無差別級のベルトに挑む女子レスラーが王者の提示する挑戦条件を涙の受諾

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 JWP女子プロレスが記者会見を開き、11・3後楽園ホール大会に出場する各選手が意気込みを語った。
 メインで行われる『JWP認定無差別級選手権』王者・木村響子vs中島安里紗だが、先日の花やしき大会で木村がドレスアップ・ワイルドファイト(私服で闘うJWP発祥のストリートファイト形式)でならシングルマッチを王座戦にすると要求。中島はこれに即答せず会場をあとにしていた。

 この日会見に出席した中島は「私の中の結論から言うとドレスアップ・ワイルドファイトはやりたくありません。無差別を懸けるのであれば、正々堂々とこの身ひとつで闘いたいです。木村響子が引退が決まっていて(来年1月)時間がない、やり残したことがあるのであればやりたいという気持ちはわかりますが、私だって木村響子との最後になるかもしれない闘いを後悔したくないし、納得できないままリングに上がりたくないし…。私は自分のプロレスをしっかりこのリングで、木村響子とやりたいという気持ちです」とドレスアップルールでの試合を拒否。
 だが木村は「私とやりたいかどうかなんて聞いた覚えはなくて、中島がやりたいかどうかなんか私にとってはどうでも良くて…強いほうが勝って、勝ったほうが絶対で、チャンピオンが絶対。無差別のベルトっていうのはそういうもんだと思ってるんで。私には闘いのルールを決める権限があるのでやりたいかどうかは関係ないです」とあくまでドレスアップルールでの王座戦であることを強調する。

 代表のコマンドボリショイも「中島がこのベルトに挑戦して木村響子とやるのであればそれしか方法はない」と中島の意見を一刀両断し、これを聞いた中島は「JWPのルールだからそれがやりたい。木村響子のやり残したことがそれなのであれば…っていうのはありますけど、JWPは私なので。木村響子がもともといた団体であり、根っこであり…だけど結局そのJWPを背負ってきたのは誰なんだと。私は自分で背負ってきたと断言できるので。角が立つかもしれませんが“今さらなんだ!”という気持ちです。JWPは…中島安里紗だと…それを言わない、発しないJWPの選手はなんなんだろうと」とヒートアップ。

 これに木村は「JWPが中島安里紗だっていうんだったらそれはホントにオマエのおごりでしかない。JWPは長い間いろんな先輩たちが背負ってきて、ボリショイさんが守ってきて、後輩も先輩もなくホントにちっちゃいところから、ちっちゃい会場で誰一人手を抜くことなく1人2試合する選手もいれば、悲しい事件があったこともあれば…いろんな歴史の上にJWPはある。そして私はただJWPにあるからやりたいって言ってんじゃない。その伝統を絶やしたくない。伝えていきたい。伝承していきたい。そういう気持ちがあるのは、JWPがなかったら自分がいないってことがわかってるからで、オマエはJWPがなくてもここにいることができたのか? レスラーとしてここまで来ることができたのか!? それを自分と向き合って…ホントにそう思うんだったらドレスアップじゃなくてもいいよ。だけど、オマエがここにいる過程で、JWPがあったから自分がいるって思うんだったら、オマエはドレスアップでやるべきだ!」と説教。

 中島は「やり残したことがあるのになんでJWP辞めたんですか?」と感情的に責めるが、中島自身2009年にJWPを退団しプロレスラーとして引退もしているため、現役を続けてきた木村響子に対してそれを言うのはブーメランとなってしまう。最後は涙を流しながら「JWPが歴史があって、いろんな人がいて、いろんな想いがあってここまである。そのJWPがあるから中島安里紗がある、木村響子もある…。だけど今、こうやって木村響子が真ん中に立つんだったら…私がJWPに懸けてきた時間と、想いっていうのは…なんだったのかな?って…やってやるよ。ドレスアップでもなんでも。私は自分が背負ってきたものを…背負ってきた時間を後悔したくないので。きっちり闘ってJWPの真ん中を取り返します」と語り終えると立ち上がり、会見場から1人で去っていった。
 
 現存する女子プロレス団体の中で一番古い団体であるJWP。そのJWPでデビューし現在はフリーとなっている木村響子と、AtoZで生まれ現在はJWPに所属する中島安里紗。お互いのJWP愛が正面からぶつかるこの試合、11月3日の王座戦はかつて無く激しい戦いとなるだろう。

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