【試合詳細】1・3 アイスリボン道場マッチ 勝愛実&海乃月雫 vsYappy&杏ちゃむ 柳川澄樺vsトトロさつき YuuRI vs緋彩ませ 星いぶき&神姫楽ミサvs若菜きらり&叶ミク
『アイスリボン1391~新春道場マッチ~』
日程:2025年1月3日(金祝)
開始:15:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:66人
▼正月特別 お年玉ルール タッグマッチ 15分1本勝負
●星いぶき/神姫楽ミサ(JTO)
13分00秒 片エビ固め
[きらミク]○若菜きらり/叶ミク(T-HEARTS)
※フォールを切り返して2カウント奪取。キャリアが低い側が2カウントで勝利出来る特別ルール。
▼正月特別カルタマッチ 10分1本勝負
○YuuRI(ガン☆プロ)
6分14秒「お」
●緋彩ませ(hotシュシュ)
※オクラハマロール
※カルタで読まれた最初の文字で始まる技でしか勝利出来ない特別ルール。
▼累計25カウントマッチ10分1本勝負
○柳川澄樺(JTO)
5分45秒 エビ固め
●トトロさつき
※動くこと雷霆の如しを切り返して25カウント目を奪取
※2025年に因みフォールカウント累計25回目を取られた選手が負けとなる特別ルール
▼凶器OKタッグマッチ20分1本勝負
勝愛実/○海乃月雫
11分26秒 ジャックナイフ式エビ固め
[Bad Butts]●Yappy/杏ちゃむ(信州ガールズ)
※道場内に有る物は全て凶器として使用可能な特別ルール
アイスリボンを捨てた藤田あかねが襲来し海乃が激怒の迎撃宣言!新年最初の道場マッチは特殊ルールばかりのお正月まつり!
入場式
2025年最初の道場マッチ。入場式で今大会出場選手が今年の抱負を語った。
若菜きらり「いっぱい勝って、勝ち数を貯めて、ベルトに挑戦したいです。」
叶ミク「いろんなことにチャレンジして経験を積んで、強くなっていきたい。」
緋彩ませ「今年は後楽園ホールで試合をします。」
海乃月雫「おしとやかにしっとりプロレスを頑張りたい。」
YuuRI「今年もアイスリボンのベルトを獲って、今年こそ、世界にベルトを持っていきます。なんなら三冠獲って世界に行きます。」
神姫楽ミサ「大晦日はたくさんの応援ありがとうございました。今年こそはICE×∞のベルトを必ず獲って、もっともっと大きくなります。そしてアイスリボンの顔になります。」
柳川澄樺「昨年の年末に第9代クイーン・オブ・JTOになったので、JTOの顔になると共にアイスリボンではグランドスラムを目指して頑張りたい。」
Yappy「去年は8キロ痩せましたので、今年はあと5キロ!」
杏ちゃむ「私、今、こんな感じですけど、神社の家系なので、神様にお恵みをいただいて、この中の誰よりも今年1年、試合したい。」
星いぶき「育児も頑張りながら、ICE×∞を巻きたい。」
松下楓歩「私の抱負はもちろん今年中に復帰をすること。そして今年、このメンバーでアイスリボンの後楽園ホールを埋めることです。」
藤本つかさ「新しいコスチュームを作ったので、早くみんなの前で着られることです。そして地上波に今年もいっぱい出ることを目標にしたい。」
トトロさつき「唯一無二のベリーベリーオンリーワンの選手になります。」
勝愛実「1月13日にタイトルマッチが決まりました。ICE×∞のベルトをそこで獲って、目指すはアイスリボンの絶対王者です。」
選手が揃ったところで、この日の試合カードが発表され、その試合ルールがリング上のくじ引きで決定した。
第1試合
第1試合の試合ルールは「お年玉ルール」としてキャリアが短いチームがカウント2で勝利できる変則カウント制が採用された。試合はキャリアの短い2024年組の奇襲でスタート。はりつけドロップキックを2人同時に決めた。試合はいぶきvsきらり。いぶきがタックルを決め、代わった神姫楽がミサロック。さらにボディスラム、エルボードロップを決め、セントーンを仕掛けるも、これをかわしたきらりがドロップキックからキャメルクラッチへ。さらにきらりがポンスタナー、ドロップキックでカバーもカウント1。
カットにいぶきが入るも、ミクがいぶきに、きらりが神姫楽にドロップキックを同時にヒット。さらに代わったミクが神姫楽をコーナーに詰めてロープに足をからめて絞める。神姫楽がボディスラム3連発から逆エビ固め。ロープに逃れたミクに神姫楽が猪ムーブからのスピアーもかわしたミクが高角度後方回転エビ固め。慌てていぶきが入ってカウント1。
ミクがクロスボディ。神姫楽がキャッチするときらりが後方からドロップキックで押し倒す。カウント1。
神姫楽がカウンターのタックルでカバーもカウント2。
代わったいぶきがランニングネックブリーカードロップ、脇固め。ロープに逃れたミクに顔面ウォッシュ。ミクが浴びせ倒しからカバーもカウント1。
ミクがドロップキック3連発でカバーもカウント1。
いぶきがダブルチョップ、逆水平チョップ。神姫楽と2人でダブルタックル、サンドイッチ低空ドロップキック。いぶきがカバーもカウント2。
代わったきらりがドロップキック4連発でカバーもカウント1。
いぶきが逆エビ固め。逃れたきらりがエルボー連打。いぶきが逆水平チョップ。いぶきがドロップキック、いぶきがきらりをフルネルソン、そこに神姫楽がスピアー。いぶきがカバーもカウント2。
エルボー打ち合いからいぶきがダブルチョップでカバーもカウント2。
きらりがレッグロールもいぶきが反転。切り返し合戦。いぶきがダブルチョップでカバーもカウント2。
もう一度、いぶきがダブルチョップからカバーも、ここできらりが反転。いぶきからカウント2を奪取し、まさかの2024年組の勝利。
きらり「2025年、これからはきらミクの時代だね!」
ミク「はい!」
きらり「これからも一緒に戦っていこう!」
いぶき「あーあー!違う!違う!違う!なんで?違う!違う!そんなのツーカウントで勝ったなんて偶然でしょ!」
きらり「勝ちは勝ちだから。」
いぶき「じゃあ、もう1回、もう1回!悔しいからもう1回、このカードでリベンジさせろ!」
きらり「いや、勝ちは勝ちなんで。勝ったんで、そんな怖い言い方するなら、大丈夫です。」
いぶき「怖い言い方なんてしてないでしょ!」
きらり「怖いよねー。」
いぶき「怖くない、怖くない。もう1回、やらせろ、お前たち!」
きらり「そんな、無理です、無理です。ちゃんと丁寧にお願いしてください。」
いぶき「若菜きらり殿、叶ミク殿、あの…1月13日の蒲田大会で、もう1度、この試合をさせていただけないでしょうか?」
きらり「まあ、そこまで言うなら…しょうがないなー。やってもいいですよ。」
いぶき「……お願いいたします。」
きらり「よろしくお願いいたします。」
※2人が握手。再戦が決定。
第2試合
hotシュシュの緋彩ませがアイスリボンの道場マッチに登場。試合ルールはかるたマッチルール。本部席でかるた札を読み、その最初の1字から始まる技でないとフィニッシュとして認められない。最初の文字は「あ」。YuuRIがアトミックドロップでカバーもカウント2。
次の文字は「し」。YuuRIが場外での投げを狙うが、セコンドが阻止。YuuRIの619をかわしたませが地獄突きでカバーもカウント2。
次は「こ」。2人がコーナーに上がるが、YuuRIにブーイング。ませがコーナーからのクロスボディ、さらにコルバタでカバーもカウント2。
次は「は」。YuuRIがバックドロップを狙うが、ませが浴びせ倒して羽根折り固め。次は「お」。ここでYuuRIがコーナーに隠していたポチ袋を手にすると、ませにお年玉をあげる振り作戦に出る。小銭で動かないませに、遂にYuuRIが1万円を用意。思わず飛びつくませをオクラホマロールで丸め込んだYuuRIがカウント3を奪った。
第3試合
第3試合のルールは2025年にちなんで、フォールカウント累計25を取られた方が負け。開始早々に丸め込みを連発する柳川。カウンターのタックルでトトロがカバーもここでも柳川がなかなかキックアウトせず、トトロが「…お前、やってんな!」と自ら起こすとエプロン際でのトトロ物置。さらにボディプレスも柳川がかわす。
柳川が片足ドロップキックからダブルニーもトトロがかわす。エルボーの打ち合いからトトロがボディスラム、ボディプレスでカウント加算。柳川がバックスピンキックでカバーしカウント加算。柳川が1010でカウント加算。トトロが飛び込みラリアットでカウント加算。
トトロが2発目のラリアットでカバーしカウント加算。この時点でカウント数は「21」。ここでトトロが動くこと雷霆の如しを決め、カウント3を加算も、ここで普段の習性か、一瞬、カバーを緩めてしまう。そのタイミングで柳川が反転し最後のカウント25を奪取。まんまと逆転勝ちをモノにした。
第4試合
メインは道場内にあるものすべてを凶器として使用可能な特別ルール。はりきって、凶器をてんこ盛りに持参したのがBad Buttsの2人。一方の海乃はバット1本、勝は右手にグローブを着用。ゴングと同時にバットを振り回す海乃だが、ハリセンと一斗缶を2つずつ用意すると、リング中央に杏ちゃむを誘い、「叩いて被ってじゃんけんぽん」がスタート。
いざ始まると、杏ちゃむがじゃんけんに負けまくり。常に海乃がハリセンで叩きまくる展開となってしまった。さらに海乃はませのセコンドで来ていたhotシュシュのスーパーバイザーであるタニー・マウスを凶器として杏ちゃむにタニバット炸裂。カバーもカウント2。
代わった勝が顔面蹴り連打。リング下からYappyが勝の足を引っ張り倒すと、勝の頭に一斗缶をかぶせて、杏ちゃむが低空ドロップキック。カバーもカウント2。
エルボーの打ち合い、場外戦を経て、勝が杏ちゃむをバックフリップでカバーもカウント2。
勝が有刺鉄線パイプ椅子の上にバックドロップでカバーもカウント2。
バックの取り合いから杏ちゃむが勝のバックを取り、Yappyが一斗缶攻撃。杏ちゃむがカバーもカウント2。
代わったYappyが巨大三角コーンを振り回しロープ際に勝を追い込んでの飛び込みヒップドロップ、ギロチンドロップでカバーもカウント2。
勝がスタナー、トラースキックでカバーもカウント2。
代わった海乃が一斗缶攻撃から一斗缶をYappyに投げてのドロップキック。カバーもカウント2。
海乃が飛び込みのフェイスクラッシャーでカバーもカウント2。
Yappyがドラゴンスリーパーから抱え上げてのアバランシュホールドでカバーもカウント2。
Yappyがローラーを海乃に乗せてプレスもローラーが固くYappyにダメージ。勝がYappyのボディにフットスタンプ。海乃がドラゴンスプラッシュもYappyがかわす。勝が起き上がったYappyにエルボー、海乃がフロントキックからジャックナイフで丸め込みカウント3を奪った。
※海乃が左腕を吊った状態でマイクを手にする。
海乃「痛え!なんかやっちゃった。ごめんね、新春早々。でも勝さんのおかげでBad Buttsに仕返しができました。ありがとうございます!今はちょっと痛いけど大丈夫だと思いますし、私は明日も試合やる気でいますし。ところで、私の相手、Xみたいなんですけど、誰?」
※ここで藤田あかねが花道から登場。リングに上がる。
あかね「初めましての方も、そうじゃない方も、久しぶりの方も、こないだぶりの方もいるかもしれませんが、私、元アイスリボン所属で、昨年、プロミネンスを脱退しまして、完全フリーになりました、今日が誕生日の藤田あかねでございまーす!なんでしょう、このFantastICE(のベルトを)退団直前に獲りまして、いろいろあって、なかなか(タイトルを)動かすことができなかったのがすごく心残りだったのと、今アイスリボンはどんな感じなのかなと思って、参戦させてもらうことになりました。その中で、知っている人もいっぱいいるんですけど…あ、トトちゃん大きくなったね、ちょっと見ない間に。いぶきもね、久しぶりだし、今日はハムさんいないけど、あと藤本さん、その辺の人たちのことはわかっているので、今のアイスリボン、今のアイスリボンの選手たちと試合がしたいということで、海乃と対戦したいなと思ったんですけど、あなた、それ、大丈夫ですか?」
海乃「ああ、初めまして。お誕生日、おめでとうございます。あれでしたっけ、21年12月に退団しはって、22年の1月に出て、それを最後に3年ぶりですか?何しにきはったん?」
あかね「さっき、全部説明しましたけど。」
海乃「いやいやいやいや、あたしはおらんかったし、当事者ちゃうから、全然知らんけど、どの面さげて来はったん?」
あかね「別に我々、ちゃんとお話しをして、円満退団しましたよ。なんか問題あります?」
海乃「円満退社して、持っているベルトを3年も動かさんと、いろいろあったゆうてはりましたけど。」
あかね「だって、誰も挑戦してこんかったんじゃないですか。」
海乃「挑戦したら、受けてくれるんですか?」
あかね「ええ、今すぐどうこうじゃないけどね。」
海乃「まあいいですわ。私、全然あなたのこと知らないんで、明日の試合でいろいろ教えてください。」
あかね「試合できるんすか?」
海乃「なんか腹立つ…絶対やります。」
あかね「楽しませてくれるかな?」
海乃「よろしくお願いします。」
あかね「明日までに治せよ。明日もみんな、来てくださいねー。」
※あかねがリングを降り、引き上げる。
海乃「なんか腹立つー!私、入れ替わりやから、全然おうてへんけどよ、アイスリボンから出ていった女が何ぬかしとんねん!ちょっと今日こんなことになってもうたけど、絶対に治す。明日の試合であの人のこと、いろいろ知りたいと思います。あけおめなのに、なんかこんな空気になってもうたねー。勝さん、先輩としてよろしくお願いします。」
※マイクを勝に渡す。(大会後、海乃の鎖骨骨折が分かり、翌日の横浜大会を欠場となった。)
勝「ふざけんなよ!海乃、あとで、控室で覚えとけよ、お前。ちょっと海乃がこんな感じなんで、私、最後、締めれてないんですよ、道場マッチ。勝ったのにね。でも今日は海乃がスリー(獲って)勝ったんだけど、ちょっと今までの鬱憤も溜まっているので、私が今日、(締めを)やらせてもらってもいいですか?」
きらり「ちょっと待ったーっ!」
※嫌がる勝からきらりがマイクを奪う。きらりがマイク2本を手に仕切り始め、最後もきらりが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」でまたも勝から締めを奪い取った。