9.24 アイスリボン道場マッチ 長崎まる子vs松屋うの 松本都&世羅りさvs235&雪妃真矢 つくしvs大畠美咲 藤本つかさ&宮城もちvs星ハム子&テキーラ沙弥
『アイスリボン757』
日時:9月24日(土) 18時~試合開始
場所:アイスリボン道場
観衆:109人(満員)
▼第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○長崎まる子
6分13秒 猪突猛進
●松屋うの
▼第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
○松本都/世羅りさ
8分0秒 マンマミーアZ→片エビ固め
●235/雪妃真矢
▼第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
△つくし
10分0秒 時間切れ引き分け
△大畠美咲
▼第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ/○宮城もち
13分49秒 メタボリックサンド→エビ固め
星ハム子/●テキーラ沙弥
10.9札幌リボン前哨戦!道産子タッグvs宮城県タッグ、ご当地自慢対決は「宮城県」に軍配!!
第1試合
6月25日北沢大会でデビューしたうの。デビュー後、最初の道場マッチ(6月28日)の対戦相手がまる子だった。
約3ヵ月ぶり、2度目のシングルマッチはロックアップからスタート。長身を活かしながら、パワーで押し切ろうとするうのに対して、まる子はスピードで応戦。最後はうのがまる子のドロップキックをかわし、丸め込みでフォールを狙いに行くが、これを逃れたまる子が猪突猛進を決めてカウント3を奪取。
試合後うのは「どうにかこうにか考えて、まる子さんをクルクルして勝とうと思ったけど、最後は丸め込まれて負けてしまいました」と語り、勝利したまる子は「猪突猛進は"クル"じゃないです。"クルー!!"です。擬音が違います。自分の技は雑なところがあるので、もっと練習して技の精度を上げるように頑張っていきたいと思います。そしてうのさんには一生負けないです」と胸を張った。
第2試合
前回の道場マッチで都とタッグを組み、散々な思いをした世羅は、試合後の座談会で「もう2度と組まないで欲しい。タッグは勘弁です。本当に土下座しても嫌です」と嘆願。しかし藤本は「組まないでって言ったら組むしか無いじゃん。アイスリボンに何年いるの?」とニヤリ。そして横浜リボンを挟んで最短のスパンで再び都&世羅のタッグが組まれた。対戦相手は世羅の正タッグパートナーの雪妃と、世羅と同期の235という顔合わせ。世羅がどのように都とのタッグを成立させるか注目された。
入場してきた世羅はマスクをつけて登場。マスクにはあのポテトキャラそっくりの鼻と分厚い唇が描かれていて、どことなく消沈気味の世羅に都は先発に出るように言うが世羅は「先輩に恐れ多くて、先発なんて」と都に先発を譲る。張り切って先発に出た都が雪妃の関節技に苦悶しようと、雪妃と235のダブル攻撃を浴びようとカットに入ることなく、コーナーで都にあまり気持ちのこもっていない声援を送る世羅。さすがに雪妃がシャープシューターに入った時はカットに入ったが、雪妃に蹴りを見舞ったあと都にもストンピングを決める。
都の指示を受け、2人で雪妃をロープに振り、都が世羅を押し出して雪妃にタックルを決めるダブル攻撃は決まったが、直後の都をおんぶしてのプレスは雪妃に読まれて自爆と、やはり2人の呼吸はちぐはく。しかし都は気合の入った攻撃を見せ、235に関節技勝負を仕掛け、アームロックでギブアップ直前に持ち込む。世羅もその都の頑張りに共鳴したか、試合をさっさと終わらせるためか、チャンスと見て235をエアーズロックに決め都につなぐと都がシャイニングウィザードをヒット。最後も都が世羅のアシストを受けてのマンマミーヤZでフィニッシュ。世羅が都に華を持たせる形で勝利した。試合後、都は世羅と2人で勝ち名乗りを受けることを嫌がり、1人でレフェリーに手を挙げさせるわがままぶりを発揮。マスク姿の世羅をおいてリングを降りてしまった。
試合後、
235「やっぱり都さんがいると何かが起こります。勢いで行こうと思っても、都さんがいると勢いが狂ってしまう感じがします」
雪妃「最近、アジュレボより都さんと世羅さんの方が組んでいる気がするんですけど。早く別れてください。(自分と)世羅さんと組んで、いっぱい成長したいです。都さんと試合をして成長出来る気がしないと思いました」
世羅「毎回、都さんと組むとお守りが大変なんですよ。今日は都さんのスタイルに合わせてあげてこんな格好してますけど、これ(=マスク)を入場式からつけろって言われたんで入場式拒否っちゃいました。今日はこんな感じで乗ってあげましたけど、もう2度と組ま無いと思うんで、今日だけです、こんなことするの。もう2度と組まないで下さい」
藤本「そんな世羅さんに(10月9日)札幌リボンの対戦カードをお伝えします。シングルマッチ。世羅りさ対豊田真奈美!見たかったんだよね、ずっと私」
マスク姿の世羅「こんな(状態の)世羅さんにいう言葉じゃないですよねえ。札幌リボンは、こんなスタイルじゃなく、ちゃんとシングルマッチをやらせて下さい」
藤本「都から解放してあげます」
世羅「ありがとうございます!それが一番!」
都「世羅が朝から元気なかったから、そのマスクをつけて笑顔で試合して欲しいと思って、やったんですけど。いつもより可愛いよ。それやってれば豊田さんにも勝てると思う。やって下さい。私は世羅との連係を考えて前回失敗したのも今日は成功したりして、けっこう成長は見られたタッグだと思うので、また私は組んでもいいです」
第3試合
10月9日の札幌リボンでタッグ王座を賭けての対戦が決定したつくし&くるみと大畠&水波。その前哨戦として、つくしvs大畠のシングルマッチ。
試合は序盤から緊張感が伝わって来るシビアな攻防。グランドでの攻防に始まり、つくしのドロップキックを機に試合は激しさを増して行く。つくしが大畠の腰にジャンピング・フットスタンプを連発すれば、大畠はつくしのお株を奪うおてんばダッシュで同じくつくしの腰を踏みつけ、さらには弓矢固めも決めていく。リング中央でのエルボー合戦、ミサイルキックの応酬と、両者一歩も退かない喧嘩腰の一戦は10分では決着とはならずタイムアップドローとなった。試合後もお互いの髪を掴み合うなど闘志みなぎる2人だった。
つくし「前回もアビリバ興行で自分が大畠さんから3を取られています。大畠さんから3を取ったことが一度も無いので、リボンタッグ王者になって今日の前哨戦、ドローで良かったじゃなくて、勝たなきゃいけない所だと思いました。リボンタッグ王者として、もっと自覚を持ってこれからも前哨戦を行いたいと思います」
大畠「喉にミサイルキックが入って、声が潰れました。前哨戦っていう感じで組まれたシングルだったけど、私は今日は別に完勝しようと思ってなくて。この間のベストフレンズとのタイトルマッチを見ていて、私はこっち(=THIS IS ICERIBBON)のタッグはつくしがキーパーソンだなって思っているので、つくしの動きを封じたいと思って、今日はあえて、甘んじていろいろ受けてあげました。そのおかげでいろいろ対策が私の中で生まれたので、この間の対ベストフレンズ以上の試合を見たい人は北海道まで来てください」
第4試合
メインも10月9日札幌リボンの前哨戦。ICE×∞戦を行う藤本vsハム子がタッグで対決。藤本はもちとの宮城県タッグ、ハム子は沙弥は道産子タッグ。更にハム子は北都プロレスのルー・ルルルをセコンドにつけると、宮城県タッグには宮城県出身の大畠がついた。
スタートから宮城県vs北海道の自慢合戦を織り交ぜながらの攻防が展開された。その中で、藤本とハム子はタイトル戦を意識しての駆け引きをみせ、ハム子がハムロールを決めた直後に藤本が同じムーブを決めたり、ハム子が藤本にビーナスクラッチを仕掛けたりと、名勝負数え歌と言われる2人の戦いが本番に向けてヒートアップ。最後はベテラン勢の中で大健闘をみせた沙弥がもちの攻防になり、沙弥のグラン・マエストロ・デ・テキーラを逃れたもちが、メタボリックサンドでフィニッシュし宮城県タッグが勝利した。
試合後、沙弥は「昨日の午前中まで北海道に行ってきました。北海道の皆さんに頑張ってねって言って頂いて、そのパワーで今日勝てると思ったんですが負けてしまいました。ウニとかイクラだとかを食べて贅沢したせいだと思います。東京に戻って来たのでストイックに練習して北海道に向けて頑張りたいと思います」と北海道3連戦への意気込みを語ると、ハム子は「せっかく、ルーを連れて来たのに負けちゃったね。北都プロレス所属のルーを飛行機代かけて連れて来たんですけどね。そこで、岩見沢地元凱旋試合、メインのカード発表したいと思います。やっぱり私の隣には宮城もち。らぶりーぶっちゃーず星ハム子&宮城もち対豊田真奈美&藤本つかさ。私たちがタッグのチーム力で勝ちたいと思います」と10月8日岩見沢リボンのメインを発表。
ここでハム子の隣にいたルーが岩見沢リボン参戦を希望するが、都が「何、言ってんの!ダメに決まってんじゃん!誰ですか?私、挨拶されてない。誰の許しを得て、このアイスリボンのリングまたいでるんですか?岩見沢出たいとか、超ずうずうしいんですけど、何なの?」とクレーム。ルーがきつね語で「北海道ではルーのほうが(都より)名前知られてるって。そして、こんなブスに言われたくないって言ってる」(ハム子訳)と都に反撃すると、怒った都がルーに詰め寄るが、ルーは日本語に限りなく近い発音で「ブス」と一言。完全に怒りモードの都だが、2人の言い合いを見ていたハム子が「なんか面白いね!都がらみのカードを考えたいと思います」とルーの参戦を許可し、都との対戦を示唆した。
最後にもちは「凱旋で隣にいて欲しいなんて、やっぱりハムさん好きだな~と思いました。それと沙弥!初めての凱旋、初めての営業回り、すごい大変だと思います。だけど終わった時にはすごい言葉では言い表せないものがあるし、函館リボン(のメイン)では私たちらぶりーぶっちゃーずが両隣にいて、全力でバックアップするので、相手は強いけど頑張りましょう」と試合に北海道営業にとフル回転の沙弥にエールを送った。
(記事・写真提供 アイスリボン)