『勇気爆発バーンブレイバーン』からブレイバーンが飛び出しプロレスラーデビュー!よい子のみんなと必殺技名を絶叫し世界を救う大勝利!
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23日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『NEXT GENERATION 2025 ~如月ロマン~』が開催。アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』とのコラボマッチが行われた。
『勇気爆発バーンブレイバーン』とは、サイバーエージェントグループのCygamesPicturesが制作し2024年1月から放送されたアニメ作品。
青年パイロットのイサミ・アオが謎のロボット・ブレイバーンと出会い、人類滅亡を目論む宇宙から飛来した謎の軍勢・デスドライヴズと闘っていくストーリーだ。
主に90年代に放映されてきた『勇者シリーズ』を始めとした自我を持つロボットと少年や仲間たちとの友情と成長を描くアニメの“友情”の部分がボーイズラブに近い形で誇張されており、ブレイバーンがただただひたすらにイサミに重い重い重~い愛を注ぐことでイサミがただただひたすらにかわいそうな目にあう序盤の展開が話題に。
パロディ色が非常に強くありつつも、過去の名作ロボットアニメの文脈や演出を過剰なまでに踏襲した作品であり、魅力的なキャラクターや映像のクオリティもさることながら終盤に熱く畳み掛けてくるストーリーはアニメファンから高評価を受けている。
この日のセミファイナルでは、ブレイバーンのプロレスデビュー戦としてブレイバーン&上野勇希&MAOvs納谷幸男&彰人&高尾蒼馬の6人タッグマッチが実施されることに。
今大会のためにイサミ・アオがMAOのコスチュームを、ルイス・スミスが上野のコスチュームを着たコラボイラストが公開されており、盛り上げは十分。この試合はアニメにも造詣が深い村田晴夫アナと、敵将の1人であるクピリダスを演じた声優の稲田徹さんによる場内実況&解説を交えて実施された。
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ブレイバーンはMAOとは推して参るものの、上野との連携は生理的に無理な様子。ブレイバーンの動きはまさに「HERO!」と叫びたくなる素晴らしいものであったが、「ブレイブクロススティンガーッ!」と叫んで放った必殺のブレイブクロススティンガー(蒼魔刀)をかわされてしまったことを機に窮地に陥る。
稲田さんが「やっぱり技の前に名乗るのは良くないですね」と真っ当なツッコミを入れる中、中盤からは取締役として会社を大きくして死にたい強欲な彰人が率いる強欲軍がリングを支配。早々に試合を決めようとするが、興奮した稲田さんが解説席を飛び出してきて「貴方たちの強欲はそんなもんじゃないでしょう!もっともっといい試合をして下さい!会場が欲にまみれるような素晴らしい欲を、私と観客にもっと素晴らしいプロレスを魅せてくださいよ!」と絶叫し強欲軍を鼓舞。
なんとかMAOがブレイバーンにタッチを回すと、場内に“あの曲”が大音量で響き渡る中でブレイバーンが躍動。MAOが「さっきから何なんだよこの歌は!」と困惑の叫びを上げつつ上野とともにダブルブレーンバスターを決め、ブレイバーンもスワンダイブ式ボディプレスを放つ。
ブレイバーンが「今だ!MAO、上野!合体技を出すぞ!ブレイブスイートクラッシュ!」と叫び、ブレイバーン&MAOのトラースキック+上野のドロップキック。さらに「ブレイブエッジ!」と叫びながらの合体レイザーズ・エッジを決め、最後はブレイバーンが「MAO、上野、そしてこの試合を見てくれている良い子のみんな!リングの上でも一緒に叫ぶぞ!必殺技の名を!ブレイブクロススティンガーッ!」と叫び、ブレイブクロススティンガーを叩き込んで高尾から3カウントを奪った。
稲田さんがマイクを取り「ガッガッガッガ!素晴らしい試合でしたよ。私の欲望もだいぶ満たされました。しかし、強欲軍はこんなものではない。我々の欲は尽きることはない。またいつでも強欲軍はDDTに現れるでしょう。そのときまでブレイバーン、楽しみにしておいて下さい。ガーッガッガッガ!」と捨て台詞を残して強欲軍とともに退場。
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その後、上野が話し始めた瞬間に被せるようにブレイバーンが「勝ったぞイサミぃーッ!今日はありがとう!手強い相手だったが私たちが持つ熱い魂と不屈の勇気で、リングを……いや、DDTを救うことが出来た。DDTがピンチになったそのとき、私はこのリングに再び戻って来る!」と宣言。最後は観衆とともに「ブレイブクロススティンガーッ!」と必殺技の名前を叫んで勇気を1つにした。
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バックステージに戻ってきたブレイバーンは、上野が話そうとするのを制してかっこいいポーズをキメてから退席。
MAOが「身勝手過ぎるだろアイツ?!途中不安になっちゃったよ、意思の疎通が取れなすぎて……」とぼやく中、上野は「俺たちはブレイバーン全12話を視聴済みだ!第2期が始まろうものなら、俺たちがブレイバーンの世界に飛び込むことがあるかもしれない」と次元を超えての参戦に意欲。このコメントを聞いて大ウケしていたCygamesのスタッフ陣をイジりつつ、最後は「勇気爆発!バーンブレイバーン!」と叫んで締めた。