上野勇希がKO-Dタッグ王座防衛戦で遠藤哲哉からピンフォールを奪い無差別級王座に挑戦決定!

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 上野勇希が吉村直巳とのノーチラスで保持するKO-Dタッグ王座防衛戦で、無差別級王者の遠藤哲哉(パートナーは島谷常寛)からピンフォールを奪い、5度目の王座防衛に成功。4カ月ぶりの後楽園大会(7月23日)で、遠藤の持つ無差別級王座に挑むことが決まった。

 上野は13日配信大会で、「いつでもどこでも挑戦権」を行使して、無差別級王座に初挑戦したが、遠藤に返り討ちにされた。その代償として、20日の新宿大会のセミファイナルで遠藤、島谷組の挑戦を受けた。

 ノーチラスの連係は、この日も冴え渡ったが、この一戦に向け、合同トレを敢行した遠藤組のチームワークも上々。試合は一進一退の攻防が続いたが、15分過ぎ、遠藤が旋回式トーチャーラックボムからシューティングスター・プレスで勝負を決めにいくも、これは上野が剣山でカット。上野が遠藤にハーフネルソン・スープレックスを見舞えば、吉村が遠藤にラリアットを叩き込んだ。そして、ノーチラスは合体技の大阪ストラッドを遠藤に決めるもカウントは2。ならばと、上野が遠藤にフロッグスプラッシュ、新兵器のWRを繰り出して、堂々の3カウントを奪取した。

 上野は「勝ちました! ボクは遠藤さんに『いつでもどこでも挑戦権』使って挑戦しました。ボクは負けました。そしたら、これ(KO-Dタッグ)の挑戦が決まりました。遠藤さん! 今日ボクは吉村クンのおかげもあって、直接遠藤さんに勝ちました。これは、そのベルト(KO-D無差別)に挑戦してもいいんじゃないですかね?」とアピール。

 しばし、沈黙を保っていた遠藤だが「受けてやるよ。テメエ、恥かくことになるぞ」と受諾し、7・23後楽園でのタイトル戦が決定した。

 バックステージで、上野は「これから1ヵ月気合を入れて本気で取りにいきたいと思います。直近でも負けてますし、自分が勝てるという手応えというより、遠藤さんを確認していくというのが毎日だったんですけど、これからはより今日の自信を持って手応えをつかみみにいきたいです」と意欲。

 遠藤は「今日の負けを受け入れる。これがチャンピオンだ。次、上野が挑戦表明してきたけど、リング上でも言った通り、恥をかくことだ。後悔させてやるよ。オレは前にベルト巻いてたときに言ったんだけど、タイトル戦で主人公は挑戦者だと思ってる。アイツを生かす試合をしてやるよ。『いつどこ』使って挑戦したことあれど、こういう形での挑戦は初めて。何をもっているか? オレはいつもと変わらない」とコメント。

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