タイチが川田利明&田上明をIWGPタッグ王座の初防衛戦の相手に指名?!「内藤哲也&SANADAの気持ちが伝わらないと挑戦は受けられない」
14日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents KIZUNA ROAD 2021』が開催され、タイチ&ザック・セイバーJr.が内藤哲也&SANADAのIWGPタッグ王座挑戦要求に疑問を呈した。
タイチはザックとのタッグ“DANGEROUS TEKKERS”で昨年7月にIWGPタッグ王座を戴冠。しかし今年1月の東京ドーム大会で“G.o.D”タマ・トンガ&タンガ・ロアにベルトを奪われ、以降タッグ王座だけでなくアイアンフィンガーをかけて闘うなど約半年に渡って様々な抗争を展開してきた。
そして、タイチは先月初頭に新型コロナウイルス感染によって39度におよぶ熱が1週間続く苦しみを味わうも、劇的な復帰を果たして今月1日にザックとともにG.o.Dを破ってタッグ王座を取り戻した。
7日の大阪城ホール大会では第2試合で内藤哲也&SANADA&BUSHIvsタイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIの6人タッグマッチが実施され、チャンピオンのザックがSANADAに3カウントを奪われる波乱が起きる。
そして、SANADAは内藤とともにタッグ王座挑戦を宣言し、内藤は「偉大なチャンピオンが誕生したからこそ挑戦したいと思った」と約11年ぶりのタッグ王座戴冠に向けて意欲を見せた。
しかし、タイチは「相手にとって不足なし。問題ないよ。でもお前らも偉大だからこそ『はいそうですか。やりましょう』とは言わないよ。内藤、お前の気持ちを知りたいよ。どういうつもりで口にしたのか。ドームまでの道のりの軽い気持ちか?シングル戦線の蚊帳の外になったからか?お前の本心を探りたいな。SANADAはもっと喋れ。内藤に付き合わされてるだけか?」と挑戦者組の実力は高く評価しつつ、挑戦の動機については疑問符を付けていた。
この日のメインイベントでは、鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvsタイチ&ザック・セイバーJr.&エル・デスペラード&金丸義信の8人タッグマッチが行われ、IWGP世界ヘビー級王者の鷹木とIWGPジュニアヘビー級王者のデスペラードの対面から試合が始まると会場は大きく沸く。
内藤はタイチおよびザックとの対面を求めていくも、タイチがのらりくらりとかわしていくと内藤がタイチの得意とする喉輪で攻撃する挑発。SANADAもザックの土俵であるサブミッション戦を仕掛け、王者組を強く意識した攻防を展開する。
中盤からはデスペラード&金丸のコンビネーションが冴え渡りBUSHIが集中攻撃を受ける展開となるも、終盤に鷹木がタッチを受けると元気ハツラツな猪突猛進ファイトで鈴木軍の面々を蹴散らしていき、最後は金丸をラスト・オブ・ザ・ドラゴンで仕留めた。
試合後、内藤&SANADAはベルトを意識してタイチ&ザックに詰め寄っていくものの、王者組は積極的に乗っかろうとはせず。
バックステージに戻ったタイチは「SANADA・内藤。いいと思うけど、まだよくわかんねぇんだよな、お前らの真意が。ホントにほしいのか、俺らをリスペクトしてんのか、鷹木ブーに先越されたから焦ってんのか、シングル線戦で蚊帳の外だから何かほしいのか、内藤、お前の気持ちはわかんねぇ。SANAやん、お前はもってのほかだよ。何言ってっか分かんねぇ。お前らの気持ちが早く伝わんないと、俺らホントに、次、川田・田上組とやるぞ。川田・田上組だ、次は。アイツら最強タッグだからな。今日、納得する答えを出せよ内藤、得意のコレ(※しゃべりのジェスチャー)で。じゃないと次は川田・田上組だ」と、川田利明&田上明の名を挙げるタイチ節を残して去っていく。
対する内藤は、「『もうちょっと内藤の気持ちが知りたい』って言ってたけど、何度も言ってるじゃん。偉大なチャンピオンチームだからこそ、俺はチャレンジしたいんだよ。それじゃダメ?それじゃ信じてもらえないの?ザック・セイバーJr選手に、大阪城ホール大会のバックステージコメントで、『内藤は日本一のペンデホ(バカ)だ』って言われたよ。いやぁ、ショックだなぁ……。あまりにショック過ぎて、1日中寝込んじまったよ。日本一のカブロン、ありがたい言葉をいただけて、光栄ですよ。ねぇ、ところで、ザック・セイバーJr選手、我々内藤・SANADA組とのカンペオナート(タイトルマッチ)は、クアンド(いつ)?ドンデ(どこで)?ぜひその答えを日本語で答えてくれよ。カブロン!」と苛立ちながら答えを急かすという焦りを感じさせるコメントを残した。