松屋うのが5年の現役生活を終えフィットネス関係への転職で引退!「アイスリボンは自分の人生の学校でした」
27日、後楽園ホールにて女子プロレス団体アイスリボン『雨のち、リボン~さよなら俺たちの松屋うの~』が開催。第4試合では松屋うの引退試合として『松屋うの&チェリー&トトロさつきwith本間多恵&進垣リナvs藤本つかさ&星ハム子&雪妃真矢』の試合が行われた。
うのは2015年にDDTプロレス教室に通い、チェリーなどから始動を受ける。
その後アイスリボンのプロレスサークルにも顔を出すようになり、牛丼大好きキャラでバイト経験がある事から松屋うののリングネームで2016年にプロレスデビュー。
30歳を超えてのプロレスデビューであり光が当たることも少ないうのだったが、2019年に黒潮"イケメン"二郎とともにトライアングルリボン王座を獲得。その後もトライアングル戦線で活躍していたが、今年5月の大会にて突然引退を発表。
理由に関してうのは「1年くらい前から考えてました。フィットネス関係のお仕事に就きたいなと前から思ってまして、自分のデビュー記念日が6月25日なんで、6月27日の後楽園ホール大会、ちょうど5年目の節目という形で決めさせていただきました」と語っていた。
試合はうのが所属するユニット『Joint army(ジョイントアーミー)』で連携を見せるが、先輩である藤本&雪妃&ハム子はそれぞれ遠慮ない攻撃を叩き込んでいく。さらにうのがコーナーに振られると、会場に集った選手たちから惜別のトレイン攻撃。
ボロボロになりながらもうのは牛とじやカツ丼でハム子にダメージを与え、最後は仲間のアシストを受けて特盛クラッチで3カウントを奪った。
引退セレモニーと10カウントゴングを終えてバックステージに戻ったうのは「いつも全力を出してたつもりなので、心残りは、悔いは無いです。ホントにアイスリボンは自分の人生の学校というか、礼儀とか挨拶とか、先輩を敬う行動とか、そういうのはすごく学べました。全然常識の無い私は、色んな先輩に色々教えてもらいながら『ああ、こういう世界はこういうもんなんだ』って。でも、『人を尊敬したり敬うってこういうことなんだ』って初めて分かった点があったので、そういう点はどこの場に行っても、人間関係と言うか礼儀や挨拶は忘れずにやっていきたいですし、普通の37歳に比べればまだ全然ピンピンで元気な方だと思うので、なにか違った形でスタミナとか筋力は活かせればいいかなとは思ってます」とコメント。
特盛クラッチは後輩の真白優希に、松屋スペシャルはトトロさつきに継承を行い、今後も松屋うのの精神はアイスリボンに引き継がれていく。