LiLiCoとの結婚をかけた闘いは婚姻届を投げ捨てる不毛な押し付け合いへ

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 25日、後楽園ホールで行われたDDTプロレス『Who’s Gonna Top?~DDTドラマティック総選挙2016~最後のお願いスペシャル』にて、『ゲット・ザ・知名度!新郎決定スペシャル・スクランブルバンクハウス・ブライダルラダー5WAYマッチ』が行われた。

 8月のDDT両国国技館大会で恋人と噂されている渡瀬瑞基がLiLiCoリング上で公開プロポーズ。これに「ちょっと待ったー!」と今までLiLiCoと関係を持った男たちがリングに上がり、紆余曲折あった結果試合で勝利した選手がLiLiCoと結婚をすることとなった。

 ベルナール・アッカ、スーパーササダンゴマシン、大石真翔、渡瀬瑞基、男色ディーノ(怪我で欠場中の宮武俊の代理人)の5人の新郎候補がリングに登場。婚姻届がリング上に吊るされ、これを取った選手が勝利となる特別ルールで試合は開始。ウェディングドレスを着たLiLiCoが見守る中、愛するLiLiCoとの結婚を望む渡瀬が孤軍奮闘。渡瀬はラダーに登り婚姻届に手を伸ばすが、正面から登った男色ディーノが熱いキス。だが渡瀬はエルボーで落とし、改めてラダーに登るもディーノは再度正面に登りLiLiCoを指差してから渡瀬に熱烈なキス。そのまま必死に婚姻届に手を伸ばした渡瀬だったが、あと少しのところで意識を失ってしまい男色ディーノが婚姻届をゲット。この結果によりLiLiCoと結婚するのは宮武俊となった。

 渡瀬は「おい待てよ!おい!プロレスなんかで結婚を決めていいと思ってんのかよ!ふざけんじゃねー!こんなんナシだ!なしなしなし!ふざけんなよ!」と激高するが、新郎候補達が「プロレスラーはリングの上で起こったことをすべて受け入れる。そしてその受け入れたものを皆に伝えるそれが仕事でしょうが!だから!リングで起こったことは全部受け入れなさい」と次々必殺技を叩き込み渡瀬をKO。
 婚姻届を手にした宮武がLiLiCoの前に立つと「LiLiCoさん…すいません!(頭を下げる)いやまさかほんとに勝つと思わなかったし、結婚っていうのは知名度とかそういう不順な動機でするとは思えないというか、結婚っていうのは本当の愛、真実な愛、プラトニックな愛がないと出来ないもんでしょ?知名度なんていらないよ!俺はLiLiCoさんのことは愛してないんだよ!だから俺はLiLiCoさんと結婚しない、ほんとにほんとにごめんなさい!」と婚姻届を投げ捨てリングから走り去ってしまう。

 唖然とするLiLiCoを前に誰が責任を取ってLiLiCoと結婚をするかの押し付け合いが始まり、試合のプロデューサー、ゼネラルマネージャー、DDT社長、現場責任者(レフェリー)と責任の所在がたらい回しにされた結果、責任者がゲイと既婚者しか存在しないので『次回10月8日の春日部大会までに新しい彼氏候補を見つけてくる』という結論を会社として出すことに。
 その日は王様のブランチの収録があるというLiLiCoの意見を「ブランチ終わりで来てください。いつまでも過去の恋愛引きずってたら前に進めないですって」とスルーし、新郎候補達も「知名度は凄い惜しいけどLiLiCoは別に惜しくないんで、新しい知名度探して頑張ろうと思ってます」と吹っ切れた様子。

 渡瀬との結婚を夢見ていたLiLiCoは「もうわけわかんないこれ…」と茫然自失のまま会場を後にした。

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