「永田は偉大な天龍源一郎さんの記録を抜きました」永田裕志が三冠ヘビー級王座を戴冠し史上初の偉業を達成!

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 19日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpwエキサイトシリーズ2023~#ajpwプロレスの日MANIAx~』が開催され、永田裕志が三冠ヘビー級王座を戴冠し史上初の偉業を為した。

 永田は昨年より全日本に継続参戦しており、今年1月に宮原の持つ三冠王座に挑戦を希望した際には「ホームで居場所がないから全日本に上がってるんだったら受けない」と一刀両断にされてしまった。
 永田は、新日本・全日本・NOAHのヘビー級シングル&タッグ王座をすべて戴冠するという“グランドスラム”に王手をかけている選手であり、三冠王座はその最後のピース。諦めきれない永田は、2月4日の八王子大会で青柳優馬を破って三冠王座を防衛した宮原の前に再び現れ挑戦を熱望。

 しかし、流石の永田も緊張したのかマイクが噛み噛みになり、思わず自分で笑ってしまう。
 そんな永田の様子を見た宮原は、「あんたの本当の狙いは俺は知ってるぞ。お前は本当はグランドスラムを達成するためだけに挑戦したいんだろ?本音を言えよ」とバッサリ切り捨て、「新日本プロレスファンの皆様、応援に駆けつけないと儚く終わるぞ?せいぜい永田裕志さんの最期を見届けに来いや」と敬礼ポーズを取りながら新日本ファンにも啖呵を切るなど“前哨戦”では完勝を収めていた。
 しかし、永田も三冠王座奪取にかける思いは本物であり、試合前の煽りVTRでは『いいんだね?殺っちゃって』とかつての名言も口にした。


 試合は、最序盤こそ厳かなグラウンドレスリングが展開されたものの、宮原がエプロンでのパイルドライバーを決めたり、永田が場外エクスプロイダーや雪崩式エクスプロイダーを放ったりと大技をさらなる大技で返していく大熱戦に。
 宮原がブラックアウトから必殺のシャットダウン・スープレックスを狙うも、永田がクラッチを切って腕固め。そのまま白目式に移行すると会場がこの日一番の大歓声に包まれる。
 宮原のブラックアウトをミドルキックで撃ち落とすという離れ業を見せた永田は、リストクラッチ式エクスプロイダーからハイキック。最後はバックドロップホールドを決めて3カウントを奪った。

 三冠ヘビー級王者としては、天龍源一郎さんが持っていた最年長戴冠記録、最長キャリア戴冠記録を更新。
 史上5人目のメジャー三団体シングル王座制覇、史上4人目のメジャー三団体シングル&タッグ王座制覇、これに加えてメジャー三団体のシングルリーグ戦も制覇したという偉業は史上初のことだ。


 『全日本ファンから罵声を受けることを想定していた』と後に胸中を明かした永田だったが、試合後の会場は大・永田コールに包まれ、「なんだよ、ここは全日本プロレスのリングだろ?俺のホームみたいじゃないか」と照れ笑い。
 その後、石川修司がリングに上がり、「俺は今でも全盛期だと思ってやってるよ。永田さん……いや、永田裕志。俺は昨日までアンタが挑戦者、クエスチョンだった。お客さんもそうだったと思う。だけど、今日のアンタは全盛期だったわ。俺と勝負してくれよ!」と挑戦表明。永田もこれを快諾したため、石川を初防衛戦の相手として迎えることになりそうだ。

 改めて観衆に向き直った永田は、「もしこの俺がこのベルトを巻いているのが思い切り嫌悪感を持つ人間がいたら、どんどん会場に来て俺にブーブー言ってくれ。その他、この新日本プロレスの永田裕志がこのベルトを持って闘う姿が見たいという方は、より声援を送ってください。そうやってこのベルトを持ってる限りは、この全日本プロレスのリングを盛り上げます」と覚悟を叫び、「1!2!3!ゼアッ!」と敬礼ポーズで大会を締めた。


 バックステージに戻った永田は、グランドスラム達成についてまだ実感がわかない様子であったが、「もうじき31年になるんで、プロレス人生の中で、新日本プロレスに留まることなく、全日本プロレス、プロレスリングNOAHというリングに上って、ただ上がって荒らすだけではなく、ベルトを獲って、またはリーグ戦を獲って、その中でシリーズを盛り上げて、新日本プロレスの中だけではなく、メジャーと言われる日本の各団体でそういう仕事をした実感と言うか、そういうのはありますし、このベルトを獲ったということは、やっぱりそれが改めて感じますね」と思いを吐露。
 そして、宮原の攻撃の苛烈さについて絶賛し、「明日からまた今日のダメージが残って、噛み噛みな自分になってしまいそうだし(笑)今の内だけかもしれないですけど、ちゃんと喋れるのは」と噛み噛みマイクのネタも回収。

 そして、「最年長記録という部分で、偉大な天龍源一郎さんの記録を抜けたという。元々天龍さんの記録を抜くってのは、IWGPで最年長記録を抜くということで言ってましたが、IWGPよりもさらに歳を重ねた天龍源一郎さんが獲ったベルトですから。その記録を抜けたっていうのはすごく大きな喜びではありますね」と感慨を口にする。

 ノって来た永田は、「天龍源一郎さんは今あまり体調がよろしくない中で、最近は本当にほぼ音沙汰無く、ニュースとかでそういうので天龍さんの情報が入ってくるんですけど、天龍さんの口から『永田』という言葉が全く出なくなってきている中で数年前に何処かのエロ雑誌のコラムで『永田は窓際だ』みたいなことが出てたな。『アイツは要領がいいからどうのこうの』と。コンビニで立ち読みして見た記憶がありましたけどね。それぐらいしか天龍さんの“べしゃり”っていうのは耳に入って来なかったですから。『永田は偉大な天龍さんの記録を抜きました』と、是非皆様ご報告ください。それでもしカチンときたら、またどこかのエロ雑誌でも、どこかの週刊誌でも、老害の如く永田をビシっと叱りつけていただければと思います」と“永田節”を炸裂させ、満面の笑みで敬礼ポーズを取った。

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