2AWと格闘探偵団の頂上決戦が勃発!ミサイルキッカーズが悪を成敗しタッグ王座防衛!2AW初の女子新人がデビュー!

23日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』が行われた。
今大会では吉田綾斗vs仁木琢郎の2AW無差別級選手権試合、滝澤大志&若松大樹vs真霜拳號&CHANGOの2AWタッグ選手権試合という2大タイトルマッチが実施。
2AW無差別級王座戦線は、絶対王者・吉田綾斗の独壇場と化している。
そんな吉田の牙城を崩すべく、各選手は吉田への挑戦権を勝ち取るべく熾烈な闘いを展開。混迷を極めた次期挑戦者決定戦を制し、先々代王者・仁木琢郎が吉田に挑むことが決定。かつての王座戴冠時には王者として吉田の挑戦を退けたこともある仁木は、戻ってしまった時計の針を再び進めるべく気炎を上げていた。
吉田はファンから嫌われているわけではないが、色々あって愛を伴うブーイングをぶつけられるキャラになっている。この日も仁木に大声援、吉田に大ブーイングが飛ぶ状況で会場は序盤から大いに盛り上がった。
吉田は前哨戦と同じく徹底した足攻めを展開し、仁木は耐える時間が長く続く。後半は得意技を畳み掛け吉田があわや3カウントという場面が何度もあった。しかし、最後は吉田が必殺のリストクラッチ式バックドロップで3カウントを奪い防衛した。
マイクを取った吉田が「想像以上に仁木は強かった!」と称え始めると、そこへ格闘探偵団の野村卓矢がリングに登場。
格闘探偵団は令和の世に『格闘探偵団バトラーツ』を1から創り上げるべく驀進する阿部史典&野村卓矢を中心とした集団。2人はメジャー・インディーを問わずタッグ王座戦線に絡み続ける超売れっ子だ。
野村が「4度目の防衛おめでとうございます。なにやら所属から嫌われてるらしいんで。吉田選手、次は格闘探偵団の野村卓矢とそのベルトをかけて、防衛戦お願いします」と挑戦を表明すると、吉田は「俺が団体内で嫌われてるのは間違ってるけど、俺が2AWのやつらを嫌ってるのは間違ってない。だから、のむさん。こっち側からもお願いします」と握手を交わして承諾。3月23日『株式会社コムエルプレゼンツGRAND SLAM in 後楽園ホール』でのタイトルマッチが決定した。

他方、2AWタッグ王座戦でも激闘が展開された。
先月26日には【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹が2AWタッグ選手権の3度目の防衛に成功。真霜拳號&ナカ・シュウマが持つ歴代最高防衛記録8回を意識する2人に挑戦表明を行ったのは、【M2J】真霜&CHANGO。シンプルに強い真霜と曲者のCHANGOのタッグは強力無比なマリアージュを生み出す難敵だ。
前哨戦ではM2Jが手段を選ばぬ悪行三昧で快勝しており、“何でもアリ”の領域に持ち込まれればミサイルキッカーズに勝ちの目は無い。王者組がどこまで盤外戦を封じられるかが鍵となる試合だった。
試合はM2Jの奇襲に始まり、インサイドワークを駆使して王者組を分断。M2Jのナカ・シュウマ、本田アユムもセコンドとして積極的に介入していきリング内外を支配。
我慢の試合が続いたミサイルキッカーズであったが、後半には怒涛の巻き返しを展開。最後は新技であるシン・合体ガードライバーを決めて滝澤がCHANGOから3カウント奪取。
試合後には、KAIENTAI DOJO時代から活躍する名タッグ【大石旭】旭志織&大石真翔がスクリーンに登場し挑戦表明。3月23日の後楽園ホール大会での決戦が決まった。
新時代の2AWを創り上げているミサイルキッカーズが歴戦の猛者たちをどう調理するかに期待が集まる。
2大タイトルマッチが行われることが決まった3月23日の後楽園ホール大会では、2AWで初となる女子新人・彩月悠叶(さつき ゆうか)のデビュー戦も行われる。
笹村あやめ&彩月悠叶vsダンプ松本&ZAPというデビュー戦として破格の豪華カードが発表されており、彩月の晴れ舞台にも注目が集まる。