引退を控えた進垣リナが地元・九州へ凱旋し涙!真霜拳號が佐々木日田丸を制して九州プロレス選手権初防衛!
3日、福岡・西鉄ホールにて『2AW福岡大会in西鉄ホール』が開催された。
今大会の見所は11月に引退が決まっている進垣リナの福岡でのラストマッチ、そして九州プロレス王者である真霜拳號の九州プロレス選手権初防衛戦だ。
進垣の福岡ラストマッチは、メインイベントの滝澤大志&めんたい☆キッド&進垣リナvsタンク永井&吉野コータロー&笹村あやめの6人タッグマッチで実施。
試合は序盤から滝澤とタンクが力比べで熱戦を展開。それに感化されるようにめんたい☆キッドや吉野も激しい攻防を繰り広げ、進垣と笹村の真っ向勝負へと発展。笹村は進垣に厳しい攻めで畳み掛けていくが、進垣はこれに折れること無く迎え撃ち、SBTロックで笹村を捉えてギブアップを奪った。
試合後、進垣は滝澤からマイクのバトンを受け「私の故郷は鹿児島です。そして、福岡は第2の故郷です。福岡でプロレスラーになろうと決めて上京し、プロレスラーになるまでは帰らないと決めていました。今日プロレスラーとして福岡に帰れたことを誇りに思います。今まで頑張ってよかった!」と涙ながらに己の感情を吐き出し、進垣がファン時代から観客として観ていためんたい☆キッドと組んで試合が出来たことを喜びと敬意を表した。
こうして進垣の福岡でのラストマッチは、進垣のカラーである青のペンライトで埋め尽くされた観客席に見送られ、幕を閉じた。
セミファイナルでは、真霜拳號の持つ九州王座に、ベルトを自団体へ取り戻すべく佐々木日田丸が挑戦。
7月5日の『マンデーナイト・バイ!#4』では、玄海vs真霜vsGAINAの3WAYマッチで行われた九州プロレス選手権試合を制した真霜が王座を奪取。
これを受け、九プロの佐々木が「自分とこのベルトを獲られて、しかもうちの大将がやられて黙ってられる様な出来た人間ではないっていうのは九州じゃあ誰もが知ってるこの佐々木日田丸が、真霜拳號に挑戦いや胸貸してやるから10.3 2AW西鉄ホール大会でタイトルマッチやろうや。まあ、あの強い真霜さんは逃げたりしないと思うんで十枝会長いいお返事待ってます」と声明を発表し、タイトルマッチが決定していた。
試合は、序盤こそグラウンドの攻防で互いに探り合うじっくりとした立ち上がりも、中盤からは互いにノーガードで打撃を撃ち合う削り合いの死闘を展開。最後は真霜が垂直落下式ブレーンバスターで佐々木を沈め、王座初防衛に成功。2人は試合後にしっかりと握手を交わした。
進垣の華麗なる福岡ラストマッチ、真霜のベルト防衛。前身団体から2AWになり初めての福岡大会は、2AWが全国に打って出ることに期待出来る大会となった。