【試合詳細】10・21 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 タイガー・クイーンvs彩羽匠 スーパー・タイガー&関本大介vs船木誠勝&間下隼人 【UWAアジアパシフィックヘビー級】将軍岡本vs河野真幸
- 2021-10-22
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.13 ~初代タイガーマスク40周年記念第3弾~』
日程:2021年10月21日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:708人(満員)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○梅咲遥(ディアナ)
9分14秒 アメジスト・クロス
●松井珠紗(Color‘s)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
宮本裕向(666)/○ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)
9分50秒 バルボアブロー→体固め
●佐野直(フリー)/阿部史典(BASARA)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ジャガー横田(ディアナ)/井上京子(ディアナ)
14分3秒 オクラホマロール
倉垣翼(フリー)/●網倉理奈(Color‘s)
▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】△将軍岡本(フリー)
12分3秒 両者リングアウト
【挑戦者】△河野真幸(VAMOSTAR)
※将軍岡本が2度目の防衛に成功
▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
○タイガー・クイーン
14分50秒 タイガースープレックス2021
●彩羽匠(Marvelous)
▼スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
●スーパー・タイガー/関本大介(大日本)
14分30秒 FSR(フィッシャーマンズ・スープレックス・ライオット)
船木誠勝(フリー)/○間下隼人
初代タイガーの40周年を藤波辰爾、小林邦昭が祝福!タイガー・クイーンがタイガースープレックス2021で彩羽から激勝!間下が悲願の兄弟子超え!
オープニング
まずは平井丈雅代表より挨拶。
平井代表「皆様、本日は、“初代タイガーマスク”佐山サトル、ストロングスタイルプロレスVO.13にお越しいただきましてまことにありがとうございます!本年2021年は皆様もご存知の通り初代タイガーマスク、アントニオ猪木、新間寿によって1981年にデビューした初代タイガーマスク40周年の記念すべき年になっております。現在佐山サトルは病気と戦っております。しかし、本日も、佐山サトル、そしてこのストロングスタイルプロレスを応援していただける皆様が来ていただけるということで、佐山サトル、まもなく会場に到着します。よろしくお願いします。
初代タイガーマスク、新間寿とともに日本全国を初代タイガーマスク後援会とともに様々な活動をおこなってまいりました。ただこのコロナ禍にあって、佐山サトルの身体も今、病気と戦っており、その病気、今までは佐山サトルが日本全国の子どもたち、多くのファンの皆様にお会いしに行って、皆様と一緒に、日本を元気にする、皆様も元気になる。佐山サトルも元気になる。プロレス界も元気になる。その活動をやってまいります。今その佐山サトルが病気と戦っているなか、ほしいのは皆様の佐山サトルを応援していただくお力、お気持ち、そのパワー、後々登壇する佐山サトルにも与えていいただきたいということです。皆様のパワーによって佐山サトルは病気に打ち勝って、また日本、そして世界に向かって活躍していくと思っています。何卒よろしくお願い致します。
そして、この40周年という記念すべき年に佐山サトルは革命を起こした男ではなく、今なお革命を起こし進化を続ける男でございます。本日、ストロングスタイルプロレスができて初めての試み、先般ワールド女子プロレスディアナ様と組み、井上京子様、ジャガー横田様、佐山サトルとともに、女性版タイガーマスク、佐山サトルも資質、実力を唯一認めた女性が7月29日、佐山サトルの前でタイガークイーンとしてデビューしました。そのタイガークイーンが第4戦を迎えます。ジャガー横田様とともに、ディアナ様とともに、今回6試合のうち3試合が女子プロレスでございます。そして男子のプロレスでは佐山サトルの一番弟子であるスーパータイガーに弟弟子である間下隼人が15年の殻を破って兄弟子に反逆の虎として今宵決戦を迎えます。男子、女性、両方がこの佐山サトルの作ったリング上で皆様に戦いをお見せいたします。その戦いを是非ご覧になっていただきたいと思います。よろしくお願いします」
第1試合
ロックアップから松井がヘッドロック。梅咲がボディブローで抜けてロープに振るが、松井はヘッドシザースホイップを狙うが梅咲はキャッチし投げ捨てる。だが松井はアームホイップから走り込むが、梅咲もアームホイップで投げるとドロップキックの相打ち。
松井がガットショットからヘアーホイップで投げ捨てるが、すぐに梅咲が走り込みヘアーホイップのお返し。松井は側転で返すとガットショットからヘアーホイップ。松井はコーナーで顔面を踏みつけ、これを離すとロープに飛ぶが、梅咲はドロップキックで迎撃。
梅咲は首投げからボディシザースで捕らえ、そのまま回転しフォールも2。
梅咲はインディアンデスロックから弓矢固め。これを離すとストンピングから正面ロープにくくり、背中にドロップキックからフォールも2。
梅咲はストンピング連打からロープに振っていくが、松井はカサドーラフットスタンプ。
エルボーの打ち合いから松井がエルボー連打。梅咲が腕を掴んでエルボーも、松井は髪を掴んで引き倒しフットスタンプ。フォールも2。
松井は脇固めも梅咲は前転して逃れようとするが、松井は腕ひしぎも梅咲はロープに足を伸ばしブレイク。
松井はロープに飛んでスライディングクロスボディアタック。さらにコーナーに登るが、梅咲はエルボーからデッドリードライブで投げ捨てロープに飛んでローリングネックブリーカー。フォールも2。
梅咲のエルボーを巻き込んだ松井がDDTからロープに飛ぶが、梅咲は追走ドロップキックから顔面への低空ドロップキック。さらにコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。
梅咲が投げようとするが、耐えた松井にエルボーからロープに飛ぶが、松井は追走ドロップキックからロープに飛ぶも、梅咲も追走ドロップキックからロープに飛ぶ。松井はクロスボディアタックで迎撃し、コーナーからダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
松井はフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
バックの取り合いから梅咲が丸め込むも2。
松井はサッカーボールキックを背中に叩き込みコーナーに振ろうとするが、耐えた梅咲にガットショットから卍固め。そのまま回転しフォールも2。
松井は走り込むが、梅咲はカニバサミからラ・マヒストラルも、松井が潰してフォールも2。
松井はロープに飛ぶが、梅咲がカウンターのキューティースペシャルも2。
梅咲はアメジスト・クロスで3カウントを奪った。
第2試合
先発は佐野と宮本。バックの取り合いから宮本がグラウンドに持ち込むも佐野が腕をとって切り返し、腕の取り合いからに宮本がヘッドロックで捕らえるが佐野がヘッドシザースで切り返す。宮本はハンドスプリングで抜けると向かい合う。
宮本がガットショットから首投げで倒しロッキーにタッチ。
ロッキーはボディブロー。佐野がチョップを打ち込むと。ロッキーが左右のジャブからボディブロー。佐野が吹っ飛ぶとその背中に阿部がタッチ。
阿部がフックからローで牽制。ロッキーのジャブの牽制に阿部がタックルも、切ったロッキーが顔面にジャブを打ち込んでいく。ロッキーのボディへのジャブに阿部がカウンターの掌底。ロッキーの左右のジャブに阿部が低空ドロップキックからコーナーに押し込みハイキック。
膝をついたロッキーを見てレフェリーがダウンカウントを数えるが、阿部が足を掴んで引きずるとスピニングレッグロック連発。阿部が佐野にタッチ。
佐野はアンクルホールドから足へのボディプレス。さらに足4の字で捕らえるが、ロッキーはロープに腕を伸ばしブレイク。
佐野は阿部にタッチ。
阿部は背中にエルボードロップを落としてタッチを阻止し、右ストレートを巻きこんでお卍固め。これは宮本がカット。
阿部はナックルを打ち込んでいくが、ロッキーはボディブロー。阿部の掌底にロッキーのフック。阿部のエルボーから左右のパンチの打ち合い。阿部の伊良部パンチを避けたロッキーのラッシュが決まり、阿部がダウン。ロッキーは宮本にタッチ。
宮本はロープに振って豹馬殺し。阿部がコーナーに振るが、宮本はラリアットからその場飛びムーンサルトダブルニー。
宮本はコブラツイストで捕らえるが阿部はロープを掴みブレイク。
宮本はソバットからロープに飛ぶが、阿部はドロップキックで迎撃し佐野にタッチ。
佐野はハンマーブローからブレーンバスター。再度ブレーンバスターからボディブローを叩き込み、ロープに振ってハンマーブロー。フォールも2。
佐野はナックルからコーナーに振って串刺し攻撃も、宮本は足を伸ばしてカットすると左右のローからソバット。さらにニールキックを叩き込みロッキーにタッチ。
ロッキーはボディブロー連発でコーナーに押し込み左右のボディブロー連発。リングに転がしフィストドロップ。フォールも2。
佐野は掌底アッパーを打ち込み、阿部がロッキーを羽交い絞めにして走り込んで掌底。ロッキーが避けてこれは阿部に誤爆し、宮本が佐野をコーナーに振ってロッキーが串刺しボディブロー。さらに宮本が串刺しダブルニーから肩車すると、ロッキーにコーナーに登るように指示を出す。
ロッキーは恐る恐るコーナーに登り、ダブルインパクト式のダイビング右ストレートを叩き込みフォールも阿部がカット。
宮本は阿部を場外に投げようとするが、阿部はアイルビーバックからの伊良部パンチ。吹っ飛んだ宮本もアイルビーバックからのニールキック。両者場外へ。
ロッキーが佐野に右ストレートも、佐野もアイルビーバックをするがロッキーは右ストレートで迎撃。
ロッキーはバルボアブローを叩き込みフォール。これで3カウント。
第3試合
網倉が元気よく握手を要求するがジャガーと井上は無視。
先発は倉垣と井上。ロックアップから倉垣がロープに押し込むがクリーンブレイク。
手4つから井上が潰すが、返した倉垣にローキックからバックを取るが、バックの取り合いとなり倉垣がジャーマンを狙うが、井上はロープを掴みブレイク。
井上はロープに振ると、ショルダータックルのぶつかりあいへ。井上が制してロープに振るも、今度は倉垣がショルダータックルで倒す。
網倉も出てくると串刺しボディスプラッシュから、倉垣が串刺しラリアット。さらに串刺しラリアットから網倉にタッチ。
網倉はキャメルクラッチで捕らえるが、倉垣もバックにつき合体キャメルクラッチへ。
これを離すと網倉が背中にセントーンからわー!プレス。フォールも1。
網倉は井上にわー!プレスを要求し自ら倒れると、井上はわー!プレスに見せかけて蹴りつけると「舐めんなよー!」とヘアーホイップからコーナーで顔面を尻で潰していく。
井上はキャメルクラッチで捕らえ、網倉の顔面にジャガーが低空ドロップキック。井上はジャガーにタッチ。
ジャガーはロープに振ってバックエルボーから顔面にナックル。さらにロープで顔面をこすると、顔面に膝蹴りから首投げで倒しコブラツイスト。そのまま回転しフォールも2。
ジャガーはDDTから踏みつけフォールもレフェリーがカウントを叩かない。ジャガーはレフェリーに裏拳から井上にタッチ。
井上はモンゴリアンチョップ連発からロープに振っていくが網倉がショルダータックルを打ち込む。ショルダータックルのぶつかりあいから、倉垣が出てきてロープに振るとダブルのショルダータックル。
網倉と網倉は同時にわー!プレスを投下し、網倉がサンセットフリップからフォールも2。
網倉は投げようとするが、耐えた井上に逆水平チョップ連発。井上はエルボー一発で吹っ飛ばすが、立ち上がった網倉はダブルチョップからロープに飛んでショルダータックルで倒す。網倉は倉垣にタッチ。
倉垣は投げようとするが、井上はリバースするとピラミッドドライバーを狙うが、倉垣もリバースするとジャガーがエルボー。ジャガーはコーナーに振っていくが、倉垣はラリアットでなぎ倒し、井上もラリアットでなぎ倒すとブレーンバスター。倉垣はコーナーに登るが、井上は正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。井上はジャガーにタッチ。
ジャガーが浴びせ蹴りからフォールも2。
倉垣がコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットしたジャガーがヘッドシザースからのかかと落とし。走り込むが、倉垣がガットショットから横十字固めも2。
ジャガーはロープに振ろうとするが、倉垣はショートレンジラリアットで迎撃しバックドロップ。倉垣は改めてラリアットでなぎ倒しフォールも2。
倉垣は網倉にタッチ。
倉垣はジャガーをコーナーに逆さ吊りにし、網倉が串刺しボディスプラッシュから顔面にドロップキック。
網倉はロープに飛んでジャンピングボディプレスからフォールも2。
網倉はサイドスープレックスからコーナーに登るが、井上が髪を掴んで動きを止め、ジャガーが正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
ジャガーは髪を掴んで引き起こし、エルボー連打からロープに飛ぶが倉垣がエプロンからラリアット。さらに網倉がパワースラムからフォールも2。
網倉はコーナーに登ると、ダイビングセントーンを投下しフォールも井上がカット。
網倉と倉垣がジャガーをロープに振るが、ジャガーが避けると井上がダブルラリアットでなぎ倒す。
場外に転がり落ちた網倉と倉垣に、ジャガーがエプロンを走り込んでのダイビング浴びせ蹴り。
リングに網倉を投げ入れ、ジャガーがDDTからコーナーに登りダイビングローリング踵落とし。フォールも倉垣がカット。
倉垣がジャガーにソバット。井上が倉垣にラリアットから網倉もラリアットでなぎ倒し、ジャガーが横十字固めで3カウント。
佐山サトル総監挨拶
“初代タイガーマスク”佐山サトル、新間寿会長、初代タイガーマスクマスコットガール・野尻栞理さんがリングへ。
まずは佐山サトルへ花束贈呈。続いて新間会長より挨拶。
新間会長「挨拶は短く。そして今日は、タイガーマスク40周年記念、デビュー、藤波辰爾選手も来ております。そして、藤波さんは、つい最近大病を患いました。片足切断かというような、そういう病気でございました。しかしそれにも負けず、今日は私とタイガーとで、作りました、藤波辰爾50周年記念の、ボールペンを4本ココに用意致しました。挨拶が長い、この4本を東西南北1人の方にお渡ししたく思っております。平井ちゃん、東側誰ですか?(四方のチケットの半券を1枚ずつ読み上げボールペンを渡す)タイガーは、大変元気になりました。そして、藤波辰爾も、本当に今日は元気な姿を見せてもらいました。来年、早い時期に、タイガーマスクと藤波辰爾、そして小林邦昭がこのリング上でエキシビジョンマッチをおこなうということをさっき控室の前で誓いあいました。来年こそタイガー、藤波、サンペイちゃんのエキシビジョンマッチを見ることを楽しみに、今年、私達がコロナに伝染らなかったということは、私がお約束したように、タイガーマスクを見に後楽園ホールに来た人は絶対伝染らないということを申し上げて今年を終わりにしようと思います。来月リアルジャパンの最後の試合がおこなわれます。皆さん元気に今年を終えて来年を迎えて3人のエキシビジョンマッチをこの後楽園ホールで見ようじゃありませんか。今日はご来場ありがとうございました。
そして私の友人、スポーツ報知の福留さんが、アントニオ猪木対ストロング小林戦を中心に書いたこの本ができあがりました。私のプロレス人生の中で、アントニオ猪木とストロング小林の試合ほど、私の心に残った試合はございません。その2番めはタイガーマスクと藤波辰爾のマディソン・スクエア・ガーデンとタイガーマスクのデビュー戦でございました。皆さんがファンとしてリングの中、試合を見て喜ぶということを私どもは心がけてきました。2ヶ月まだ今年はあります。この2ヶ月でコロナにかからなかった事、来年に精一杯、わたくしどもとともに約束し、そして生き残ろうではございませんか。
来年私は87歳になります。この孫を、背中にしょって、今でもまだローラーを、2回、1セットずつ5セットやっております。86歳のジジイですよ!86歳でもやろうと思えばできる。それはタイガーマスク、藤波辰爾、この6m40のリングの中で多くの人々に喜びを与えた方々が私に与えたものです。猪木さんにいつまでも元気ですか!って言ってもらいたい。そういう思いで私たちは心を一つにしております。今日はご来場、ほんとうにありがとうございました」
佐山サトル「本日はご来場いただきましてまことにありがとうございます。試合が始まる前ですが、北側のお客様に大変迷惑をかけたんですけど不祥事がありました。タイガークイーンに1人の暴漢が襲ってきたんです。ジャガーさんが撃退して逃げていきました。その暴漢の正体はマスクをしていてわかんなかったんですが、(藤原敏男の風貌にそっくりな)赤い帽子をして派手なジャケットを着ていました。タイガークイーンはそれだけ人気がある選手です。昨日までスクワットできたんですけど、暴漢に蹴られて足が痛くなってできなくなっていました。その暴漢を見つけたら皆さん知らせてください。40周年ですが、ジャガー選手、船木選手を始めいっぱい選手が出ています。素晴らしい試合が起きることを誓います。また来年も見に来てください。ありがとうございました」
ゲストとして小林邦昭がリングへ。小林が花束を渡しタイガーと抱き合う。
さらに藤波辰爾が登場し花束贈呈。
藤波「40周年おめでとうございます。新間さんからお話ありましたとおり、今日このリングに立てて本当に良かったです。皆さまご心配おかけしました。大丈夫です」
<バックステージコメント>
「藤波辰爾さんがプロレスを作り上げてくださったから僕があると思いますし、小林邦昭さんのようなライバルがいっぱいいたから僕は盛り上がったと思いますし、感謝しか頭にないです」
――控室では藤波さん、小林さんとのエキシビジョンマッチをしようという話もされたとか
「僕の体を見てみないとわからないです。頑張ります。今日藤原先生に蹴飛ばされたんでアレですが(笑)」
――次世代のプロレスを担う選手たちにメッセージはありますか
「みんな明るいと思います。選手の実力、技術は全然変わらないので、ファイトスタイルを整えればいいだけで、それが復活してほしいと思います。最近タイガーマスクの試合を見るんですけど、やっぱりナチュラルが一番だなと思います。頑張ってくれればありがたいと思います」
初代タイガーマスク
第4試合
がぶってから岡本がロープに押し込み、レフェリーが引き剥がしブレイク。
手4つから河野が潰し、岡本が押し返してロープに押し込むとレフェリーがブレイクさせる。
バックの取り合いからリストの取り合い。河野がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルも岡本は受け切る。
河野は再度ショルダータックルも、受けきった岡本とショルダータックルの打ち合い。これを制した岡本がストンピングから首を踏みつけていき、立ち上がった河野に前蹴り連発。額を擦りつけあって挑発すると、エルボーの打ち合いから岡本がガットショット。キャッチした河野がドラゴンスクリュー。そのまま岡本が場外に転がり場外戦へ。河野は場外で足4の字固めに捕らえ、カウント18まで粘ってリングインも、岡本もギリギリでリングに戻る。
リングに戻り、河野がストンピングから膝を蹴りつけていき、膝十字で捕らえるが岡本はロープを掴みブレイク。
エルボーの打ち合いから岡本がヘッドバット。さらにぶちかましからつっぱり連打。
さらにスライディングショルダーアタックからフォールも2。
岡本は前落としからフォールも2。
岡本はエルボーを打ち込んでいき、ロープに飛ぶが河野はビッグブーツで迎撃し、ロープに振ってジャンピングニー。フォールも2。
河野はチョークスラムを狙うが、耐えた岡本はバックエルボーからラリアット。巻き込んだ河野が河津落としからシャイニング・ウィザード。フォールも2。
河野はロープに飛んでジャンピングニーも、かわした岡本がビッグブーツをキャッチしスタナー。岡本は走り込むが、河野はロープをたるませて場外に落とすと場外戦へ。
河野が必死にリングに戻ろうとするも岡本は足へのラリアットで場外に叩き落とす。そのままカウント20で両者リングアウト。
リングに戻り、納得いかない岡本はチョークスラム。フォールもカウントを叩かないレフェリーを投げ捨て、不機嫌な様子でリングを後にした。
<試合後コメント>
将軍岡本&平井丈雅代表
岡本「勝ったんだよな?あ?」
――両者リングアウトで防衛に成功しました
岡本「寝てんじゃねーかよアイツ!あぁ?!勝ったことになるよな?カシンだカシン。カシンに近づいたな。もう目の前だ」
(※岡本が引き上げようとしたところに平井代表が通りかかり、岡本が胸ぐらをつかんで壁に叩きつける)
岡本「オイ。今日は勝ちで良いんだろ?勝ちで良いんだろ?」
平井「リングアウトでは……」
岡本「あ?防衛してんじゃねーか?!ってことは勝ちってことだろ?!」
平井「ちゃんと勝たなきゃ……」
岡本「ちゃんと勝たなきゃってどういうことだよ?防衛は勝ちと一緒だろ?!次はカシンだからな!分かったか?!」
(※岡本が荒々しく去っていく)
――ということでしたが、どうなるのでしょう
平井「こ、言葉が出なくて……。協議としか言いようがない。協議、協議、協議で!」
第5試合
タイガーステップでリングを周るクイーンへ、彩羽はローで牽制しロックアップ。彩羽がロープに押し込みローキックを打ち込んで離れる。
クイーンのソバットをかわした彩羽がミドルキックも、キャッチしたクイーンが顔面へのソバット。
クイーンはトペに見せかけて619でリングに戻ると、エプロンに登った彩羽をエルボーで落とし三角跳びケブラーダ。
リングに戻り、クイーンはヘッドロックからタイガースピンで倒すとインディアンデスロック。彩羽はロープを掴みブレイク。
クイーンはスピニングレッグロックも彩羽はロープを掴みブレイク。
クイーンは背中を蹴りつけ髪を掴んで引き起こすも、彩羽がコーナーに振って走り込むが、クイーンはコーナに駆け上がりバク転して飛び越えるが彩羽は水面蹴りで倒しフォールも2。
彩羽はソバット。引き起こして再度ソバットから背中にストンピング。
彩羽は首投げからサッカーボールキック。
さらに背中にニードロップ2連発からボディスラム。フォールも1。再度フォールも1。
彩羽はクイーンのラリアットを引き込んで左右のローキックから水面蹴りで倒しPK。再度ロープに飛んで顔面に低空ドロップキック。
彩羽はブレーンバスターからフォールも2。
彩羽は逆エビ固めで捕らえるがクイーンはロープを掴みブレイク。
彩羽はミドルキック。クイーンはエルボーを打ち込むも、彩羽もエルボーからロープに飛ぶが、クイーンはスペースフライングタイガーアタック。さらにコーナーに振って背中に浴びせ蹴り。
クイーンはチキンウィングフェイスロックから胴締め式へ。彩羽はロープに足を伸ばしブレイク。
エルボーの打ち合いからクイーンがロープに振るが、彩羽がニールキックで迎撃しサソリ固め。クイーンはロープに手を伸ばしブレイク。
彩羽は担ごうとするが、リバースしたクイーンが走り込むも、ラリアットを巻き込んだ彩羽がジャンピングハイキック。
彩羽はコーナーに登り、スワントーンボムを投下しフォールも2。
彩羽はランニングスリーを狙うが、着地したクイーンが顔面にソバットからネックチャンスリー。
クイーンはコーナーに登り、スワントーンボムも彩羽は避けるとハイキックから顔面にソバット。再度ハイキックからフォールも2。
彩羽はパワーボム2連発からラストライド。フォールも2。
彩羽はランニングスリーを狙うが、巻き投げたクイーンが顔面にローリングソバット。さらにぶっこ抜き投げ捨てジャーマン。立ち上がった彩羽のラリアットを避けたクイーンがジャーマンスープレックスホールドも2。
クイーンはツームストンパイルドライバーからフォールも2。
彩羽が投げようとするが、切り返した彩羽はラリアットも、避けたクイーンがスリーパー。そのまま腕を巻き込んでタイガースープレックス2021(※変形チキンウイングスープレックス・ホールド)で3カウント。
<試合後コメント>
彩羽匠
「目の前に現れましたね。自分はちょっと今結果出してないんで偉そうなことを言えないんですけど、いっぱい倒さなきゃいけない相手がこの1ヶ月間でいっぱい現れたんですけど、そこにもう1人食い込んできたなって。それがしかもデビュー4戦目っていう。令和の女子プロレスって感じですよね。どんどん来る……。それは同年代で自分はずっと見てたんですけど、スターダム上がっててもそうですけど、キャリアとか関係なくポテンシャルの高い選手がどんどん出てきて、もちろん初代タイガーマスクさんのクローンっていうのは聞いてたから、とんでもない奴だとは思ってましたけど、バケモノでしたね。相手も強かったですよ。それは負けたんで認めます。でも、自分が望んだ結果が出せない状況なので、見返したと思います」
――タイガー・クイーン選手にどのような強さを感じましたか
「分からない。ある意味プロレスラーは感情を出してナンボの世界だと思うんですけど、しかも女子なんで感情むき出しのファイトなんですけど、マスクかぶってるし、闘ってても生態がわからない。感情がわからない。でもそれはある意味強さだと思うし、そういう選手がいるんだなっていう。なんだろう、効いてるのか効いてないのかわからないと言うか、『よし来た!』って思ったときにやり返されるんで。で、的確に首も攻めていくし。ある意味今回、長与さんの名前が出てたんで怒られるのは確定で。……まだまだ“長与千種の遺伝子”とか言われるのはまだ早いですかね。結果出せないですもん」
――クイーン選手にはリベンジをしていきたい?
「もちろん。また『もう1回やらせろ』って言いたいですね。けど、ちょっと1回自分を見直して、もっと長与さんに今足りないものを教えてもらって、いいときに『もう1回お願いします』って言いに行きますよ。でも、マスクの中の目は涙でいっぱいだったんで、きっとそれが彼女の弱さだと思います。自分は見ましたから」
※タイガー・クイーンは無言のままエレベーターに乗って会場を後に。
第6試合
先発は間下とスーパー。バックの取り合いからスーパーがリングに叩きつけてグラウンドの攻防へ。これは間下が抜けて距離を取る。
間下は船木にタッチ。スーパーも関本にタッチ。
がぶって関本がロープに押し込みクリーンブレイク。
船木がネックロックも関本がバックを取るが船木が回転して逃れると三角絞めを狙うが、関本が首を抜いてガードポジション。船木が上半身を起こすと関本はぶっこ抜きブレーンバスターを狙うが、船木は耐えると脇固めを狙う。関本が耐えると、船木はボディに膝蹴りから首投げで倒しSTFのように捕らえながら間下にタッチ。
間下は蹴り上げるとエルボー。再度エルボーからロープに振ろうとするが、逆に振った関本にドロップキックを叩き込み場外に落とすと、エプロンを走り込んでのサッカーボールキック。
リングに投げ入れ、ブレーンバスターを狙うが耐えた関本にエルボーからロープに飛びビッグブーツ。
間下が投げようとするが、関本が逆にブレーンバスターからエルボードロップ。関本はスーパーにタッチ。
スーパーは膝立ちの間下にミドルキック連打。フォールも2。
間下がエルボー連打も、スーパーはミドルキックから顔面にソバット。倒れた間下に逆片エビ固めも間下はロープを掴みブレイク。
スーパーはストンピングからエルボー。さらにガットショットから関本にタッチ。
関本は逆水平チョップ連発。間下はエルボー連打も、関本は逆水平チョップ一発でなぎ倒す。さらにエルボードロップからシュミット式バックブリーカー。さらに逆エビ固めも間下はロープを掴みブレイク。
間下がビンタも関本はエルボー。エルボーの打ち合いから関本がヘッドバッド。ロープに飛ぶが間下はビッグブーツからランニングミドル。さらにボディスラムで投げ捨て船木にタッチ。
船木はミドルキック連打から首投げで倒しPK。フォールも2。
船木はチキンウィングフェイスロックで捕らえ、ハイブリッドブラスターを狙うが耐えた関本とチョップの打ち合い。
船木はミドルキック連打もキャッチした関本が足へのエルボー。船木がコーナーに振って走り込むが、関本は足を伸ばしてカットしセカンドコーナーからのダイビングクロスボディアタック。関本はスーパーにタッチ。
スーパーはミドルキック連打からコーナーに振って串刺しジャンピングニー。さらにネックチャンスリーからフォールも2。
チョップの打ち合いからスーパーが膝蹴り。船木はリストをとってミドルキックから首投げで倒しサッカーボールキック。船木は間下にタッチ。
間下はロープに振ってキチンシンク。さらに背中にサッカーボールキックからSTO。フォールも2。
エルボーの打ち合いからビンタの打ち合い。ミドルキックの打ち合いからミドルキックの相打ち。スーパーが膝蹴りから投げようとするが、間下がバックドロップ。両者ダウン。
立ち上がった間下が引き起こしてフィッシャーマンの体勢も、スーパーがネックスクリューで投げ捨てる。
関本とともにコーナーに振ると、スーパーが串刺しジャンピングエルボーから関本が串刺しラリアット。さらにスーパーがソバットからツームストンパイルドライバー。関本がそこへダイビングボディプレスを投下し、スーパーが顔面にランニングニーからフォールも船木がカット。
スーパーはタイガースープレックスを狙うが、耐えた間下がヘッドバッドで逃れると、ヘッドバッドから虎渾(※ここん=変形どどん)。そこへ船木がセントーンから間下がブサイクへの膝蹴り。フォールも2。
間下はFSR(※フィッシャーマンズ・スープレックス・ライオット=変形フィッシャーマンスープレックスホールド)で3カウント。
間下「スーパータイガー!俺はな、入門して15年、あんたの背中ばかり追いかけてきた。そして今日ようやく勝つことができた!今日めでたい日だけど言わなきゃいけないことがある。スーパータイガー!レジェンドチャンピオンシップ、次の挑戦者はこの俺間下隼人だ!」
<試合後コメント>
間下隼人
「15年かかりました。でも、続けていればいいこともあるし、40周年記念興行でフィッシャーマンで3獲るっていうのは意味があると思うし。何年か前に佐山先生が『お前、フィッシャーマンズ・スープレックス使ってみたら?』って(仰っていたのが)ずっと頭にあったんで、それまで機会に恵まれなかったけど、あの余裕を俺がぶち壊してやる。それが兄弟子、スーパー・タイガーに対する恩返しだ!絶対に倒す。以上です。挑戦決定だろ、もう!」