初代タイガーマスクの愛弟子が“虎ハンター”に覚醒!間下隼人がフィッシャーマンでスーパー・タイガーに激勝!「兄弟子超えに15年かかった」
- 2021-10-22
- ニュース
- リアルジャパンプロレス
21日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.13 ~初代タイガーマスク40周年記念第3弾~』が開催され、間下隼人がスーパー・タイガーに勝利して兄弟子超えを果たした。
間下隼人は“初代タイガーマスク”佐山サトルの直弟子であり、現在は唯一のストロングスタイルプロレスの生え抜き選手。初代タイガーに直伝されたリアルデンジャラスバックドロップや多彩な蹴り技を武器に同団体の切り込み隊長として戦ってきたが、中々王座戦などの大舞台に立つ機会に恵まれずにいた。
しかし、昨年3月にデビュー14年目で初のタイトルであるUWAアジアパシフィックヘビー級王座を戴冠すると、自信という名の牙を得た間下は急成長。現在は同王座を手放したものの、兄弟子であるスーパー・タイガーの持つストロングスタイルプロレスの至宝・レジェンド王座に照準を定め、“兄弟子超え”をテーマに気迫のファイトを見せている。
この日のメインイベントでは、スーパー・タイガー&関本大介vs船木誠勝&間下隼人のタッグマッチが実施。
試合開始前から殺気立っていた間下が突っ込んでいくと、スーパーはイチから間下を教え込むかのような逆エビ固めや強烈なミドルキックで猛攻。船木は関本を相手取って逆水平チョップの撃ち合いなどを見せるとともに間下のアシストに回り、普段は見せないセントーンを繰り出してスーパーの虚を突く一撃を入れる。
間下は船木のお膳立てを受けてSTOやリアルデンジャラスドロップといった長年愛用する必殺技から、虎渾(※ここん=左腕をチキンウイング、右腕を佐山式タイガー・スープレックスのように背中に添えて放つ変形どどん)、FSR(※フィッシャーマンズ・スープレックス・ライオット=変形フィッシャーマンスープレックスホールド)と新技で畳み掛けてスーパーから悲願の初勝利を奪った。
試合後、間下は倒れ伏すスーパーを見下ろし「スーパー・タイガー!俺はな、入門して15年、あんたの背中ばかり追いかけてきた。そして今日ようやく勝つことができた!今日めでたい日だけど言わなきゃいけないことがある。スーパー・タイガー!レジェンドチャンピオンシップ、次の挑戦者はこの俺間下隼人だ!」と堂々の王座挑戦表明。
バックステージに戻った間下は「何年か前に佐山先生が『お前、フィッシャーマンズ・スープレックス使ってみたら?』って(仰っていたのが)ずっと頭にあったんで、それまで機会に恵まれなかったけど、あの余裕を俺がぶち壊してやる。それが兄弟子、スーパー・タイガーに対する恩返しだ!絶対に倒す!」と気炎を上げた。
この日は初代タイガーマスクの40周年記念セレモニーに小林邦昭さんが来場していたこともあり、『フィッシャーンでタイガーを倒す』という結末に会場は大いに沸いた。
“虎ハンター”の代名詞たる技を以て兄弟子から王座奪取を狙う間下が世代交代を果たし、初代タイガーに次ぐ存在になれるのか。間下の大一番に期待が高まる。