ノンバイナリー俳優のなるがプロレスデビュー!「ホントに痛かったり悔しかった」
6日、新木場1stRingにてアクトレスガールズ『ACT55』が開催。第3試合ではなる(25)のデビュー戦が行われた。
なるはノンバイナリーを公表しているフリーの俳優であり、昨年より開始された『アクトリング』で初めてプロレスのリングへ。
元オリンピック選手が監修し、アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女子プロレスラーと女優たちによるミックスメディア作品となる『アクトリング』では、『宇宙海賊シェルオル』のアドとして少年のようなキャラクターとフルムーンプレス(=ムーンサルトプレス)を必殺技に戦っている。
この日のなるのデビュー戦は、現在WWEで活躍するカイリ・セイン(宝城カイリ)のスターダム時代のパートナーであった澄川菜摘(翔月なつみ)の復帰戦としても行われた。
リングに入場したなるは、アドの少年ぽさとは真逆のピンクを中心にした可愛いコスチュームに『性的に刺さる』という文字を大きく入れて登場。対する澄川は宝翔天女(宝城カイリ&翔月なつみのタッグチーム)時代を彷彿とさせるオレンジのコスチュームで入場した。
試合が始まると澄川が腕攻めを行えばなるは足攻めを行い、澄川がコブラツイストを狙えば切り返したなるがDDTと一進一退の攻防となる。だがブランクがあるとは思えない華麗なドロップキックを澄川が突き刺すと、トドメのダイビングダブルニードロップを投下し3カウントを奪った。
試合を終えたなるは「デビューして、やっぱアクトリングとは違ってホントに痛かったり悔しかったりというのがあるので、もっと使える技を増やして技術も高めて、自分の魅せ方も知って、どんどん強くなれたらと思います」と涙目でコメント。
今後のプロレスラーなるとしての次戦はまだ未定だが、アドとしては12月25日に新木場1stRINGにて行われる『アクトリング本公演 剣編01~暁の序曲~』に出演を予定している。