ダムネーションが「負け残り8人タッグトーナメント」でよもやの敗退を喫し解散!佐々木大輔「9月でキッパリ解散してやるよ!」
DDTプロレスが9月4日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで「DRAMATIC SURVIVOR 2021」を開催。4組のユニットが出場した「DRAMATIC SURVIVOR~負け残り8人タッグトーナメント」でダムネーションがよもやの最下位となり解散。ルールにより、保持していたKO-D6人タッグ王座(王者は遠藤哲哉、高尾蒼馬、火野裕士)は即刻返上となった。
同トーナメント1回戦で、まずダムネーション(佐々木大輔、遠藤、高尾、火野)とディザスターボックス(HARASHIMA、大鷲透、吉村直巳、平田一喜)が対戦。ウイークポイントと見られていた平田が高尾を“奇跡を呼ぶ一発逆転首固め”で高尾を丸め込んでディザスターが勝ち抜けた。
続いて、準烈(秋山準、岡田佑介、渡瀬瑞基、岡谷英樹)とサウナカミーナ(竹下幸之介、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO)が激突。MAOがみちのくドライバーⅡを岡田に決めたところで、秋山がMAOにランニング・ニーパットをたたき込み、体勢を入れ替えた岡田が3カウントを奪取。準烈が勢いに乗るサウナカミーナを退けた。
この結果、最下位決定戦はダムネーションVSサウナカミーナの組み合わせになった。試合は奇襲を仕掛けたダムネーションが序盤優勢に進めたが、サウナカミーナも反撃。一進一退の攻防が続くなか、佐々木がピンチに陥るとセコンドのマッド・ポーリーが介入して乱戦模様となった。遠藤のハンドスプリング・オーバーヘッドキックが佐々木に誤爆すると、竹下と勝俣が合体技のMADMAXを繰り出した。チャンスと見た上野がBMEを佐々木に見舞うもカットされると、今度は必殺のWRを決めて3カウントを奪った。この時点でダムネーションの解散と、遠藤らが持つKO-D6人タッグ王座が返上となることが決まった。
上野は「このトーナメント、僕たちが進化するために負けるわけにはいかなかった。佐々木さんに思うことはたくさんありますが、僕が望んだことではないですけど、ダムネーションは解散になります」とマイク。佐々木は「(高木)三四郎が考えた、こんなクソみたいな試合。解散してやるよ。どうせ2025年に解散しようと思ってたんだ。だから2025年まで解散ツアーを組んどけ」と発言するも、今林久弥GMは9月26日の東京・後楽園ホールでダムネーションの解散試合を組むことをアナウンスした。
バックステージで上野は「難しいトーナメントで。でも高木さんが決めてマンネリを避けようというなかで、とてもプレッシャーで。僕たち常に進化していきたいし、立ち止まっているわけにもいかないんで。会社がどう決めても、それに実力であらがえるように。勝ち負けはしょうがない。ダムネーション、すごいユニットですよ。それを解散させましたんで、その分、気合を入れて頑張っていきます」と発言。
佐々木は「どうせ2025年に解散ツアーして解散しようと思ってた。ちょうどいいよ。三四郎が考えたクソみたいな企画、受け入れてやるぞ。(9・26後楽園で解散だが?)早いな。俺たちは男の中の男、ダムネーションだ。受け入れてやる。9月が終わったら、俺たちはダムネーションじゃなくなり、一人一人路頭に迷う。みんなどこに行くんだろう? 俺たちが言えることは9月でキッパリ解散してやる」と吐き捨てた。
16年にユニットとしてスタートしたダムネーションには、その後、遠藤らが加入してパワーアップ。DDT内では最強といってもいいユニットとして君臨してきたが、意外な形で幕を閉じることになった。