度島谷はショルダータックルも伊橋はふっ飛ばし走り込むと、島谷を側転で避けてアームホイップからショルダータックルで倒す。
 伊橋は踏みつけて乗り越えると、島谷が起きるのを待ちエルボー合戦。島谷はエルボー連打も伊橋は顔面を張り飛ばし島谷は倒れる。

 島谷はなんとか立ち上がりエルボー連打。伊橋は再度顔面を張り飛ばすとラリアット。避けた島谷がエルボー連打からハイキックを避けてドロップキック。再度ドロップキックから近づくが、伊橋はガットショットから走り込むが顔面にドロップキックで迎撃。
 島谷はコーナーに振ると走り込むが、避けた伊橋にダイビングクロスボディ。フォールも2。
 島谷はエルボー連打からロープに飛ぶが、伊橋は追走ニーからレッグラリアートを叩き込んでフォールも2。伊橋はコーナーに登るが、島谷が正面からエルボーも伊橋は顔面を叩く。島谷は負けじとロープに飛び乗ると雪崩式アームホイップ。島谷はコーナー上からダイブするが、避けた伊橋に走り込んだ所を伊橋がカウンターのラリアットで叩き伏せる。
 伊橋は島谷を乗り越えコーナに登るとムーンサルトを投下。これを避けた島谷がラ・マヒストラルも2。
 島谷は走り込むが、伊橋が避けてクロスボディアタック。これで圧殺し伊橋が勝利した。

島谷「今日あの、伊橋さんごときに負けてしまって、ほんとに悔しいです。この悔しさを!2月から、新体制になるDNAにぶつけます!皆さん応援よろしくお願い」
亜門GM「ちょっと待て、お前なかったことにしようとしてないか?そのベルト手放さないと新体制のDNAに上がらないって言ったよな?男に二言はないからな。次は2月4日の大阪府立には連れてかないから」
島谷「いやー!!!」
亜門GM「2月12日の練馬でキングオブダーク組むから頑張ってこのベルト手放すようにな」

第1試合

20170129ddt_1st NωAの新曲『Going my ωay!!!!!~キミはひとりじゃない~』のライブから記念すべきDDT UNIVERSE生放送が開始。
 所定の位置からスタートし、リング中央に設置されたメガネをかけながらじゃないとフォールが認められない特殊ルチャルールに変更。

 リングに走り込まず場外乱闘から試合は開始。リングにはアントンと赤井。アントンがロメロスペシャルも、これは全員でカットしストンピング連打。

アントン「タッグマッチなのに味方も蹴っていた気がしたし、おかげで今お前らのストンピングでちょっといぼ痔になってしまった、もう試合できないごめんなさい。お客さんも試合すみません。ギブアップしたいところですけど短すぎるので、昨日徹夜で考えた昔話聞いてもらえますか?でもDDTユニバース初中継ということで、外国の方もたくさん見ています。なので同時通訳で、副音声英語でお送りいたします(ワンチューロが同時通訳)。赤ずきんちゃん!『ねえおばあちゃん』『なんだい?』『どうしておばあちゃんの耳は大きいの?』『それはね?お前の喘ぎ声をよく聞き取るためさ』『おばあちゃん、なんであなたの目は赤く充血しているの?』『それは昨晩FC2動画を見すぎたためさ』『じゃあおばあちゃん、どうしておあなたの口はそんなに大きいのかしら?』『それはね!お前の恵方巻きをくわえ込むためさ』」
 と、次々オオカミが咥えこんでいくが、これをガードした大鷲とダブルのケブラーダを狙うも二人とも足を滑らせ場外に落下。

 リングにはワンチューロと平田。ワンチューロがナックルから一本足頭突き。NωAを呼び込み、連携攻撃からワンチューロがセントーンを投下。
 MAOとワンチューロがロープに振るが、平田は二人を避けてまとめてドロップキック。勝俣にもRKOを叩き込んでからタッチしようとするが、アントンが足を持ってカットしようとするが、平田は延髄斬りから三四郎にタッチ。

 三四郎はドラゴンリングインも、ガットショットでカットしたアントンが走り込むが三四郎はドロップキックで迎撃。勝俣が三四郎を羽交い締めにするがMAOのエルボーが誤爆。三四郎は二人まとめて担ぎ上げると、ワンチューロがカットしようとするがワンチューロを赤井が串刺しビッグブーツ。三四郎が二人とも投げ捨てると、場外に落ちたNωAに赤井が場外ダイビングクロスボディ。
 三四郎はワンチューロを担ぐが、平田が「今日全世界に配信されます。僕は全世界に僕を届けたい!」とタッチを要求。三四郎は平田にタッチ。

 平田は走り込むがワンチューロはドロップキックで迎撃しフォールも、メガネを掛けていないためフォールならず。
 ワンチューロがメガネをかけるがそこを平田が手刀。勝俣、アントン、大鷲、赤井、三四郎と次々手刀で倒すが、MAOが手刀で平田を倒す。
 MAOは「油断したな平田。トドメだ」と再度手刀を叩き込もうとするが、平田は秘孔を突き動きを止めると気功砲でふっとばす。

 平田はメガネをかけるとリング上でダンス。踊っている所を勝俣が背後からメガネを奪いスクールボーイ。これで3カウント。
 

第2試合

20170129ddt_2nd 先発は彰人、坂口、岩崎。岩崎と坂口が打撃戦を行い、彰人は場外に降りて煽る。坂口のミドルキックを岩崎がキャッチしたのを見て、彰人が走り込みその足にドロップキック。お互いキックを避けあい睨み合う。全員タッチ。

 松永が樋口に耳打ちし、高梨を二人でコーナーに押し込みダブルの突っ張り稽古。樋口が走り込むも、なぜか松永がショルダータックル。樋口は受け切り前蹴りで場外に叩き出すと、高梨が樋口の鼻を掴むが樋口は高梨をふっ飛ばしロープに飛ぶも、松永が場外から足を引っ張り樋口を引きずり落ろすと場外乱闘へ。

 リングには樋口と坂口。樋口のチョップと坂口がミドルキックの打ち合い。坂口がジャンピングミドルから彰人が出てきて二人まとめてドラゴンスクリュー。
 彰人は坂口の足をロープにかけるとそこへ串刺しドロップキック。逆コーナーに走り込むが、高梨は彰人をショルダースルーでコーナー上に横たわらせ、坂口が串刺しニー。松永が次々ラリアットでなぎ倒すと、樋口とラリアットの相撃ち。これは松永が打ち勝ち、樋口にバックドロップ。フォールも坂口がサッカーボールキックでカット。

 岩崎が坂口にエルボー連打から膝蹴り。エルボーから膝蹴りを叩き込み走り込むと、高梨がチンクラッシャーから坂口がジャンピングサッカーボールキック。

 坂口が走り込んだ所を彰人が担いでコーナーに座らせ、キン肉バスターの体勢から正面に投げ捨てると、岩崎が彰人に延髄斬り、高梨が走り込むも岩崎は膝蹴りから樋口が担ぎ上げる。そこに岩崎がランニングミドルもこれは高梨が避けて樋口に誤爆。高梨が岩崎にトラースキックから、松永が岩崎と高梨を二人まとめてスクールボーイ。樋口がその松永を担ぎ上げてアラバマスラムと岩崎のミドルキックの合体技。
 高梨に岩崎と樋口がダブルのトーキックから樋口のチョークスラムと岩崎のバックドロップの合体技で叩きつけてフォールも2。
 岩崎がドラゴンスープレックスを狙うが、高梨がバッカスで丸め込んで3カウント。

<試合後コメント>
樋口和貞&岩崎孝樹
岩崎「いやー、ちょっとホントに……チックショー……。ホント申し訳なかった。油断してたわ」
樋口「まあ、仕方ない。結局は2月4日だから。大丈夫大丈夫。今日は仕方ない。2月4日勝てばいい。大阪でしっかり俺らが防衛すれば、大丈夫だから」
岩崎「次勝たないと……」
樋口「火点けられただろ。火点けられた」
岩崎「俺達が勝って世代交代してやる」
樋口「そうだね。世代交代。俺達の勢いが本物っていうのをね。見せつけてやりたいと思います」
岩崎「酒天童子にも勝って、その先のユニットにも勝っていって、世代交代だ」
樋口「去年ね、この6人タッグに関しては結構悔しい思いをしたんで、その雪辱を晴らすためにも、大阪で酒呑童子ボコボコにして、俺達のDNAが本当に勢いがあるところを見せてやります」
岩崎「よし、次勝とう!」
樋口「よっしゃ!」

酒天童子
――2・4大阪大会で6人タッグのベルトに挑戦するわけですが、今日の前哨戦を終えて如何だったでしょうか
高梨「おう、アイツらなんて言ってんだ?」

――「今日は負けてしまったけど、本番は絶対勝つ」と
高梨「ほぉー、ホントありきたりなコメントじゃねーかよ。なあ?アイツこのタイトルマッチ盛り上げようとか、ちょっとでも考えてんのかよ。それよりもよ、アイツらはよ、自分らの大会、DNAの新宿大会、それを盛り上げることで一杯一杯なんじゃねーか?だったらよ、俺らが噛み付いてよ、このタイトルマッチ盛り上げてやってよ、アイツらの負担になってるあのベルト獲って、アイツらの負担ちょっとでも減らしてやるよ。なあ、坂口? 大丈夫か、足?」
坂口「大丈夫っす。まあ、そんなもんだよね。アイツらは。藤波怜於南くらいにしか噛み付けないでしょ?やってみりゃいいじゃん。それより、彰人!12日の練馬は許さねぇからな。おめぇもぶっ壊してやる!覚悟しとけよ。以上だ」

第3試合

20170129ddt_3rd 先発は高尾と遠藤。リストの取り合いから遠藤がヘッドロックで捕らえショルダータックル。すぐに立ち上がった高尾がリープフロッグからドロップキックで迎撃。コーナーに叩きつけて渡瀬にタッチ。

 渡瀬はコーナーに振ると串刺しジャンピングエルボーからスワンダイブミサイルキック。フォールも2。
 渡瀬が走り込むもカウンターのアームホイップから後頭部に低空ドロップキックを叩き込んだ遠藤がポーリーにタッチ。

 ポーリーはコーナーに叩き込みストンピング連打から顔面を踏みつける。ポーリーはボディスラムからエルボードロップを投下しフォールも2。 
 ポーリーはフルネルソンも渡瀬はロープへ足を伸ばしブレイク。ポーリーはストンピングからコーナーに叩きつけて遠藤にタッチ。

 遠藤は強烈なチョップも、渡瀬はエルボーを叩き込むが遠藤はチョップで倒しフォールも2。遠藤はストンピング連打から投げようとするが、耐えた渡瀬がエルボー連打。遠藤はエルボースマッシュからコーナーに振って串刺しエルボーから投げようとするも渡瀬が逆にブレーンバスターで叩きつけ高尾にタッチ。

 高尾はエルボーも、遠藤はコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした高尾が背中にダイビングフットスタンプからポーリーにドロップキックを叩き込み遠藤にDDT。高尾はコーナーに登ると再度背中にフットスタンプ。フォールも2。
 高尾はジントニックを狙うが、耐えた遠藤が担ぎ上げるも高尾は着地。高尾はボディブローからジントニックを狙うが遠藤が丸め込むも2。高尾の低空ドロップキックを避けた遠藤がその場飛びムーンサルトも避けた高尾に遠藤はハンドスプリングニールキック。遠藤はポーリーにタッチ。

 ポーリーはロープに振るも高尾は低空ドロップキックから顔面にドロップキック。高尾は渡瀬にタッチ。
 渡瀬は顔面にニードロップからフォールも2。渡瀬と高尾がダブルのブレーンバスターを狙うが、耐えたポーリーに高尾がトラースキックから改めてダブルのブレーンバスター。
 渡瀬が投げようとするが、当てたポーリーに延髄斬りから走り込むも、ポーリーはルーテーズプレスからフォールも2。
 ポーリーは遠藤とともにコーナーに振ると遠藤が串刺しエルボー、ポーリーが串刺しボディスプラッシュから遠藤がセットし、ポーリーが四つん這いになり遠藤が踏み台にしてムーンサルト。更にポーリーがボディプレスを投下しフォールも2。
 ポーリーはラリアットからフォールも2。ポーリーはポーリーバスターを叩き込んで3カウント。

 亜門GMが高尾をリングに呼び込む。
亜門GM「ドリフを解散して、最初に行動起こしたのは高尾くんだと思うし、実際世界ジュニアを獲って結果を残したのも高尾くんが早かった。石井くんからベルトをとられて以降は結果を残せてないよね?自分としてはもっともっとタイトル戦線に絡んで欲しいと思ってるんだけど。どうだろう?ユニットに所属しようみたいな気持ちはないかな?KO-Dタッグや6人といった可能性もあると思うんだけど」
高尾「正直、世界ジュニアのベルト落として、何か、次の目標がないっていうのは正直ありました。でも自分の中でなにか動き出さなきゃいけないっていうのはわかってます。でも、まだ、色々悩んでる部分があるのが本音です。でも、次に行くために、答えは、決めないといけないと思ってますんで、また、近々答えだすんで、それでお願いします」
亜門GM「わかりました。石井くんや入江くんに負けない活躍期待してるんで頑張ってください」
高尾「頑張ります」

第4試合

20170129ddt_4th2 ディーノと大石が急襲し試合開始。高山が本気でディーノから逃げ場外を走り回る。
 リングには大石と東郷。東郷はロープに振るとバックエルボーからエルボードロップを投下しフォールも2。東郷は腕を捻って高山にタッチ。

 高山はリストを捻っていき、背中にハンマーブローからボディスラム。踏みつけフォールもディーノがリングに入ろうとすると後ずさる。高山は東郷にタッチ。

 東郷はナックルからロープに飛ぶが、ディーノがエプロンから羽交い締め。大石がディーノにタッチ。
 ディーノは東郷のバックを取り腰を振っていくと、東郷は必死にロープへ。ディーノは東郷にストンピングから大石にタッチ。
 大石がカニばさみで倒し東郷をディーノの股間に叩き込む。大石はカンパーナで東郷をディーノの股間に振り子で叩きつけると、大石がリバースパロスペシャルで捕らえた東郷の前でディーノが腕立て伏せで尻を上下させる。大石は丸め込むも2。大石はディーノにタッチ。

 ディーノはリップロックを狙うが東郷はナックル連打。ディーノはバックを取って腰を振ると、エプロンから大石がナックル。ディーノはナイトメアからそこへ大石が絶品。ディーノは腰を落としフォールも2。ディーノは大石にタッチ。

 大石はランニングキックから再度走り込むも、東郷はパワースラムで叩きつけ高山にタッチ。
 高山はコーナーに振ると串刺しジャンピングニーからダブルアームスープレックス。フォールも2。
 高山はジャーマンを狙うが、ディーノがバックを取り腰を振る。高山は気持ち悪がりこれを離すと、ディーノにビッグブーツを叩き込んで急いで東郷にタッチ。

 東郷と大石はナックルの打ち合い。大石がサミングからラリアットも、巻き込んだ東郷が首投げから横十字固め。これを返した大石にクロスフェイス。これはディーノがキスしようとしてカット。
 ディーノと大石は合体のネックブリーカーから、なぜか無言でジェスチャーをし、ディーノがコーナー上で尻を出す。大石は東郷の顔面をディーノの尻に叩き込もうとするが、耐えた東郷が大石を逆に振るも、東郷はガットショットからペディグリーを狙う、だが大石がリバースしディーノの尻に叩き込むとフォールも高山がカット。

 ディーノが高山に迫るも高山は必死にガード。高山はディーノを避けると、ディーノはそのまま東郷に突っ込みリップロック。東郷は場外へ落下。
 大石が羽交い締めにした高山にディーノが走り込むも高山はビッグブーツで迎撃。大石が足を掴むと、ディーノはリップロックを狙うが、必死に暴れる高山に抱きついたディーノがコーナーに押し込み、のけぞる高山にリップロック。コーナー下に座り込んだ高山に大石とディーノは男色地獄車を叩き込んでKOさせる。
 そこへディーノのコスチュームを履いた東郷がリングに現れ、大石のナックルを受けきりラリアットで叩き伏せると、ディーノに男色スクリュー。さらにトーキックからペディグリーを叩き込むと、大石にファイト一発から男色ペディグリー。東郷はダイビングセントーンを投下しこれで3カウント。

20170129ddt_4th3
ディーノ「えーご覧の通り、プロレスラーの8割がゲイだということがこれで証明されました。全世界の皆さまこんにちは、男色ディーノです。今日は、まだ、高山のよっちゃん照れてたけど、今見てわかるでしょ?厳密に言うと7割5部よねカミングアウトしたのは、ほとんど8割。でも今度の大阪で高山のよっちゃんとシングル組まれてるのね。任せてください。そのリング上では100%がゲイだということを証明いたしましょう。よっちゃんはね、もうね、皆さん、よろしいですね?ゲストとして迎えなくてもいいですよね?ということは!DDTに上がった以上!このDDTの門番、男色ディーノが、よっちゃんを葬ってやる。なぜなら!この私が!DDTがDDTであることを司る、男色…ディーノだから」
亜門GMがリングへ。
亜門GM「盛り上がってるとこ悪いんだけど」
ディーノ「ほんとですよ」
亜門GM「例の件どうなった?」
ディーノ「例の件って何?今すげー気持ちよくしめたのに。例の件って何?」
亜門GM「さいたま。対戦相手。全部おまかせしたよね」
ディーノ「50万で、交通費宿泊費込みで50万でってやつね。誰にもの言ってんの?DDTがDDTであることを司るべき男色ディーノって言ったからそれに乗りますけど、誰にもの言ってるんですか?」
亜門GM「DDTがDDTであることを司るべき男色ディーノさんに」
ディーノ「もう決めてますよ。ただね、誰とやるじゃなくて、何をやるかだと思うのね私。なので、もうサラッと、対戦相手発表します。世界一ヤバい選手権として、ジョーイ・ライアンとのシングルを提案します。50万何に使うか、違うことに使います。DDT20周年を記念した歴史を継承した演出。この方に頼みたいと思います(ササダンゴを呼び込む)」
ササダンゴ「こんにちわ!」
ディーノ「ご存知かわからないですけどスーパー・ササダンゴ・マシンさんです。演出の一環として、DDT ユニバースを見て思いついたんですけど、ササダンゴさんにプレゼンしてもらうんですけど普段のやつじゃなくインターナシュナルパワーポイント。世界に通じるパワポをやってください。なぜなら、世界を相手に、これからのDDTは、過去に掘り下げるつもりはなくて、これからのDDTは世界に発信していかないと。そのためにインターナシュナルをイメージしてやるんですけど、全世界に伝えるために、日本語だけじゃなく英語北京語フランス語実況席を設置、ただし動画配信にともない音楽に依存しない。万が一危険なシーンが出た場合もふた絵で対応。(三四郎の絵)」
亜門GM「じゃあよろしくお願いします。もう一回シメてください。全く一緒で」
ディーノ「なぜなら!この私が!DDTが、DDTであるための!DDTがなんたるかを司る、男色…ディーノだから」

<試合後コメント>
男色ディーノ
――高山選手と大阪でシングルが決まりましたが、100%ゲイであることを証明すると……
「はい。まあまあまあ、あとは証明するだけだから。不思議なもんでね、リング上っていうのはカミングアウトしやすいんだろうね。今日図らずも、ディック東郷がカミングアウトしたかのように……することになるのかなぁ、やっぱり。そこは。……エベレストジャーマン、エロい名前だと思ってたんですよ。股間を強調しやがって……と。ちょっとずつカミングアウトしたいキーワードは出してたと思うんですよ。これを期に、ってのがやっぱり私の使命だと思うのですよね。なので、ちゃんと証明します」

――そして3・20、さいたまスーパーアリーナでジョーイ・ライアン選手と世界一ヤバい奴決定戦と題しましたが、対戦相手がライアン選手となった決め手はなんでしょう
「いや、単純にヤバい奴だから。で、ジョーイの何がヤバいって、私との攻防で、対策としてチ○コ投げ使い始めて……ホント私がびっくりしたのが、次に来日した時、私が(チ○コ投げを)かけられているTシャツを売っていたというのを聞いて、「この人には肖像権も何もないんだ」というのを思ったときに、DDT UNIVERSE向けだな、と思いまして。ヤバいヤツなんですよアイツは(笑)。なので、世界一ヤバい決定戦を……まあ、言うてもジョーイとも白黒付けなきゃいけないから。なので、試合は試合でヤバい奴決定戦としてやるんだけど、DDTの20周年なんだったら、私に与えられた50万円を、結局なんだって、面白いことすれば良いんでしょ? 面白い試合すれば良いんでしょ? まあ、面白いっていうのは笑えるとかじゃなくて、見てる人が色々持ち帰ってくれるものがあれば良いんでしょ? やってやりますよ。そのために50万使う。それは対戦相手に使うのもいいでしょうよ、そうでない使い方があってもいいでしょうよ。私は、DDTの今まで20周年のものをぶち込もうと、そう決意した次第であります。DDTを司る男色ディーノです。どうぞよろしく」

――その前に、来月後楽園でコルト・カバナ選手とのシングルも発表されましたが
「何ィィ?!何ィィィ?!……すごいね。こんなん、本人に言わずにやるんだ。発表するんだ。すげぇなDDT……。わかりました、やってやりますよ。これも世界戦略ですよ。コルト・カバナ選手も、カミングアウトさせていくことにしましょう。頑張ります」

大山峻護
――3・20さいたまスーパーアリーナでプロレス初挑戦のカードが決まりましたが、対戦相手については如何でしょう
「そうですね、純粋に怖いですね。大先輩なので……ものすごく今、緊張感が高まってますね。考えられる余裕があまりないですね。しっかりコンディション作って、最高のコンディションで二人にぶつかりに行く感じですね」

――タッグマッチというのはプロレスならではの部分も多いと思うのですが如何でしょう
「正直不安だらけですね。練習やらせてもらうだけでも、今までと全然違う動きなので……。ロープワークがこれだけ痛いかというのもビックリしましたし、受け身一つとっても、こんなにすごい衝撃なんだっていうのを体感して、やればやるほどすごいなあって思ってます」

――さいたまスーパーアリーナで、これを見せたい、これだけは見せたいというものはありますか
「子供の頃からプロレス大好きで、来ましたし、心の底からプロレスはリスペクトしてきたので、よくある格闘家が来て、パンチ、キックをして、お茶を濁すようなことはしたくないなと。大好きなプロレスだからこそ、しっかりプロレス覚えて、プロレスの中で自分がやってきた格闘技の動きも有効に使うことができればと思っています」

――高山選手とは格闘技での接点は
「PRIDE時代に……確か、PRIDE.21かな。高山さんがドン・フライと壮絶な殴り合いをした試合の時に、僕はヘンゾ・グレイシーとやりましたね。まさかいつかこういう時が来るなんて不思議な思いと感慨深い思いと、緊張感と色んな思いが混じり合ってますね。あれもさいたまスーパーアリーナでしたね」

第5試合

20170129ddt_5th リストの取り合いからヤスがコーナーに押し込むとクリーンブレイク。
 グラウンドの攻防から両者距離をとると、石井がバックを取り両腕を捻っていく。ヤスはこれを抜けるも石井はアームホイップから腕固め。ヤスはヘッドロックで切り返すも石井はヘッドシザース。ヤスは倒立してこれを抜けようとするが、石井はそのままゼロ距離パイルドライバー。ヤスは悶絶してリングをのたうち回る。石井が近づくとヤスは巻き込んで石井を場外に投げ捨て、ロープをまたごうとしたところにガットショットからチョーク攻撃。更にフェイスロックから両膝を背中に付け反りあげていく。ヤスは横十字固も2。再度横十字固も2。後転しての横十字固も2。

 ヤスはロープに押し込みサミングからロープにもたれさせストンピング。ヤスは首投げから顔面にニードロップ。首4の字で捕らえるが石井はロープへ。
 ヤスはチョップでコーナーに押し込み走りこむが、石井は足を伸ばしてカットしダイビングネックブリーカー。ヤスはチンロックから逆エビ固めで捕らえる。石井はロープへ。

 ヤスはエプロンの石井へ走り込むも、石井はエルボーで迎撃しフランケンで場外に叩き出す。石井はヤスをエプロンに立たせると、エプロンでのネックブリーカードロップ。
 リングに戻り、石井は顔面にドロップキック。フォールも2。石井はロープに振ってバックエルボーからダブルニードロップ。石井はネックブリーカードロップからフォールも2。

 石井はエルボー。走り込んできたヤスにエルボー。エルボー連打にヤスはエルボーも、石井はニーアッパーからニールキックを発射しようとするも、ヤスがフランケンから延髄斬り。ヤスが走り込むも、石井は飛び越えるがヤスはアームホイップ。ヤスが首投げから丸め込むも、ブリッジして返した石井がダブルアームで投げようとするがヤスは両手刈りで倒しジャックナイフ。これを返した石井にヘッドロック。ヤスが走り込むも石井が首固めもヤスは切り返す。返した石井がソバットからタイガースープレックスで叩きつけフォールも2。石井はニールキックを叩き込んでこれで3カウント。

 試合後、元WWEスーパースターのコルト“BOOM BOOM”ガバナが2月11日練馬に参戦し竹下幸之介vsMAOvsコルト・ガバナが、2月14日野郎Zでアントンとのシングルが、19日の後楽園ではディーノとのシングルが決定した。

<試合後コメント>
ヤス・ウラノ
――石井選手の持つ世界ジュニアに挑戦しましたが惜しくも破れてしまいました
「まあ、悔いはないですね。石井というのはフリーのときに参戦しているときから知っている選手で、プロレスをスタートする時から自分は知っていたんで、もうその選手に負けっぱなしで、石井は全日本プロレスのベルトを取るまでになって、自分は勝てなくて……。今日もそうですけど、前哨戦を含めて、自分の思うとおりに試合ができなかったかって言うと、そんなことはなくて、自分の思うような試合が出来た上で、石井慧介にすべて上を行かれたっていう感覚があって、石井慧介に負けたことに悔いはないかなって。ベルトに挑戦すること自体が久しぶりで、今回負けたらもう次はないという覚悟で挑んだつもりだったんですが、これで一線を引こうかと思っている気持ちもあったんですけど、自分が思っている以上にファンの人が自分が勝つって、勝ってほしいと思ってる人たちがいたんで、なんか、情けない話ですけど、まだまだ諦めちゃいけないんだなっていう。自分が半ば諦めてるような気持ちはあったんですけど、まだ、諦めない人達がいるんで、40歳にもなって、後輩にタイトルマッチで完敗して、こんなこと言えるかどうかわからないけど、今日から新しいスタートだと思って、次から、後輩にも差をつけられちゃったけど、また……またっていうのも、一度もトップを取ったことはないけど、ここから、また、這い上がって、登った山は今まで高くないけど、ゼロから、高い山に登っていきたいと思います。以上です」

石井慧介
「まあ、今日、個人的には会心の防衛が出来たというか、挑戦者のウラノさんは、新人時代からお世話になってて、まあ練習教わったりしてて。その人を、挑戦者にして防衛できて、自信がまた一つ付きました。これで、2月の全日本のジュニアリーグ戦にチャンピオンとして出ると思うんで、ベルトを持ってチャンピオンに恥じない戦いをして、結果を残していきます」

――チャンピオンとして全日本のジュニアリーグに出るということは自信になると思うんですが、なにか注意することや気になっている選手などは
「まあ、まずは自分自身、いつも自分の試合見ていつも反省点だらけで、自分の反省点を直しつつ……。まあこのAブロック。田中稔さんはシングル当たったことないので、実績すごいある人なんで。でもチャンピオンとしてそこは意地で負けられないです。岩本選手とは初対決ですし。青木選手、竹田選手は一回シングルやって負けてるんで、ハイ。自分はリーグ戦、どの人にも勝ったことないんで、注意することだらけですね」

――そういった状況の中でDDTの中ではかなりの実績のあるウラノ選手に勝てたということは大きな自信になりましたか
「そうですね。すごい今日はニールキックも会心の当たりだったし。武器は、昔の武器も磨いてますし、新たな武器も増えることもありますし、そのへんが最近は自信につながっていますね。あと今年にかけては絶好調が続いていますね」

第6試合

20170129ddt_6th グラウンドの攻防からリストの取り合い。両者距離を取る。
 手4つに行かずにKUDOが回し蹴り。前のめりに倒れた竹下をフォールも2。竹下は場外へ。KUDOはトペ・スイシーダから場外でミドルキック。

 リングに戻り、KUDOはストンピングから首投げで倒しサッカーボールキック。KUDOは膝蹴りを連発も、竹下はチョップ。KUDOはエルボーからミドルキックも竹下はチョップ。KUDOは膝蹴りからロープに走ろうとするも、バックを取った竹下が投げ捨てジャーマン。ふらつくKUDOにDDTを叩き込んでフォールも2。

 竹下はチンロックからチョップ。ロープにKUDOをかけてのDDTから肩にエルボー連打。フォールも2。
 エルボー合戦から竹下が前蹴り。KUDOをロープに振ってのバックキックからフォールも2。
 竹下はキャメルクラッチから胴締めスリーパーへ。KUDOは必死にロープへ。

 KUDOがエルボー。受けきった竹下が強烈なエルボー。ロープに飛ぶが、KUDOが追走8×4から振り子式ダブルニードロップ。フォールも2。
 KUDOはミドルキックからコーナーに振り8×4。さらにダイビング厳鬼からフォールも2。
 KUDOはバズソーキックも避けた竹下が担ごうとするが、耐えたKUDOは改めて旋回式ブルーサンダー。
 KUDOが追走ニーに竹下が追走エルボー。KUDOがカニばさみでロープにかけ、その背中に飛び乗りパロスペシャル。そのまま後転しフォールも2。

 竹下がコーナーに振るもKUDOは避けて背中にミドルキックからダイビングダブルニードロップ。竹下が避けて串刺しビッグブーツから垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。

 KUDOの延髄斬りを避けて竹下がラリアットからフォールも2。KUDOが丸め込むも2。KUDOが逆上がり式の逆さ押さえ込みでフォールも2。
 KUDOはバズソーキックからコーナーに登るも、正面に登った竹下がエルボー。KUDOは膝蹴りで逆さ吊りにすると断崖式ダイビングダブルニードロップを投下しフォールも2。
 KUDOはダイビングダブルニードロップを投下も剣山で迎撃した竹下がエルボー合戦へ。竹下は手刀連打からローリング手刀。ふらつくKUDOを投げ捨てジャーマンで叩きつける。

 コーナーに登った竹下を突き飛ばしたKUDOが、逆さ吊りになった竹下に場外に向けての断崖式ダブルニードロップ。さらにトペ・アトミコ式のダブルニードロップ。
 リングに戻り、四つん這いの竹下の背中にダイビングダブルニードロップ。フォールも2。
 足にしがみつく竹下にエルボー連打から胴回し回転蹴り。KUDOはコーナーに登るとダイビング厳鬼も、竹下はキャッチしコーナーに叩きつける。走り込んだ竹下をハイキックで迎撃したKUDOに竹下もビッグブーツ。KUDOのハイキックを避けユルゲンラリアットからフォールも2。竹下はファルコンアローからフォールも2。

 竹下はぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドで3カウント。

<試合後コメント>
竹下幸之介
――本日の試合、如何だったでしょうか
「試合終わってみた感想としてはですね……あんまり覚えてないですね。結構、ハードヒットだったんで。序盤、バックスピンキックかなんかをもらったんですけど、アレで僕記憶ないですね。でも、KUDOさんもずっと言ってたと思うですけど、技と技じゃなくて、意地と意地のぶつかり合いでしたね。それだけ、さいたまスーパーアリーナのメインっていうのは特別なんだなって。なんか、ホントにその心の準備というか、覚悟はできてたんで勝つことは出来たと思うんですとね。だから本能で動けたと思うんですよね。いつも試合終わって胸が痛いとか足が痛いとか腰が痛いとかあるんですけど、今日は顔と頭が痛いです。厳しい戦いでしたね。全然覚えてないですけど……」

――やはりKUDO選手が20年DDTを背負ってきたという心意気や気持ちを感じられた試合だったということでしょうか
「それプラス、戦ってて、自分も意識が朦朧とする中、感じたものがあって。これは自分の解釈なんですけど、「この俺を超えてみろ」っていうか、「この俺を超えたらさいたまスーパーアリーナのメインは任せる」っていう……自分の勝手な思い込みですけど、多分そういうことだと思うんですよ。試合後にマイクで話すこともなく、最後、自分はKUDOさんと握手をして、さいたまスーパーアリーナのメインは任せたっていう言葉は頂いたんですけど、でもなんかこう、試合をしながらメッセージを感じました」

――その後にHARASHIMA選手と佐々木選手のタイトルマッチをご覧になったと思いますが、試合を見た感想は
「いつもHARASHIMAさんの形というか、そこは佐々木さんでも中々壊すことはできなかったかなと感じましたね。やっぱあるんですよね。HARASHIMAさんの空気というか。それをさいたまスーパーアリーナという大きな舞台で壊すことが出来るかという、それはまだ自分じゃ分からないですけど、ただ勝つだけじゃ駄目なんですよね。勝つってことはHARASHIMAさんからKO-Dのベルトを獲って、さいたまスーパーアリーナのメインを締めるということで、意味があると思うんで、僕がHARASHIMAさんに勝つときっていうのは、「DDTは竹下を見とけば大丈夫だ」って見てる人が思うときだと思うんで、それを思ってもらえるような熱い試合でさいたまスーパーアリーナを爆発させたいですね」

――常々、さいたまスーパーアリーナでは「これからのDDTを見せなくちゃいけない」と言っていましたし、今日もリング上で「全選手の思いを背負ってHARASHIMA選手を倒す」という発言もありましたが、世代交代の戦いにもなるということでしょうか
「そうですね。今日KUDOさんと戦って一つ訂正したいと思ったのが、確かにHARASHIMA対KUDOってカードになったときに、すごくこう20年を思い返すことはあると思うんですけど、過去の戦いじゃなくて、やっぱりKUDOさんも進化してるし、僕が見てた頃のKUDOさんとは違う人で……だけど、僕が勝ったんで。HARASHIMA対竹下。これは、世代闘争でもなくて、世代交代でもなくて、HARASHIMAさんに一人のライバルとして僕を認識させたいなと思っています。あと、リングでも言った通り、全選手がさいたまスーパーアリーナのメインに上がりたいわけじゃないですか。でもたまたま、GMが選んだチャレンジャー4人がトーナメントでチャンスを得て、僕がそれを掴んだだけの話であって、でも挑戦したい気持ちはみんな一緒で。それを、背負うのはおこがましい話なんですけど、僕は勝手に背負わせてもらって、それを自分の中で力にしたいですね」

KUDO
――竹下選手との挑戦者決定戦、惜しくも破れてしまいましたが
「まあ、届かなかったですね。試合してて、アイツの想いっていうのが伝わって……想いは俺が一番強いと思ってたけど、まあ、みんなDDTに対する想いってのは強いんだなって感じました」

――試合後に竹下選手と握手をして言葉をかけているシーンが有りましたが
「まあ、純粋に期待してるし、頑張って欲しいっていう思いを伝えました」

――今日HARASHIMA選手が佐々木選手を破ってさいたまスーパーアリーナのメインイベントが決まったということで、余計KUDO選手はさいたまスーパーアリーナのメインに立ちたかったと思うのですが
「まあ、落ち込んでてもしょうがないんで。20周年イヤー、俺は全然諦めてないし、膝を怪我してから、今日でシングルマッチ3戦目ですね。3戦目でここまで出来たってのもあるし、膝の負担かけないように体重増やさないようにしたけど、段々状態も良くなってきたんで、やっぱね、今の大型化の流れに負けないように頑張りたいと思うし、まあ、20周年イヤー期待して下さい。まだまだ上に行きますから。社長でチャンピオンって面白いじゃないですか。社長でチャンピオンになって、マネーの虎的なテレビ番組出ようと思ってますんで。今後のKUDOに期待して下さい!」

第7試合

20170129ddt_7th 入場したHARASHIMAを佐々木が急襲。紙テープでチョーク攻撃も、起き上がったHARASHIMAがフロントキックを連打し佐々木は場外へ。

 リングに戻ると、HARASHIMAはストンピング連打からコーナーに叩きつけてガットショット。さらに串刺しビッグブーツも、避けた佐々木がHARASHIMAの足をロープにくくりつけ低空ドロップキック2連発。佐々木は場外に降り、HARASHIMAの足をエプロンに叩きつける。さらに客席に叩き込む。佐々木と遠藤はコーナーを外し、リングに戻ったHARASHIMAに低空ドロップキックからローキック。HARASHIMAを担ぐと、その足を金具がむき出しのコーナーに叩きつける。

 佐々木は足にニードロップからロープにくくりつけてのドラゴンスクリュー。リングに戻りアンクルホールドもHARASHIMAはロープへ。
 佐々木は足を踏みつけストンピング。佐々木は足をつかむが、HARASHIMAはエルボー連打。これにローキックで返した佐々木をHARASHIMAはコーナーに振ると、セカンドロープに寝かせて断崖式フットスタンプ。HARASHIMAは串刺しビッグブーツからコーナー上に座らせて雪崩式ブレーンバスター。そのまま離さずファルコンアローからフォールも2。

 HARASHIMAはミドルキック連打で倒し、山折りを狙うが着地した佐々木がアンクルホールド。HARASHIMAは踏みつけ足を引き抜くと、ボディスラムからスワンダイブボディプレス。避けた佐々木が低空ドロップキックからDDT。佐々木はコーナー上に登るも、HARASHIMAは二段蹴りを叩き込んで正面に登るも、佐々木はボディブロー連発。HARASHIMAはエルボーで落下させると、佐々木はエプロンで延髄斬りから改めてコーナーに登り場外に向けての雪崩式ブレーンバスター。
 HARASHIMAを客席に座らせた佐々木はコーナーに登り場外へのダイビングエルボードロップ。

 リングに戻り佐々木がフォールも切り替えされるとクロスフェイス。HARASHIMAはロープへ。
 佐々木が担ごうとするも、着地したHARASHIMAがハイキックからトラースキック。リバースフランケンから蒼魔刀も、佐々木が避けて金具がむき出しの鉄柱に誤爆。そこを佐々木がフォールも、これはロープに足をかけてフォールしていたためカウントがストップ。
 HARASHIMAのミドルキックを佐々木が避けてこれがレフェリーの急所に誤爆。
 佐々木がHARASHIMAに急所攻撃からフォールもこれはレフェリーが倒れておりカウントならず。再度HARASHIMAの急所を蹴り上げレフェリーを引きずりカウントさせるも2。

 佐々木が投げようとするもHARASHIMAはリバースしハイキック。フォールも2。
 HARASHIMAはミドルキック連打も佐々木がトラースキック。佐々木は走り込むとHARASHIMAのハイキックを避けてラ・ミスティカ式クロスフェイス。必死にHARASHIMAはロープに手を伸ばすも佐々木はそのまま後転しリング中央へ。さらに手を伸ばすHARASHIMAの腕を極めていくが、HARASHIMAは足をロープに伸ばしブレイク。

 佐々木はトラースキック。これでHARASHIMAはダウン。カウント9で佐々木が走り込みベトナムドライバーII。フォールも2。
 佐々木は再度ベトナムドライバーIIも、HARASHIMAは着地しゼロ距離蒼魔刀。両者ダウン。

 カウント6で立ち上がるとエルボー合戦。HARASHIMAが左右の張り手から佐々木が3発目を避けてドラゴンスープレックスホールド。2で返したHARASHIMAに走り込むが、HARASHIMAは延髄斬りで迎撃。HARASHIMAはパントキックからつるべ落とし。フォールも2。

 HARASHIMAは下から顔面を蹴り上げ、かかと落としから蒼魔刀。これを飛びつきフランケンで返した佐々木がフォールも2。HARASHIMAが延髄斬りから蒼魔刀。これでフォールし3カウント。
 

エンディング

20170129ddt_edHARASHIMA「みなさんの応援のおかげで勝つことが出来ました。ありがとうございます。佐々木、佐々木、前哨戦から僕もいっぱい試合のペース握られて、今日もいっぱい蹴られたり、結構ほんとにキツイけど、でもなんか、身も心も引き締まった感じがしたよ。佐々木、ありがとう!また、また何度でも試合しよう!」
亜門GM「HARASHIMAさん防衛おめでとうございます。この結果を持ちましてDDT20週年を記念するさいたまスーパーアリーナのメインは竹下対HARASHIMAになりました。竹下、リングに上ってください」
(竹下がリングへ)
竹下「HARASHIMAさん、これは、自分勝手で誰も望んでないことかもしれないですけど、僕はこの挑戦者決定トーナメント、樋口、KUDO、そして遠藤、そして、DDT全選手そのベルトを巻きたいし、さいたまスーパーアリーナのメインに立ちたいし、何より、HARASHIMAさん、あんたに勝ちたいと思います。自分は、その、全てを、背負う覚悟はもうできてるんで、3月20日、さいたまスーパーアリーナメインイベントよろしくお願いします」
HARASHIMA「その覚悟嬉しいよね!もちろん、全力で受け止めて、でも、最後に僕は絶対リングに立ってるんで、精一杯、全力で、スゲー試合しよう!よろしく!」

(長い握手後竹下はリングを後にする)

HARASHIMA「さて、ダイジョブ試合は終わったからね。3月20日、全力で、全力でこのベルト防衛して、3月20日!3月20日、DDT、全員で力合わせて、さいたまスーパーアリーナ大成功させたいと思います。スーパーアリーナ、皆で力合わせて突き進んでやるさ!メインのタイトルマッチだってもちろん勝ってやるさー!そしてDDT20周年、21年目もドンドン突っ走っていってやるさ!なんでかって?それは、鍛えているからだー!」

<試合後コメント>
HARASHIMA
――佐々木選手とのKO-Dタイトルマッチ、佐々木選手はかなり反則行為などを織り交ぜながら厳しい攻めもありましたが
「タイトルマッチはああいう奇襲をかけられるとか、ああいうラフをされるのは、ほぼ無いんで、びっくりしましたけど、それ含めて勝てて良かったですね。プロレスのね、振り幅という意味では彼も面白くて……まあ勝ったから言えるんですけど、身も心も引き締まるタイトルマッチが出来ましたね。結果的に」

――そしてライバルのKUDO選手を破り、竹下選手がスーパーアリーナのメインに上がってきましたが
「どっちが来ても、っていう気持ちはあったんで。KUDOが来たらそれはそれで面白いし、竹下が来たらそれはそれで面白いし、っていう。まあね、ここで竹下が勝ったんで。僕はまだ彼に負けたことはないし、彼はDDTの未来とか言ってるけどね、僕もまだまだDDTの未来を作っていくんで。非常に対戦が楽しみですね」

――竹下選手はさいたまスーパーアリーナのメインに立ちたかったすべての選手の思いを背負って戦うと言っていましたが
「僕もね、みんなの思いを背負って戦ってるんで。まあ唯一違うのは、僕は僕だから、みんなが僕を倒したいと思ってるっていう点では違うかもしれないけど。みんなの気持ちを背負ってる気持ちでいるのは同じ……あ、あと僕はお客さんの気持ちも背負ってます。付け足します」

――それはやはり総選挙1位だったという
「はい、そうです!それが言いたかったんです!(笑)」

――HARASHIMA選手のさいたまスーパーアリーナにかける想いは
「DDTの未来を見せたいですね。僕は結構古くからDDTにいるんで、DDTの歴史プラスDDTの未来を、幅広く、行きたいと思います。答えになってます?これ」

佐々木大輔
――HARASHIMA選手とのKO-D無差別級タイトルマッチ、惜しくも破れてしまいました
「俺が、変えたかったこのDDTの世界、結局変えられなくて、結局何も変わらない。何も変わらないまま20周年、さいたまスーパーアリーナ……。キャンディスにも振られて、HARASHIMAさんにも負けて……ああ、明日からどうしよう!!どうしよ!!」

――また新たな目標に向かって立ち上がるのでは?
「新たな目標……多分、31年間生きてきて、キャンディスと出会って、今、最高のモチベーションで臨んで、負けて、ここからどう立て直すか……ちょっと思いつかないですね……。アメリカに渡ったりとか、良いのかなと思うけど、そんなプランもないし……つまり、ノープラン……。とりあえず、今日、結構頭蹴られて、ボーッとしてるから、アルコール飲んで……こう、目覚めさせて、そしたらまた、復活するかもしれない……」

――4月に自主興行も決定していますが
「そうだったぁ!!そうだったぁ……。中止にするかもしれない。まあ、とにかく、HARASHIMAさんは強かったですよ。大きく書いて下さい。黄色で。ありがとうございました」

高木三四郎総括

20170129ddt_sansirou高木三四郎
――さいたまスーパーアリーナのメインがHARASHIMA対竹下に決定しました
「KUDOと竹下の試合が、凄い試合で、お互い譲れないものが合ったと思うんですよね。その譲れないものが、やっぱりぶつかり合ってすごいものになったというか、一歩も引かなかったですからね、二人共。KUDOはさいたまスーパーアリーナのメインに立ちたかったという気持ちはあったと思いますし、そういうKUDOの気持ちも見えましたし、竹下の未来を俺達の力で、っていうのも見えたし。すごかったですね。
 実はDDT UNIVERSEも始まってね、DDT UNIVERSEのオリジナルハッシュタグを見てたんですけど、海外にもこの試合が伝わってよかったと思いますね。なんか、ホーリー……ホーリーアメイジングなんたらかんたらマッチだってのを言ってたんで、なんかそういう意味では、一つのターニングポイントになったのかなと思います。HARASHIMAと佐々木の試合、ホントどっちが勝ってもおかしくなかったし、中盤、ホントにHARASHIMAが落とされちゃったんじゃないかなという場面もあって、でもHARASHIMAが勝って、HARASHIMA対竹下という試合で、DDTを20周年まで引っ張り続けたHARASHIMAと、DDTのこれからを作るであろう竹下。どちらに負けられないものがあると思いますし、HARASHIMAも素晴らしい選手だと思いますし、竹下もこれからのDDTという意味では期待してる部分もあります。でも、自分でも「どっちが」ってのはわからないですからね。こればかりは。時の運というのもありますし。HARASHIMAのほうがずっとやってきた分、こなれているし場内の支持率はありますし、竹下も使命感を背負って硬い部分も見られたと思うんですけども、これからの2ヶ月でどうなっていくのかというのは楽しみにしたいですね。

 で、男色ディーノとジョーイ・ライアンっていうのはね、今日も男色ディーノというのは世界に通用するワールドワイドなコンテンツだなというのは改めて思いましたね。で、コルト・カバナ選手というのも、まあ初来日して、ディーノと当たったりアントーニオと当たったりと色々あると思うんですけども、そういう意味で、広く世界を意識したことも出てくると思います。日本の、DDTのレスリングの素晴らしさというものを伝えていきたいと思います。入江対マイク・ベイリー、これもDDTが誇れる試合だと思いますし、男色ディーノ対ジョーイ・ライアンというのも誇れると思います。

 ジャガー横田さんなんですけど、実はDDTはジャガー横田さんに出てもらったことがあるんですよ。昔。2000年代とかですかね、2001年とか2002年とか……。多分、ジャガーさんとゆに君って親子くらい……ひょっとしたら、孫?くらいの落としかもしれないんで。そこはもうDDTならではというか、どんな化学反応が起きるのか、ジャガー横田と、DDTが誇るキッズレスラーのゆに君、小学校3年性が交わると、なにか新しいものが生まれるんじゃないかと。僕は思ってますね。そういう意味で、この試合を組みました。まあ、そういう部分でどんどんさいたまに向けて加速していく部分もあると思うので、今後とも宜しくお願いします」

――ハッシュタグでの書き込みというのは想像通りのものでしたか
「想像してた感じですね。海外がリアルタイムだとニューヨークとかロスとかだと、夜中なんですよね。だから、少ないだろうなあと思ってたら、実際起きてた外人結構いたみたいで(笑) 向こうは、何時だろ。3時とか4時くらいじゃないかな。でも起きて、これはアメイジングだとか言ってるのがチラホラ見えたんで。世界を意識した動きを今後もしていかなくちゃいけないと想いましたね。だからといってそちらに寄るんじゃなくて、DDTが培ってきたレスリングだったり、海外にコミックマッチと言われる部分もあると思うんですけど、世界に通用するコンテンツなんだというのが改めて認識されましたね。その辺の部分を色々と考えていきたいですね」

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