VOODOO-MURDERSの稔&歳三がアジアタッグ王座を戴冠!挑戦表明の大森隆男へ「ノーフィアーの頃の大森隆男はどこ行ったんだよ!」と喝!

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 14日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 SUMMER ACTION SERIES』が開催され、“VOODOO-MURDERS”の稔&歳三がアジアタッグ王座を戴冠した。

 現在のアジアタッグ王者は、全日本のヒールユニット“TOTAL ECLIPSE”(TE)の大森北斗&児玉裕輔。
 北斗は2018年11月にデビューした全日本生え抜きの若手であり、2020年開催のあすなろ杯(※若手リーグ戦)では準優勝という実績を残しつつも突き抜けられずにいた。しかし、昨年2月にTEへ加入するとナルシストヒールとして覚醒。昨年末に開催された『2021 Jr. TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT』ではTEの盟友・児玉とともに優勝。今年1月にアジアタッグ王座を戴冠してからは6度の防衛を重ねるなど近年稀に見る長期政権を築いている。

 しかし、現在の全日本プロレスには、かつてプロレス界全体を震え上がらせた第1期VOODOO-MURDERS(VM)が復活して侵略をかけている。中でも歳三(土方隆司)、稔(田中稔)はアジアタッグに強い興味を示しており、「さほど盛り上がってないアジアタッグでも賑やかしに行こうか」と余裕たっぷりに挑戦表明。
 かつて全日本所属であったベテランが悪に染まって帰郷し、現在の全日本を支える若手世代と真向からぶつかる形の王座戦となった。

 試合は序盤から大荒れに荒れ、稔はVM印のポリタンク、歳三は自身のコスチュームのベルトで殴打するなど凶器攻撃が乱れ飛ぶ。王者組が反撃に出ようとしても場外から足を引いて妨害するなど一切ペースを握らせない。
 中盤までは児玉が捕まる展開となったが、児玉はハンドスプリングエルボーからのノータッチ・トペ・コンヒーロで反撃の狼煙を上げ、北斗も全日本生え抜きの意地を武器に歳三と真っ向から打撃戦を展開。
 児玉が稔にBKバスターからマッドスプラッシュを放つが、稔がこれを剣山で迎撃。そこへすかさず歳三がスタンド式シャイニング・ウィザードからのキャプチュード、フィッシャーマン・バスターを見舞い、稔が雪崩式フィッシャーマンズ・スープレックス、バズソーキック、BDFと畳み掛けて3カウントを奪った。


 試合後もVMの2人は暴行を続けていたが、大森隆男が飛び込んできて北斗&児玉を救出。デビュー半年の新人である井上凌と組んでのアジアタッグ挑戦が決まった。
 これを受けた歳三は「挑戦は大歓迎ですけど、ノーフィアーの頃の大森隆男はどこ行ったんだよ!三冠獲ったときの大森隆男はどこに行ったんだよ!そんな腑抜けたアンタに用はねーんだよ!チャレンジするんだったら目の色変えて本気で来いこの野郎ッ!」と、ベテランになって丸くなりつつある大森へ発破をかけた。

 バックステージに戻った稔は「元・全日本プロレス所属であり、現ヨソモノの俺たちがこの無味無臭のアジアタッグを巻いちゃったから、こっからどうやってコイツに味と匂いをつけていくか。彼らを倒して防衛した暁にはGLEATでアジアタッグやりたいな。初めてでしょ?GLEATのリングでアジアタッグ選手権って。一応これは全日本にとって大事なベルトかもしれないけど、昔から日本のことわざで『可愛い子にはGLEATをさせろ』って言うでしょ?」とジョークを飛ばしつつ、「今日の試合順とか扱いとか見てると、全日本にとってそんな可愛い子じゃないかもしれないね」とアジアタッグ王座戦が前半戦(全8試合中の第4試合)で組まれたことについて皮肉った。

 なお、この日のメインイベントではVMの諏訪魔がジェイク・リーを破って8度目の三冠ヘビー級王座戴冠を果たし、自身の持つ最多戴冠記録を更新。
 稔&歳三のアジアタッグ王座、歳三の持つGAORA TV王座、諏訪魔の三冠ヘビー級と全日本のベルトが3本もVMに集まる状況となっており、今後も全日本侵略の勢いは増していきそうだ。

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