高岩竜一が“最強の素人”冨永真一郎を破りガンバレ王座V3、今成夢人が5・3後楽園で挑戦へ!

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 ガンバレ☆プロレスが3月26日、東京・新木場1stRINGで「フィフス・エレメント2022」を開催。“最強の超竜”高岩竜一が“最強の素人”冨永真一郎を破り、スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座のV3に成功。同団体の至宝奪還を懸け、今成夢人が5月3日の東京・後楽園ホールで挑戦することが決まった。

 序盤は高岩が首4の字固め、逆片エビ固めなどで優勢に進めたが、足にマトを絞った冨永は高岩のヒザを鉄柱にぶつけ、インディアン・デスロックでジワジワと攻め立てた。トップロープ超えプランチャを繰り出した冨永は足4の字固めで、執ように高岩の足を痛めつけた。耐えた高岩はデスバレーボムを見舞うもカウントは2。息を吹き返した冨永はJK、背中にムーンサルトプレス、そして、もう1度ムーンサルトプレスを狙うも、高岩は剣山で阻止。高岩はパワーボムでたたきつけるも、丸め込みで切り返した冨永は再び足4の字固めで絞め上げた。なんとかしのいだ高岩は高岩ドリラー、ラリアット、デスバレーボム、そして雪崩式デスバレーボムで粘る冨永にトドメを刺した。

 退場しようとする冨永に対し、高岩は「オマエは素人じゃない。もう1回出直して目の前に来い。もう1回相手してやる」と認めた。

 ここで、昨年11月23日の「ガンバレ☆クライマックス2021」決勝戦で高岩に敗れ、初代王座に就けなかった今成が現れ、「次は俺だ。友だちの冨永の活躍を見て、今決めました。5月3日、後楽園でアンタに挑戦したい」とアピール。さらに今成が「5月3日の俺と高岩さんの煽りVTR、アンタは描かない。全部俺が頑張ってる映像を乗せて、アンタのことは一切描かない。お客さんが全員、今成に頑張ってほしいという映像を作ってアンタに挑戦してやるよ」と言うと、高岩は「そこまで言うなら受けてやる。その代わり赤っ恥かくなよ」と受諾し、ガッチリ握手を交わした。

 高岩が退場すると、今成は「高岩さんがガンプロのピープルズチャンピオンになってると感じます。僕は毎日トレーニングして、ご飯食べて練習して、映像作って、コツコツ積み上げてきました。それに誇りがある。5月3日、俺は自分を鼓舞するVTRを作って、絶対に高岩竜一からベルトを獲ります」と王座奪取を誓った。

 バックステージで高岩は「(冨永を)ちょっとなめてた部分があったけど、彼は完全にプロでした。強さという部分では見劣りするかもしれないけど、駆け引きがすごくうまかった。パワーついて磨いていけば、(ベルトに)値する選手になる」と冨永を評価。今成戦については、「この間は1日2試合というなかでの決勝だったんで。なんとなく自分のなかでもスッキリしないとこもあった。ダメージなく闘えるのはこのベルトにとってもいい」と話した。続けて「ほかの団体見ると、結構年配の方が上を張ってるんで、まだまだ僕も(7・10)大田区でメイン張れるんじゃないか。鼻息荒くしてます」と先を見据えていた。

 挑戦が決定した今成は「冨永の奮闘を見て今だなって思いました。冨永と僕、ドキュメントな人生を歩んで、彼が僕に映画を撮らせてくれて、僕が彼をこの業界に呼んで。それから10年経ってガンバレ☆プロレスでまだトップ獲れてない。彼が今日届きそうな頂を見せてくれた。その彼に背中を押された今行くしかないなって」と話した。

 一方、敗れた冨永は「いろんな作戦を立てて、どんな小細工を使ってでも倒そうと思ったんですけど、ものすごくブ厚くて、メチャクチャ高くて。メッチャ強いんですよ。最後は立ち上がるので精いっぱいだった。ガンプロのみんなやお客さんがバックアップしてくれて、今日ほど勝ちにこだわった試合はなかった。高岩さんと闘えたこと、それはメチャクチャうれしいんですけど、それ以上にメチャクチャ悔しいです。またやらせていただけるなら、次はプランBを用意して勝ちにいきたい」と前を向いた。

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