暗闇の虎・豹・チーターが初代タイガーマスクの育てたタイガー・クイーンを強襲!

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 25日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.18』が開催され、タイガー・クイーンがDarkerZの悪行ファイトに苦杯をなめた。

 タイガー・クイーンは、初代タイガーマスクこと佐山サトルとジャガー横田がゼロから生み出した“女子版タイガーマスク”。
 クイーンのポテンシャルについて、タイガーは「40年前のタイガーマスクと同じ。これが僕が恩を感じているプロレス界に残せる遺産」と太鼓判を押し、ジャガーは「初代タイガーのクローン」と絶賛。2021年7月29日の後楽園ホール大会で行ったデビュー戦ではアイスリボンのシングル王者であった山下りなをシングルマッチで破るという華々しいスタートを切った。
 初代の生き写しとの呼び声も高い華麗な四次元殺法や、170cmを超えているのではないかというすらりとした長身、正体不明のミステリアスな魅力にプロレス界は沸き立っており、クイーンの正体を予想する熱い議論が各所で交わされてきた。

 女子プロレス界では敵無しとも言える強さを見せているクイーンだったが、今年6月には “DarkerZ(だーかーず)”を名乗る謎の覆面集団、ダーク・タイガー&ダーク・パンサー&ダーク・チーターの3人が現れクイーンをラフファイトで滅多打ちに。

 これを受けた新間寿会長は、「ヒールの戦いをやるんならもっと徹底的にやってもらいたい」と直接アドバイスを贈るなどDarkerZを熱烈歓迎。“過激な仕掛け人”の手によってストロング女子戦線は荒れ模様となっている。


 この日は、タイガー・クイーン&梅咲遥vsダーク・タイガー&ダーク・チーター with ダーク・パンサーのタッグマッチが実施。
 試合前からクイーンはDタイガーを強く意識し、序盤からエルボー合戦でバチバチと打ち合い、チーター&パンサーも場外に叩き落としてケブラーダで3人まとめて圧殺する華麗なファイトを見せる。
 しかし、DarkerZは悪の連携で梅咲を袋叩きにし、その姿をクイーンに見せつけることで怒りの感情を煽る作戦へ。クイーンが突っ込んでくるとチーター&パンサーが2vs1で相手取って場外で痛めつけ、止めに来たレフェリーにも暴行。無法地帯と化したリングでDタイガーが梅咲を木刀で殴打し、TKOからリバースタイガードライバーで突き刺して3カウントを奪った。

 試合後、Dタイガーはクイーンの眼前で勝ち名乗りを上げて勝ち誇るが、クイーンは相手にすること無く無言で退場。しかし、バックステージに戻ったクイーンは怒りの感情を垣間見せ、首をひねりながら控室へ。
 クールなクイーンの感情に火を点けたDarkerZが今後どのような動きを見せるのか。自身のTwitterアカウントを開設するなど自身の内面を少しずつ表に出し始めたクイーンがDarkerZへどのように相対するのか。今後のストロングスタイルプロレス女子戦線から目が離せない。

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