「来世でも闘いましょう!そのときも私は貴女を丸坊主にします!」北斗晶が髪切りマッチで闘った故・風間ルミさんへ魂のメッセージ!

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 15日、東京都・後楽園ホールにて『風間ルミ追悼イベント~風間祭り(祀り)~』が開催された。

 昨年9月22日、元女子プロレスラーの風間ルミさん(55)が急死したという報せが届いた。
 風間さんは高校生でキックボクシングを始めシュートボクシングへ。その後1986年にジャパン女子プロレスでプロレスデビューをすると、1992年に神取忍らとともにLLPWを設立した。2003年にプロレスラーを引退すると、タレント活動やセクシー女優デビューなどを行いながらユニオンプロレスやアイスリボンなどに登場し、プロレス界とは定期的に関わり合いを持っていた。
 2020年12月26日の押忍プレミアムではキューティー鈴木さんと歌で対決したり、2021年3月27日に開催された靖国神社奉納プロレスでは『ジャガー横田&ダンプ松本vs神取忍&井上京子』の試合の解説者として、ライオネス飛鳥&工藤めぐみとともに登場したりと元気な姿を見せていたこともあり、突然の訃報に多くのファンや関係者が驚き悲しみに暮れた。

 今回の追悼興行は、風間さんの故郷とも言えるLLPW-X主催で開催。
 佐藤めぐみ、小河真子、和田部美穂、トミー蘭、半田美希、穂積詩子、立野記代、イーグル沢井、レオ北村、長嶋美智子、二神美紀子(GAMI)、キャロル美鳥、紅夜叉、ブル中野(※敬称略)といったOGたちも風間さんを追悼するためにリング上に集結した。

 メインイベント前には、1993年11月に風間ルミさんと髪切りマッチを行った北斗晶が登場。
 北斗は、「私は風間さんとお食事したり一緒に飲んだり、風間ルミさんの笑顔を見たことがありません。風間ルミさんが私を見るのは、試合で向き合ったときだけでした。そういう思い出が無いほうが私にとってはとても良いです。なぜかって言ったら、私に敵対して向けるあの目……向こう側からあの大きな目で私を睨んでいる、まさに女豹の目。それでしか思い出が無い」と、同じ時代を駆けたライバルへの思いを馳せる。

 そして、伝説となっている髪切りマッチについての話になると、「当時は私も22、23歳くらいだったと思いますけども、本当に団体を背負ってやっていく辛さっていうのは、私にはわかりませんでした。でも、命懸けって言葉があるじゃないですか。命懸けだったと思いますね、自分の団体を守るのに。あの試合のことはよく覚えてます。『どうせ負けるのに私に挑む?』みたいな思いで、彼女はやっぱり美人だしきれいな方だし、『坊主になっちゃっていいのかい?』って思いで闘ったのをよく覚えてますね」と振り返った。


 さらに試合後に風間さんが髪を切られる場面について、「あのときの顔は、本当に私は忘れられないんですよ。もう、涙を目いっぱいに浮かべてるんだけど、こぼさない。その風間ルミさんの顔は忘れないですね。でもあの瞬間の顔って、実際のところは私しか見ていない顔なので。私からしたら『負けるのを承知でなぜやるか』って思いがあったのと、やはりこれだけ団体を背負ってやっているのに、それで負けて頭を刈られるシーンなんて、私からしたら見たくないと言うか、そんな思いがありました」と語った。
 
 そして最後に風間さんへのメッセージを求められると、「亡くなる少し前に実は一度連絡をとったことがあるんですよ。まあ内容は言いませんけども。風間さんが私に残した言葉は、『北斗さんにありがとうと伝えて』という言葉でした。なので、私がライバルであり、同じ時代を生きた人間として、風間ルミさんに最後に贈る言葉は……来世でも闘いましょう!そのときも私は貴女を丸坊主にします!」と天に向かって叫んだ。

 そして、エンディングでの記念撮影を終えた北斗は神取忍へと歩み寄り、しっかりと抱擁を交わした。

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