歴代防衛記録を更新した竹下が「男色さん、10年前僕のファーストキスを奪ってくれてありがとうございました!」
22日、DDT総選挙で一位となった男色ディーノが竹下幸之介の持つKO-D無差別級王座に挑戦した。
客席に居た12歳の竹下幸之介のファーストキスを奪ったことから始まった男色ディーノと竹下幸之介の遺恨。竹下はこの時「プロレスラーになろう」と決心し、2012年に現役高校生レスラーとしてデビュー。22歳となった現在は、DDTの絶対王者として君臨している。
試合が始まると、中央での睨み合いからディーノが早速キスしようとするが竹下は指でガード。ロックアップからのキス狙い、グラウンドの攻防から添い寝しキスを迫り、隙あらばディーノは竹下の唇を奪おうとする。竹下は場外に叩き出し椅子を使った激しい場外戦から、リングに戻るとダイビングボディプレスを投下。ディーノはこれを避けてゲイ道クラッチからレインボーメーカーを狙うが、耐えた竹下にホモゴェ。ディーノはレインボーメーカーでついに唇を奪うと、リバースえび反りジャンプからフォールも2。
これで吹っ切れたか、ダブルダウン後両者膝立ちでキスの応酬。そのまま立ち上がるとお互いの股間を掴んでいくが、これを制したディーノが走り込むが竹下はラリアットで迎撃。竹下は振りかぶってエルボーを叩き込むと、コスチュームを脱いでアンダータイツ姿になってのクロスアームジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪った。
9度目の防衛に成功し最多防衛記録を樹立した竹下は「男色さん、僕がもっとも超えなきゃいけない壁、それは男色ディーノでした。今なら胸を張って、自信を持って言えます。10年前、僕のファーストキスを奪ってくれてありがとうございました!あの時があったから、今こうしてDDTのベルトを巻いてます。男色さんはDDTのアイコン、確かにDDTには男色ディーノがいます。僕は、まだまだ力不足かもしれませんが、DDTといえば竹下幸之介がいる、そう言われるようにこれからも頑張っていきます。男色さん今日はありがとうございました」と感謝の言葉を語った。
試合後、コルト"Boom Boom"カバナからビデオメッセージが届き、12月24日のDDT後楽園ホール大会での王座戦が決定した