羆退治を終えた真霜拳號に立ちはだかるのはKAIENTAI DOJO時代からの盟友!十嶋くにお、木髙イサミが2AW王者を包囲!
31日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』が開催され、元KAIENTAI DOJOのベテランたちが2AWの頂点を競うことが決まった。
今大会では2AWが誇る2大タイトルマッチが予定されていたが、吉田綾斗&エクシリオvs花見達也&仁木琢郎の2AWタッグ王座戦はエクシリオがコロナウイルス陽性判定の為に欠場となり、このタッグタイトルマッチは流れてしまった。
メインイベントで行われたのは、メインイベントの真霜拳號vs羆嵐の2AW無差別級選手権試合。
7月3日の『2AW オリエンタルホテル東京ベイ大会』で、THE RULEの新メンバーとして現れた羆嵐。以前より羆嵐は挑戦の意志を示してきたが、王者・真霜は挑戦者に“ベルトに対する気持ち“を求めており、羆嵐がそれを持ち合わせていないと断じて難色を示していた。しかし無差別級王座であるため体格や性別は関係ないとも主張しており、羆嵐には本当にやる気があるのか疑問を感じつつその強さは認めていた。その羆嵐がTHE RULEの一員として現れた際の8人タッグマッチで、真霜から直接フォールを取ったことにより、正式に挑戦者として決定。紅炎とTHE RULEのユニット抗争にもなるこの試合には、ファンの期待が集まった。
試合は序盤静かな立ち上がりを見せるが、試合は因縁を深め続けた両ユニット総力戦となる乱闘になる場面もあり次第に荒れていく。業界屈指のパワーを持つ羆嵐が序盤から優勢に攻め立てていたが、真霜の本領は相手の技を受けて受けて受けまくった後の爆発力。最後は真霜の伝家の宝刀・垂直落下式ブレーンバスターが決まり、羆退治を成した。
試合後マイクを握った真霜は、羆嵐およびTHE RULEに対して「つまらねぇ。お前らじゃ勝てない」と一蹴。そこへ今大会セミファイナルで出場していたプロレスリングBASARAの木髙イサミが現れ、「俺なら勝てるぞ」と真霜に対峙するも、十嶋くにおが割り込んでまさかの挑戦表明。
現在、十嶋くにおは真霜と紅炎のチームメイトとして活動しているが、過去を辿れば2人は常に同じユニットに属し、KAIENTAI DOJO時代には2人でタッグ王座を戴冠したこともある盟友とも呼べる存在。
マイクを取った十嶋は「次の挑戦者は私です。次8月、俺が挑戦する。俺はずっとずっと好き勝手やらせてもらってきたんだよ。なんでか?真霜っていう大黒柱があったから、ずーっと好き勝手やらせてもらえてた。でも20年経って、今日若い子とシングルやってみて、命からがら勝ったんだよ。だって、俺に責任がないから。だからここで大黒柱をへし折って、俺がこれから2AWの大黒柱になろうと思ってまーす!」と大会を締めた。
真霜もこれを承諾し、真霜の5度目の防衛戦の相手は十嶋に決定。イサミはこれを了承する形となったが、王者・真霜へ挑戦する気持ちは変わってないはずだ。前身団体であるKAIENTAI DOJOで同じ釜の飯を食った3人が、2AWのリングで相見える形となった。
これを受け、団体側も8月28日『GRAND SLAM in 2AWスクエア』での2大タイトルマッチを正式発表。
真霜拳號vs十嶋くにおの2AW無差別選手権試合、吉田綾斗&エクシリオvs花見達也&仁木琢郎の2AWタッグ選手権試合と、今度こそ2大タイトルマッチが同時開催される見込みだ。