会場に現れなかった拳王に新王者組となった佐々木大輔が「DDTを背負ってお前の前に立ってやる」
22日、後楽園ホールにてDDTプロレス『Audience 2022』が開催。メインイベントでは空位となっているKO-D6人タッグ王座をかけて佐々木大輔&MJポー&KANONのDAMNATION T.A(以下ダムネーション)と樋口和貞&坂口征夫&岡谷英樹のEruption(イラプション)が対戦した。
前王者組として藤田ミノル&佐々木大輔&MJポーが君臨していたが、藤田が眼窩底骨折により欠場に。これにより王座も返上され、今月頭よりKO-D6人タッグ王座決定トーナメントが開催されていた。
決勝に駒を進めたのは、4月より新メンバーとして加入したKANONを加えたダムネーションと、第41代王者メンバーの坂口征夫&樋口和貞に若手の岡谷英樹を加えたイラプション。
試合が始まると岡谷が集中砲火を浴びる展開となるが、樋口が150kg近くあるであろうMJポーを投げ捨て流れを戻す。
坂口もKANONを蹴りで攻め立て神の右膝を叩き込むと、岡谷が意地のエルボー連打からフラップジャック。負けじとKANONがグラウンドコブラツイストで捕らえていくが、岡谷はダブルアームスープレックスで叩きつけフォールも、佐々木がレフェリーの足をつかんで場外に引きずり出してカウントを阻止する。さらにMJポーがイスを坂口に投げつけ岡谷の脳天にも叩き込むと、抗議する赤井沙希の顔面もイスでフルスイングして蹴散らすラフファイトに。
最後はKANONが岡谷をラリアットからKスパイラルで突き刺し、佐々木がブレードランナーからのクロス・フェースロックでギブアップを奪った。
勝利した佐々木は「当然の結果だ。おい赤いの(岡谷)どこ行った?そのダセー赤い髪とそのコスチュームを捨てたら俺たちの仲間に入れてやるよ。でもな、お前はこの100万ドルの才能を持つKANONの一生下だ。テメーのせいで思い出したじゃねーか、おい赤いの、拳王!来てんだろ?それともこそこそ、レッスルユニバースで見てんのかオイ?今回だけだ、さいたまスーパーアリーナ、サイバーファイトフェス、佐々木大輔がDDTを背負ってお前の前に立ってやる。この俺が、DDTを背負って、お前をぶっ潰す」と、6・12さいたまスーパーアリーナのNOAHvsDDT対抗戦で闘う拳王にメッセージを送った。