吉田綾斗&吉野コータローが週末の決戦を前にタッグ王者にそれぞれ快勝!王者・浅川紫悠は「プロレスをリング上だけで終わらせるな」と挑戦者組に苦言
11日、千葉・2AWスクエアにて『チーバトル101』が開催された。
本大会の見所の1つは、セミファイナルとメインイベントの7月18日(日)『GRAND SLAM in 後楽園ホール』で行われる、2AWタッグ選手権試合。浅川紫悠&梶トマトvs吉田綾斗&吉野コータローの前哨戦だ。
セミでは前哨戦として珍しい梶トマトvs最上九vs吉田綾斗の3WAYマッチで、メインは浅川紫悠&仁木琢郎vs吉野コータロー&若松大樹のそれぞれ若手選手を引き連れてのタッグマッチだ。
吉野と吉田は6月27日(日)の2AWスクエア大会で王者組と6人タッグマッチで当たり、試合後にタッグ王座への挑戦表明をしたことでカードが決定した。
メインは、浅川と吉野から始まりグラウンドでお互い様子を見ていた。しかしその後はお互いの攻防は激しさを増し、若手同士も、その想いが伝染したかのように、お互い引きをとらない激しい攻防となった。そして、最後は吉野の必殺技である豪放で、タッグ王者浅川を沈めた。
試合後、吉野はマイクを取り「今度はよ、直接ガッツリ3カウント取ったぞ。これでまぐれとは言わねんじゃねえか?」と発言。
それに対し浅川は「もうこれで前哨戦、思い残すことはないやろ。お前の得意の技をだして、俺から直接勝利。それで準備万端だ。お前、1つだけ言わせてもらうぞ。いつもプロレスの考え方はリング上だけで終わってんねや。もっともっと意欲的にならないと、TollGlänzの中で埋もれてるだけちゃうか。もっと意欲的になるべきやと思うし、俺にもぶつけてこいよ。後楽園ホール受けて立つよ。」とリング外の立ち振る舞いなどを含め、吉野に熱い気持ちをぶつけた。
そして再び吉野がマイクを握り、「後楽園ホール、俺と吉田で絶対ベルト取ってやるからよ。覚悟しとけよ。今日勝って2連勝だぞ!確かに浅川に言われた通り、俺には結果がでてないよ。だから意欲的にあのベルトを取り行くぞ。今までで1番ベルトが欲しい。後楽園で絶対ベルト獲りますんで、応援よろしくお願いいたします!」と浅川の言葉をしっかり受けた上でマイクを締めた。
浅川は今日の試合終わりを含めSNSでも度々、吉野に対して「3番手、4番手。」と棘のある発言をしているが、その実力を認めている。現にメインでは浅川から直接フォールを奪っており、以前行われた前哨戦を含めると今回で2度目となる。
そしてセミの3WAYでは、吉田と梶がそれぞれ、どちらの味方でもない最上を上手く使い、最終的には吉田が梶のラ・マヒストラルを切り返して3カウントを奪った。
タッグの前哨戦をどちらも挑戦者側が勝ち星をあげた、今回の前哨戦。
2AW無差別級選手権試合である、王者 滝澤大志VS挑戦者 佐藤耕平がメインで控えてる『GRAND SLAM in 後楽園ホール』。それぞれのベルトの行方から目が離せない。