外敵チームが優勝も会場は大歓声!女子デスマッチユニット“プロミネンス”が6人タッグリーグ制覇!
4日、東京都・国立代々木競技場第二体育館にてスターダム『TRIANGLE DERBY I~優勝決定戦~』が開催され、プロミネンスがTRIANGLE DERBY優勝およびアーティスト・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。
今年1月3日に開幕したスターダムの6人タッグリーグ戦『TRIANGLE DERBY(トライアングルダービー)』は14チーム・42選手が参加する大規模なものとなり、2ヶ月続いたシリーズもこの日がフィナーレ。
この日は、各ブロックの上位2位に残った【プロミネンス】、【7Upp】、【COSMIC ANGELS】、【暴れん坊GE】の4チームによるが決勝トーナメントが行われた。
まずは、【COSMIC ANGELS】中野たむ&なつぽい&SAKIvs【暴れん坊GE】朱里&MIRAI&壮麗亜美による準決勝が実施。
コズエンが変幻自在のコンビネーションで序盤戦を支配していくものの、正パートナーであるMIRAI&壮麗がパワフルかつ堅実な連携攻撃で突破口を開き、最後は朱里がなつぽいを白虎(※変形マフラーホールド)で仕留めて一足先に決勝戦進出を決める。
もう1つの準決勝である【プロミネンス】世羅りさ&鈴季すず&柊くるみvs【7Upp】高橋奈七永&優宇&水森由菜の試合は、現アーティスト・オブ・スターダム(6人タッグ)王者であるプロミネンスと、現ゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王者の奈七永&優宇が激突する豪華な試合に。
女子プロレス界屈指のパワーファイターたちが集う7Uppの猛攻にピンチを迎えるプロミネンスだったが、そのパワーに対抗できる柊がガッチリ受け止め、正パートナーである世羅&すずがガムシャラファイトで一気に逆転。
最終盤にはすずが奈七永&優宇のナナモモダイバーから水森のスーパーガールなどを連続被弾する場面もあったが、最後はすずがグラン・マエストロ・デ・テキーラ(※変形キドクラッチ)で水森から技有りの勝利。
試合後にマイクを取ったすずが、「(暴れん坊GEに)決勝で会えると思ってなかったよ。お前らが決勝ならこのベルト、かけてやってもいいけど?」とアーティストのベルトを掲げて挑発すると、朱里があっさり「そりゃあもちろん!お願いしまーす!」と頭を下げたため、TRIANGLE DERBYの決勝戦ではアーティスト王座もかけられることに。
メインイベントで行われた決勝戦&アーティスト王座戦では、試合開始直後からプロミネンスの面々がイスを持ち込んでコミカルかつハードなアイスリボン仕込みのファイトを見せるが、かつてアイスリボンで世羅とも抗争していた朱里がその世界観にあっさり対応し、出鼻をくじかれる形に。
中盤からは、デビュー前からの知り合いで熱いプロレス愛を共有してきた仲でもあるMIRAIとすずのマッチアップが中心となり、バチバチの打ち合いを制したMIRAIがラリアットからミラマーレ(※チキンウィング・アームロック)。窮地に陥ったすずは一騎打ちにこだわらず世羅&柊との連携攻撃でMIRAIに集中砲火を浴びせ、テキーラ・ショット(※変形グラン・マエストロ・デ・テキーラ)、ジャーマン・スープレックス・ホールド、ぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールドと連撃して3カウント。TRIANGLE DERBY優勝およびアーティスト王座の初防衛を成した。
外敵ユニットの優勝という結果に終わるも、約1年間スターダムで闘い続けてきたプロミネンスはファンの心を掴んでおり、当人たちが困惑するほどの大歓声が贈られる。
これに大喜びのすずは、「1年前、スターダムに乗り込んで来たときは好き勝手言われてたプロミネンス。これがプロミネンスなんだよ!ユニットの頂点!それが、プロミネンス!」と絶叫し、最後は「レッツゴー!プロミネンス!」の掛け声で大会を締めた。
バックステージに戻ると、世羅が「乗り込んで1年ちょっとですよ。優勝しちゃう?代々木締めちゃう?防衛しちゃう?ちょっとちょっとちょっと、プロミネンス、キてんじゃないですか?」と大はしゃぎするも、リーグ戦内で黒星を付けられた【Queens Quest】林下詩美&上谷沙弥&AZMにリベンジを果たすべく次期挑戦者として指名。
すると、コメント会場にQueens Questの3人が乱入してきて即座に挑戦表明。その場に居合わせたロッシー小川EPが「決定してもいいけど、日にちがまだ……」と口ごもると、6選手が口々に「どこでもいーっすよ!」「どこでもやってやるよ!」「なる早で!」などとまくしたて、勢いのままに両組のアーティスト王座戦を決定させた。