【試合詳細】1・5 新日本プロレス大田区総合体育館大会 オカダ・カズチカ&ケニー・オメガvsジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ 【KOPW】鷹木信悟vs矢野通vsグレート-O-カーンvsSHO

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『NEW YEAR DASH!!』
日程:2023年1月5日(木)
開始:18:30
会場:東京都・大田区総合体育館
観衆:2,713人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
成田蓮/タイガーマスク/●本間朋晃
8分28秒 マジックキラー→片エビ固め
[BULLET CLUB/HOUSE OF TORTURE]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL/高橋裕二郎/ディック東郷(みちのく)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[UNITED EMPIRE]ウィル・オスプレイ/TJP/●フランシスコ・アキラ
9分17秒 ホルヘ・リベラ・スペシャル
タイチ/金丸義信/DOUKI

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]後藤洋央紀/石井智宏/○YOSHI-HASHI
8分2秒 タンク・バスター→片エビ固め
[TMDK]ザック・セイバーJr./シェイン・ヘイスト/○マイキー・ニコルス

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
真壁刀義/海野翔太/田口隆祐/○YOH
13分17秒 DIRECT DRIVE→片エビ固め
[L.I.J]内藤哲也/SANADA/高橋ヒロム/BUSHI

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/○タマ・トンガ/ヒクレオ/マスター・ワト
11分29秒 反則
[BULLET CLUB]ジェイ・ホワイト/KENTA/●エル・ファンタズモ/石森太二

▼『KOPW 2023』争奪戦4WAYマッチ 60分1本勝負
[L.I.J]○鷹木信悟
12分50秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[CHAOS]●矢野通
※鷹木がKOPW 2023保持者となる。
※あと2人は[BULLET CLUB/HOUSE OF TORTURE]SHO、[UNITED EMPIRE]グレート-O-カーン

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○オカダ・カズチカ/ケニー・オメガ(AEW)
13分36秒 レインメーカー→片エビ固め
[UNITED EMPIRE]ジェフ・コブ/●アーロン・ヘナーレ

オカダとケニーが奇跡の初タッグ結成!KOPWのベルトを獲った鷹木がオカダのIWGP世界ヘビー級に挑戦決定!みのる&デスペ、タイチら旧鈴木軍がそれぞれ新軍団結成へ!

第1試合


 HOTの奇襲からゴング。タイガーが袋叩きにされるが、タイガーがEVILにカンガルーキック、東郷にアームドラッグからの風車式バックブリーカーを見舞って撃退。しかし、ロープにとんだところで場外から裕二郎が足を引いて妨害。場外戦でHOTが優勢をつかむ。

 東郷がタイガーのマスクのヒモをほどいていき、完全に剥がれはしなかったもののゆるゆるになったマスクをかばったタイガーがピンチに。
 裕二郎がスライディングキックを見舞って高笑いも、タイガーは左右のミドルキックで怯ませタイガードライバー。成田にタッチ。

 成田が勢いよく飛び出していってHOTを蹴撃で蹴散らしていき、裕二郎にハーフハッチ・スープレックスから腕十字。さらにコブラツイストも、裕二郎が指に噛みついて脱出。成田が怒りのミドルキックも、キャッチした裕二郎がサミングからスライディングキック。EVILにタッチ。

 EVILと裕二郎が2人がかりでロープに振っていくが、成田が2人の攻撃を誤爆させ、EVILにバイシキクルキック。本間にタッチ。

 本間はEVILにショルダータックル、逆水平チョップ、フェイスクラッシャーから小こけしを発射も、回避され自爆。HOTのトレイン攻撃からEVILがフィッシャーマン・バスターからEVILを狙うが、本間がこけしロケットで迎撃し、小こけしをヒット。さらにこけし落としを狙うが、EVILがサミングで脱出しラリアット。本間は正面から受け止めてヘッドバッドを見舞い、こけし落としを狙うが、東郷がスポイラーズチョーカー、裕二郎がケインを持ってリングに上ってきてレフェリーの気を引き、EVIL&東郷がマジックキラー。これで3カウントを奪った。

 試合後もHOTは暴行を続け、成田が3人がかりで袋叩きにされる。
 しかし、そこへ鈴木みのるが猛然とリングに駆け込んできて成田を救出。SHOも加勢に入ると流石のみのるも1vs4の数の暴力に負けて袋叩きにあうが、さらにそこへエル・デスペラードが飛び込んできて救出。みのる&デスペラード&成田の3人が連携してHOTを退治した。
 3人が向かい合うとみのるとデスペラードがグータッチ。しかし、2人は成田に向けたアクションを起こすこと無く去っていき、一握りの謎を残した。

<試合後コメント>
EVIL
「(※ディック東郷を引き連れて現れる)オイ、何なんだよあの野郎! 俺らのステージを邪魔しやがってよぉ! オイ、鈴木、デスペラード! オマエら何で成田を助けに来たんだコノヤロー! ふざけやがって! まぁいいや。オマエらがその気だったらよぉ、3人まとめて叩き潰してやるからな、よく覚えとけ! (※東郷に)よし、行くぞ!」

本間朋晃
「(※インタビュースペースにたどり着くと床に倒れ込み)アー、アー、アー、クソッ! 2023年の戦い始め、HOUSE OF TORTURE、新年早々クソみたいな戦い方しかできねぇな! でもよぉ、負けたのは事実だよ。負けて始まり、這い上がってやるよ! 這い上がってやるよ! もう這い上がるしかねぇんだよ! アー、『WRESTLE KINGDOM』にも出れねぇ! 『WORLD TAG LEAGUE』にも出れねぇ! もちろん『G1 CLIMAX』にも出れねぇ! そんな“当たり前”、クソ食らえだよ! 俺は何としても這い上がってやる! どんなことがあろうと俺は絶対諦めねぇ!」

鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮
※まず鈴木がニヤニヤしながらインタビュースペースに。その後、デスペラード、成田の順で現れる。
成田「オイ、HOUSE OF TORTURE! ふざけんなコノヤロー! ナメやがって! アイツら絶対潰してやるからな!」
鈴木「オイ、イーブー! イーブー! イーブー! そんな小っちゃいところによぉ、収まってんじゃねえよ! オイ、他の虫ケラども! テメーらまとめてぶっ飛ばしてやるぞコノヤロー! テメー、前のシリーズからよぉ、『WORLD TAG LEAGUE』じゃチョコマカチョコマカしやがってよぉ! ナメてんのかコノヤロー! あぁ!? (※デスペラードに)なぁ?」
デスペラード「まぁ鈴木軍はなくなっちゃったっすけど、だからって別に、無理矢理別の方向に進む必要もないわけで。ボス……いや、鈴木さんが言ってくれたようにさ、やりてぇことやってんだからそれでいいだろ。で……だ、“やりたいこと”で今、ふと思ったんですが、成田君、同じ方向を向いてんだったらさ、お互い頭数合わせるだけでもいいんじゃない? 別に“協力”はしなくていいんだよ。“共闘”がとりあえずできればそれだけでいいんだよ。まぁオマエがイヤだっつったら、別にこっちはどっちでもいいんだけどさ」
※成田は視線を落とし、無言を貫く。
デスペラード「悩んでそうだなぁ。俺は後で返事聞くよ(※と、先に立ち去る)」
※鈴木は笑みを浮かべて成田に視線を送る。成田はしばらく鈴木の方を見ていたが、無言のまま立ち去る。
鈴木「“ストロングスタイルの息子”なんだろ? 『SON OF STRONG STYLE』なんだろ? 日本のプロレス界で、先人が残したストロングスタイル、俺が全て持ってるぞ。(※立ち去りながら)考えれば分かるだろ……」

第2試合


 ブランド物のスーツに身を包んだTAKAみちのくに先導されてタイチが登場。さらにDOUKI、金丸義信が登場し、旧鈴木軍のメンバーが同じコーナーに立つ。

TAKA「タイチ、金丸義信、DOUKI、TAKAみちのく。俺たちが、2023年、新日本プロレスを大きく変える。『大した実績もねえのに何デカいこと言ってんだ?』と思ってんだろ?So what!! We're gonna change from now!!ここから数年、いや、数ヶ月で大きな変化が見られるだろう。俺たちは誰がボスでもねえ。誰がリーダーでもねえ。現時点で、ただの4人組。Just 4 guys。俺たちの最初の標的は、お前らだ!You already DIE!!」

 TAKAの前口上を受け、UNITED EMPIREのウィル・オスプレイ&TJP&フランシスコ・アキラが入場。

 TJPと金丸の対面でゴングが鳴ると、互いにテクニカルなグラウンド戦を展開し巧みにヘッドロックを取り合っていく。金丸のヘッドロックをアトミックドロップで脱したTJPへ、アキラが加勢。TJPの河津落とし+アキラのネックブリーカードロップの合体技が炸裂。場外戦を経てアキラが金丸をスピードで翻弄し、TJPとクラウンズアップ・セントーン。TJPがハンマーロック+フェイスロック、顔面へのフットスタンプ、顔面ウォッシュと連撃し、オスプレイにタッチ。

 オスプレイが金丸をコーナーに詰めて鬼気迫る様子でエルボー連打。カットに来たタイチに強烈な張り手を見舞い場外に放り出し、金丸にパワーボムを狙うが、金丸が着地。コルバタはすかされたものの、低空ドロップキックからの延髄斬りを見舞ってタイチにタッチ。

 タイチはステップキックからサッカーボールキック。オスプレイもすぐ立ち上がってジャーマン・スープレックスを狙うが、タイチが延髄斬り。カットに来たアキラ、TJPを喉輪で撃退し、オスプレイにスピンキック。タイチは串刺しラリアットからデンジャラス・バックドロップを狙うが、振り払ったオスプレイがサマーソルトキックから延髄斬り。タイチは倒れず耐えてアックスボンバー。両者タッチ。

 DOUKIとアキラの対面となると、DOUKIがティヘラからスワンダイブ式バックエルボー、サハラウィ・スープレックス。さらに土遁の術を狙うが、アキラがカサドーラフットスタンプ。UNITED EMPIREの面々が3人でのサンドイッチ串刺しブートを見舞い、アキラがダイビング・クロスボディ。アキラ&TJPがリーニングタワーを狙うが金丸がカット。TJPが金丸を場外に排除してプランチャで追撃。アキラがDOUKIにハーフネルソンスープレックスから担ぎ上げようとするが、DOUKIが着地して電光石火のホルヘ・リベラ・スペシャルでカウント3を奪った。

 収まりがつかないUNITED EMPIREの面々は試合後も暴行を続け、怒り狂ったオスプレイはTAKAにまで暴行を働く。TJP&アキラがDOUKI&金丸にベルトを掲げて挑発し、オスプレイとタイチが激しい挑発合戦をつかみ合いを展開した。

<試合後コメント>
タイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのく
タイチ「よくやった、DOUKI。よくやった」
金丸「(手を叩きながら)いいよ、オマエ」
DOUKI「最後いろいろやられたけど、試合に勝ったのは誰だ? 俺たち4人だろ。ジュニアタッグチャンピオン、オイ、これで2回目だな! タッグリーグ、そして今日! もうやるしかないんじゃねえのか? 俺とオジキでよ!」
金丸「アイツらよ、東京ドームで防衛して浮かれてんな、オイ! UNITED EMPIREってユニットに守られているだけじゃねえのか? 俺ら見てみろよ。そういう縛りがねえんだよ。自由にやっていくぞ。いつでもいいぞ。やらせろよ。次な、俺とDOUKIでジュニアタッグ行くからな、オイ!」
タイチ「結局、俺ら4人で集まったその理由を、キッチリものとして貰おうじゃねえか。この2人だけじゃねえぞ? オスプレイ、やってくれたな。どうした? 昨日でおかしくなったか、オマエ? 目が血走ってるぞ。今のオマエだったら弱そうだな。って言いたいところだけど、この後試合もねえしな。まあいいよ。弱ってるオマエとやったって面白くねえ。オスプレイ、俺とやろうじゃねえか」
金丸「いいね、いいね」
タイチ「今こうなった以上、このバラけた4人がまたくっついた以上、俺だって手土産が一つ必要なんだよ。昨日ベルトを失ったかもしんねえけど、アイツはユニットのリーダーなんだろ? なんとかエンパイアのリーダーなんだろ? だったらそのリーダーの首、差し出してもらおうか。その首を手土産によ、俺ら4人組が…4人軍? 軍でも何でもねえよ。気づいたら集まってたんだよ」
金丸「自由にやるしかねえだろう」
タイチ「オスプレイ、その手土産にテメエの首貰うぞ。オマエだって突っかかってきたんだ。何だ? 昨日負けた腹いせか? どうでもいいよ。相手になってやるよ。暇なんだよ、俺。このままじゃ止まれねえんだよ。たまたまそれぞれ行く道が一緒だっただけだ。別に誰が偉いとか誰がボスだとかそんなのねえよ。(金丸の方を見て)でもよ、結局…」
金丸「違えよ、たまたまだよ」
タイチ「俺についてきたんだろ?」
金丸「ついてきてねえよ(笑)。たまたまだよ。タイチとは旨い酒が飲めそうだなって、ただそれだけだよ」
TAKA「ハッハッハッハッハ!」
タイチ「そんな理由?(笑)」
金丸「酒飲めるから。DOUKIは飲めないけど」
DOUKI「俺はちゃんとした理由があんだよ。馴れ合いとか仲がいいとか、そんな理由じゃねえよ。全ての可能性を全部考えた上で、俺がジュニアのトップに立つためにこの4人で組むことを決めたんだよ。だからこそ、次はベルトが必要なんだよ」
タイチ「集まるべくして集まった4人だな。何だ? 見た目弱えか? 残党軍か、俺らは?」
TAKA「ハッハッハッハッハ!」
タイチ「バカにしてろ、今のうちに。バカにしとけよ。この4人で何ができんだ? 見とけ! 見とけ、今に。今だけだぞ、バカにできんのは。まあいい、俺もノブおじとの酒が一番旨えよ」
金丸「いい酒飲めんだろ?」
タイチ「そうだな。まあデスペラードはどっか行っちまったんだよ。(DOUKIに向かって)デスペラードから奪っちまえよ。TAKA、やっぱりオメエとは腐れ縁か?」
TAKA「腐れ縁だよ」
タイチ「どうやっても離れねえな、オメエとはよ」
TAKA「そういうことだよ」
タイチ「離れろ。離れてくれよ(笑)」
TAKA「ああ? 残念ながらな、それは無理だな(笑)。ただここでやる以上、ヘビー級一人、ジュニア3人しかいない、凄え弱いチームかもしんねえけどよ、誰がボスでもねえ、誰がリーダーでもねえ。ただの4人かもしんない、今は。ただよ、俺の総力を結集して大きく動かす。今に見てろ。ガラッと変わるよ。オイ、ただの4人衆、ジャスト・フォー・ガイズかもしれねえけどよ、こっからこのジャスト・フォー・ガイズが何かを起こすぞ。間違いなく起こすぞ」
タイチ「そのためにはTAKAも必要だし」
金丸「まあ見とけば分かるよな」
タイチ「ああ。楽しみにしとけよ。俺らの選んだ道を。(突然金丸に向かって)3月、聖帝ツアーに来てよ」
金丸「行くに決まってんだろ」
タイチ「それ行きたくて、こっちに来たんだろ?(笑)」
金丸「いいね、いいね。入れとけよ」
タイチ「そうだと思って用意しといたよ(笑)」
金丸「俺も参加するから、聖帝ツアー。頼むぞ」
タイチ「緊急決定(笑)」
金丸「早えな、オイ(笑)」
タイチ「さあ、飲むか? 新年会だし」
金丸「じゃあ1発目、俺らもできたしな、店が。フォー・ガイズ」
タイチ「フォー・ガイズか、分かんねえぞ? フォー・ガイズがスリー・ガイズ、ツー・ガイズ、ファイブ・ガイズ、シックス・ガイズ、セブン・ガイズ、テン・ガイズ」
TAKA「不思議だな、オイ」
タイチ「今はたった4人。まあ楽しみにしとけ。じゃあな!」

ウィル・オスプレイ&TJP&フランシスコ・アキラ
TJP「このスポーツにはプレシーズンも何もないと思っていたが、DOUKIはいったい何を考えているんだ? 何も懸けるものがない、そして俺たちが昨日のビッグショーからのリカバリーに努めているところで、あんなに本気でかかってきて何を考えているんだ? まあこれからこのベルト(IWGPジュニアタッグ王座)を懸けて闘うことになるかもしれないが、今日あんなに頑張ったところで意味がないのにな」
アキラ「さっきイタリア語で叫んでいたけど、あれは“again”と“still”っていう意味だ。だから、もう1回やるならやるの“again”と俺たちは今もチャンピオンであるという意味の“still”をかけていたんだ。DOUKIには1回負けている。そして今日で2回目だ。何も懸けるものがないところで負けたんだから、あまり気にしなくていいかもしれないが、この試合の結果を受けて俺たちのベルトをアイツら狙ってきていることがよく分かった。サッポロだ! もし欲しいのであれば大事な試合でしっかりと強さを見せてこい!」
オスプレイ「闘いというのはなかなかやめられないものだ。そしてどんな相手でも俺はひとり一人に対して全力を尽くしてきた。しかしながら、タイチ、オマエは鈴木軍から離れたと思ったが、結局元の鞘に収まって、今度は自分が前に出ようとしているのか? 俺の名前を使って名を上げようとしているのか?だとしたら、何と酷いことだ。昨日俺はビッグマッチで負けてしまった。試合後のコメントであと1年だけ犠牲を払っていこうと決めたと話した。だから、この1年、これから闘い続けるにあたり、最初の犠牲者がタイチということだな。もし俺と闘いたいのならば全力で来るがいい。ベルトは失ってしまったが、最強の男であるという事実には変わりはないからな」
TJP「(帰り際に)俺たちのことは何とでも呼んでくれ」

第3試合


 後藤とシェインの対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いとなるも、毘沙門のダブルショルダータックルからざんまいが炸裂。さらにカットに来たマイキー、ザックに毘沙門太鼓の乱れ打ち。後藤はエプロンに逃れたシェインにラリアットを放つが、キャッチしたシェインがロープを使ったアームブリーカー。さらに腕を幾度も踏みつけ、後藤がテーピングで固めた右腕に狙いを定める。

 代わるマイキーも後藤の右腕にエルボースタンプを見舞い、場外ではザックが鉄柵を使っての攻撃やヒジへのフットスタンプ。マイキーが右腕へのニードロップで追撃しザックにタッチ。

 ザックはアームロックで固めていくが、後藤は敢えて痛む右腕でチョップを連打しラリアット。石井にタッチ。

 石井はザックの攻撃をひらりとかわしてバックドロップ。カットに来たシェインにショルダータックル、マイキーにはブレーンバスターを見舞う。石井とザックのエルボー合戦となり、ザックがコブラツイスト。石井は腰投げで切り返すも、ザックが即座にエルボーで反撃し、石井のチョップをキャッチして組み伏せヒジへのフットスタンプ。石井も雄叫びを上げながら立ち上がり、ショルダータックルでふっ飛ばして両者タッチ。

 YOSHI-HASHIとマイキーの対面となり、正面からのラリアットの打ち合いからYOSHI-HASHIがトラースキックからショルダーネックブリーカー。シェインがカットに入ると、後藤が飛び込んできて隠し狭間。マイキーにも隠し狭間から消灯を狙うが、ザックがカット。石井がザックとの目まぐるしいバックの取り合いを制してジャーマン・スープレックスも、ザックが即座に起き上がってサッカーボールキック。
 YOSHI-HASHIとマイキーが激しくエルボーで打ち合い、YOSHI-HASHIが逆水平チョップからトラースキックを見舞ってロープに飛ぶが、シェインが飛び込んできてドロップキックを見舞い、そのままタンク・バスターを決めて3カウントを奪った。

 シェイン&マイキーは毘沙門の持つIWGPタッグ王座に照準を定め、ザックと石井はTV王座を挟んで睨み合い。早くも新たな王座戦線の火蓋が切って落とされた。

 TMDKの3人がエプロンに3人並んで座ると、ザックがセコンド業務に従事していた藤田晃生を呼び込み、TMDKのTシャツを着せて「マイ・ヤングボーイ!」と満面の笑み。藤田もまんざらでもなさそうな笑みを浮かべて3人と抱擁を交わし、TMDK加入を果たした。

<試合後コメント>
石井智宏
「ヘイ、ザック! オメー、自分で『ストロングスタイル』って言ったらしいな。そうか、俺はなぁ、対新日本、対ストロングスタイルをずっとやってきたんだ。な? 新日本に上がってる今でもその気持ちは変わらねぇんだよ。オイ、ザック、何が言いてぇか分かるよな? ストロングスタイルって聞いたら、俺は噛みつきたくなるんだよ。ザック、次はテメーだ。テメーに噛みついてやるよ。そのベルト、分かってんだろ。1回戦負けのヤツが、優勝したヤツから一発で獲る。こんな愉快なことねぇだろ。面白くしてやるよ!」

YOSHI-HASHI
「(※インタビュースペースに着くと片ヒザをついて)昨日の1・4東京ドームは2022年の総決算。昨日俺たちはIWGPタッグのベルトを戴冠して、喜んでいいのはもう昨日までで、この1月5日、2023年の新日本プロレスのスタート、もう今日から俺たちはIWGPタッグのベルトを持ってて、もう追われる立場にある。今日、さっそくアイツらに負けてしまった。でもまだ、この2023年は始まったばっかり。俺たち毘沙門は盛り返すことができるし、そう簡単にあのベルトは他のヤツらに渡すわけには絶対にいかない。とにかく、明日からしばらくの間オフになる。後藤さんもちょっとケガしちゃった部分もあるし、俺も少しダメージ負っちゃった。とにかく少し休養して、次のシリーズから完全な状態でベルトを守り続ける」

ザック・セイバーJr.&シェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルス&藤田晃生
※TMDKの3人は、「TMDK」のTシャツを着た藤田を連れてインタビュースペースへ。
シェイン「ハッピーニューイヤー! 俺たち3人でビッグボーイズだぜ!」
ザック「ヤングライオンはここ数年、コロナで大変な中、つらい練習にも耐えて本当に頑張ってきた。俺はみんなのことが大好きだけど、中でもこの藤田が一番好きなんだ。ユート(中嶋)とオーイワ(大岩)も好きだけど、ヤングライオンの中から1人、オマエをチーム・ザック、TMDKに入れたいと思う。どうだろう?」
藤田「(※うれしそうな顔で)お願いします!」※TMDKの3人は口々に「やった!」と喜ぶ。
シェイン「昨日、俺たちはバンドのメンバーってことになったんだよ。俺がドラマーでマイキーがベースなんだけど、オマエは何にする?」
ザック「オマエはローディーね。アシスタントな」
シェイン「YOSHI-HASHI、あけましておめでとう! でも物事が悪い方向に転がるのって、あっという間だよね。昨日の今日でこれかよ! ちょっとマイキー、言ってやれよ!」
マイキー「CHAOS所属だった間はお世話になったし、みんなと楽しい時間を過ごした。でも、ここにいるメンバーはみんな俺のファミリーなんだ。血と汗と涙を流しながら、一緒に過ごしてきた仲間だからな」
シェイン「その通り! YOSHI-HASHI、オマエに恨みは一切ないけど、俺たちがベストタッグチームだから、オマエが持ってるベルトを獲りに行くよ」
ザック「藤田も俺たちのチームに入って大きくなって、いいものを見せてくれるはずだ。本当に楽しみだ!」
マイキー「TMDKがタッグチームのトップに立ってやるぜ!」
シェイン「YOSHI-HASHI、その棒よこせ!」
ザック「トモチャン、次の相手はオマエか。オッケー! TV王座のタイトルマッチだったら、15分1本勝負、ピュア・ストロングスタイルで戦おうぜ! (※藤田に)ゴメンね、Tシャツしかあげなくて」
シェイン「(※藤田に)新メンバーなんだから、オマエがビールおごれよな!」
ザック「いやいや、若いんだから彼に出させるなよ! ビール代のことは考えるからさ! 藤田には俺が英語を教えるから、これからどんどんよくなっていくよ!(※と、外国人3人は口々に騒ぎながら藤田を連れて控室へ)

第4試合


 L.I.Jの面々がリングインするなり奇襲し、田口に暴行を加える中でゴング。
 BUSHIが田口の股間をグリグリと踏みつけていき、ヒップアタックもアトミックドロップで迎撃。ロープに飛ぶも、田口が今度はヒップアタックをヒットさせ、正規軍の面々が反撃開始。

 田口がコーナーに上って尻を突き出し、L.I.Jの面々を突っ込ませようとするが、逆にYOH、真壁が餌食になり、海野は内藤の低空ドロップキックで撃退されてしまう。田口はコーナーから降りると「今日の俺は違うんだぞ!」と啖呵を切り、拳で胸を叩いて突き上げる。田口がまさかのL.I.J入りかと会場がざわつくこともなく、田口のヒップアタックを徒歩でかわしたL.I.Jのクアドラプルドロップキックが田口に炸裂。

 ヒロムが「田口さん、IWGPジュニアヘビー級、挑戦してみますか?」と挑発しながら串刺しラリアットからスライディングキック。SANADAにタッチ。

 SANADAはスリーパーホールドも、YOHがカット。SANADAが内藤にタッチ。

 内藤&SANADAが2人でロープに振ってダブルチョップ。さらにショルダーネックブリーカーに行くと見せかけて海野にスライディングキックを見舞いSANADAにタッチ。

 田口はSANADAにチョップ連打からヒップアタックを発射も、SANADAがアトミックドロップで迎撃。田口はさらにヒップアタックを放ち、アトミックドロップを見切って着地した上でヒップアタック。真壁にタッチ。

 真壁はSANADAに串刺しラリアットからテンカウントパンチ、さらにノーザンライト・スープレックスを狙うが、ヒロム&BUSHIがカット。真壁は2人をダブルラリアットでなぎ倒し、SANADAにパワースラム。海野が「真壁さん!」と叫んでタッチを求め、SANADAとの対面を要求。

 SANADAと海野の対面となり、海野がアームドラッグからのドロップキック、ティヘラからのドロップキック。串刺しバックエルボーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、さらに回転エビ固めを放つも、ひっくり返したSANADAがパラダイスロックからの低空ドロップキック。内藤にタッチ。

 内藤はランニングバックエルボーから低空ドロップキック、さらに振り子式ドロップキックのフェイントから低空ドロップキック。さらに延髄斬りを発射も、海野がガードしてSTF。激しいエルボーの打ち合いから海野が延髄斬りで制するが、内藤も延髄斬りでやり返しデスティーノとデスライダーの狙い合いへ。これを制した海野が急角度エクスプロイダーで突き刺し、両者タッチ。

 ヒロムとYOHの対面となり、YOHがランニングエルボー連打からフライング・フォアアーム。田口、真壁も加わってのトレイン攻撃からYOHがファルコンアロー。さらにDIRECT DRIVEを狙うが、ヒロムが振り払ってトラースキック。SANADA&内藤&BUSHIが入ってきてカットし、ヒロムがヒロムちゃんボンバーを炸裂させる。

 ヒロムが串刺しデスバレーボムからTIME BOMBを狙うが、YOHが回転エビ固めで切り返す。ヒロムはビクトリー・ロイヤルを狙うが、YOHがファイブスタークラッチを狙う。これを先読みしたヒロムが回転して脱出しトラースキック。再びTIME BOMBを狙うが、YOHがリバース・フランケンシュタイナーからトラースキック。さらにファルコンアロー式ネックブリーカーからDIRECT DRIVEで突き刺して3カウント。YOHがジュニアのシングル王者から勝利を奪った。

YOH「高橋ヒロム!勝ったぞ!チャンピオン、今の俺だったらさあ、もっと!もっと!もっと!もっと!もっと~!楽しめるぜ!だから、高橋ヒロム。そのベルトをかけて、俺と試合しようぜ」

<試合後コメント>
真壁刀義&田口隆祐
真壁「いいね! 見た? いいね、流れが良かったね。やっとさ、要所要所はあったかもしんねえけど、のしたな、ロスインゴ。いいじゃない。やっぱノリにノッてるな、こまっちゃんよ(YOHのこと)。最高じゃねえかよ。あの海野のクソ野郎もそうだな。ノリにノッてる。それはそうだ。海外から帰ってきて、今シリーズ、1歩上、2歩上、3歩上、さらに上を望まねえと意味がねえじゃねえか。最高だよ。そして田口監督、見たかよ? ナイスアシスト! ヤツらが入場してきたら、もう精神的にアシストだよ。俺は監督が楽器弾いてるところ見たことねえぞ? オマエ、最高じゃねえかよ。(突然横に田口が現れてキーボードを演奏しているふりをすると)これ弾いてる感じ? 弾いてる感じ、これ?」
田口「(気分良く歌いながら)♪ナイスアシストをしちゃったから~ワッチのキーボードがこ~われちゃったから~」
真壁「(リズムを取りながら)オイ! オイ!」
田口「♪だ~れ~か新しいのを買ってく~ださい、さい、さい、さいっと!」
真壁「センキュー!」

海野翔太
「焦っちゃった、焦っちゃった。すいません。1個訂正させていただきます。内藤さん、すいません。凱旋したばっかでリング上での出来事、結果ばっかりに集中してしまって、大事な部分を忘れてました。コメントで自分の気持ちを伝えるっていうことの大切さを忘れてました。それに関しては本当に申し訳ございません。これから内藤さんのようにコメントもしっかり大切にして、リング上の結果を追いかけたいと思います。ただ一つ、今まで視界に入ってこないって言ってましたけど、リング上で凄い長いこと目が合いましたね? 自分の気のせいじゃなければ、内藤さん、ほんのちょっとでも気にかけてくれたんじゃないですか?自分はいつでもどこでもやる気があり余ってるので、シングルマッチやりましょうよ。内藤さんがまだもし向いてないんであれば、次からのシリーズ、何がなんでも必死に内藤さんを自分に振り向かせられるように頑張るだけです。以上です」

YOH
「今、俺さ、最高に、一番最高にプロレスやってて楽しいんですよ。なんか蘇ったっていうかね。うん、だからそん中でさ、最高のチャンピオン・高橋ヒロムと最高の試合をしたい。リング上で言った通りです。あとはチャンピオン・高橋ヒロムの返事を待ってます」

高橋ヒロム
「人生中々思うようにはいかないもんですな。YOH、随分と真っ直ぐな男になったな。真っ直ぐに物事を言えるようになったな。今までこ~んなクネクネした道を、言葉を、言い続けて、歩み続けてきただろう。随分真っ直ぐな男になったじゃねえか。いいよ。だって、この高橋ヒロムからタッグだろうと何だろうと、3カウントを奪ったのは事実です。もちろん挑戦したいんなら俺は基本誰でも来い。どんなヤツでもいい。このベルト(IWGPジュニア王座)が欲しいヤツだったら挑戦させてやるよ。そう、その言葉通りだ。YOH、楽しませてくれよ。もっともっと、もっともっと、俺のことを楽しませてくれるんだろ? 俺はもう既にプロレスを最高に楽しんでいる。それ以上の場所まで連れて行ってくれるんだよな? だったらやってやるぜ。ははあ~ん! オマエ、プロレス大好きだなあ? 田口でもねえ。石森でもねえ。昨日凄かったワトでもねえ。デスペでもねえ。……楽しませてくれよ」

BUSHI
「2023年、新年早々ワクワクするね。しかし、金剛のジュニア、誰がいる? シケた面した大原か? あとは髪の毛がいつもビショビショでギトギトのタダスケか? いやあ、でも俺が一番絡みたいのはHi69だろう。なんせ、(両腕をクロスして)ポーズが被ってるんだよ。いったいどんな対戦になるのか楽しみだよ。シングルでもタッグマッチでもいい。どっちだっていい。オマエらかかってこいよ」

内藤哲也
「今日、ここ大田区総合体育館に金剛の選手たちは来てないようだね? どうせなら2日連続で新日本プロレスの会場に来るぐらいの気持ちを見せてほしかったなあ。それにしても昨日の拳王といい、今日の海野翔太といい、内藤と対戦したいって言われて悪い気はしないよ。是非、このジャンプ台を使って高~く跳ね上がってくれよ。まあ、内藤哲也という踏み台を上手く使いこなせるんならばの話だけどね。カブロン!」

第5試合


 石森とワトの対面でゴングが鳴ると、石森が髪をつかんで動きを支配しながらヘッドロック&ナックル。ワトがミドルキック連打で反撃しカンフーコンビネーションからフェイスクラッシャー。両者タッチ。

 KENTAと棚橋の対面となると、互いに手拍子でのコールの煽り合い。勝った棚橋がロックアップで組み合おうとするも、KENTAが競歩スタイルで回避し、ヘッドロック。棚橋がエルボー連打からブーメランアタックを決めエアギター。さらに太陽ブローの連打からロープに飛ぶが、エプロンからファンタズモがキックを見舞って妨害し、KENTAがDDT。

 棚橋とジェイの対面となると、ジェイが棚橋のヒザを集中攻撃。石森にタッチ。

 石森&ファンタズモは棚橋に背中ひっかき。

 再び棚橋とジェイの対面となると、エルボー合戦に発展。互いに顔面かきむしりで意地を張り合い、ジェイのキックをキャッチした棚橋がドラゴンスクリューを見舞ってヒクレオにタッチ。

 ヒクレオが出てくるとBULLET CLUBの面々が逃げていき、ヒクレオがジェイをコーナーに叩きつけてビッグブート。さらにカットに来た石森&KENTAにダブルラリアット。ジェイは逆水平チョップを打ち込んでいくが、ヒクレオが強烈な一発で吹き飛ばし、串刺しボディスプラッシュからアバランシュホールド。さらにトーチャーラックも、ジェイがサミングで脱出して膝裏へのタックル。ヒクレオがチョークスラムを狙うも、ジェイがDDTで切り返す。両者タッチ。

 タマとファンタズモの対面となると、エルボーの打ち合いからタマがショルダータックルで打倒し、串刺しボディスプラッシュからガン・スタンを狙うが、ファンタズモがCRIIを狙うフェイントからトラースキック。さらにスピニング・ネックブリーカーを狙うが、タマがブルーサンダーで切り返す。両軍入り乱れる混戦となり、石森とワトがやり合っているところをKENTAが場外に放り出し、棚橋がKENTAにツイスト・アンド・シャウト、ジェイが棚橋にドラゴンスクリュー、ヒクレオがジェイにパワースラム。ファンタズモがスクールボーイで丸め込むも、即座に返したタマがトンガンツイストからガン・スタンを狙う。

 ここに外道が飛び込んでくると、タマが外道にガン・スタン。その間にNEVERのベルトを持ち込んだファンタズモがレフェリーの眼前でタマを殴打し、ファンタズモの反則負けがコール。
 怒ったヒクレオが排除しに来ると、ジェイがパイプイスで一撃。ノーダメージの様子でジェイに詰め寄っていくヒクレオだったが、背後からKENTAがローブロー。ヒクレオがうずくまったところをジェイがイスで滅多打ちにしていく。

ジェイ「ヒクレオ、お前が日本を大事に思っていることを俺は知っている。お前の家族……兄貴も親父もそうだろう。お前の親父は日本語も話す。しかもお前は日本で育っているな。兄貴や棚橋と一緒に闘ってるのも楽しいだろう。だがお前は俺を裏切った!俺はお前を絶対に許さない。レッスルキングダムにも二度と出させない!ヒクレオ、俺と1vs1で戦えよ。ルーザー・リーブ・ジャパン。負けたほうが日本を去るんだ!」

 激高したジェイはヒクレオをブレードランナーで叩きつけ、若干引き気味の3人とウルフパックを合わせて荒々しく退場していった。

<試合後コメント>
タマ・トンガ
「ELP、しっかりしてくれよ! 2022年だか2023年だか、日付なんてどうでもいいんだよ。BULLET CLUBはだんだん年齢が上がってきて、どうしようもないトリックでしか勝つことができなくなってるのか? オマエは、このベルトで俺を引っぱたかないと勝てないような男なのか? ELP、いい加減にしてくれ。もう古いルールブックを読み込むのはやめて、男になれよ。そして男と男の戦いをしようじゃないか。もうギミックも必要ない。オマエの靴だってどうでもいい。甘ったれたことをやってないで、しっかりと俺の前に出てこい!」

マスター・ワト
「石森、昨日のこともよぉ、しっかり覚えてるよ。そんなよぉ、パイプイス使って強引にチャンスを掴もう? そんなことしたってよぉ、結局アンタだって、防衛できなかったじゃねぇかよ。アンタは俺にとって、俺が歩む道にとって、避けて通れない邪魔もんだな。アンタから、しっかり排除してやるよ」

ヒクレオ
「ジェイ、それがオマエの望むことなのか? 母国出身の俺に対する態度がそれなのか? それがオマエの本心ならそれでいい。やろうじゃないか。オマエと俺で、負けた方が日本を去るという試合を。もう一度、オマエと俺でやってやろうじゃないか!」

ジェイ・ホワイト
「忘れることだったから今言っておく。何と、昨日は『NEW JAPAN WORLD』の視聴者数が史上最高だったらしいな。俺にお礼はないのか? 『WRESTLE KINGDOM』でチャンピオンとして花道を歩いたこの俺が、視聴者数を稼いだ最大の要因だろ? まぁとりあえず、俺からはプロレスに対してお礼を言っておくが、礼には及ばないよ」

KENTA
「(※ビデオカメラマンをしばらく見て)いや太ってんなぁ新年一発目! 太ってんなぁ。正月太りしてんだろ。何だよオマエ、ジェイ、メッチャ怒ってたろ。怒られた? オマエには怒ってねぇか。誰に怒ってた? アイツかぁ。ジェイ、メッチャ怒ってたよ。俺はな、オマエに怒ってんだよ。太ってんだよ。分かる?(※ビデオカメラマンは無反応)いや分かるだろ、太ってんのは! 分かるだろ! 太ってんだよ(※ビデオカメラ、うなずく)。見た? ジェイの。アイツらやるなら、俺もアイツらやってやるよ。目の前に棚橋、いっつもアイツいんの。何で棚橋ばっかりやると思う? そこにいるからだよ、アイツが。ふざけんなよマジで。次もやってやるぞ、いつまでも俺の前にいると。新年一発目。一発目でもねぇけど、昨日やったけど。今年は俺マジで行くから。今年はマジで攻めるから。見てて。新年一発目、結局今日俺がまとめて……コメントするのも久しぶりだから頭回んないけど、今日俺が一発目何が言いたいか分かる? 分かんないだろ。結局俺が何が言いたいかっていうと、1月7日は2時から『足跡』のトークショーがあって、夜の6時だったか7時だったかからは『闘ショピ』だかいう、『闘魂ショッピング』だか何だかがあって、1月7日は俺の日だから。詳細はテメーらで調べろってこと!」

石森太二
「(※ため息をつきながら腹に手を当て)丸腰になって、一夜明け。で、今日も対戦相手にいたワト。てかよぉ、何なんだアイツよぉ。イスがあーだこーだ言ってよぉ!
まぁそんなことより、IWGPジュニアをどうやって取り戻すか。どうしようかなぁ。うーん……ちょっと考える時間が必要だから、今日はここまでだ」

エル・ファンタズモ
「何なんだよ! こんなことに時間を使ってるヒマはないんだ。俺からは何も言うことはないよ! グッド!」

第6試合


 BULLET CLUBの面々をセコンドに引き連れたSHOは、ゴングが鳴るなりリングを降りて静観の構え。矢野も対抗して場外に出ていってしまったため、鷹木とオーカーンのシングルマッチのような形でゴング。

 鷹木とオーカーンが手4つで真っ向から力比べを展開し、ショルダータックルでのぶつかり合いからエルボー合戦。そのさなか、SHOがオーカーンへ、矢野が鷹木へスクールボーイ。漁夫の利はならず、鷹木&オーカーンがSHOを狙うが、BULLET CLUBのセコンドの面々が足を引いて妨害。

 矢野が素早くコーナーマットを外すが、SHOが逆に叩きつけたことで矢野が金具むき出しのコーナーの餌食に。SHOが仮病を使ってレフェリーの気を引いている間にBULLET CLUBの面々が場外で矢野を袋叩きに。

 SHOは矢野にフィンガーロック+アームブリーカーからスネークバイトに入るが、鷹木がカット。鷹木とSHOの対面となりエルボー合戦を展開も、EVILが介入したことで鷹木が動きを封じられ、SHOがブレーンバスターからマウントナックルを連打。さらに金具むき出しのコーナーに叩きつけ、挑発しながら顔面を踏みつけ、場外へ排除。再びSHOが仮病を使ってレフェリーの気を引いている間にBULLET CLUBの面々が袋叩きに。

 SHOは「終わらせてやる!」とミドルキック連打からソバット、さらにスピアーを発射も、鷹木がキャッチしてDDT。さらにショルダータックル、ボディスラム、セントーン、串刺しラリアット、ブレーンバスター。さらにスライディングラリアットを発射も、SHOが回避してラリアット。鷹木も倒れず耐え、龍魂ラリアット。

 ここに矢野が飛び込んできて漁夫の利を狙うが、オーカーンが矢野に一本背負い。SHOがスパナを持ち込むも、オーカーンがキャッチ。SHOがオーカーンの急所を蹴り上げ、イスを持ち込んで矢野に一撃。鷹木にも振りかぶるが、鷹木がキャッチして奪い取る。その瞬間にSHOがレフェリーへ鷹木の凶器攻撃をアピール。オーカーンが有無を言わさずSHOを捕獲し、そこへ鷹木がパンピングボンバー。

 鷹木&オーカーンが協力してBULLET CLUBのセコンド陣を排除し、2人でSHOに向かっていくと、SHOがすがりついて命乞い。2人が油断した瞬間にサミングを見舞って突っ込んでいくSHOだったが、鷹木のグーパンチ+オーカーンの王統流二段蹴りが炸裂。

 オーカーンが握手を求めると、鷹木が驚きつつも応じようとする。その瞬間にオーカーンがモンゴリアンチョップ。鷹木は鷹木式モンゴリアンチョップを放つも、オーカーンが地獄突き。
 その瞬間に矢野が飛び込んできてオーカーンにマンハッタンドロップからシーソーホイップで金具むき出しのコーナーにぶつける。よろけたオーカーンに鷹木のパンピングボンバーが炸裂。

 鷹木と矢野の一騎打ちの構図となり、矢野がマンハッタンドロップからのシーソーホイップで金具むき出しのコーナーへぶつけよとするが、鷹木が逆に金具にぶつけてパンピングボンバー。その瞬間にオーカーンが飛び込んできて鷹木に王統流二段蹴り、矢野にエリミネーターを見舞うも鷹木がカットし、すぐさま矢野をラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけて3カウントを奪った。

 自らが提唱したことで作られたKOPWのベルトの初代保持者となった鷹木は「これがスタートだこの野郎!」と誇らしげな笑みを浮かべながら観衆へアピールした。

<試合後コメント>
鷹木信悟&グレート-O-カーン
鷹木「(祝杯用の缶ビールが置かれたテーブルに座って)やるじゃねえか、新日本プロレス! そうだよ。タイトルマッチだったらしっかりビールを用意してくれないとな。ビールは得意じゃねえが、一口だけいただくよ(と言って、缶ビールを一口飲む)。これで一つ、俺の野望を果たすためにクリアしたぞ。珍しく有言実行だ。どいつもこいつもベルトになった途端色気づきやがって、この野郎。何だ、オーカーンの野郎? 去年は何にも言ってこなかったのによ、ベルトになったらどいつもこいつもやっぱり欲しがるもんだな。俺もさんざん文句言ってたが、やっぱりこうして立派なベルトになったら正直嬉しいよ。気持ちがいいね。まあでも俺はここで満足しないから。この後……今、入場曲が鳴ってるな? オカダ・カズチカに昨日、俺はIWGP世界ヘビー級王座に挑戦表明してんだ。オイ、このベルトを持って、キッチリ返答聞くからな。オカダよ、これでもう逃げらんねえだろう! まあいいや。とりあえずKOPWはKOPWでさんざん昨年やってきたからな。オーカーンだろうが矢野だろうが、まあSHO? SHO? 相変わらずしょうもないな。オマエに関しては言うこと何一つねえや。いつでも来い! やってやるよ。まずはこのベルトを利用して行動を起こしてやるよ」
オーカーン「(報道陣の間から突然姿を見せると鷹木に向かって)一つ質問があるんだよ。帝国書記官から一つ質問があるんだ」
鷹木「何だ?」
オーカーン「貴様確かKOPWに参戦しねえとかなんとかほざいてたじゃねえか? あれは、あのマニフェストはどうなったんでしょうか? 教えてくれよ」
鷹木「別に公約じゃねえよ。気が変わっただけだよ。オマエだって気が変わることぐらいあるだろう?」
オーカーン「いいや。余だったらよ、支配者として、チャンピオン様として、言ったことは曲げねえよ! いや、もっともっと小さな話だ。日本男児だったらよ、1本筋を通すんじゃないのか?」
鷹木「待て待て待て。オマエに日本男児の何が分かるんだよ? オマエ、モンゴル人だろ! 中国人か? 日本男児の何が分かるんだよ」
オーカーン「でも、分かるんだな、貴様よりはな! そうやってよ、言ったことをすぐ曲げて、そして何だ? 色めきだってる? それは貴様だろ? (鷹木が肩にかけているKOPWのベルトを叩いて)これを欲しておきながら、次は、いやその前からIWGP世界ヘビーが欲しい欲しい欲しい? テメエの筋はどこにあんだよ! 余の方がよっぽど日本男児、大和魂を持ってるよ」
鷹木「イギリスのベルト巻いたヤツに言われたくねえよ、この野郎! いいか? まあ、パンケーキもいいけど……」
オーカーン「(鷹木の言葉を遮って)イギリスもモンゴルも中国も、そして日本も…(と言うと祝杯用のビールを1本手に取って飲んでしまう)」
鷹木「ビールは飲むんか、オマエ!」
オーカーン「(ビールを鷹木にかける素振りをしてから)ハハハハハハ! そうやってビビっているところが大和魂を感じないっつうんだよ!」
鷹木「物を大事にしないヤツがな、大和魂を語るな、この野郎!」
オーカーン「逃げるのか? 逃げるのか? またそうやって逃げるのか? 逃げるのか? 逃げねえよな?」
鷹木「何が言いたいんだよ。何がしたいんだよ、オマエは。ただ俺の邪魔がしたいのか?」
オーカーン「いらねえんだろ? そのアクセサリー」
鷹木「オイオイオイ、オマエにKOPWの何が分かるんだよ」
オーカーン「そんなもんは分かんねえよ。ただそいつはアクセサリーに調度いいんだよ。いいか? アクセサリーっていうのはな、腰に巻くんだよ。肩に巻いてる時点で……格が落ちてるねえ!」
鷹木「まだ新し過ぎてな、硬えんだよ。腰に巻こうとした無理だから、とりあえず今日は…」
オーカーン「(鷹木の言葉を遮って)さすが言い訳が上手い! さすが嘘つき! さすが嘘つき! 言い訳が上手いね」
鷹木「いやいやいやいや! オイ、オマエと漫才する気はねえんだよ! 何が言いたいのかハッキリ言えよ、この野郎!」
オーカーン「そのベルト、テメエには似合わねえ。寄越せ」
鷹木「おう、そうか。だが、残念だったな。俺はこのベルトを持ってオカダ・カズチカに、IWGP世界ヘビー級王座挑戦の返答を聞かなきゃいけねえんだよ。挑戦表明してっからよ。悪いな。その話はあとにしてくれ」
オーカーン「つまり逃げるってことか?」
鷹木「オイオイ(苦笑)」
オーカーン「それも懸ければいいだろ? IWGP世界ヘビーに挑む。裸一貫で行けばいいだろ? そのベルトが必要だってんなら、そのベルトごと余が世界ヘビーに行ってやるよ。余が言いたいのはそれだけだ」
鷹木「オマエの方こそ筋が通ってねえじゃねえか! KOPWが欲しいのか、IWGPの挑戦権が欲しいのか、ハッキリしろ、この野郎! オイ、似た者同士じゃねえか、ハッキリ言ったらよ」
オーカーン「いらないんだよ」
鷹木「はあ?」
オーカーン「余はアクセサリーが欲しいだけだ。こんなものもな、(腰に巻いていたRPWヘビー級王座のベルトを床に投げ捨て)ゴミと一緒だ」
鷹木「オイ!」
オーカーン「(KOPWのベルトを指しながら)これも一緒だ、こんなものは(と言って、ビールをテーブルの上にぶちまけてしまう)。ただ、そのベルトが3つもあれば三冠王。余は支配者だ。アマチュア格闘技も何十種目も支配してきた、極めてきた! 十冠王になったんだ! プロレスも十冠王になる。そのための礎だ。それが一番分かりやすいだろう」
鷹木「オマエ、KOPWをナメてるよな? 頭もしんどいけどな、頭脳も使うけどな、肉体的にもしんどい。俺はKOPWを知り尽くしてんだよ。オイ、やる気あんだな?」
オーカーン「やってやるよ」
鷹木「後悔するぞ?」
オーカーン「余はな、貴様の土俵に合わせて闘うのは得意なんだよ」
鷹木「ああ、そうか。いいぜ。オマエ、ルール出して、提案してやろうじゃねえか」
オーカーン「オオ、乗ったな? 次は逃げるなよ、チキン野郎」
鷹木「オマエにルールを考える頭があんのか?」
オーカーン「それがお楽しみってとこだろ? そっから勝負だな。(テレビカメラに向かって)ヨシ、今の撮ったな? 今の撮ったよな? 次は逃げるなよ? そのベルトも格闘技と一緒だ。支配してやるよ(と言って立ち去る)」
鷹木「(オーカーンが引き上げたのを見届けると)アイツの方が暗い野郎じゃねえか。筋通ってねえじゃねえか! まあ、俺はこのベルトを持ってやりたいことがたくさんあるんだよ。たくさんあるんだよ、新年早々! まあまだオカダからは返答を聞いてねえけど、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦、KOPW、さらにノア! ついに40代に入ってモテ期が来たな」

第7試合


 ケニーとコブの対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合い。パワーではコブが勝るも、スピードで勝るケニーがスライディングキックで足払いをかけコタロークラッシャーを狙うが、コブが力任せに振り払ってクリーンブレイク。両者タッチ。

 オカダとヘナーレの対面となると、MMAスタイルでオカダをロープまで追い込んだヘナーレが掌底連打からロープに振るが、オカダがランニングバックエルボー。ケニーが「カズチカ~ッ!」と声援を贈る。
 ヘナーレはオカダの串刺しバックエルボーをかわしてルー・テーズ・プレス。さらにコーナーに叩きつけてからハンマーパンチ連打。コブにタッチ。

 コブはオカダを軽々と担ぎ上げ、ケニーをじっとにらみながらオカダにバックブリーカーを連打。ケニーがカットに入ろうとするとコブが荒々しく排除し、オカダにはその場飛びムーンサルト・プレス。

 代わるヘナーレが串刺しショルダータックル連打からミドルキック一発でダウンさせ、ツイスター。これはケニーがカットし、オカダがフラップジャックを狙うもヘナーレがエルボースタンプで脱出。さらに飛びかかっていくが、オカダがリバースネックブリーカーで一矢報い、両者タッチ。

 ケニーとコブのエルボー合戦となり、ケニーがフライング・フォアアームからブレーンバスターを狙うが、コブが軽々持ち上げてランニング・ブレーンバスター。ヘナーレにタッチ。

 ヘナーレがケニーが怪我を負っている右目にサミングを見舞い、スピンキックを発射するが、これをかわしたケニーがカナディアンロッキーバスターからムーンサルト・プレス。オカダが「ケニー!」と叫んでタッチを求める。

 オカダがコブにフラップジャックからツームストーン・パイルドライバーを狙うが、着地したヘナーレがバックスピンキック。コブ&ヘナーレのトレイン攻撃からコブのトラースキック、ヘナーレのランペイジが決まるも、ケニーが必死のカット。

 ヘナーレが強烈なボディブローからロープに飛ぶが、オカダが高い高いドロップキックで顔面を打ち抜き、ボディスラムからダイビング・エルボードロップ。さらにレインメーカーポーズを決め、レインメーカーを発射。ヘナーレがこれをかわすと、その先で待ち構えていたケニーがVトリガー。コブがケニーへレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うとオカダがドロップキックを叩き込み、ケニーがフルネルソン・スープレックス。さらにはレインメーカーとVトリガーでサンドイッチする豪華合体技も炸裂。最後はオカダがレインメーカーを決めてヘナーレから3カウントを奪った。

オカダ「今日も熱い熱い熱い声援、本当にありがとうございました!ケニー、ありがとう。まあ初めて組みましたし、組んだのも良かったし、また闘うのも面白いんじゃないかと思います。そして……」

(※KOPWのベルトを持った鷹木がエプロンに上がってくる)

鷹木「昨日に続き、邪魔してわりーな。宣言通り、セミファイナルでこのKOPWのベルトを奪取したぞ。オカダ、まさかこれでも実績が足りないなんてことは言わないよな?俺が今着てるTシャツを見てみろ。アントニオ猪木さんだ。猪木さんは言っていたよな?『いつなんどき、誰の挑戦でも受ける』と。お前に本当に闘魂があるならば、俺の挑戦を受けてみろ!」

オカダ「このIWGP世界ヘビー級ってのは、いつなんどき、誰の挑戦でも受けるほど、安く売ってないんですよ。たださあ、持ってんじゃん、ベルト。ふさわしいのかなあ?(※観衆が拍手で応える)まあ、このKOPWというものを提唱したのは僕ですけれども、一度も獲ったことはないんですよ。僕はこのIWGP世界ヘビー級の闘いにしか興味がありませんけれども、鷹木信悟っていう相手には、かなり興味があるよ!鷹木さん、あなただったら、いつなんどき、挑戦を受けてやりますよ。かかって来いこの野郎!」

<試合後コメント>
ケニー・オメガ
「手早く終わったな。UNITED EMPIREのリーダーを昨日倒して、そして今日はユニットのブレインを倒し、筋肉を断ち切って、骨の随までユニットを終わらせる。それが俺のやり方だ。もしこのベルトがほしくても、楽には渡さないぞ。覚えてろよ。もしオマエらが最強というならば、UNITED EMPIREというチームが強いということをまずは証明してみるがいい。コブ、このベルトがほしいのか? ならばアメリカにこの俺を探しに来ればいい。コブだけじゃない、UNITED EMPIREのメンバーだけじゃない、新日本プロレスの選手たち、地球上にいるみんな、グッドバイ・アンド・グッドナイト。バン!」

オカダ・カズチカ
「いやぁ……キツかったですね。ホントに昨日アレだけの試合をした後で、よくね、去年とか2日連続でやってたなと思いますけども、昨日のダメージがちょっと大きくて、至るところが痛くて。まぁでもね、しっかりと横で助けてくれるパートナーがいたんでね、しっかりとね、チャンピオン同士で勝つことができました。まぁ、皆さん予想もしてないパートナーだと思いますんで、ちょっと遅いですけどいいお年玉、昨日に続き今日もお年玉が皆さんにプレゼントできたんじゃないかと思います。まぁね、51周年イヤーもスタートしたことですし……まぁ正直、何も変わらないです。僕たちはリング上でしっかりと戦っていくだけなんで。その姿をしっかりとお見せしますし、まぁいろんな今日のメインのパートナーとかもそうですし、サプライズでね、みんながビックリするようなこともまだまだ提供できるかなと思いますんで、しっかりとね、休みます、僕は(笑)。まぁね、僕も若くはないですからね。しっかりとケアする時間というのも増えてきてますし、次のシリーズ、100%のオカダ・カズチカを見せるためにもしっかりと休みつつ、でもね、もちろんこの新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級チャンピオンとしてですね、プロレスを皆さんに届けていくってことをやらなきゃいけないと思いますから、そこはしっかりとやって、次のシリーズ、しっかりと100%のオカダ・カズチカ、100%のIWGP世界ヘビー級チャンピオンをお見せしていきたいと思います。ありがとうございました!」

ジェフ・コブ
「ケネス・ジョンソン・オメガ! 新日本プロレスにお帰りなさい! 日本中のファンが諸手を挙げてあなたを迎えているだろう。2019年、アンタが最後に言った『グッドバイ』を覚えてるよ。それ以来、アンタは日本に戻ってこなかったが、俺はここに残った。ケガもしたがそれも乗り越え、つらい時期も終わり、そして今ここにいる。負けたから逃げるかって? そんな場ではないだろう。『WRESTLE KINGDOM』での最高のステージでアンタは勝ったが、ギリギリのラインだったな。ケネスよ、しっかりと目を開けて見るがいい。たとえ次の挑戦者にオスプレイがいたとしても、俺はそれをはね除けて次のチャレンジャーになってみせる。ただ、オマエのボスはちょっと怖いけどね。ケニー・オメガ、オマエは世界中を見てきたかもしれないが、オマエがまだ見てない小さな島があるはずだ。俺に挑戦されるのが怖いのか? そんなことはないよなぁ? ケネス、俺はこれから、お前にどうやって勝つかをしっかりと考え、そしてそのベルトを奪うためにUNITED EMPIREの一員としてやっていくぞ。オマエがアメリカに隠れていようが、俺は必ず探し出してやるからな。せいぜい気をつけろよ。AEWで会おう」

アーロン・ヘナーレ
「(※自分でイスを引っ張ってきて座りながら)ハハハハハ! 負けたー! 俺が怒ると思った? 俺は今までずっと怒ってたもんな。でも今はそんなことはない。この経験を経て、負けても自然と笑いが起こるということが分かったよ。オカダとケニーという、世界2トップのスターが俺と対戦した。まずはそれがうれしかった。2023年は自分にとって新しい年になると言ったが、どうやら俺にも運が向いてきたようだな。2023年、明けて2日目の試合でメインイベントで戦うことができた。次にやる時には絶対に負けないからな。オカダ、俺は学び続けている。いつか必ずオマエを倒してみせる。俺がまだ新日本の底辺にいて、棚橋に踏みつけられていた頃から俺はずっとオマエのことを見ていたんだ。だが今日はとりあえず、オマエらにありがとうと言っておくよ」

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