「自分は巨人病で1ヶ月に何回も病院に行かないといけない身体です」RIZINファイターが勝利後の告白
12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN.33』が開催。第9試合ではボンサイ柔術所属でプロレスラーの関根“シュレック”秀樹とシビサイ頌真が対戦した。
関根“シュレック”秀樹は元警察官ファイターであり、2018年にプロレスデビュー。昨年2月にRIZIN初参戦を果たしたがロッキー・マルティネスを相手に敗北。
今回相手となるシビサイとは、谷川貞治プロデューサーが2015年に立ち上げた巌流島にともに参戦しており対戦が期待されていたが、2018年を最後に開催されなくなったため、今回がファン待望の試合となっていた。
会見ではRIZIN参戦の夢を叶えた男泣きを見せていた関根は、ベイダーマスクを被りUWFのテーマで入場。
何度もタックルを切られピンチになるが、必死に食らいついた関根がジャーマンスープレックスで叩きつける。リーチの差でピンチになる場面も多かったが、スタミナがキレた頌真からテイクダウンを奪いパウンドを連打すると、これで頌真が動かなくなり粘り勝ちを見せた。
バックステージに現れた関根は漢泣きしながら「自分にとってはね、本当に夢の中にいる感じ。入場する前、自分がここにいること自体が、いるんだけど信じられない。僕にとっては……(※涙で声をつまらせ天を仰ぐ)ゴールであり、死んでもいいと思って……やったからね、勝てたのかも知れません。自分は下垂体腺腫…まあ、巨人病ですよね。そういった病気もあって、色んな所に不調があるし、1ヶ月に1度以上は血液検査もして毎月何回も病院に行かないといけない身体です。そういった病気の人にも元気になってもらいたいし。今回12月、たくさんプロレスのオファーも頂いたんですけど、これ1本にかけてきたんで、プロレスのファンの皆さん、そしてプロレスラーの皆さんにもね、プロレスは最強だっていうのを証明したくて。本当に色んな人の思いが自分を頑張らせてくれました。自分はプロレスでジャーマンを決め技にしてて。ジャーマンってね、すげーんすよ。自分の場合はね、UWFインターでゲイリー・オブライトのジャーマンを見て、学生時代ずーっと練習してね、今も決め技として使っています。そりゃあジャーマン食らったら、動けねえっす」と思いを語った。