勝俣瞬馬がハイパーミサヲとのハードコア戦を制し和解!「お互いに自分の星を守って、また同じリングに立ちましょう」
DDTプロレスが12月18日、名古屋国際会議場イベントホールで「DRAMATIC EXPLOSION 2021」を開催。勝俣瞬馬が性別の垣根を越えたハードコアマッチで、ハイパーミサヲ(東京女子プロレス)に勝利。試合後、両者はこれまでの遺恨を清算し和解した。
この一戦は10月31日の東京ドームでの路上プロレスで勝俣に敗れ屈辱を味わわせられたとして、ミサヲがハードコアでの一騎打ちを要求して実現。リング内外に有刺鉄線ワラ人形ボード、立てかけられたイスの城、ラダーなどが設置され、ミサヲは五寸釘ブラシ、勝俣がブロック玩具付きバットを持参するなどものものしい雰囲気で開戦。
ミサヲはチャリンコ「ハイパミ号」で勝俣をひいてイスの城に突っ込ませ、五寸釘ブラシで額をかち割り、ホッチキスで額、腕に紙を張り付け、脳天に竹串を突き刺すなど猛攻。さらに場外に立てたイスに有刺鉄線ワラ人形ボードを置いた上に、ハイパミリターンズでたたきつけた。ミサヲが無数の画びょうをマットにばらまくと、勝俣が反撃に転じ、ラダー上からブレーンバスターで投げた。耐えたミサヲだが、勝俣は非情なイス3連発から、ラダー上からととのえスプラッシュ(サウナトランス・スプラッシュ・フロム・ラダー)を見舞って3カウントを奪った。
マイクを持った勝俣が「ミサヲさん、いまだに何であんなに恨まれてるかわからなかったんですけど、あなたはすごく強い心をもって、愛をもってて、僕は闘って気持ちよかったです。ミサヲさんは東京女子の愛と平和を守っていただいて、僕はDDTのリングをヒーローとして守っていきます。お互いヒーローとして頑張りましょう」と言うと、ミサヲは握手で応じた。
バックステージでミサヲは「負けました。ハードコアをちゃんとするのは初めてで、初めて見たハードコアの世界は美しかった。その美しい世界を見せてくれた一因に勝俣瞬馬っていう存在があるのは、認めたくないけど事実なので。悔しいけど、ハードコアの入り口、美しいものをみせてくれてありがとうございます」とコメント。
すると、そこに勝俣が現れ、「すごく試合中に感動して。あなたの強い気持ちを闘って感じた。またどこで会うかわからないですけど、お互いに自分の星を守って。またいつ組むのか闘うのかわからないですけど、また同じリングに立ちましょう」と話すと、2人は再び握手を交わし一連の抗争に終止符が打たれた。