「3人しかおらんのか?!」土井成樹が世界ジュニア王座V2を果たし“2周目”の防衛ロードへ
7日、東京都・大田区総合体育館にて、全日本プロレス『#ajpwチャンピオンカーニバル2023~レック株式会社presents~』が開催され、土井成樹が世界ジュニアヘビー級王座の2度目の防衛に成功した。
現在、全日本ジュニアの至宝たる世界ジュニアヘビー級王座は、フリーとなって今年1月から全日本に参戦している土井成樹が保有。鈴木みのる&大森北斗と結託して全日本内で早くも一つの勢力を築いている。
田村男児は全日本生え抜きの期待の若手。実直な性格と無骨なパワーファイトに定評があり、パートナーの佐藤光留とともにアジアタッグ王座戴冠、ジュニアタッグリーグ優勝などタッグ戦線では着実に結果を残している。
男児は4月8日の3WAYタッグマッチの中で土井から3カウントを奪って勝利し、試合後のバックステージで挑戦表明。土井もSNS上にて「おい、田村!ジュニアタッグリーグが終わったらお前と世界ジュニア戦やったるわ。オールジャパン、タイトル戦組んどけよ!」と受けて立つ姿勢を見せたために正式決定。
4月30日にジュニアタッグリーグ戦で両者が対戦した際には、土井が男児から3カウントを奪って勝利。最後の前哨戦となる5月4日の後楽園ホール大会では直接の白黒は付かなかったものの、土井は「2度と世界ジュニア挑戦って言えんようにしたるからな」と徹底的に潰すことを宣言していた。
男児は得意のショルダータックルを軸にした肉弾戦を仕掛け、打撃戦でもエルボーで圧倒。バカタレスライディングキックを狙う土井にカウンターのラリアットを叩き込むなど研究の成果も見せ、必殺のデスバレーボムまで決めるがカウントは2。
男児はラリアットを狙うが、土井がかわして逆打ちで叩きつけ、男児のパワーボムも丸め込みで切り返してバカタレスライディングキック。さらにDOI555の3連発からバカタレスライディングキックを叩き込んで3カウントを奪った。
青柳亮生から世界ジュニアを奪取し、初防衛戦でライジングHAYATOを、2度目の防衛戦で男児を倒した土井の前に現れて挑戦表明したのは亮生。
土井は「待てオイ。またお前かオイ!?この前やったばっかりやろ!オールジャパンのジュニアは青柳亮生、ライジングHAYATO、田村男児、これしかおらんのかオイ?!1周終わったなあ。じゃあ次2周目突入や!オイ、お前と2回目やったろうやないかオイ!」とツッコミを入れつつ亮生の挑戦を承諾。
バックステージでは、「おかしいなあ。オールジャパンのジュニアはもっとおったと思うけどなあ。もうそれやったらなあ、順番に列並べ。亮生HAYATO男児。この3人もう順繰り回したるから。次、どこでやるかわからんからいつでもええよ。手の内わかってるし、タイトル戦で勝ってるし、ジュニアタッグでもやってるし。まあ大事なのは俺が何周回すかってことやろ。まあ見とけや」と防衛回数の荒稼ぎを宣言した。