カリスティコ(初代ミスティコ)がみちのくのリングに凱旋!4年前の不祥事で活動を休止していたSUGIが復活!

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 17日、4年に1度開催されるみちのくプロレス主催の『ふく面ワールドリーグ戦』が後楽園ホールにて開催された。

 まず新崎人生コミッショナーが「今から10年前、いや20年前、サスケやデルフィン、タイガーマスク、ウルティモ・ドラゴン、獣神サンダー・ライガー、ハヤブサ、この日本のマット界でマスクマンのスーパースターがリングの上で引っ張っていた時代がありました。今日から始まるこの大会、このリング上から、そのマスクマンのレジェンドたちに匹敵するような選手が生まれることを期待しています。最後まで応援よろしくお願いします」と挨拶。

 続いて清水努大会実行委員長が「1995年に第一回大会が行われまして、今年で第六回と会を重ねてまいりました。先程入場してきたメンバーを見ますとマスクマンの世界にも世代交代の波が出てるんだなと感じました。いつもこの大会の開幕戦のときに開会宣言をしていただいていたハヤブサさん、江崎くんが今年くも膜下出血でなくなりました。今から4年前、彼はこう言いました『実は僕が現役バリバリだった時に、是非この大会に出て、出たからには優勝したかった。みちのくのふく面ワールドリーグ戦ってステータスですよね』と言ってくれました。その言葉を聞いて、今日参加した選手たち、無念の気持ちを、彼の夢を叶えるような気持ちで頑張ってもらえればなと思ってます。熱い声援をよろしくお願いします」と挨拶し『第6回ふく面ワールドリーグ戦』がスタート。

2016-09-16fukumen_sugi
 第4試合では、2012年にメキシコから大麻を本人の意図しない形で持ち込ませ業界関係者を逮捕させる不祥事を起こし活動を休止していたSUGIが復活。
 義経やエル・ブレイザーとして日本で活躍していた当時を彷彿とさせる空中殺法で観客を沸かせ、4年ぶりの実戦とは思えない動きに歓声が上がる。シューティングスタープレスでトドメを刺し見事2回戦に進出したSUGIは四方に頭を下げリングを降りると「この試合がどういうことを意味するのか、これだけの長い時間待っていただいた人たちが居たので、今日で満足してもらえたかはわからないですけど、私が満足させられるようにこれからもうちょっと時間をいただきたいなと思ってます。お帰りという言葉がチラホラ聞こえてたんでうれしいですね。4日間の初日なので、最終日には最高のものをお見せして、カリスティコを倒して優勝します。もうちょっと賛否両論あるのかなと思ってたんですけど、みちのくプロレスだという環境もあると思いますが他の団体に上がるか上がらないかまだわからないですが、全部が自分に跳ね返ってくることなので、過去を消すことは出来ないのでこれからを見ていただければ。(ファンの皆には)ありがとうしかないですよね、過去がどうあれ、未来がどうあれ、4年間何もしてなかったこのブランクを期待ととらえてくれていたように聞こえたのでありがとうしかないです」と涙をこらえながら語った。

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 メインイベントにはかつてみちのくプロレスでこまちとして活動していた初代ミスティコ、シン・カラことカリスティコが登場。ブラジルのサンバ・リオデジャネイロが不思議なダンスでふざけているかと思わせてのリバース・ブルズアンヘリートやシーソーホイップでコーナーに叩きつけての逆片エビ固めなどオリジナリティにとんだ動きを魅せる。だがカリスティコがトラースキックからライガーボムで形勢逆転すると必殺のラ・ミスティカをきめ勝利。

 カリスティコは「このみちのくプロレスに13年前初めてこまちとしてやってきて、この後楽園ホールで初めて試合をした。そのリングで初めてメインで試合をし勝利することができて、サスケにもウルティモにも人生にもとても感謝している。このトーナメントで自分としては今日の勝利を得たことで次も勝ってカリスティコとして優勝を目指していきたい。ミスティコ、シン・カラ、色々な名前を経てカリスティコという名でここに帰ってこれや事を本当に感謝している。この勝利を国に持ち帰って報告したいと思う」と喜びを露わにした。

 その他、公式戦第1試合からイタリアのマクシマスが華麗な空中殺法で攻めるが、初代タイガーの弟子であるリアルジャパンのスーパー・タイガーが打撃戦に持ち込みタイガースープレックスで勝利。
 第2試合はオーストラリアのオーストラリアン・ウルフが丸め込んでいくが、沖縄のエイサー8が後頭部に蒼魔刀を叩き込んでフォールも2。会場から大『オーストラリアン』コールが起きると、アルゼンチンからトラースキック。だがこれを逃れたエイサーがRKOを叩き込んでKOする。
 第3試合は初代ミスティコの兄弟であるアルゴスが急襲しトペの応酬へ。リングに戻るとアルゴスがバッククラッカーからムーンサルトを投下。負けじとキューバのレボルシオンがラリアットで倒しクリップラークロスフェイス。返したアルゴスを横入り固めから改めてクリップラークロスフェイスでギブアップを奪った。
 第5試合はタイのアズラが九州のがばいじいちゃんをパワーファイトで圧倒していくが、じいちゃんが杖を使った老獪なテクニックから高速ファイトで翻弄するも老いには勝てず腰を痛めたところをアズラが圧殺。
 第6試合はエジプトのウォーキング・ザ・マミーが不思議な動きで翻弄し身体から舞う粉塵攻撃や包帯によるチョーク攻撃で自由なファイトを見せる。これを中国のジャッキー・リンがカンフー攻撃から死亡遊戯を決めマミーを退治。
 第7試合は剣舞とラッセのみちのく対決。所属としては負けられない意地のぶつかり合いを見せる中、最後は剣舞がローリングエルボーで倒し二回戦へ進出した。

『第6回ふく面ワールドリーグ戦』
日程:2016年9月16日(金)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1216人・満員

▼8人タッグマッチ 15分1本勝負
フジタ“Jr”ハヤト/○卍丸/南野タケシ/ken45°
9分9秒 卍落とし→体固め
ウルティモ・ドラゴン/GAINA/●佐々木大地/日向寺塁

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○スーパー・タイガー(リアルジャパン)
6分14秒 バックドロップ・ホールド
●マクシムス

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○エイサー8(沖縄)
3分10秒 RKO→片エビ固め
●オーストラリアン・ウルフ

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○レボルシオン
4分19秒 キューバ式フェースロック
●アルゴス

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○SUGI(フリー)
6分6秒 シューティングスタープレス→片エビ固め
●レプラコーン

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○アズラ
5分39秒 スピアー→片エビ固め
●がばいじいちゃん(九州)

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○ジャッキー・リン
8分9秒 泰坦尼克号
●ウォーキング・ザ・マミー

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○剣舞
13分33秒 回転剣舞エルボー→エビ固め
●ラッセ

▼トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○カリスティコ
12分16秒 ラ・ミスティカ
●サンバ・リオデジェネイロ

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