高岩竜一が初代SOGタッグ王座決定トーナメントに向け今成夢人にラブコール! 大家&勝村、光留&前口、翔太&高尾もエントリーへ

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 ガンバレ☆プロレスが3月5日、東京・高島平区民館で「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を2023」を開催。新設される初代スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座決定トーナメントに向け、初代SOG世界無差別級王者の高岩竜一が、同王座戦で熱闘を繰り広げてきた“好敵手”今成夢人にタッグ結成のラブコールを送り、今成も快諾した。

 この日のメインイベントで、渡瀬瑞基、勝村周一朗、高岩組が大家健、石井慧介、今成組と激突。ガンプロが誇る5強と高岩の6人が、目も離せないノンストップの白熱バトルを展開。15分過ぎ、今成が高岩にタイガードライバーを見舞うもカウントは2。さらにトップロープに上ると、高岩が阻止して雪崩式ブレーンバスターを一閃。勝村が大家を腕攻撃で場外に排除すると、リング上は今成と高岩の1VS1に。2人は激しいエルボーのラリーを展開し、今成がラリアット。高岩はラリアットで返し、デスバレーボム。これは今成がカウント2で返すも、もう一発デスバレーボムでたたきつけ、高岩が3カウントを奪い熱戦に終止符を打った。

 試合後、高岩は「タッグベルトができる。25年前、IWGPジュニアタッグ初代チャンピオン、俺と大谷晋二郎だ。もちろん大谷と獲りたかった。ただ今、大谷はケガに向き合って頑張ってる。その大谷を一番分かってる今成! オマエとベルトを目指したい。俺と組んで初代タッグチャンピオンになろう」と呼び掛けた。今成は「久しぶりに戦って、あなたの強さ、改めて思い知らされました。俺も高岩さんの魂、大谷さんの魂があると思ってます。組んでいただけるなら、ぜひトーナメントにエントリーさせてください」と快諾。

 高岩が「その代わり、ストロングスタイルだ。パンツを黒に戻してこい」と言うと、今成は「俺たちストロングスタイルですね。俺たち、(3・1後楽園で参戦した)オールスター・ジュニアスターズだ。略してオルスタだ!」と呼応して大会を締めくくった。

 バックステージで今成は「高岩さんからラブコールもらえたのはうれしい。1998年8月8日の大阪ドームでの金本浩二、ドクトル・ワグナーJr.組VS大谷晋二郎、高岩竜一組の初代IWGPジュニアタッグの試合を何度もVHSで見返してたんで。僕は大谷さんの代わりにはなれないかもしれないけど、ラブコール受けたからには絶対にあの熱を僕たち2人でつくるしかない。絶対に優勝する」、高岩は「この勢いのまま、チャンピオンになってやろう」と早くも優勝宣言が飛び出した。

 また、第4試合では冨永真一郎が前口太尊と一騎打ち。冨永の足攻めに手こずった前口だが、裏拳から飛びヒザ蹴りをアゴにヒットさせる「あごしつれいいたします(仮)」でピンフォールを奪取。昨年4月9日の東京・新木場1stRINGで敗れた借りを11ヵ月ぶりに返した。

 前口は「俺もSOGタッグトーナメントに出たい。冨永さんに勝ったんで権利あると思います。タッグパートナー、今日用意してあります。俺のことをプロレスの世界に導いてくれた人とどうしても組みたい」と言うと、まさかの佐藤光留がリングイン。光留は「パンチドランカーだらけのプロレスやってるんで見に来てくれと言われたらガンプロでした。裏見たら、全日本、DDT、ユニオンで戦ったヤツ、錦糸町の雀荘で戦ったヤツ、久しぶりの人がたくさんいました。もっともっとパンチドランカーになって、まともな人間じゃ負けないベルトにして、俺たちがチャンピオン獲るか。お願いします。タッグ名はパンチドランカーズ。必ず優勝します」と応じた。

 セミファイナルではロマンス・ドーンの翔太と高尾蒼馬がシングル対決。シュバインを狙った高尾を、切り返した翔太が逆さ押さえ込みで丸め込んで勝利。学生プロレス時代からしのぎを削ってきた両者だが、翔太がシングルで初勝利を挙げた。昨年暮れ、米国遠征から帰国した翔太は高尾とのタッグを休止していたが、「シングルで1度も勝ててなかったジェラシーから今日解放されました。ここまでお互い切磋琢磨してきたからには、タッグベルトができて、トーナメントがあると聞いたなら、ロマンス・ドーンでタッグベルト獲りにいこうじゃないか」と投げ掛け、高尾も承諾した。

 オープニングでは2月25日の高島平大会でタッグを組むことが決まっていた大家と勝村が登場し、ファンからの公募の結果、チーム名が「大勝健」に決定したと報告し、優勝を公約。

 この結果、高岩&今成、光留&前口、翔太&高尾、大家&勝村が名乗りを挙げ、この4チームでトーナメントを争うことが確実になった。3月25日、東京・王子Basement MON☆STAR大会(3部興行)の第1部と第3部で1回戦、5月5日の東京・後楽園ホールで決勝戦を行い、優勝チームが初代SOG王者組に認定される。

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