“初代タイガーマスクのクローン”タイガー・クイーンがタイガー・スープレックス2021で長与千種の後継者に激勝!「マスクの中の目は涙でいっぱいだった」

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 21日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.13 ~初代タイガーマスク40周年記念第3弾~』が開催され、タイガー・クイーンが彩羽匠との一騎打ちに新技を解禁して激勝した。

 タイガー・クイーンは、初代タイガーマスクこと佐山サトルとジャガー横田がゼロから生み出した“女子版タイガーマスク”。
 クイーンに対し、タイガーは「40年前のタイガーマスクと同じ。これが僕が恩を感じているプロレス界に残せる遺産」と太鼓判を押し、ジャガーが「初代タイガーのクローン」と絶賛するほどのポテンシャルを誇り、7月29日の後楽園ホール大会で行ったデビュー戦ではアイスリボンのシングル王座であるFantastICE王座を持つ山下りなをシングルマッチで破るという華々しいスタートを切った。
 初代の生き写しとの呼び声も高い華麗な四次元殺法や、170cmを超えているのではないかというすらりとした長身、登場から一言も言葉を発さないミステリアスな魅力にプロレス界は沸き立っており、クイーンの正体を予想する熱い議論も各所で交わされている。
 また、クイーンの誕生がきっかけとなり、今年8月には男子団体であるストロングスタイルプロレスと女子団体であるディアナが異例の協力体制を発表。早速クイーンはプロレス界に大きな影響を及ぼしている。

 クイーンのデビュー第4戦となる今大会では、“長与千種の後継者”彩羽匠とのシングルマッチが決定。この一戦には長与も大きな期待を寄せ、事前の会見では「タイガー・クイーン、彩羽匠との試合でどんなものか楽しみにさせていただきたいと思います」とビデオメッセージを贈っていた。
 そして、同会見ではジャガー横田が「タイガー・クイーンならではの技を1つずつ身に付けている。皆さんの想像を絶するものを出してくれる」とクイーンの新技解禁を予告。勝敗だけでなく、“クイーン殺法”の正体についても注目を集める試合となった。


 クイーンは試合開始直後からタイガーステップで撹乱し、顔面へのソバットで彩羽を場外に叩き出して三角跳びプランチャ。その後もクイーンは彩羽との激しい蹴り合いを制してスペースフライングタイガーアタックやチキンウイングフェイスロックなどのタイガー殺法で攻め込み、ジャーマン・スープレックス2連発からツームストンパイルドライバー、新技のタイガー・スープレックス2021(※変形チキンウイングスープレックス・ホールド)で圧巻の3カウント。

 試合を終えたクイーンは今回も無言を貫いてエレベーターで会場外へ直行。
 対する彩羽は「初代タイガーマスクさんのクローンっていうのは聞いてたから、とんでもない奴だとは思ってましたけど、バケモノでしたね。相手も強かったですよ。それは負けたんで認めます。今回、長与さんの名前が出てたんで怒られるのは確定で。……まだまだ“長与千種の遺伝子”とか言われるのはまだ早いですかね。結果出せないですもん」と悔しさに顔を伏せながら語るも、「マスクの中の目は涙でいっぱいだったんで、きっとそれが彼女の弱さだと思います。自分は見ましたから」と語り、クイーンとの再戦を熱望した。

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