タイトル2連戦を前によもやのタッグ結成の秋山準と竹下幸之介がともに絶好調ぶりをアピール!8・15後楽園でKO-Dタッグ戦、8・21川崎でKO-D無差別級戦へ

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 DDTプロレスが8月1日、東京・新宿FACEで「ビアガーデンっぽいプロレス2021【DAY3】」を開催。メインイベントの「毎年恒例!お客様抽選6人タッグマッチ」でよもやのタッグを結成した秋山準と竹下幸之介がタイトル2連戦を前にともに絶好調ぶりをアピールし、一歩も引かない姿勢を見せた。

 両者は同15日の東京・後楽園ホールでKO-Dタッグ選手権(王者=竹下、勝俣瞬馬組VS挑戦者=秋山、岡田佑介組)、同21日の神奈川・富士通スタジアム川崎でのKO-D無差別級選手権(王者=秋山VS挑戦者・竹下)と王座を懸けた2連闘を控えている。この2人がタッグを組むのは、16年7月14日(全日本プロレス)、後楽園での秋山、竹下組VS宮原健斗、ジェイク・リー組戦以来、丸5年ぶりとなった。

 大会のオープニングで行われた観客による抽選で、メインカードは秋山、竹下、遠藤哲哉の豪華トリオと、上野勇希、樋口和貞、吉村直巳のDNA世代軍の対戦に決定。これも運命のいたずらなのか、秋山と竹下は同じコーナーに立つことになった。

 秋山組が登場すると、ふだんと違って、この日はやたらテンションが高い遠藤が「ビアガーデンはお祭りだから」として、竹下、秋山と握手。かつて、竹下と遠藤はアントーニオ本多、トランザム★ヒロシとともにユニット「ハッピーモーテル」で一緒に闘っていたが、遠藤は秋山を本多に見立てると、秋山はよくワケが分からないまま受け入れて、竹下と握手を交わした。

 試合は竹下と樋口が豪快なショルダータックル合戦を繰り広げ、サウナカミーナの同志である竹下と上野は激しいエルボーの打ち合いを展開。樋口は強烈なチョップ連打を秋山にたたき込むなど、熱戦が続き、あっという間に20分が経過。秋山が上野にエクスプロイダー、竹下が樋口にジャーマンを見舞うと、遠藤が吉村に旋回式トーチャーラックボムからシューティングスター・プレスを投下して3カウントを奪った。

 遠藤は「年に1回のハッピーモーテル復活。今日ぐらいは、ビアガーデンというお祭りなんで、そんな争いごとはいったん忘れて、皆さん楽しみましょう。竹ちゃん、1年ぶりだね。去年は裏切っちゃってごめんね」とマイク。

 竹下は「今日みたいにやさしいてっちゃんだったら、また組んであげてもいいよ。今日はてっちゃんの言葉にうまく乗せられて秋山さんと組みましたけど、8・15後楽園のタッグ選手権、8・21富士通の無差別級選手権では、思いっきりぶつかっていくんで覚悟しといてください」とアピール。

 秋山は「俺はハッピーモーテル知らないんだよ。8・15、8・21、思いっきりお互い絶好調でいこう」と返した。

 ハッピーエンドで終わるのかと思いきや、エンディングで遠藤は竹下の顔面にヘッドバットをたたき込んで結局また裏切ってしまった。

 バックステージで秋山は「遠藤選手に乗せられていろいろやったけど、あれでよかったのかどうか。年に1度のお祭りということでいいのかな。タイトルマッチはまた別でビシッといかないといけない。体調も悪くないし、ワクチンの副反応もなく、ずっと元気なんで。まずはタッグ。できればそこで獲って、富士通に向かいたいと思うので、岡田に頑張ってもらって一緒に獲りたい」とコメント。

 竹下は「竹下幸之介と遠藤哲哉が本当の意味で復活するのはもうないでしょうね、一生。秋山さんの絶好調ぶりはコーナーに控えながらまじまじと見ていた。逆に僕の絶好調ぶりも感じてもらえたと思う。8・15のタッグ選手権、8・21の無差別級選手権は期待してもらっていいんじゃないですか。これはこれだし、タッグ選手権はタッグ選手権、無差別の闘いは無差別の闘い。同じ直線上では見ていない。秋山さんにずっとシングルで負けてる身として、絶好調だと言っても余裕はないんで。一個ずつ勝つこと。まずはタッグ選手権で勝俣と防衛すること。そして秋山さんからシングルで勝ち星を取り返すこと。一個ずつやらないと僕の2連勝はないと思ってます」と話した。

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