5・5後楽園で初代SOG世界タッグ王座決定戦を争う、高岩&今成と光留&前口が一歩も引かず!
ガンバレ☆プロレスが5月5日の東京・後楽園ホール大会に向け、4月13日に都内で記者会見を行い、初代スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座決定トーナメント決勝戦を争う「うるせぇズ」(高岩竜一&今成夢人)と「変態パンチドランカーズ」(佐藤光留&前口太尊)が一歩も引かない姿勢を見せた。
同トーナメントは3月25日、東京・王子Basement MON☆STAR大会で1回戦を行い、「うるせぇズ」が「ロマンス・ドーン」(翔太&高尾蒼馬)を、「変態パンチドランカーズ」が「大勝健」(大家健&勝村周一朗)を破り決勝に進出した。
大谷晋二郎とのコンビで初代IWGPジュニア・タッグ王座にも就いた高岩は「SOGシングルの初代王者は私なんで、タッグも私から始まります。相手もよく分かんないんで、『うるせぇズ』、今日はうるさくないけど、初代チャンピオンになります」と言い切った。
パートナーの今成は「思い入れありすぎるメンバーに囲まれてるなと。パートナーの高岩さん、昨年僕の壁になっていただき、超えるべき男として君臨してくれました。その高岩さんと戦うことで1年間成長させていただきました。対戦相手の光留さん、10年以上前から、僕は光留さんを撮影する側の人間でした。KO-D無差別級に挑戦するときも、2014年1月のDDTラストマッチのときも撮影に行きました。僕が先輩ディレクターに詰められたとき、光留さんは“今成さんは頑張ってるじゃないですか”って助けてくれました。プロレスラーとして光留さんの前に立てるとは思いませんでした。前口さんとは何年か前、飲み会で僕が酔っ払ってるとき、“こんなおもしろい人がいるんだね”“ファンになりました”と言ってくださいました。キックボクシングで最前線で戦ってるときから、僕に目をかけてくれてました。正直前口さんとプロレスラーとして対戦する運命になるとは思いませんでした。このお三方には思い入れがありすぎます。だからこそプロレスラーとして、自分の言葉、肉体、精神、すべてをさらけ出して、高岩さんとタッグベルト巻きたいと思います」とベルト獲りを誓った。
対する光留は「トーナメント決勝に太尊と2人で出るのがなにより。何年か前、高岩さんが錦糸町の雀荘で一見、一直線に見えるんですけど、全然悩まなくていいときに悩んでるふりして、こっちに逆に考えさせるというインサイドワークを使って。そこを気を付ければ、逆に安パイだと思います。今成さんの今の思い出話、何一つ覚えてない。覚えてないくらいが変態パンチドランカーズはちょうどいい。5・5後楽園、昔の思い出語る場所じゃないんで。これからの自分たちのプロレスで、ベルト獲って、新しく歴史つくって、戦っていきたい」とコメント。
プロレスでの王座初戴冠を目指す前口は「プロレスラーになって1年8ヵ月、やっとチャンスが来たなと。プロレスラーに導いてくれた光留さんとプロレスできて、タッグを組めて光栄。相手の高岩さんはガンプロに出始めて、プロレスをやり始めて数回くらいしか練習してないとき、何もできなくてボロボロにされた。だけどあのときの前口太尊はもういない。高岩さんは俺のこと全然相手にしてくれないんです。だけど5・5、アッと驚く進化してるんで。どんどん攻め込んで、倒したいと思います。今成さんとの飲み会、覚えてます。昔のことは覚えてる。最近のことは全然覚えてなくて。ガンプロに参戦したのが2021年の10月、今成さんと試合をした記憶がまったくない。今成さん、高岩さんはパワーがすごいんで、こっちはパワーと切れを身につけて、絶対倒してやろうと思うんで。普通のプロレスラーがやってるような練習しても、まず勝てないんで。頭使って練習してるんで。前口の進化を見てもらいたい」と意気込んだ。
「うるせぇズ」は初代王者へのこだわりが強いが、光留は「初代じゃなかったらダメじゃない。初代獲ってやったぜって。初めてやったというのは男の欲望としてあります」、前口は「初代に特にこだわりはないんですけど、強いヤツが勝つんで」と話した。
さらに、光留は「“頑張ってないプロレス”ってないだろうと思ったんですけど。1回戦で勝村周一朗と試合したとき、ガンプロがあったから、勝村周一朗が信じられないくらい、非の打ちどころのないインディーレスラーになってた。本気で驚いて。ガンプロがあったから誕生した。それはちょっと悔しかった。ハードヒット主催したたり、プロレスの興行やったり、そこで前口太尊と知り合って、プロレスに引き入れて。ガンプロがあることで、この世に一人プロレスラーが増えてる。ガンプロがあるから今ここにいる。純粋に悔しかった。1回ひねり潰して、リングでこの悔しさを見せつける」と意欲を見せた。