「理由は3つあります」内藤哲也がオカダ・カズチカの持つIWGP世界ヘビー級王座挑戦の理由を演説!
20日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』が開催され、内藤哲也がIWGP世界ヘビー級王座を狙う“3つの理由”を演説した。
オカダは昨年のG1 CLIMAX覇者となり、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦権の代わりに封印されたIWGPヘビー級王座のベルトを要求。鷹木信悟の持つIWGP世界ヘビー級王座のベルト、そして負傷欠場に伴いイギリスへ帰国していたウィル・オスプレイが「真のIWGP世界ヘビー級王者は俺だ」ともう一本のIWGP世界ヘビー級王座のベルトを持ち込んだことから新日本の最上級王座戦線は混迷を極めていた。
そして今年の1・4東京ドーム大会でオカダが鷹木を制してIWGP世界ヘビー級王者となり、IWGPヘビー級王座を封印。さらに1・5東京ドーム大会でオカダがオスプレイを制してIWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功したことからこの騒動に終止符。
その後、内藤哲也の挑戦表明に対し、「新日本の50周年を飾るにふさわしい相手」としてこれを快諾。今シリーズはオカダと内藤の闘いの行方に注目が集まるシリーズとなっていた。
この日のメインイベントでは、オカダ・カズチカ&棚橋弘至&永田裕志vs内藤哲也&SANADA&鷹木信悟の6人タッグマッチが実施。
まずは2月20日の札幌大会でUSヘビー級王座戦が決まっている棚橋とSANADAが棚橋の熱望するじっくりとしたレスリング戦を展開。オカダと内藤の対面となると互いのコンディションを測り合うかのような緊迫したグラウンド戦を見せるが、終盤に再びマッチアップした際には内藤が雪崩式フランケンシュタイナーを見せるなど激しい攻撃で畳み掛けていく。
オカダがなんとか永田に繋ぐが、L.I.J勢の息の合った連携攻撃で永田のペースを崩した内藤がデスティーノから敬礼式片エビ固めで勝利を決めた。
試合後、マイクを取った内藤は「ちょっと長くなってしまう」と前置きしつつ自身がIWGP世界ヘビー級王座を狙う理由をファンに演説。
内藤は、自身がIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠統一に反対して統一阻止に向けて動いた時代を振り返り、「IWGP世界ヘビー級王座への思い入れは全く無い」と断言。
その後、内藤は「じゃあなんでそんなベルトに挑戦するのか。理由は3つあります」とオカダのマイクをオマージュしたかのように切り出し、「今新日本プロレスで強い男・オカダを感じたいから」「そのオカダに勝ちたいから」「2023年1月4日の東京ドーム大会のメインイベントに戻りたいから」という3つを説明。
そして「誰のためじゃない。俺自身のために札幌大会でオカダからベルトを獲って来たい」と強い思いを叫んだ。