勝俣瞬馬&MAOの“文化系ハードコア”発言に、葛西純が“ゆとり系ハードコア”と一刀両断!
DDTプロレスは8月17日、東京・渋谷区のAbemaTowersで、真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2021」(8月21日、富士通スタジアム川崎)に向けて記者会見を開き、「スペシャルハードコアタッグマッチ」でクリス・ブルックスと組み、勝俣瞬馬、MAO組と対戦する“デスマッチのカリスマ”葛西純が一刀両断にした。
勝俣は「キャリアとか経験とかは置いといて、葛西さんに僕たちのDDTらしいハードコアマッチを堪能していただいて。野外ということで当日も暑いでしょ。サウナカミーナは暑さに慣れてますので。暑いサウナのようなスタジアムを、僕たちの試合でロウリュウ(サウナの入浴方)して、体感温度を上げて汗をかいてもらって。最後は水風呂と言われる僕のマイクで皆さんに冷えてもらって、外気浴をして帰ってもらいたい」とコメント。
MAOは「葛西さんがDDTに2年くらい前に参戦されたときにやらせてもらって。ちょっと間が空いた。その間、DDTのハードコアを高木(三四郎)さんとやり合ったり。勝俣さんとDDTでしか見れないハードコアを突き詰めてきた。ヨソで見れちゃ意味がないものを、DDTでつくっていきたいという意思のもと2人でやって。完成してはいないですけど、形にはなってきたので、それを全力でぶつけて。DDTの文化系ハードコアマッチじゃないけど、頭を使ってるのか使ってないのかよく分からないあいまいさも楽しんで。怪しいハードコア、怪しいDDTの部分を見せていきたい」と発言。
対するクリスは「長年リスペクトしてきたカサイ選手とタッグを組めることに感謝したい。今朝、YouTubeに流れていた試合の告知映像を見た。最初にカサイさんが映って、シュンマとMAOが映って。僕の映像は全く入ってなかった。この映像をつくったのは誰だ? この2人がDDTらしいハードコアマッチを見せたいと言うが、そんなことは無視して、試合後に流れる映像に僕がデカデカと映るよう、今度こそ完ぺきにカツマタを抹殺したい」と話した。
葛西は「葛西さんとか葛西選手とか、さんとか選手とか言ってる時点で、俺っちに飲み込まれてるんだよ。オマエらの言う文化系ハードコア? そんなものに付き合う気はないから。オマエらのハードコアは“ゆとり系”。ぬるいよ。この2人を飲み込んで、隣にいるガイジンも飲み込んで、DDT自体を飲み込んで、“葛西純が一番すげぇ”って感想で終わる大会にするから。オマエらに極上の痛みを与えてやる」と通告。
勝俣によれば、葛西はブロック玩具が弱点との説もあるが、葛西は「そういうとこがぬるいんだよ。当日無観客でやるのか? 違うだろ。お客さんがいれば、葛西純はそういう痛みは感じないんだよ。お客さんの拍手、目線があればブロック玩具なんてたいしたことない。そういうところがゆとり系だって」と一笑に付した。
“ゆとり系ハードコア”と言われたことについて、MAOは「そう捉えてもらえるなら、そう捉えてもらっていいくらいのことはしてるんで。そこにある痛みとかは本当だと思うんで。瞬馬はデスマッチもしっかりやってきて、同じくらいの痛みがあると言ってるし。見た目でそう思われるかもしれないけど、リング上にあるものはそれ以上なので。むしろ低く見てもらった方が、それを超えていけるので。ゆとり系ハードコア、逆に僕はいい言葉をもらったと思いました」と話した。
勝俣は大日本プロレスのデスマッチ戦線でも闘っているが、葛西は「情報としては、目に留まることはある。でも、オマエらのやってることが俺っちのところまで響いてない。正直、葛西純と言えば、米国、メキシコ、英国、欧州、豪州。いろんなとこで、“デスマッチファイターと言えば葛西純だ”って言われてきてんだよ。そういう意味でオマエらにホンモノを教えてやるよ」と余裕たっぷりだった。