【試合詳細】12・17 アイスリボン横浜ラジアントホール大会 まなせゆうな&トトロさつきvs尾﨑妹加&本間多恵 真白優希 vs 山下りな 安納サオリ&石川奈青vs星いぶき&朝陽
『横浜リボン2022・Dec.』
日程:2022年12月17日(土)
開始:12:00
会場:横浜・ラジアントホール
観衆:184人(満員)
▼タッグマッチ15分1本勝負
神姫楽ミサ(JTO)/○柳川澄樺(JTO)
10分45秒 ジャックナイフ式エビ固め
咲蘭/●キク
▼6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子/櫻井裕子(COLOR'S)/●海乃月雫
12分10秒 ファルコンアロー→エビ固め
清水ひかり(COLOR'S)/谷ももPURE-J)/○松下楓歩
▼スペシャルシングルマッチ 15分1本勝負
ラム会長 (666)
無効試合
真琴(フリー)
※松澤さんの介入により
▼タッグマッチ20分1本勝負
安納サオリ(フリー)/●石川奈青
14分19秒 ライジング・サン
星いぶき/○朝陽
▼真白優希引退ロード シングルマッチ15分1本勝負
●真白優希
12分43秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
○山下りな(フリー)
▼次期インターナショナルリボンタッグ挑戦者決定戦 タッグマッチ時間無制限1本勝負
[BIG☆DEKAI!!!]○まなせゆうな(ガンバレ☆プロレス)/トトロさつき
19分38秒 ラリアット→片エビ固め
[SPiCEAP]尾﨑妹加(フリー)/●本間多恵(フリー)
※12月31日後楽園、インターナショナルリボンタッグ選手権試合[王者組]志田光&星いぶきvsまなせゆうな&トトロさつき[挑戦者組]決定
BIG☆DEKAI!!!がSPiCEAPに勝利し大晦日のインターナショナルリボンタッグへの挑戦権を獲得!ラム会長と真琴の試合に松澤さんが乱入し無効試合に!
第1試合
12月11日SKIPシティ大会で行われたリボンタッグ王座挑戦者決定トーナメントの1回戦では惜しくも敗退を喫した神姫楽と柳川の1111が、オープニングマッチに登場。咲蘭&キクの年の差同期タッグと対戦した。
後から入場してきた1111がポーズを決めているところに奇襲攻撃を仕掛けた咲蘭とキクは神姫楽を捉えると、キクが押さえ込んで咲蘭が手の甲へのフットスタンプを放つとレフェリーも巻き込んでのおてんばダッシュ、さらにサンドイッチドロップキックを決めるなど、ダブル攻撃を矢継ぎ早に仕掛けていく。しかし1111も神姫楽がキクに逆エビ固めを決めているところに、柳川が鎌固めを決める合体攻撃を決めると、キクをダブルのブレーンバスターに取り、柳川の0101、合体馬飛びプレスから、最後は柳川がジャックナイフでキクからカウント3を奪った。
第2試合
12月4日大阪大会での再デビューから一戦ごとに調子を上げている海乃。序盤は清水チームの集中攻撃を受けるもカサドーラで谷の攻撃を切り返し、楓歩にはスワンダイブ式ドロップキックをヒットさせるなど、動きの良さを見せる。海乃の頑張りに、ハム子が司令塔になって楓歩に海乃、櫻井の連続ドロップキックからのハム子のシャイニング腹ザードが決まるなど、反撃に出る。最後は櫻井が楓歩にブレーンバスターを決め、続けて海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスで勝負に出るも、味方のカットに救われた楓歩が、海乃の丸め込みをしのぐと、ハイキック2連発からのファルコンアローでカウント3を奪った。
第3試合
12月11日SKIPシティ大会で真琴から申し出たシングルマッチ。デビューが1年先輩にあたる当時、キッズレスラーだった会長に、新人時代、ボコボコにされたリベンジを果たすべく、この一戦に臨んだ真琴はウエイト差を活かしながら、気合十分で会長に対する。真琴の攻勢に真琴のマネジャーであり、今年の週プロのレスラー名鑑にはレスラーとして掲載されている松澤さんが真琴の売店から声援を送る。これにイラっときたのが会長。真琴を場外戦に引き込むと、松澤さんに歩み寄り「うるせえ!」とクレーム。
会長の後方に回り込んだ真琴が会長を押さえ込んだところに、松澤さんが攻撃を仕掛けるが、これは会長がかわし同士討ちに。リングに戻った会長は顔むしりからのクロスボディ、ラムちゃんカッターと反撃に出るも、レインメイカーを切り返され、真琴のかかと落とし、ダブルニー、ダブルアーム・スープレックスを浴びてしまう。ここでデビュー当時にはなかった盛艶のうねりを狙うが、バックに回り込んだ会長がおんぶスリーパーから胴締めスリーパーでグランドに持ち込む。DDTから再度、レインメイカーを狙った会長だが、真琴はスピアーで切り返すとグラビアバスターを決めるが、レフェリーがフォールを取る手を掴んでカウントを阻止した会長はレフェリーを吹っ飛ばす。
リングサイドに来た松澤さんがクレーム。松澤さんに真琴とレフェリーが気を取られているところに歩み寄った会長がエクトプラズムを放つが、真琴がよけたことで、レフェリーと松澤さんに誤爆。怒った松澤さんが目が見えないまはまリングに入るも、なぜかレフェリーにスタナーを決め、さらにレフェリーに馬乗りパンチ。真琴が松澤さんを引き離したところで試合はノーコンテスト判定となってしまった。
第4試合
大晦日の後楽園ホール大会でICE×∞王座を懸けて対戦する安納と朝陽の前哨戦。先発に出た朝陽が「安納、出てこい!」とアピールするも、石川がリングイン。朝陽に対すると「下がれ、ブス!」とプリンセスに暴言!この一言ですっかり落ち込んだ石川は首をもたげてコーナーに戻ると安納に交代。申し訳なさそうにリングに入った安納はロックアップから朝陽をヘッドロックに決める。
朝陽も切り返しグランドに入ったところで安納が関節技を意識してか、パッと離れる。ここで両者がコーナーに戻りチェンジ。いぶきvs石川へ。石川がタックルの先制打を決めるも、いぶきはロープ際に石川を追い込んでの顔面踏みつけ。代わった朝陽もコーナーでの踏みつけ、代わったいぶきが石川を逆エビ固めに決めると、その石川の頭を朝陽が踏みつけるなど、徹底した石川の顔面潰しに出る。
クロスボディで反撃に出た石川は安納に交代。安納がいぶきに足4の字、さらにデスロックを決めながらカットに入った朝陽をフィッシャーマンズ・スープレックスで投げ飛ばし、2人に同時にダメージを与えるなど、チャンピオンらしい攻撃を決める。ロープに逃れたいぶきが安納をコーナーに詰めると、いきなりマシンガンチョップが火を噴いた。代わった朝陽がフェイスバスター、ショートレンジドロップキックからグランドに持ち込む。ロープに逃れた安納に619、ダイビングボディアタックを決めた朝陽はフットスタンプ、強烈な張り手、ドロップキックと攻めまくる。カウンターのエルボーからフィッシャーマンズ・スープレックスで反撃した安納は、ここで石川に交代。代わった石川はダイビングボディアタック、ダブルアーム・スープレックス、そしてジャーマンを狙うが、こらえた朝陽は逆さ抑え込みへ。
石川がカウント2で返し、エルボー合戦から朝陽がゆりかもめを決めるが、安納がカット。石川がタチアガールを決めるもカウントは2。いぶきのダイビングボディアタック、朝陽のミサイルキックと続くが、アシストに入った安納が朝陽をジャーマンで投げ、石川につなぐ。石川がジャーマンを放つもブリッジが崩れ、続けて石川がリバース・タイガードライバーから再びジャーマンを狙うも、これを丸め込みで切り返す。カウント2で返した石川だが、いぶきのコードブレイカー、朝陽のダイビングヒップアタックを浴び、最後は朝陽のライジング・サンにカウント3を奪われた。
試合後、マイクを手にした朝陽は帰ろうとロープをくぐった安納に「安納サオリ、タッグだったけど前哨戦、勝ちました。正直、自分自身に納得いってないです。安納さんみたいに自信にあふれていて、そんな人がうらやましいです。私は誰よりもアイスリボンのことを大切に思っている。だからベルトを持っているのが、安納さんで、アイスリボンを広めるのが安納さんっていうのが嫌だ!アイスリボンの朝陽が、アイスリボン最高峰のベルトを獲って、これからももっと広めていく。そしてアイスリボンのエースって言われたい!大晦日、楽しみにしています。絶対、ベルト獲ります。絶対、安納さんからスリー取ります。よろしくお願いします!」とアピール。安納は「わかった。大晦日、楽しみにしてる。でも勝つのは私やけどな。」と不敵な笑みで返した。
第5試合
前回の12月11日SKIPシティ大会ではハム子とのシングル戦で、逆打ちやハムロールを仕掛けるなど、ここに来て新しい引き出しを開けてきている真白。大晦日の後楽園ホール大会での鈴季すず戦に向けて、いよいよラストスパートをかけてきた真白の、この日の対戦相手はかつて真白が大阪のガチャ王に認定し、これまでもタッグを組んだり、対角に立ったり、常に真白に目をかけてきていた山下。
試合前から涙目の真白に、「泣くなよ!」と言いながらもらい泣きの山下。しかしゴングが鳴ると、共に戦う体勢に戻り、ロックアップから腕の取り合い、山下がヘッドロックを決めるも、逃れた真白が目突きを狙う。これをバックステップでかわした山下がサイドキックを狙うが、これは真白がかわす。山下が拳を突き出すポーズを決め、真白は鶴の舞いのようなポーズで応戦する謎のシーンから真白がマットに寝転がり「来いよ!」のポーズ。
躊躇なく上から蹴りを打ち込んだ山下。腹を抑えてうずくまる真白をさらに蹴り散らす山下。場外に降りた真白は山下に「エプロンに立て」と要求する。「時間ないんだから…」と言いながら嫌々エプロンに立った山下の腕を引っ張る真白だが、山下がこらえると、真白が尻もち。あきらめて真白がリングに戻る。真白の髪を掴んでコーナーに投げた山下は串刺しラリアットからカバーもカウントは2。山下が逆エビ固め。ロープに逃れた真白にはりつけニーを決めカバーもカウント2。真白がエルボーに打ち合いに持っていく。山下がエルボーで返すと、真白が膝カックンからのドロップキック。ボディスラムでカバーもカウント2。
コーナーに上がった真白を捕まえた山下だが、真白はずるずると体勢を変えての丸め込みでカウント2。山下の足を引き揚げて倒すと上からの目突きを狙う真白。その両手を掴んだ山下はリバースの吊り天井の形で真白を持ち上げるが、逆に山下がフォールを取られ、慌ててキックアウト。山下が目突き。まともに食らった真白はレフェリーを山下と間違えてフォールし、山下がフォールを取るもレフェリーがキックアウト。今度は真白が山下に目突きを決めると、山下がレフェリーをフォール。真白がフォールカウントもカウント2。ここで山下と真白がレフェリーを2人でロープに振るも、レフェリーがカウンターのボディアタックで2人を吹っ飛ばす。これでダブルダウン。
立ち上がった2人はエルボー合戦から真白がドロップキックをヒット。山下がお返しのタックルからDDTを決め、顔面蹴りを連打する。さらに張り手からブレーンバスターでフォールもカウント2。山下がラリアット3連発。倒れた真白に「立って来い!」と檄を飛ばす山下。真白も「まだ終わりたくない!」と叫びながら、必死に立ち上がる。そこに山下がラリアット2連発。カバーに入るが真白がキックアウト。スプラッシュマウンテンを狙う山下。真白はウラカン・ラナで返しカウント2。エルボーに打ち合い。真白は雄たけびを上げながら、一方の山下は「真白!プロレス、やめんなよ!」と叫ぶ。真白の張り手がまともに山下のあごを捉えた。カバーに入った真白だがカウント2。起き上がった山下は一気に真白を抱え上げインプラント。ここでフォールにはいかず、真白を引き起こした山下はスプラッシュマウンテンを決め、真白からカウント3を奪った。
試合後、大の字の真白はレフェリーにシューズを脱がすように指示を出す。するとシューズの中から4つ折りにした山下へのお手紙が出てきた。それを受け取った山下の表情が涙目で崩れる。真白を抱き寄せ号泣する山下。2人で言葉を交わし、その場で泣き崩れる真白に肩を貸して起こした山下は客席に2人で深々と頭を下げ、揃ってリングを降りた。
〈試合後の真白優希&山下りな〉
山下「真白との最後の試合が終わってしまいました。楽しかったよ。今日だけじゃなくてね、真白と出会ってからずっと楽しかったです。プロレスはいままでやってきた仕事のなかで一番素晴らしい仕事だと思ってるし。これからもずっとそう思うから、だから、そんな素晴らしいプロレスを辞めてもいいって思うぐらい、やりたいことが見つかるっていうのはすごく幸せなことだと思うんです。だから笑顔で見送りたかったけど、プロレス辞めんなよって言っちゃった(笑)。奇想天外なことやって、(試合後)靴脱ぐからケガしたのかなと思ったら、お手紙が靴の中に入ってました。ずっと大事にします。プロレスの道は分かれてしまうけど、私のプロレス人生で間違いなく糧になった存在です。ホントに、ホントにありがとうございました。真白ありがとう。妹というか娘というか、カワイイやつでした。」
真白「(号泣しながら) 私が何もできなかった頃からガチャ王としてやった頃から、隣にいて、時には厳しく指導してくださってて…何もわからなかった自分を育ててくれた方であり、私にとっても大きな存在の方でした。正直、今日試合して…こんなこと言うのアレですけど、まだ試合していたいって思いました。ごめんなさい。終わりたくないって、まだまだやり合いたいって、まだまだあのリングに残っていたいって、思いました。」
山下「プロレスには復帰という言葉がありますからね(笑)。もしかしたら、離れた道がまた交差する時がくるかもしれないですから、心からいま2人は涙してますけど、その可能性はゼロじゃないので、プロレスというジャンルがある限り(笑)。(真白選手の張り手とか、戦ってみて思うところはありましたか?) 真白がこん身の一発をくれたんで、出せる限りの一発で送り出してあげたいなと思って、最後はインプラントじゃなくって、スプラッシュマウンテンで。こんなに人間離れしてるのに、こんなに人間臭い選手は今後出てこないと思いますよ。唯一無二だったんじゃないですか。こんな短い期間で。真白がやりたいというなら、最後と言いましたけど、3分でも試合組んでもらえたらやりますよ。」
真白「はい。路上でもやります。」
山下「アイス道場の前でやるか!」
真白「(山下選手とシングルで戦えて良かったですか?)やれて良かったです。はい。私も対角に、対等な位置に立てたと思います。」
山下「(爆笑)。せやな。リングに上がったらキャリアも力の差も関係ないですよ。対等ですよ。対等な存在ですから。パワーバランスはともかく。最後に立派なライバルになってくれて。でも…未練はあるよ。でも後悔はないです。(真白に)最後までケガするなよ。」
第6試合
大晦日の後楽園ホール大会で行われるリボンタッグ王座戦。その挑戦者を決めるトーナメントで決勝に上がってきたのはSPiCEAPとBIG☆DEKAI!!!…共にタッグチームとしての実績を持ち、息の合ったチームワークを持つ実力者同士だ。
試合は本間とトトロでスタート。ロックアップから本間がトトロのバックに回るもトトロが切り返し、腕の取り合いからトトロが本間をエプロン際に寝かせての踏みつけ。まなせに交代する。まなせがヘッドロックからロープに振ってのタックル。カバーに入るもカウント2。まなせと向かい合った本間はまなせの胸をむんずと掴み、さらに串刺しエルボー。トトロが入りダブルで本間の腕を取るが、本間はそのまま走ってトップロープに上がるとバク転しながらのアームホイップから2人にドロップキック。代わった妹加がまなせ、トトロを重ねて寝かせて、その上にセントーン。まなせに串刺しラリアットからエルボードロップ。カバーに入るもカウント2。
まなせがボディスラムを決めてトトロに交代。トトロが串刺しラリアットから妹加を抱え上げようとするも、妹加がこらえトトロを持ち上げようとする。トトロがこらえ、タックル合戦。トトロが打ち勝ちボディプレスもカウント2。トトロのラリアットをかわした妹加がトトロをアルゼンチン・バックブリーカーに決める。まなせがこれをカットもダメージの残るトトロにダイビングセントーンを狙う妹加。起き上がったトトロがカミカゼでカバーもカウント2。肩口に妹加を抱え上げるトトロ。
これを後方に逃れた妹加が丸め込みを狙うも、トトロが踏ん張り、ヒップドロップからフォールもカウント2。妹加がカウンターのラリアットから後頭部へのスライディングラリアット。両者ダウン。共に自軍コーナーへ。本間vsまなせへ。まなせがタックルから串刺しラリアット。対角コーナーに振られた本間がぶら下がりの腕十字を狙うも、これをまなせが力で返し、マットに叩き落しカバーもカウント2。妹加がアシストに入り合体619から妹加がセントーン、本間が丸め込むもカウント2。エルボー合戦から本間がまなせのエルボーの腕をキャッチして脇固めから多恵ロックへ。ロープに逃れたまなせに本間がミサイルキック。カバーもカウント2。
まなせの右足をキャッチした本間が仁王立ちのアキレス腱固めから膝十字、マフラーホールドと徹底した膝狙い。カットに入ったトトロが本間を2人でロープに振るもまなせが走れずに倒れてしまい、トトロが本間をボディスラム。まなせをおんぶしてのプレスからまなせにカバーさせるもカウント2。まなせがネックチャンスリードロップでフォールもカウント2。本間を抱え上げるまなせだが、膝のダメージからバランスを崩してしまう。妹加が入りまなせにラリアット、さらに串刺しラリアット。まなせをコーナーに上げ、本間との合体妹加バスターを狙うも、ここでトトロが妹加の後ろからボディアタック。さらに串刺しラリアットを決めると、対角コーナーに上がっている本間をまなせと捕まえダブルパワーボム。まなせが抑え込むも妹加がカット。トトロが妹加にクロスボディを決める。本間を引き起こしたまなせがフルネルソンも前方に回った本間が丸め込み。カウント2。本間と妹加がまなせをロープに振るも、まなせが2人まとめてラリアットで吹っ飛ばし、コーナーに上がる。追いついた本間がコーナーに上がるが、まなせは着地するとコーナーに上がったままの本間をパワーボムで叩きつけ丸め込むもカウント2。起き上がった本間にまなせが飛び込みラリアットを決め、カウント3を奪った。
まなせ「痛いよ!痛いよ!インターナショナルリボンタッグのベルト、こんなに痛くて、辛くて…でもほしいんだよ!(本間に)ベルト、しっかり獲ってくるから、31日、いっしょにいて。」
本間「遠くの方から見ててやるよ。」
まなせ「(ニヤリとほほ笑んで)OK!BIG☆DEKAI!!!が決まったようだね。おい、アメリカのスーパースター、志田ひかり聞いてるか、オラ! (と言いながら会場後方のカメラに向かってエプロン際でトトロと並んで指さしながら)お前か!? そのカメラか?見てるのか?あなたはアメリカのスーパースターかもしれないけど、私たちは ジャパニーズスーパーデカイ・スターだ!ビッグ・スターじゃ!」
※2人の後方からいぶきが歩み寄りカメラにアピールする2人の頭を叩く。
いぶき「おい、まなせゆうな。志田ひかりって言ったよね?志田ひかるだから。」
まなせ「それはゴメン、志田ひかるーっ!」
いぶき「連れてきたから志田光、いまここに(と言いながら志田のポーズ写真を掲げる)。一緒に見てたから、お前らの試合を。痛くてつらい思いしました? 今日の試合で。しましたか?」
まなせ「ずっといてえよ! プロレスはいてえモンなんだよ!」
いぶき「さらにさらに痛くてつらい思いさせてやるよ、31日に!」
まなせ「でもさ、あのさ、私31日ももちろん空けてるんだけど、アイスリボン、まだ興行あるよね?12月24日、クリスマスイブの日?31日の前哨戦、しようよ。」
いぶき「いいよ、いいよ。」
まなせ「(トトロに) 大丈夫?」
いぶき「(トトロに) 空いてるか?空いているのか?なんだ、その表情は!」
トトロ「まなせゆうなが前哨戦やってやるよ!」
いぶき「おまえの前哨戦は?」
まなせ「私がなんならトトロさつきみたいなモンだ!トトロさつきでまなせゆうなだ。前哨戦、12月24日のイブの日にやろうよ。」
いぶき「いいよ、やりましょう。シングル。」
まなせ「シングル?」
いぶき「シングル。だって (トトロは)いないんでしょ?いないんだったら1人じゃないですか。 だったら1対1でやったほうが早くないですか?」
まなせ「いいじゃねえか!クリスマス・イブ、イブの日にいぶからべルトを獲るために前哨戦シングルやってやるよ!」
いぶき「イブの日にベルトは獲れねえよ!」
まなせ「そうですか!」
いぶき「31日だよ!」
まなせ「気持ちが早とちりしましたが、私はね、星いぶきのことアイスリボンの今のエースだと思ってる。そいつから私が勝って、このベルト、31日に獲って、私の腰で一緒に年を越すからな。待っとけ、ベルト。いぶきも待っとけ。」
いぶき「うるせえ!イブの日にな、星いぶきが勝ってな、最後締めてやるよ。いぶがイブの日に締めてやるよ!」
まなせ「いぶがイブの日に締めさせないようにしてやるよ!」
いぶき「その言葉そのままお返しいたします。31日は志田光と星いぶきでこのベルトを守って年を越す。以上。」
まなせ「おし、わかった!はい、トトちゃん!」
トトロ「ゆうなさん、24日よろしくお願いします!」
まなせ「なんでいないんだよ!」
トトロ「遠くから応援してます!」
まなせ「じゃあ、勝った私たちが締めます!」
※最後はBIG☆DEKAI!!!が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。
〈試合後のBIG☆DEKAI!!!〉
まなせ「前回ね、トトちゃんがBIG☆DEKAI!!!まなせゆうなを引っ張っていくって言ってくれて。(今日)引っ張ってくれて。でもね、私たちはタッグだからさ、トトちゃんだけが引っ張るんじゃなくて、私もトトロさつきを、このアイスリボンを引っ張っていけるように、そう思ってやってきたからさ、なんとか足もって良かったよ。多恵ちゃん、あんなことしてくる。怖いよ、SPiCEAP。何度もやっても怖いけど、楽しい相手だから、ベルトを獲ったらまたやりたい相手が増えましたね。で星いぶき。星いぶきと前哨戦、初めてのシングルだよ。それでね、私思ったんだよ。2022年、初めてアイスリボンのリングに上がってね、一番最初に対戦した相手はトトロさつきと星いぶき。その時も赤いベルトを巻いてたんだよ。いつも私の前に赤いベルトを巻いて現れてね。なんなんだよ!12月24日がイブの日だかなんだか知らないけどね。クリスマスまなせにしてやるからな!私が前哨戦しっかり勝って、31日、ゲットするから。そこにトトちゃんと一緒にいくから。」
トトロ「24日ね、私の体はいないんですけど。心はいつでもそばにいるんで。」
まなせ「OK、じゃあここにトトちゃんを注入してくれ!(とトトロに向かって胸を突き出す)」
トトロ「ゆうな、頑張れーっ! (と突き出した胸に頭を合わせる)」
まなせ「わ、(手を合わせる)バチンだと思った(笑)。でも注入されたから!12月24日はまなせゆうな、シングルだけど、トト口さつきとしっかり勝って、31日いこうと思います!」
2人「ありがとう!ありがとう!」
――ベルト戦への自信は?
まなせ「自信がなくて挑戦するわけないでしょう。私たちはこうやってしっかり重ねていって実績も経験も重ねて。だって、あの2人、仲良くないでしょ?」
トトロ「呼び捨てにしてる。呼び捨てにしてる!」
まなせ「そういうのとかもさ、タッグってそういうの大事だからさあ。もし、そういうので悩んでいるんだったら、BIG☆DEKAI!!!入ってもいいよ、いぶきさん。」
トトロ「私たちは増える分には歓迎ですから。」
まなせ「BIG☆DEKAI!!!は大きくなる分には全然、大丈夫なんで。なんか辛いことあったら、まなせのDMにメールしてくれてもいいし、(トトロに)ライン教えといて、あとで。ということで、星いぶき、待っているよ!12月24日、楽しみだ!」