15周年を迎えた真琴が煉獄杏寿郎の激励を受けるも惜敗!主演映画製作が発表され新団体設立も示唆?!
1日、東京都・後楽園ホールにてラフェスタPresents『真琴デビュー15周年記念興行~僕たちは萌え盛る旅の途中で出逢い、~』が開催された。
真琴は中高時代に引きこもり生活を続け高校を中退。その後WWEを見てプロレスラーに憧れた真琴は2006年にさくらえみが旗揚げしたアイスリボンでデビュー。当時9歳のキッズレスラーだったりほ(現:里歩)との対比で人気となり、2011年にはWWEへの夢に近づくためTAJIRIのSMASHへ移籍。同年秋葉原のメイド喫茶『ぴなふぉあ』でお給仕を始め、現役メイドレスラーとしても活躍しつつWWEのトライアウトも受けるが不合格に。その後はWNC、REINAと所属団体が次々解散しフリーになると、古巣のアイスリボンや我闘雲舞に参戦を果たしていた。
今大会では、幅広い団体で活躍してきた真琴の15年を物語るように男女・団体・地方の垣根を超えて全45選手が真琴のために集結した。
真琴が敬愛する『鬼滅の刃』の登場キャラ・煉獄杏寿郎の声優である日野聡さんがナレーションを務める映像から大会がスタートし、煉獄さんボイスで「真琴選手、15周年おめでとう!君にしか出来ないことがある。これからも闘い続けろ!」と激励のメッセージが送られる。
オープニングでは真琴の主演映画である『MAKOTO』の製作開始も宣言され、真琴の熱望する“ちやほやされまくる一日”が始まった。
メインイベントでは真琴&米山香織&春日萌花&朱崇花vs中島安里紗&松本浩代&中森華子&野崎渚の8人タッグマッチが実施。試合前の花束贈呈では映画関係者をはじめ、ライオネス飛鳥、杉浦貴も花束贈呈を行った。
試合開始直後から相手方は真琴を祝福するかのようにボコボコにしていき、敵・味方・セコンド全員で真琴をロープにくくりつけながらポーズを決めて記念撮影。真琴もなんとか得意のダブルアーム・スープレックスを決めて仲間たちとサブミッションの四重奏を決め、ともにSEAdLINNNGタッグ王座を戴冠したパートナーの朱崇花とのコンビネーションで逆転。
終盤には真琴と中森の対面となり、真琴が渾身のハリケーンドライバーを決めるが、松本がラリアット、野崎がノアールランサー、中島がダイビングフットスタンプと立て続けに真琴へ大技を叩き込んでアシスト。最後は中森がシャイニング・ウィザードからの鎮魂歌ドライバーで試合を決めた。
試合後には真琴へのサプライズとして、さくらえみ、花澄、藤本つかさ、星ハム子&星いぶき、小波、朱里(登場順)から祝福のビデオメッセージが放映。さらに真琴の恩師である三田英津子さんも来場し真琴に花束を贈呈するとともに「1試合でも多く納得の行く試合をすることと、大きな怪我をしないでやること。それと、応援してくださるファンの方を裏切らないように一生懸命最後まで自分の足で立ってリングを降りられるようにしてください」と激励の言葉をかけた。
感激した真琴は「よもやよもやだ!主役として不甲斐なし!私は16歳でプロレスの世界に飛び込んで15年になります。15年間私は一度も自分がプロレスラーに向いてると思ったことはないし、胸を張って『プロレスラーだ!』と言えたことはありません。ホントに自分に自信がないんです。でも私はプロレスから逃げたことは一度もない!そこだけは認めてほしいです!逃げなかったから、続けてきたから今日こういう光景を見ることが出来ました。私はプロレスと出会えて本当に良かったと思ってるし、生まれ変わったらまた絶対プロレスと出会いたい。だから100年後も200年後もプロレスに続いていて欲しい。来世の自分のためにも自分が今のプロレスに貢献したいと思います」と深々と一礼。
そして最後は参戦選手全員で「心を燃やせ!」と叫んで大会を締めた。
初の自主興行で後楽園ホールがほぼ満員になったことについては「すごいドライな人間なんですけど泣きそうでした。私の心・目を狂わせたお客さんみんなすごい」と感想を語り、三田英津子さんの登場について聞かれると「ちゃんとエンディングの挨拶とか考えてきたのにサプライズで全部飛んじゃって最悪です。あっ、最悪じゃない!(笑)サプライズはありがたいんですけど『サプライズあるよ』って事前に教えてほしかったです」という真琴節を炸裂させた。
次の節目でも周年大会をやりたいかを問われると、「二度とやりたくない。私以外に44選手いるんですけど、(今日来場したのは)みんなその人のファンだと思うから。次やるとしたら引退ですかね?」としつつ、“ちやほやされまくる一日”を過ごしたことについては「もう一回味わいたい!でも興行は二度とやりたくないから、真琴プロレスとか団体を作ってやるしかない。私の夢は鬼になった煉獄さんを人間に戻す旅に出ることです」と感想を語った。