不信感と嫌悪感から退団を電撃発表した石川奈青が涙のラストアイドル!「リングは繋がってるっていうから、きっとどこかで」
3月19日、後楽園ホールにて『アイスリボンマーチ2023』が開催。月内での退団を電撃発表した石川奈青が所属最後の後楽園ホール参戦を行った。
石川はコロナ禍であった2020年に無観客試合でデビュー。期待の新人的な扱いを受けていたが、たびたび病気や怪我による欠場に泣かされいつしか二番手三番手に。
復帰後に突如プリンセスキャラになり、アイドルユニット『KISSmeT PRINCESS(キスメットプリンセス) 』を神姫楽ミサ&網倉理奈と結成するとリング上で歌って踊る独自路線に。だがこれも1年もたずに解散し、最近では自分探しの冒険家として迷走を続けていた。
そんな中、今月16日に突如会見を行うと「プロレスが好きだからというやりがいすら失われつつある」と団体への不信感と嫌悪感を述べ、月内での退団を電撃発表した。
所属最後の後楽園ホールで石川は網倉とタッグを組み、元KISSプリの神姫楽ミサとマネージャーの朝陽がロープ上げてセコンドにつく幻のKISSプリタッグでリングへ。
対するは石川が教育係となり育てた松本楓歩&清水ひかりに。
入場するなり石川と網倉は涙をこらえており、感極まったまま試合が開始。
セコンドの神姫楽も混ざったワープレスなどKISSプリ連携も見せていくが、清水が容赦なく蹴りを叩き込んでいき、松下ともサンドイッチ攻撃。必死に返していった石川が「楓歩ありがとう!」と強烈なエルボーを叩き込んでいくが、最後は松下が延髄斬りからファンファーレ(=変形ドライバー)で石川を突き刺し3カウントを奪った。
試合終えた松下は「自分の教育係としてここまで育ててくださった石川さんと、ほんとに最後の最後にタッグですけど当たれて嬉しかったです。今日自分が石川さんから勝てて、最後良かったですほんとに。これで石川さんも安心して行ってくれるんではないでしょうか」と淡々と語る。
清水は「自分探しって言ってる奈青ちゃんがいたから、自分探しをするよりは、自分は探すものじゃなくて積み上げていくものだと思うから、アイスでやってきた事とかを全部なくして新しいもの探すんじゃなくて、今やってきたものを自信にして次に進んで行ってもらえたらなって思います」とアドバイス。
KISSプリの3人は「最高の宝物だ」「リングは繋がってるっていうから、きっとどこかで」と再会を誓い合った。