「地獄の近所から引き返してきた」集中治療室からカムバックした藤田ミノルがチョコプロを背負い王座挑戦決定!

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 26日、代々木第二体育館にてDDTプロレス『NEVER MIND 2021 in Yoyogi』が開催。第6試合では佐々木大輔の持つDDT UNIVERSAL王座に高梨将弘が挑戦した。

 高梨は2020年3月に行われたユニオンMAX王座戦で試合中に足を骨折。今年9月にDDTに復帰すると、12月5日の後楽園ホール大会でチームメイトのクリス・ブルックスが佐々木の持つUNIVERSAL王座に高梨が挑戦すると勝手に表明する。
 動揺する高梨に佐々木は「挑戦したかったらドッグフード食え」と床にドッグフードをバラマキ、高梨はこれを本当に食べて王座挑戦が決まった。
 前哨戦では乱戦が続き、高梨がレギュラー参戦する市ヶ谷のチョコプロを佐々木が襲撃する場外戦へ。
 これにチョコプロ創設者であり現在AEWレギュラー参戦中のさくらえみも「市ヶ谷のその窓はどこに繋がっているかわかる?ここ(AEW)よ!そのUNIVERSALの世界のベルト、高梨さんがアメリカに持ってくるわ」と受けて立つ構えを見せた。


 さくらえみの入場曲とのミックスで高梨は入場。セコンドにはクリス・ブルックス、藤田ミノル、バリヤン・アッキ、アントーニオ本多、新納刃、星誕期のチョコプロファミリーがつく。
 試合が始まると佐々木は場外戦やイス攻撃などラフファイトを続け、リングに戻るとペディグリーで仕留めにかかるが高梨はこれを逃れてDJニラのロケットパンチ。さらにさくらえみの技を繰り出そうとするが、MJポーがカットに入るもこれは藤田ミノルがさくらえみ70kgで迎撃。
 高梨はぐるぐるショートレンジラリアットからタカタニックを狙うが、切り返した佐々木がクリップラークロスフェイス。高梨はラ・マヒストラルやウワバミで次々丸め込んでいくが、佐々木は急所攻撃からイス攻撃、さらにベトナムドライバーからの足極めクロスフェイスで勝利した。

 勝利した佐々木は「藤田ミノル!勝ち逃げはゆるさねー。何で休んでたか知らねーけどやれんだろ?治ってんだか治ってないんだかしらねーけど、決着つけようじゃねーかオイ。次の挑戦者は、藤田ミノルあんただ」とセコンドについていた藤田を指名。
 長期欠場していた藤田は「はっきり言って、俺の体調は集中治療室に居たときから一ミリもよくなってない!でもな、お前この前シングルマッチやってやった時以上に、目にクマ作ってんじゃねーかこの野郎。俺より体悪そうなやつからそのベルト奪ってやるよ。お望み通りな!」と啖呵を切り、10月に一度流れた王座戦が再決定した。


 バックステージに戻った藤田は「私の心肺機能は皆さまより下のレベルと言って間違いはないと思います。ただですね、地獄の近所まで行って引き返してきたので、生命力だけは強いと思いますんで、タイトルマッチでそのへんを見せれればいいかなと思ってます。見てくださいこのマスク(チョコプロマスク)高梨将弘が今日勝てばそれで良かったんですがそうならなかったので、私が出るしかないんじゃないでしょうか?」と、チョコプロを背負い佐々木に挑むと宣言した。

 佐々木と藤田のUNIVERSAL王座戦は1月30日のDDT後楽園ホール大会を予定している。

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