17歳の現役女子高生プロレス王者がYoutuberデビュー!
17日、3月25日アイスリボン後楽園ホール大会に向けての会見が行われ、メインイベントで防衛戦を行う現役王者の柊くるみが突然のYoutuberデビューを発表した。
挑戦者である松本都は3歳から子役として活動し、その後杉本彩さんが代表を務めるオフィス彩に所属。2008年にプロレスデビューを行った後はアイスリボンに所属するが、2011年に退団し『崖のふちプロレス』を旗揚げ。アイドルグループ『ブラックDPG』に所属してからは、ポニーキャニオンよりメジャーデビューを行い、サイプレス上野さんの指導のもとラッパーデビュー。さらに大槻ケンヂさん公認で入場曲も使用しており、アイドルのプロデューサーも行うプロレスラー以外の活動も幅広く行っている女子レスラーである。
その都は「プロレスを10年やっておりまして、初めてアイスリボンのメインのリングでタイトルマッチに挑戦させていただきます。くるみちゃんの試合は大好きだし、プロレスラーとして本当に尊敬してるし可愛いし若いし、最高のチャンピオンだと思っています。ただ一個だけ致命的な弱点があるとすれば、彼女が学生であることです。試合にも自由に出れない、Twitterとかも制限がある、宣伝もできない。シビアな話をすれば、フォロワー何人いる?あなたがいい試合してるのを世の中の誰が何人知ってるの?私は自慢するわけではなくて事実なんですけど、アイドルをプロデュースしてデビューさせることで話題にはなっているし、筋肉少女帯の大槻ケンヂさんや、オカルト会の重鎮山口敏太郎さん、新日本プロレスのドームのテーマソングをやったサイプレス上野さんとかも、私がいることで今までアイスリボンに足を運んでくださって、ラジオとかテレビでアイスリボンの名前出してくださって、アイスリボンが注目されてるって状況が事実として実際ある。そして、メインでやるからって澤宗紀さんが伊良部パンチをくださったり、ミスター雁之助さんが雁之助クラッチくださったりといった状況があるので、アイスリボンのために私がベルトをとった方がいいよなって思うのは、私だけじゃなくて皆が思ってることだと思う」と、王者の発信力に関して痛烈批判。
これに、17歳ながらも2010年にプロレスデビューしキャリア8年になるくるみは「無限の可能性は都さんよりも自分の方があると思うんですよ。自分はYoutubeが大好きです。好きなYoutuberは、財部亮治さん、ワタナベマホトさん、サグワさん、フィッシャーズさん、ヒカキンさん、スカイピースさん、東海オンエアさん、もっともっといっぱいいて、100人以上自分登録してるんですよ。自分はYoutubeの視聴者さんを引き込めると思うんですよアイスリボンに。今アイスリボンのYoutubeチャンネル登録者数がなんと75,757人になりました。プロレス団体の中で1位がWWEさん、2位が新日本プロレスさん、その次にアイスリボンが3位。これはアイスリボンにとってもとても嬉しい事だと思ってます。なので、これを機に、自分は、Youtuberになります!その7万人を突破したのと、Youtuberになるという記念じゃないんですけど、動画を撮ってきました。見てください」と、この会見中に投稿しYoutuberデビュー!
女子レスラー個々人の発信力に関しては、WWEに行った華名(ASUKA)や引退した紫雷美央も常日頃から重要性を語っていたが、現実的には中々実行に移す選手が少ない状況がある。そんな中、現役女子高生王者が7万人以上の登録者を背景にYoutuberデビューすることで、3月25日の王座戦はアイスリボンだけではなくプロレス界全体に影響を与えそうだ。