吉村直巳が「KING OF DDT」2回戦でHARASHIMAに激勝し、準決勝で上野勇希と元ノーチラス対決へ!

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 DDTプロレスが6月19日、東京・後楽園ホール大会を開催。DDT最強を決めるトーナメント「KING OF DDT 2022 2nd ROUND」で吉村直巳が同じディザスター・ボックスの“兄貴分”HARASHIMAに激勝し、準決勝(7月3日、後楽園)に進出。抽選の結果、吉村はかつてKO-Dタッグ王座にも就いたノーチラスの元パートナー・上野勇希と対戦することが決まった。

 この日のメインイベントに組まれた吉村VS HARASHIMA戦は、じっくりしたレスリングの攻防で開戦。10分過ぎ、HARASHIMAはファルコンアロー、スワンダイブ式フットスタンプで攻め込むも、吉村は後頭部へのラリアット、チョークスラムで反撃。15分過ぎにはHARASHIMAのミドルキックと吉村のチョップとで壮絶な応酬。HARASHIMAは蒼魔刀で追い込むも、吉村はロープをつかんでエスケープ。さらにHARASHIMAがスワン式蒼魔刀を狙うも、それをキャッチした吉村は豪快な払腰、パワーボムで猛攻。なおもHARASHIMAは延髄斬り、ハイキック、そして蒼魔刀で決めようとするも、回避した吉村がOsaka Prideで叩きつけて3カウントを奪った。

 また、佐々木大輔VS上野の一戦は、上野がイス攻撃を食らって大流血。

佐々木はグラウンド卍固め、クロス・フェースロックで攻めていくも、上野は気力を振り絞ってコーナーで雪崩式フェースバスター、フロッグスプラッシュで反撃も、セコンドのKANONがレフェリーの足を引っ張って阻止。その後、一進一退の攻防となるが、佐々木が狙ったミスティカ式クロス・フェースロックを回避した上野がWRを決めて執念の3カウントを奪取した。

 全試合終了後、準決勝の組み合わせ抽選が行われ、吉村VS上野、樋口和貞VS秋山準に決定した。

 吉村は「DDTの後楽園のメインイベント、シングルマッチ、相手がHARASHIMAさん。これってすごく重くて。でも今日勝ったのは僕です。HARASHIMAさんに勝ったからには優勝する。僕が準決勝、決勝も勝って、KO-D無差別級のベルトを巻く。それにふさわしいと今日ハッキリと思いました。(上野は)ホンネを言えば、決勝で当たりたかった。シングルで負けたことがないんです。こんなところで止まってられない。同期の上野勇希に負けてられない。準決勝、勝つのは僕です」と優勝宣言。

 血だるまになりながら、勝ち上がった上野は「この前負けた相手(佐々木)に勝って。吉村君に勝ったことないんで、勝って一歩一歩進んで。僕が優勝して、KO-D持って、DDTを一番広めます」と負けずに優勝を期した。

 一方、2回戦で散った佐々木は「佐々木大輔の夏は終わった。佐々木大輔の2022年は終わりだ。もう俺には何も残されてない。拳王に負けて、上野なんかに負けて。こんな恥ずかしい人生あるか。俺は耐えられねぇ。自分の人生、考え直す時期かもしれねぇな」とうなだれた。

 HARASHIMAは「今年こそ僕が勝ち上がらなきゃという気持ちでいたんだけど、今日の吉村は確実に僕より強かったです。悔しさもあるけど、パートナーの吉村が格段の進歩を見せて、僕に勝ったのはうれしいことでもあります。次、やることがあったらやり返します。リング上でも言っててくれたけど、僕に勝ったんだから優勝してベルト巻いてほしい」と語った。

 元パートナー対決に臨むことになった吉村と上野。準決勝を制するのはどちらになるか?

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