【試合詳細】12・12 アイスリボン横浜ラジアントホール大会 【リボンタッグ】柊くるみ&宮城持ちvsラム会長&尾崎妹加 【IW19】星ハム子vs星いぶき 鈴季すず&世羅りさ&藤田あかねvs雪妃真矢&安納サオリ&トトロさつき

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『横浜リボン2020・Dec.』
日程:2020年12月12日(土)
開始:12:00
会場:神奈川県・ラジアントホール
観衆:150人(満員札止め)

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○青野未来(Beginning)
8分7秒 キャプチュードバスター→体固め
●Yappy

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○春輝つくし
5分50秒 直伝ラ・マヒストラル
●バニー及川

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○藤本つかさ/石川奈青
13分30秒 極楽固め
山下りな(フリー)/●真白優希

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
鈴季すず/世羅りさ/○藤田あかね
18分38秒 小手投げからの押さえ込み→エビ固め
雪妃真矢/安納サオリ(フリー)/●トトロさつき

▼IW19選手権試合 19分1本勝負
【王者】○星ハム子
14分8秒 ハムどん→体固め
【挑戦者】●星いぶき
※第11代王者4度目の防衛に成功

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/フランクシスターズ】柊くるみ/○宮城もち
18分39秒 もっちりバディシザース→エビ固め
【挑戦者組/Rebel&Enemy】ラム会長/●尾﨑妹加
※第49代王者4度目の防衛に成功

くるみ&もちがリボンタッグ防衛も妹加は折れず雪妃とともに3度目の正直へ!IW19防衛のハム子へ雪辱を狙うつくしが王座挑戦表明!諏訪魔&石川が襲来し藤本は条件付きでEvolution Girlsのアドバイザーへ

第1試合


 11月29日SKIPシティ大会ではハム子相手に好ファイトを見せた青野が、Yappyとのシングル対決に臨んだ。序盤からカウンターのドロップキックをヒットさせ、ボディシザース、逆エビ固め、サッカーキックと攻め込んだ青野。中盤、Yappyに蹴り足をキャッチされ、コーナーに押し込まれてのヒップ攻撃、ラリアットと反撃を受けたものの、最後はラリアット2連発からキャプチャードバスターで青野がフォール勝ちを飾った。

第2試合


なかなか勝ち星にも恵まれていないバニーだが、この日も元気いっぱいにリングに登場すると、試合前、自宅待機から復帰したばかりのつくしに「復帰、おめでとう!」とうさぎの耳のカチューシャをプレゼントしようとする。しかし、つくしはそのカチューシャを蹴り飛ばすと、背中へのエルボー、はりつけドロップキック、さらにバニーの手の甲へのフットスタンプを決めると、バニーのコーナーに置いてあったカチューシャをバニーの手の甲の上に置くと、カチューシャにもフットスタンプを決める。ショックを受けつつもドロップキック連打、足を使っての変形スリーパー、さらにダイビングクロスボディと、反撃に出たバニーだが、最後は丸め込みの攻防をしのいだつくしが直伝ラ・マヒストラルでフィニッシュした。

試合後、改めてつくしにカチューシャを差し出したバニー。一度は笑顔で受け取り頭に付けたつくしだが、握手とみせかけてバニーにカチューシャを投げつけ、意気揚々とリングを後にした。

第3試合


両者入場前に大きな男2人が入り口から入ってきて、会場がざわつく。なんと全日本プロレスの諏訪魔選手と石川修司選手だ。
11月29日SKIPシティ大会で行われた世羅vs真白のFantastICE戦では真白のセコンドとして、何度も真白のピンチを救った山下が、真白との東西ガチャ王タッグを結成。一方、ガチャ王タッグを目の前に、対角に立った藤本はガチャ王側のコーナー下奥に佇む、2人の大男…諏訪魔と石川を指さす。諏訪魔&石川の暴走大巨人コンビは、現在、全日本では初となる女子プロレスラーを育成すべく、所属ユニットの女子部門『Evolution Girls』を準備中。今回、アイス視察もその一環としてマスコミを通して予告した上での行動でもあったと思われる。試合前はこの2人に気を取られていた藤本だが、試合が始まり、いきなり真白から「藤本、出てこいよ!」と挑発されると、一気にテンションアップ!真白に対して鬼のような攻撃を仕掛けていった。この日の試合では真白はもちろん、パートナーの石川にもコーナーから何度も檄を飛ばし、新人2人を実践特訓したかのような印象を残した藤本。ガチャ王の連係、山下に若干苦しむも、最後は真白を捉え、PKからの極楽固めで勝利した。そして試合後、諏訪魔と石川がリングへと歩み寄った。

※エプロンに立った諏訪魔と石川に「ロープを跨ぐな!」と怒鳴る藤本。しかし、2人はそれを無視してリングに入り、藤本と向かい合う。

藤本「あ~あ、せっかく試合盛り上がってたのに、跨いじゃいましたね!」
諏訪魔「なんだ、おめえ、コノヤロー。」
藤本「お前こそなんだ。分かってますよ、2人の目的。2人と言うか諏訪魔、あなたの目的分かってる。私のこと好きなんでしよ?告白したいんでしょ?先に言っときます。ごめんなさい。ちょっとタイプじゃないんで。すみません。帰ってもらっていいですか?」
諏訪魔「(渡されたマイクのスイッチが入っていないと)おい!入ってねえぞ、コノヤロー!こんなの渡すなよ!」
藤本「マイクの入れ方もわかんねえのか!何年選手だよ!」
諏訪魔「おい!俺はな、ちゃんと愛してる嫁さんがいるんだよ。」
藤本「じゃあなんで来たの。あ~、分かった、アレでしょ?暴走大巨人がベストフレンズと対戦したいんでしょ!」
諏訪魔「なんだよ。知らねーよ!」
藤本「いいよ、やってやるよ。大晦日、後楽園来いよ!」
諏訪魔「何言ってんだよ、お前。若手いじめんじゃねぇよ、コノヤロー!」
藤本「いじめじゃない、試合してんだよ。戦ってんだよ!」
石川「ちょっと落ち着いて下さい、2人とも。今日はですね、話があって来ました。僕ら、暴走大巨人はですね、今度女子プロレスラーを育成するプロジェクト、Evolution Girlsというのを立ち上げたので、ぜひ藤本選手に協力して欲しいと思ってここに来ました。」
藤本「協力ですか…いや、あの~、私、アイスリボンの取締役選手代表でして、今見てもらったように手のかかる子達ばかりなんですよ。ベルト紛失するわ、変な新人はいるわ、みんな言うこと聞かず本当に大変なので、ちょっとそこまで手が回らないかもしれません。」
石川「いや、前にね、プロレス大賞の時に藤本選手が女子プロレスを全盛期に戻したいという言葉に僕は凄い感動して、あと今日藤本選手の試合も見ましたし、発信力とか企画力とか色々勉強になることが多いので、ぜひEvolution Girlsのアドバイザーにどうですか?ねえ、諏訪魔さん、ねえ。」 諏訪魔「EvolutionGirlsのさあ、アドバイザー、あんた、気が強いけど、優しい女子、そして強い女子を作りたいんだよ。あんたのアドバイスが欲しいんだよ。ぜひ協力してくれ。」
藤本「アドバイザー…素敵な響きですね。全日本プロレスさんの初めての女子プロレスラーを作るということですよね?つまり王道女子ってことですよね?私でいいんですか?(真白を指さして)こんなんばっかり育ちますよ。大丈夫ですか?」
石川「いっしょにやりましょうよ。」
諏訪魔「やろうよ。」
藤本「石川さん、私、女子プロレス大好きなんですよ。なので少しでも広まるきっかけがあるなら、ぜひお願いします!(石川と握手。諏訪魔が一歩前に出ると、一歩退いて)ただ、1つだけ条件があります。諏訪魔という男を私の半径5メートル以内に近づけないでください」
諏訪魔」「ふざけんじゃねーぞ!コノヤロー!」
※2人の間に割って入る石川。
諏訪魔「なんでお前、俺に握手してこねーだよ、藤本。いい加減にしろ!」
藤本「5メーター、5メーター、5ーター。」
石川「5メーター、遠いな、おい。」
諏訪魔「なんだよ、ストーカーみたいなこと言うんじゃねーよ、お前、コノヤロー!」
藤本「よろしいでしょうか?」
石川「わかりました。」
諏訪魔「ちょっと待って、ちょっと待って。今日持って来た。Evolution Tシャツ。アドバイザー就任を記念して、このTシャツ着てくれ、頼むよ。(客席に向かって)良いよね?みんな。ダメ?(拍手が起こると)ありがとう。アイスリボンのファンは優しいよね。着てくれ。着て」
藤本「え、かわいい。(とTシャツを着ようとするが、諏訪魔の視線に気づき)見ないでもらっていいですか?(Tシャツを着てポーズ。客席から拍手。)」
諏訪魔「ああ、似合うじゃん!」
※3人で記念写真に応じる。
石川「じゃあ、よろしくお願いします、藤本さん。」
諏訪魔「頼むよ。また来るぞ、お前。」
※2人が退場したあと藤本が改めてマイクを手にする。
藤本「でも面白そうですね。石川奈青、おいで。真白、おいで。山下も一緒に。王道女子プロレス…我々、王道。ガチャが王道になる日が来たよ!やってやりましょう。女子プロレス、盛り上げていきます。よろしくお願いします!」

<試合後コメント>
藤本つかさ
「Tシャツ、受け取っちゃいました。サイズがピッタリですよ。Evolution
Girlsですかね。なぜ私だったのかは分からないですが、たぶん思うところがあってオファーしてくれたんだと思います。私も女子プロレス盛り上げたいですし私の好きな女子プロレス、1人でも多くの方に知って欲しいって思いはずっとあるので、誰かの何かのきっかけになるんだったら、頑張らせて頂こうかなと思います。アイスリボンでもいっぱいいっぱいなのに、どうしたらいいんですか!(やりたいことは)まずは人がいないとどうにもできないじゃないですか。たしかに諏訪魔さんと石川さんの2人だったら、怖くて誰も来ないと思うんですよ。だからアドバイザーという感じで、窓口を広げて、いつかデビューが決まったら、アイスリボンにも出て頂きたいですし、まず募集したいです。私は王道ですか?(どちらかというと邪道かと…)邪道か…。でも、邪道と王道が合わさったら新しいものが生み出されるかもしれません。楽しみです。」

第4試合


12月31日後楽園大会でのICE×∞王座戦が決定したすずと安納の前哨戦が実現した。試合はすずvs安納でスタートするも、すず、世羅、あかねのチーム西日本がタッチワークを活かして安納を攻め込んでいく。特にあかねの強烈な背中への張り手に安納が苦悶。序盤はチーム西日本が主導権を握っていった。苦戦を強いられた安納だが、なんとか雪妃につなぐ。ここで雪妃が蹴りを巧みに決め、試合の流れを引き戻す。そして中盤には2度目のすずvs安納が実現。激しいエルボー合戦からジャーマンの掛け合い、さらにはハイキックの打ち合いと、ここでは互角の攻防を展開すると同時に、タイトル戦に向けての期待感を抱かせる2人の熱さが伝わってきた。最後はあかねとトトロの攻防となり、トトロがパワー全開であかねを追い込んだが、雷霆の如しの体勢に入るところをうまく切り返したあかねが小手投げからトトロを丸め込み逆転フォール勝ちを飾った。

あかね「重い!マジで。いや最近トトロが勢いづいてるっていうのも聞いてたんですけど、本当に潰れると思いました。今日、チーム西日本、勝ちましたね。世羅さん、ひとつお話があるんですよ。ワシ今年、何回もベルトに挑戦して全部負けて1個も獲れてないんですよ。最後、今年最後、もう1回だけ、賭けてみたくて、今一番欲しいのFantast。あの時、上野で”こんなもんじゃないよね”って。”また挑戦して来いよ”って言ってましたよね?お願いします。」
世羅「いいよ。」
あかね「出たよ。いや一応ね、8月に挑戦したばっかりやから、人として順番的なものがあるかなと思って待ってたんですよ。そんな簡単にいいよって言うなら、もっと早くいけばよかったですね。」 世羅「いいよ、いいよ、全然いいよ。むしろ来て欲しかった。上野では野球とプロレス、2連勝したほうが勝ちという、過酷な試合を約50時間、やらせて頂いて防衛。じゃあ大晦日。せっかくなら大晦日でどうでしょう?」
あかね「お願いします。野球?」
世羅「野球はやらない。あかねが挑戦してくれるってなった時にどうしてもやりたいルールというのがあって、それは私とあかねにしか出来ないんじゃないかな、と。あかねは、ずっと私が反対されている時からハードコア、デスマッチを応援してくれてた、賛成してくれてた唯一のレスラーです。だから、あかねを信じて、私のことも信じてもらって、後楽園ホールで4コーナー・プロデュース、やりませんか?」
あかね「やりたいです。」
世羅「やりましょう。分からないですよね。4コーナー・プロデュースというのは、各コーナー、例えばあかねが青と白、自分が赤と白、それぞれ2コーナーずつ好きなアイテムを置くという。それぞれコーナーをプロデュースするルールとさせてください。」
あかね「なんでもいいんですよね?」
世羅「なんでもいいよ。」
あかね「考えておきます。」
世羅「よろしくお願いします。」
あかね「お願いします。」

<試合後コメント>
チーム西日本
世羅「チーム西日本、勝利でございました!よかったんじゃないですか。意外と連係も。そりが合わないかもしれないと思ってたんですが、広島、宮崎、愛媛。それぞれの良さが出せたんじゃないかなと思います。ということで、あかねさんが挑戦表明ということで、待ってました。」
あかね「順番を守る感じで待っていたんです。そんな何回もいくの申し訳ないなと思って、周りのみんなに。うらやましかったです、みんながやっているのを見て。真白とかうのとか、やることによって、みんな、自分をもっと出せてるなって。見ていて、悔しかったりしていたので。前回、自分がいなかったSKIPのコメントを見ちゃって、2回目でいいよって言ってたから、あ、いいんだって思って、今日挑戦させてもらいました。遺恨も何もないですけど、本当に信頼出来るというか、だからこそ、どこまでもやれると言うか、なんの遠慮もなく全力で当たらせてもらいたいと思います。」
世羅「何回もやってきたあかねだからこそ、プロデュースっていうのをやって欲しくて。今まではチャンピオンが勝手に決めたルールとか、相手に提示してもらって、じゃあそれでってやってたんですけど、今回はそれぞれがコーナーをプロデュースするので、チャンピオンだけの権限ではないんですよね。2コーナーはあかねのモノですから、本当に好きなモノを持って来てもらって、その代わり、私も好きなモノを持っていかさせていただきますので。お互い、2つは何が来るか分からないっていうね。ドキドキもありつつ、後楽園ホール大会の試合を楽しみにしたいと思います」
すず「(安納との前哨戦に関して聞かれ)今日はなんか、思いのほか攻められてしまったなと。」
あかね「あのスカした顔がムカつくよね!」
すず「そうなんですよ!」
あかね「お前挑戦者やろ!っていうぐらいスカした顔するよね。」
すず「今までの挑戦者って、ベルトが欲しい!だから貪欲に凄い顔しながら挑戦してくる選手が多かったのに、いつもいつも、キレイな顔して、スカした、すました顔してるのがすげームカつくんですよ、チャンピオンとして。安納サオリがベルト欲しいとか必死な顔してるの見たことないなと思って。色んなタイトルマッチをやってると思うんですけど、いつもキレイなんですよね。鼻につくんですよ、それが。自分はネットに不細工な写真を上げられ…。」
世羅「そうなの?」
すず「そうなんですよ!言っておきたい!鈴季すず不細工説っていうのが今流れてるみたいなんですよ!それを覆したい!」
あかね「顔芸がスゲーからだよ。」
すず「言っておきますけど、試合中にキレイな顔するレスラーなんていないですからね。やっぱり人間って、必死になったら、そりゃあ不細工になると思うし、それがプロレスだと思うし。だから、大晦日は過去最高、史上最強に不細工な安納サオリを皆さまにお届けしたいと思います!崩すしかないでしょう!崩した上でしっかりベルトを防衛してまいりたいと思います!」

安納サオリ
「なんか言ってました?鈴季すず。なんて言ってました?すました顔している?私が?へえ~、ああそう。なんかちょっと聞こえてきたのは、不細工な顔にするって?見てないんかな、あの子、私の(試合)。私のTwitterをフォローして、私のことをいっぱいもっと知っていくって言ってるけど、まだまだ知ってないですね。私が試合中にどんだけ凄い顔をしていたのかを。それは知ってなさすぎるかな。ま、でも今日も挑戦表明してから前哨戦1回目、次、27日が組まれてるのかわからないですけど、1回目(試合を)して、もっとかな~。まだまだ足りないなって凄い思うので、やり足りないですね。早く31日来ないかなって。早く2020年終わって、2021年がどういうふうに年を明けてるのか、凄い楽しみなんで。ベルト巻いて…この1年、1回もベルト巻いてないんで、私。最後にベルト巻いて、ベルト巻いた安納サオリで2021年を過ごします。ちなみに不細工になるかどうかは、すず次第だと思いますけど…フフッ。」

第5試合


今年の目標として”打倒、星ハム子”を誓ったいぶき。10月31日後楽園大会ではアジャとのタッグで、ハム子から初フォールを奪ったいぶきは、遂に今年2度目のハム子とのシングル戦のチャンスを掴んだ。しかも前回同様、IW19王座を賭けての大一番だ。お互いのムーブ、さらにはお互いの性格まで知り尽くしているだけに、序盤から相手の技を読んでの仕掛け、相手の動きの裏をかいての攻撃など、親子対決ならではの攻防が展開されていく。特に中盤では、いぶきが強烈なチョップの連打し、そのチョップをハム子があえて胸を張って受けて立つ攻防は、娘の成長を身を削って確認しながらも、それでも高みに立ち動じないという意地をみせる母親の強さと、母親を超えようと、死に物狂いでチョップを連打していく娘の意地を感じさせ、この親子対決が徐々に名勝負数え歌に昇華していることを
体現してみせた。最後はいぶきが2度目のグッド・いぶニングでカウント3寸前までハム子を追い込むも、ラリアット、ノーザンライト・スープレックスと畳みかけたハム子が、ハムどんでカウント3を奪い、娘の野望を打ち砕いた。

ハム子「いぶき!私の前ではなかなか素直になれない。でもこうやってリング上で戦って、あなたの成長を少しずつ感じてます。何度でも、何度でも私に勝ちたいなら挑戦してきてください。私はまだあなたに負けるわけにはいかない!私に勝つことを目標にしてくれて、ありがとう。」
※大の字のいぶきに歩み寄り握手の手を差し出す。これを無視するいぶき。
ハム子「試合後の握手でしょ!ほれ。」
いぶき「やだっ!」
ハム子「(苦笑いでリング下の藤本に)つっか、どうなってんだよ、これ。(立ち上がってベルトを掲げて)4度目の防衛に成功しましたーっ!配信があるときにしか防衛戦ができないんですけれども、誰かこのベルトに挑戦しにくる人はいないんですかね?」
※つくしがリングに上がる。
つくし「自分、そのベルト、諦められないんですよ。覚えていますよね、あのときのこと。」
ハム子「覚えてるよ。私、IW19トーナメントでみんなの票で勝ち上がったの。(つくしとの試合は)ドローで(でも勝敗を決める)投票してくださったみんなのおかげで勝ち上がることができたの。だからわかってるよ。つくしから3カウント取ったわけでもない。ギブアップを取ったわけでもない。(※リング下で「私ともドローだったよ。」とアピールする藤本に)つっかもだ。でも、私は投票で勝ち上がって、こうやってチャンピオンになれて、今凄いこれからを楽しみたいと思っている。つくし、このベルト、興味あるの?」
つくし「あるに決まってんだろ!」
ハム子「もう~、そんな言い方しちゃって。」
つくし「だから、そのベルトに近々で挑戦させてください。」
ハム子「近々?近々って言ったら、27日の川口SKIP大会?大みそか後楽園ホール大会?年明けでもいいですよ。私は生配信があるのであれば、いつどこの会場でも、このベルトの挑戦を受けて立ちます。」
つくし「はい。じゃあ、それでお願いします。」
ハム子「配信確認するので、今はちょっと日程未定でお願いします。」
※2人が握手。

第6試合


10月31日後楽園大会で山下とのタッグでリボンタッグに挑戦するも、くるみ&もちに敗れた妹加。しかし、妹加は試合後も王者チームへのリベンジを誓い、遂に会長とのタッグで再びくるみ&もちに挑むことになった。試合前から気合十分の妹加が先発に出ると、「もち、出てこい!」ともちを挑発するが、もちはこれを無視。試合はくるみvs妹加でスタートした。激しいタックル合戦はくるみが打ち勝ち、ここでもちに交代。勢い込む妹加が突進するが、これをいなしたもちは逆に「会長、出てこい」と会長との交代を要求。しかし、ここでも妹加がノータッチでリングイン。会長とのダブル攻撃を仕掛けるなど、はやる気持ちを抑えきれない様子。一方の王者チームはこの妹加の思いをあえてすかしながら、情け容赦ない強烈な攻撃を仕掛けていく。会長が妹加をフォローする動きをみせるが、圧倒的なパワー差を有する王者チームは会長をパワーで叩きつぶし、なかなか王者チームの流れを止められない。最後は王者チームの合体フェイスバスターを浴びた妹加が、もちのメタボリックサンドを浴びるも、カバーに入ってきたところを切り返すと、もちに掟破りのもっちりバディシザースを決める。しかし、これをキックアウトしたもちがもっちりバディシザース2連発を決め、粘る妹加をフォー
ル。王座V4を果たした。

もち「もういい…もういいだろ、尾﨑妹加。お前が何回ウチらに立ち向かってこようが何も変わらないんだよ!“私は変わったんです”…変わったっていうのは自分自身で評価するんじゃなくて、周りから見て“アイツ変わったよね”っていうのが、変わったっていう評価なんだよ!目にそんな涙溜めても変わらないものは変わらないですから。あんたとの対戦はこれでお終いです。ありがとうございました。どうぞ(とリングを降りるように促す)。」
※雪妃がリングへ上がり、妹加の横でマイクを手にする。
雪妃「妹加、私、今日、涙出たわ。妹加の戦い観てて。やだね、ああやって変わらない変わらない、いつまで経っても成長しないって、上からばっかりモノ言っててさ。あんたたちが強いのはよ~く分かってんだよ。でも妹加は変わりたくて、Rebel&Enemyに入ったの。所属じゃない選手がタイトルマッチにガンガン、ガンガン、山下さんにしてもそう。ラム会長にしてもそう。タイトル獲りたくて一生懸命やってる人と同じように、自分も輝きたいって言ってRebel&Enemyに入ったわけ、妹加はね。今まで所属じゃないからって積極的じゃなかった妹加がこうやってガンガン、ガンガンタイトルマッチにいくこと自体、成長なんだよ、妹加の!ていうか、分かってて認めたくないだけでしょ?ていうか、妹加をこうさせたのはあなたたちでしょ!成長を期待したからいじめたんじゃないの?ツンデレか?
妹加に成長して欲しいなと思ったから妹加をいじめてるんじゃないのって言ってるの。」 もち「特に私はそういう意識は持ってなかったんですけど…。そんなことよりユキ、久々にこのリングの上に上がって凄い喋ってるね。どうも久しぶり。」
雪妃「構ってあげなくてゴメンネ、今まで。私、Joint Armyのうのをいじめたりして楽しんでた、最近。フランクに絡んであげなくて本当にゴメン。だけどね、そろそろいいですよね。挑戦表明です。」
もち「でも、ユキって肝心のパートナーいないよね?誰からも“ユキさん一緒にベルト獲ろう”とか言われてないよね?人望ないんじゃないの?」
雪妃「(セコンドの山下が目をそらす)おい、目をそらすな!」
もち「人望ないよね?ユニットあるのに浮いてるよね?」
雪妃「妹加は諦めるの?今回で。」
妹加「2回も負けてしまった自分がこんなこと言っていいのか分からないけど、そのベルト欲しいんだよ!こっちがもういいとか言っても、私はそのベルト獲るまでやりたい!ユキさん、私でいいなら、隣に置いてもらえませんか?」
雪妃「一番最初に私を振ったのあなたでしょうが。やりましょう!日付、場所、お任せしますよ。受けてくださいますか?」
もち「尾﨑妹加はもういいかなって言って、散々言ってるし、本当にいいんですけど、尾﨑妹加は来なくても。でも私たちをこういう風に焚き付けた雪妃が挑戦してくるんだったら特別に受けましょうか。受けますよ!」
雪妃「是非ともよろしくお願いします。」
もち「もうここで決めよう。アイスリボンの今年最後の12月31日だ!いいね?そこでやるかね。もうそれで終わりだからね。あなたたちと戦うの。(Rebel&Enemy軍が黙っていると)なんで何も言わない。」
雪妃「ウチらが獲るから大丈夫だよね?これで最後で大丈夫。」
会長「絶対獲るもんね?獲ってくれるよね?もし獲れなくてもさ、山下りなと私いるしさ。」
もち「おい!もう受けないって言っただろ、お前らの挑戦。これで最後だ!」
会長「最悪いるんで。最悪ね。最悪。最悪いるから。そうだよ。私たちを出させないで。ねっ!頑張って。出来るから、あんたね。」
※Rebel&Enemy軍が引き上げ、エンディングで藤本から来年の追加スケジュール
として8月9日横浜武道館でのビッグマッチの開催が発表された。最後はすずが締め、今年の横浜リボン最終戦が終了。

<試合後コメント>
柊くるみ&宮城もち
もち「4度目の防衛、無事終了しまして、そのうち尾﨑妹加、何回来た?」
くるみ「2回?」
もち「何回か来てますけど、返り討ちにしてやるつもりだったですけど、今日はまあ正直言って爪痕らしきものをうっすらと残してきたんじゃないかなって、ようやっと。何回目かの正直でね。ようやっと爪痕らしきものを残してきたんじゃないかなと思います。」
くるみ「今まで変わったって言って挑戦してきて、何回目も分からないですけど、挑戦してきて、なんか自分的にはどこが変わったんだろうって。尾﨑妹加の変わったって、変わったとはなんだろうと思って。なんかすぐ諦めるし。諦めて、心折れて、負けて、また挑戦させろって言って、もう変わったというのは何回も聞いて、何回も聞き飽きて、本当にどうでもよかったんですけど、なんか今日はちょっと、若干?数ミリ変わったところは見れたんじゃないかなと思っています。」

――大晦日は怖い存在になりますか?
くるみ「いや、全然怖くないですね。」
もち「尾﨑妹加に関しては、残り2週間くらいでどんくらい、何持ってくるのかとか楽しみにするところはありますけど、私個人としては雪妃真矢ですよね。雪妃が1人で今のアイスどうなの?みたいにワーワーワーワー騒ぎ出して一番ウチらが絡まれたかなっていうところがあって、マジ雪妃、面倒くせーなとか思ってたけど、最終的にはこういう風にうちらが頑張れたのは、雪妃が焚き付けたものも多少なりともあるとは思うので、それを恩返しするわけじゃないですけど、やられたらやり返すの精神ですよね。倍返しにして雪妃のプライドも信念も全部ズタボロにしてやろうかなって。お前が作った新フランクシスターズっていうのは驚異的なもの、とてつもなく怖いものになったぞというのを知らしめる良いチャンスじゃないかなと思うので、5度目の防衛戦もかかっているので。ちょっとまた正
念場っちゃー正念場ですね。」

――大晦日でEnemyとは一区切り?
もち「そうですね。正直Enemyとは本当に今日限りでいいかなと思ってたんですけど、まあ、ああいう絡まれ方をして、せっかくだから挑戦表明受けたわけですけど、年末で勝ちにしろ負けにしろ、まああっちが不服を申し立てるにせよ、立てないにせよ、ウチらもやりたいことがあるので。来年からはシフト変更して防衛戦やっていきたいなと思っています。」

ラム会長&尾﨑妹加
妹加「あ~、いけると思ったんですけどね。もうあと一歩って感じでしたね。タイトル戦何回か、フランクシスターズ以外ともやってきた中で、自分がダイビング・セントーンを出したら、絶対に勝てる流れがいつもあるんですけど、今日はやっぱ強敵なだけあってカットされてしまって、それでもガムシャラというか、気持ちで負けたら絶対に負けるので向かっていったんですけど、まあ掟破りとかしたんですけど、やっぱあれは本来もちさんの技なので、やっぱガッツリ押さえ込まれましたね。会長すみません…。」
会長「でもね、あと一歩のところまで来てた。正直、今日は私のせいだと思うよ。やっぱアシストするっていうので今日一緒にベルト巻きたいという気持ちで戦ったし、妹加の頑張りをね、なんかバックアップできたらなと思ってやったけど、やっぱり私自身が経験不足、役不足でっていうのがあるから、逆に雪妃真矢、ウチのRebel&Enemyの雪妃真矢がああやって出て来てくれたんだから、あとは本当にいけると思う。大丈夫だよ。来るところまで来てるから。アイツらだってそれは分かってるんだよ。あのソーセージたちも。認めたくないだけだから、大丈夫。」
妹加「はい。ありがとうございます。もう本当にこれを逃したら本気で相手してくれない。あとワンチャンス…。」
会長「でも大丈夫。雪妃真矢がいるから。今の今、強い尾﨑妹加がいればもう最強よ。アイスリボンをね、それでまたハッピーにはならないかもしれないけど、ハッピーへの道でもあるからさ。」

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