【インタビュー】デビュー10周年記念興行を直前に控え19歳の誕生日を迎えた里歩に直撃!

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 2006年に8歳で高橋奈苗戦で女子プロレスラーとしてデビューしたりほは、大きな怪我や長期欠場もなくコンスタントに試合を行い、ついにデビュー10周年を迎えた。そのデビュー10周年を記念して、6月22日に東京・後楽園ホールにて10周年記念興行が開催される。

 りほは2007年には姉の聖奈とのタッグチーム“ライト姉妹”で中山秀征が司会を務める地上波番組『手紙バラエティ 三丁目のポスト』で特集が組まれ、小学生レスラー(当時3年生)として様々注目を浴びた。さくらえみがアイスリボンを退団後はりほも後を追い我闘雲舞へ。リングネームもりほから里歩へと変え、今ではアイドルユニット“ガトームーブ”のセンターを務めるほどに成長。そんな里歩が10周年興行を前に、レスラーとして10年間育った市ヶ谷チョコレート広場(アイスボックス)にて19歳の誕生日を迎えた。
 19歳になった里歩が今何を思っているのか、10周年興行への思いを含め誕生日当日に直撃インタビューを敢行した!
2007-02-16りほとアイスリボン
――見事誕生日当日を迎えましたが、市ヶ谷チョコレート広場という10年育った場所で迎えたという事に関していかがでしょう
「なんか、最初の頃は変わらないことが嫌だったんですよ。市ヶ谷から抜け出せないみたいな気持ちだったんですけど、今は、なんかもう市ヶ谷より大きくなるのが嫌だなと思うぐらいには、市ヶ谷に馴染んできた?定着してきた?家みたいな、そういう気持ちです」

――10年経った今もここが変わらないということに驚きもありますが
「驚きですけど、でも自分の一年先も全く想像できてなかったんで。10年やるとも思ってなかったし、10年経ってまだ市ヶ谷で闘ってるって事はビックリですけど嬉しい事でもありますよね」

――10年前のあの時点で、10年後にプロレスやっていると思ってました?
「全然思ってなかったです。もう1,2年やれればいいかなという感じでした」

――紆余曲折(アイスリボンから各選手の退団)あって、今日は真琴さんも聖奈さんも居た状態で誕生日を迎えました
「そうですね。2006年デビューが沢山居たのか~すごいですね。感慨深かったですけど、なんかそれ以上に自分の周りの景色が進んでいたので『あー懐かしい』みたいな気持ちにはならなかったというか、なんか新しい事がいっぱいあったので、そういう楽しみもありましたね」

――新しい事の中にアイスリボンの藤本つかさと優華の乱入(アイスリボンと我闘雲舞の最初で最後の対抗戦が決定)もありました
「それはあんまり興味ない(苦笑)」

――興味ない!?
「興味ないですね別に。さくらさんが勝手にやってくれという気持ちです」

――後輩への思いというのは無い
「つっか(藤本つかさ)ですか?つっかは後輩ですけど、別にもうなんかお姉さんみたいな感じだったので…優華さんに関しては知らないですし。だからなんか、なんだろうな?久しぶりに会えたのは嬉しかったですけど直視できなかったですねあそこのゾーンを」

――自身の10周年記念の興行の中でそういうアイスリボンと我闘雲舞の対抗戦が起きるっていうのも興味が無い?
「興味が無いというか、むしろ邪魔しないでくれというぐらいの気持ちです(笑)」

――さくらさんと同じで、アイスリボンとはもうこれで本当におしまいというのは里歩さんの中にもあるんですね
「なんだろうな?別に自分は意識してないんですよ。だけど、周りが自分は直接は関わってないですから、終わってもいないし、別に新たな関係が始まったと思ってないし、辞めた団体の一つです」

――藤本さんの言葉(「私たちは良い環境で練習をして、4年間切磋琢磨して団体を大きくしました。あなたのように、小さいことにこだわっていません」さくらを挑発)を受けて、「ことり」さんはもっと団体を大きくしていきましょうと涙を流していましたが
「自分は「ことり」ほど野望を持っていなくて、ここで楽しければいいじゃんというタイプなので、そんなに無理に、無理にと言うか沢山の人に見てもらいたい気持ちはありますけど、そんなにこの団体を大きくしようとは思わないタイプです」

――それよりはアイドルとして有名になりたいという気持ちも
「そういうことじゃなくて!今が楽しいから!それでいいんじゃないかって思っちゃうんですよね。逆に言えばさくらさんとか「ことり」とかがそうやって上に行こう上に行こう大きくしようみたいに言ってるから、(私は)こういう人間になっちゃうのかもしれないですけど(笑)なんて言うんですかね?上もいるし下もいるみたいな、そういうことだと思います」

――里歩さんは今後どうなっていきたいんでしょう?
「ほんとにマイペースにやっていきたいです!周りにあわせてあそこがどこどことやったからあそことやろうみたいな、そういうのにはなりたくないですね。マイペースでやっていきたいです」

――10周年を迎えられて振り返っていかがですか?
「なんかやっぱり専業プロレスラーじゃなかったので今まで。だから、生活の一部にプロレスがあるみたいな。生活をしていったら、普通の生活をして休日や学校後にプロレスをしてを繰り返してたらあっという間に10年経ってたみたいな感じですね」

――学校も卒業されて、これからは専業プロレスラーですよね
「そうですね、だから、プロレスについて考える時間も増えたので悩むことも増えましたけど、でも充実してる感じはします」

――新しく後輩も後楽園で二人デビューしますが、後輩たちに10年続ける秘訣というかアドバイスは
「秘訣?」

――10年続けるって凄いことなんですよ?
「まあそうですよね。でも自分では凄いことと思えないんですよ。なんでかわかんないですけど。だから多分生活の一部みたいな感じだったので、でも多分こういう感じの方が物事長く続けられるんだろうなって思いますね(苦笑)」

――最近お姉さんの聖奈さんがリングアナやレフェリーで一緒になることが多く、今日も試合に介入してましたが、妹としてレスラーとして復帰して欲しい(聖奈は2011年に引退)という気持ちはありますか?
「ないです(笑)いやあったほうがいいのかな!?辞めたから、別に無理にやろうとはしなくていいですし、普通に仕事もしてるし、普通の人だから。別に無理に戻ってこなくてもいいんじゃないかなって気持ちはありますけど、レフェリーやリングアナとかで関わってくれてるのはすごい嬉しいです」

――10代で10周年を迎えたという事に関しては思うところはありますか
「いやー、そうですね、10代で10周年、自分が8歳でプロレス始めた頃はそれがすごい事だともわからなかったんですよ。プロレスを見てなかったし、どういうものかも知らなかったから。だから、皆早く始めればいいと思います!だって出来たもの10年!」

――そうですね!説得力が違いますね!
「10年も出来たから早く皆プロレスを見つけるべきだと思います!」

――里歩さんから見たプロレスの魅力というのはなんなんでしょう?
「なんですかね~…なんなんですかね?」

――なんなんですか?
「なんなんでしょうね!?」

――何が楽しくて続けてるんですか!?
「何が楽しくて続けてるんですかねぇ?なんだろう?同じものがないじゃないですか。同じ試合がない。相手も違うし自分もその時で変わるし。だから、なんか、普通のなんだろうな?ピアノとかよりは刺激があっていいんだと思います。自分にはあってたんじゃないですか」

――新しく入ろうとする人に対して勧めて欲しいんですけど(苦笑)
「新しい人に対して!?何が楽しいんですかね?でも闘ってる女の子ってカッコよくないですか?」

――カッコいいですね
「カッコいいですよね?で、やってても楽しいし、見ててもまたさらに好きになると思うんですよ。人それぞれだし、色々あるじゃないですかファイトスタイルとか。だから自分にあったものができるし、自分の表現ができるのが楽しい所だと思います、プロレスの」

――それでは最後に改めて10年見てくれたファンと、今度の後楽園で初めて里歩さんを見る方もいると思いますが、その方々へメッセージをお願いします
「ちっちゃい頃はわりと外に出てたので、知られてる方も多かったんですけど、なんか『里歩ちゃんこんなに大きくなったの!?』って言われる事も最近多くて、それはすごい潜ってた時期があったからだと、今も何ですけど、でもそれでまた見つけてもらって、あの頃と変わったなって思ってもらえる自信があるから、是非試合見たことない人には見て欲しいし、10年支えてくださった方にはほんとに、私なんかを10年も見続けてすごいしありがたいなって気持ちでいっぱいです。6月21日に後楽園ホールで私のデビュー10周年記年興行が行われますので、是非皆さん今の私を見に来てもらえたらなと思います」

2016-06-04里歩と我闘雲舞
『我闘雲舞 in KORAKUEN HALL 2016 里歩デビュー10周年記念興行 ~十年咲く花は、~』
日程:6月22日(水)
会場:東京・後楽園ホール
18:30開場/19:00試合開始

▼IWA三冠統一選手権 20分1本勝負
【王者】米山香織(フリー)
vs
【挑戦者】里歩
※第8代王者の2度目の防衛戦

▼特別試合
さくらえみ&「ことり」
vs
藤本つかさ(アイスリボン)&優華(アイスリボン)

▼アジアドリームタッグ選手権 20分1本勝負
【王者チーム/ブリバト】SAKI(LLPW-X)&MIZUKI(LLPW-X)
vs
【挑戦者チーム】希月あおい(フリー)&帯広さやか
※初代王者チームの2度目の防衛戦

▼シングルマッチ
マサ高梨(DDT)
vs
円華(フリー)

▼10万円争奪4WAYタッグマッチ
[バッド・カンパニー]ゴーレムタイ&P-Nutz
vs
アントーニオ本多(フリー)&福田洋(BASARA)
vs
松本浩代(エスオベーション)&趙雲子龍(新北京)
vs
葛西純(FREEDOMS)&DJニラ(フリー)

▼Pro-Wrestling 4U G6 選手権
【王者】ジューケン(ドイツ)
vs
【挑戦者】小仲=ペールワン(パキスタン)

▼鬼塚真紀デビュー戦
鬼塚真紀/大鷲透(フリー)/梶トマト(K-DOJO)
vs
サワディー仮面&E.K.バギー&パクサー

▼アーサ米夏デビュー戦
アーサ米夏
vs
真琴(REINA)

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