老舗女子プロレス団体『アイスリボン』から大量離脱!現役王者含む7名がフリー・1名が引退へ
1日、女子プロレス団体『アイスリボン』が所属8選手の退団を発表した。
アイスリボンは現在コンスタントに活動を続けている女子プロレス団体の中では一番の老舗団体であり、2006年の旗揚げから数え今年で15周年を迎えた。
IWA JAPAN出身のさくらえみ(元川恵美)がmixi発の女子プロレス団体として立ち上げたアイスリボンは、現在ケニー・オメガらが立ち上げたAEWに参戦している里歩&志田光やスターダムで活躍するジュリアなどを輩出し、取締役を務める藤本つかさと現シングル王者(ICE×∞)のつくしは“飛翔天女”豊田真奈美の継承者として活躍中。
『プロレスでハッピー』を合言葉に、初めてプロレスを見る人でも楽しめる女子プロレス団体としてサンリオピューロランドや山手線一周プロレスなど業界の外にプロレスを広める活動を数多く行っていたが、2018年に藤本つかさが東京スポーツ新聞社制定の女子プロレス大賞を受賞後はプロレスに主軸を置いた方向へシフト。
近年は男子選手との絡みやハード・コア&デスマッチ路線の試合も多くなり、ストーリーラインを週刊プロレスや東京スポーツ内で展開するなどプロレス界への影響力を強めていたが、初めてプロレスを見る人よりはプロレスを知っている人向けの団体に変化していった結果昨今は集客に伸び悩みを見せていた。
今回退団を発表したのは、タッグ王者組(リボンタッグ王座)の世羅りさ&雪妃真矢、WUW王者であり次期FantastICE王座挑戦者の藤田あかね、10年以上所属している柊くるみや宮城もちを筆頭に、鈴季すず、テクラ、弓李の8選手。
12月31日の後楽園ホール大会を最後に退団する世羅、くるみ、もち、あかね、すずの5人はデスマッチ&ハードコアユニット『プロミネンス』を結成し、男子団体女子団体問わずに参戦していくとのこと。自主興行も来春予定している。
テクラは11月30日付けで退団しフリーとなり今後は不明。昨年より欠場している弓李も同日付けで退団及び引退となる。
雪妃はフリーにはなるが、アイスリボンには今後もレギュラー参戦を続けていくという。
団体公式HPでのリリースは以下。
『世羅りさ、柊くるみ(欠場中)、宮城もち、藤田あかね、鈴季すずの5名は、2021年12月31日をもってアイスリボンを退団、今後はフリーとなりデスマッチ&ハードコア戦を中心としたユニットとして活動していくことなります。
退団は残念ですが、限られた選手生命の中で、選手がやりたいことにチャレンジ出来る環境を応援したいと考えています。
また本人からの申し出によりテクラが、契約解除となり11月末をもって退団となります。
これに伴い、現在リーグ戦に参戦中ですが、残す尾﨑妹加戦が不戦敗となり、尾﨑妹加がブロック優勝となります。
現在、欠場中の弓李につきましても、復帰の意思がないとのことで退団、引退となります。
また雪妃真矢は契約を現在の団体所属から2022年はフリー契約へ変更になります。
今後はフリーでアイスリボン参戦することになります』