【試合詳細】4・25 天龍プロジェクト新木場大会 越中詩郎&AKIRA&真霜拳號vs進祐哉&拳剛&那須晃太郎 河野真幸vs矢野啓太 新井健一郎vsLEONA

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『SURVIVE THE REVOLUTION』
日程:2021年4月25日(日)
開始:17:30
会場:東京都・新木場1stRing
観衆:無観客配信

▼シングルマッチ30分1本勝負
○大森北斗(全日本)
7分32秒 変形フライングヘッドシザースホールド
●田村男児(全日本)

▼3WAYマッチ 30分1本勝負
○翔太(ガンプロ)
8分22秒 スクールボーイ
●SUSHI(フリー)
※もう一人はリッキー・フジ(2AW)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○新井健一郎(DRAGON GATE)
15分29秒 パイルドライバー→片エビ固め
●LEONA(ドラディション)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○河野真幸(フリー)
11分36秒 シャイニング・ウィザード→片エビ固め
●矢野啓太(ワラビー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○佐藤耕平(フリー)
16分0秒 ジャーマンスープレックスホールド
●TORU(TTT)

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
進祐哉(FREEDOMS)/拳剛(フリー)/●那須晃太郎(フリー)
21分59秒 ムササビプレス→片エビ固め
[平成維震軍]越中詩郎(フリー)/○AKIRA(MAKAI)/真霜拳號(2AW)

天龍プロジェクト再始動で平成維震軍が躍動!紋奈代表がIJベルトトーナメントを発表!初参戦のLEONAは大苦戦

オープニング

 鈴木健さんの実況に加え、解説席にグレート・カブキと神取忍が登場。
 神取は「天龍さんの代わりということで責任を感じてます。第一歩ということでしっかり応援していきたいと思います」とコメント。

 続いて嶋田紋奈代表より挨拶。
嶋田代表「天龍プロジェクト代表の嶋田紋奈です。本日は急遽配信のみで、無観客試合となりましたことお詫び申し上げます。ご来場を楽しみにしてくださったファンの皆さまを始め、関係各所の皆様にもご迷惑おかけしまして申し訳ございませんでした。
 ですが、こうして全選手誰一人かけること無く天龍プロジェクト、6年ぶりに新木場のリングに帰ってまいりました。まずは本日、参加が叶いませんでした天龍源一郎の病状に関してですが、ご心配おかけしておりますがしっかりと治療に励み、来週には無事退院する運びとなりました。次回以降また一緒に天龍プロジェクトを盛り上げてくれると思いますのでご期待ください。
 天龍プロジェクトは4月19日に11年目を迎え再始動となります。ここには天龍からの大きな希望があり、所属という形ではございませんが7名もの選手が定期参戦を快く引き受けてくださいました。天龍源一郎のいないリングは大変厳しく、困難も多くあると思います。でも私達は2015年までと同様、小さな所帯ではありますが、志高く、伝承文化というプロレスを重んじ、誇りを持って進んで行きます。そして天龍プロジェクトとして、天龍源一郎として最後のプロレスラーの皆様へのギフトをお届けしたいと思っております。天龍源一郎の名のもとに集まってくださる皆様とチームとして生き抜いていきたいと思います。どうか見守っていただけましたら嬉しく思います。
 そして天龍プロジェクトは今後公式ルールとしてPWFルールを採用する事になりました。本日許可をいただきました会長のドリーさんよりビデオメッセージを頂いておりますので御覧ください(スクリーンにてドリー・ファンク・ジュニアよりビデオメッセージ)皆さま天龍プロジェクト、改めましてこのルールで選手に熱いファイトをしていただきますのでよろしくお願いします。そして2021年に3度目の復活を果たしましたIJベルトですが、5月25日、6月12日の大会でインターナショナルジュニアヘビー級のシングルベルト次期王者決定トーナメントを開催いたします。勝者が第21代王者となります。1995年3月26日、WARで創設された時と同じく8選手によるトーナメントで行います。定期参戦選手に限らず、チャンスは皆さんにあります。この歴史あるベルトに我こそはという選手は参戦表明をしていただきたいと思います。
 最後に馬場さんの教えにありますように明るく楽しく激しく、プロレスを思う存分堪能し、天龍源一郎流にアレンジした天龍プロジェクトらしい大会を心がけ覚悟を持って開催していきますので、配信を御覧の皆様、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。ありがとうございました」

 対戦カードの発表と選手入場式が行われ天龍プロジェクト再始動大会が開始された。

第1試合

 男児がタックルも北斗が切ってバックを取る。男児がリストを取るが、北斗が足を刈って倒しグラウンドに持ち込むが男児はこれを抜けて距離を取る。

 ロックアップからリストの取り合い。北斗がヘッドロックで絞り上げ、男児はボディにエルボー連打も北斗は離さず。男児は回転してフォールも、北斗は離さず絞り上げてこれを返す。
 男児はボディにエルボー連打からロープに振ってボディスラム。フォールも2。

 男児は逆エビ固めを狙うが、北斗は身を捩ってロープを掴みブレイク。

 エルボーの打ち合いから男児がエルボー連打。北斗はカウンターのコンプリートショットからロープに飛んで踵落とし。
 北斗はエルボーを顔面に叩き込み、髪を掴んで引き起こすと後頭部にエルボー。さらに首投げからフェイスロックで捕らえ、逃れようとした男児にキャメルクラッチ。男児はロープを掴みブレイク。

 エルボーの打ち合いから北斗がガットショットを叩き込みDDT。フォールも2。

 北斗は投げようとするが、耐えた男児に北斗はエルボーからロープに飛ぶが、男児はラリアットを避けてスクールボーイから俵投げ。
 男児はコーナーに振って串刺しショルダータックルからロープに飛んでショルダータックルで倒しフォールも2。

 男児はバックフリップからフォールも2。

 男児は逆エビ固めも北斗はロープを掴みブレイク。

 男児はエルボーを打ち込んでいき、バックを取るがバックの取り合いに。北斗が丸め込むが2。
 北斗は逆打ちも2。
 北斗は左右のエルボーからローリングエルボーも、男児はカウンターのショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 男児はロープに飛んでラリアットも、北斗はカウンターのスタンディング式へデックで3カウントを奪った。

第2試合

 ロックアップをリッキーがスカして「フォー!」とカメラにアピール。
 ロックアップをSUSHIガスカすと「へいらっしゃい!」とカメラにアピール。
 ロックアップしようとした翔太をリッキーとSUSHIがダブルのガットショットとからロープに振るが、翔太はリッキーをSUSHIに突き飛ばして誤爆させると、リッキーにドロップキックからカメラにアピールしようとするがSUSHIがカット。SUSHIがボディスラムからフォールもリッキーがカットする。

 リッキーとSUSHIがチョップ合戦からリッキーがSUSHIの頭の寿司に向けてナックル。
 リッキーのローリングチョップで倒れたSUSHIを翔太がフォールもリッキーがカット。

 なぜか英語で会話をするリッキーと翔太が、SUSHIをコーナーでストンピング連打。
 SUSHIをコーナーに振って翔太が串刺しバックエルボー。リッキーも串刺しバックエルボーから翔太とリッキーがガッチリと握手。

 再度SUSHIをコーナーに振り、翔太が串刺しバックエルボーからリッキーが串刺しラリアット。翔太がリッキーの背後にまわりスクールボーイも2。

 翔太がボデイスラムでSUSHIをセットしリッキーにコーナーに上るよう指示。
 リッキーは素直にコーナーに登るが、翔太はロープを蹴り上げ落下させると、SUSHIに向き合うがSUSHIはエルボー。翔太はソバットからロープに飛ぶも、SUSHIはニールキックで迎撃する。
 SUSHIは翔太をロープに振ろうとするが、翔太はサミングからロープに飛ぶも、SUSHIはカウンターのナックルからチンクラッシャー。さらにトラースキックを叩き込みフォールもリッキーがカット。

 リッキーはSUSHIにDDTからフォールも2。
 リッキーはロープに飛ぶが、SUSHIはカウンターのボディスラムからコーナーに登るも、翔太が足を掴んで動きを止めてリッキーとともにデッドリードライブで投げ捨てる。
 リッキーと翔太はSUSHIをロープに振るが、SUSHIはダブルラリアットでなぎ倒すとコーナに登りダイビングヘッドバッド。
 だがこれを翔太とリッキーが避けると、リッキーは翔太にガットショットから倒れたSUSHIに翔太をカミカゼで叩きつける。
 リッキーは翔太にブレーンバスターを狙うが、翔太は切り返すとコードブレイカー。場外に転がり落ちたリッキーにエプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタックからリングのSUSHIを挑発する。
 SUSHIが場外に降りると翔太がリングに戻り、SUSHIがリングに戻ると翔太が場外へ。これを繰り返し、翔太がSUSHIをリングにおびき寄せると延髄斬りも、SUSHIはこれを避けるとガットショット。翔太はこれスカしてドロップキックからスクールボーイで3カウント。

第3試合

 ロックアップからバックの取り合い。LEONAがリストを取るも、新井はこれを巻き投げてアームロック。LEONAは足を刈って倒していくが、新井はフロントネックで絞り上げる。LEONAは切り返してスリーパーで絞り上げ、首投げから再度スリーパー。ヘッドロックに取り直して立ち上がったLEONAがロープに飛んでショルダータックルで倒し、グラウンドでヘッドロックで捕らえる。新井はそのまま立ち上がるとロープに突き飛ばすが、LEONAはショルダータックルで倒し再度ヘッドロックでグラウンドへ。
 LEONAはロープに飛ぶが、新井はこれをスカすもLEONAはヘッドロックで捕らえグラウンドへ。
 新井がヘッドロックで切り返すと、LEONAはロープに押し込みクリーンブレイク。

 新井がリストを捻ってヘッドロックからロープに飛んでショルダータックル。フォールも2。

 新井はコーナーに振ろうとするが、逆に振ったLEONAがロープに飛んで膝裏へのスライディングエルボー。さらにストンピング連打から足をロープにかけてヒッププレス。
 LEONAはヒールホールドで捕らえるが、新井は髪を掴んで回転して逃れると、手4つからブリッジさせたLEONAの上に乗っていく。 LEONAはボディシザースで切り返し、新井はインディアンデスロックで逃れると変形のバタフライロックから巻き投げるが、LEONAが切り返してアームロック。
 新井は立ち上がるとエルボー連打から巻き投げるが、LEONAは切り返してアームロック。
 新井が切り返していき、指を捻って痛めつける。
 新井がロープに飛ぶが、LEONAはショルダースルーで迎撃し、ボディスラムを狙うが新井は首固めも2。

 LEONAはコーナーに振ろうとするが、新井はサミングからヘッドロックで絞り上げ、グラウンドに持ち込むもLEONAはヘッドシザースで切り返す。新井のヘッドロックとLEONAのヘッドシザースの応酬が繰り返され、新井がロープに飛ぶもLEONAがスカして膝裏へのエルボー。さらにドラゴンスクリューから足4の字を狙うが、新井が引き込んでフロントネックロックで絞り上げる。
 LEONAはそのままボディスラムで叩きつけ逃れるも、新井は再度フロントネックで捕らえ絞り上げると、ツームストンパイルドライバーで突き刺し3カウントを奪った。

<試合後コメント>

LEONA
――天龍プロジェクト再始動戦参戦していかがでした?
「あーもうクソッ、この天龍プロジェクトに、自分は勝ちに来て、代わりに来て、一回、新井健一郎に勝って、前回負けて、あークソッ、悔しい。悔しい。悔しい。悔しい。あー悔しい。あークソッ、でも、初めての天龍プロジェクトのリング、マット、その雰囲気、殺気、緊張感、匂い・・・多分自分は変わりますこのリングで。変えたい。すべてを変えたい。だからこそ、この天龍プロジェクトの大事なものを狙っていきたい。でも今日は悔しい。それだけ、それだけですごめんなさい。負けました。今日は負けました」

第4試合

 ロックアップからグラウンドの攻防となり河野がロープに足を伸ばしブレイク。
 ロックアップからバックの取り合いとなり、リストの取り合いから河野が潰してグラウンドへ。矢野が切り返してヒールホールドも河野はロープを掴みブレイク。

 矢野はカニバサミで倒すが河野はアキレス腱固めで取り返し、お互いアキレス腱固めで絞りあうと両者離して距離を取る。

 河野がスリーパーからWARスペシャル。逃れようとした矢野をサーフボードストレッチで絞り上げるが、なんとか矢野が切り返すと河野はロープに足を伸ばしブレイク。

 矢野がバックを取っていくが、河野が吹っ飛ばすと矢野はエルボースマッシュからジャンピングバックエルボー。倒れた河野の顔面にフィストドロップからフォールも2。

 矢野は足を刈って倒し、膝への一点攻めから変形足4の字も河野はロープを掴みブレイク。

 河野はエルボーからロープに飛ぶと、矢野はカウンターのニークラッシャーを狙うが河野は顔面に膝蹴り。さらにランニングニーからフォールも2。

 河野はバックドロップからフォールも2。
 河野はブレーンバスターを狙うが、着地した矢野が膝裏へのスピアー。矢野は足4の字を狙うが、下から蹴り飛ばした河野がファルコンアロー。フォールも2。

 河野はシャイニング・ウィザードを発射し3カウントを奪った。

第5試合

 ロックアップから佐藤がロープに押し込みクリーンブレイク。
 リストの取り合いからTORUが足を刈って倒し、ヘッドロックも佐藤が回転しフォール。TORUは離さずに返すと、佐藤はロープを掴みブレイク。

 佐藤のローキックにTORUがチョップ。チョップの打ち合いからTORUがロープに飛んで低空ドロップキックを打ち込み、四つん這いになった佐藤の足へ低空ドロップキック。
 TORUは佐藤の足をロープにかけて絞り上げていき、これを離すとロープを蹴り上げる。

 TORUは足へのエルボーから足へのストンピング。さらに足への低空ドロップキックから足を踏みつけストンピング。
 佐藤は立ち上がるとローキック連打で倒し、膝立ちでTORUがチョップも佐藤は膝蹴りで吹っ飛ばす。
 TORUはチョップと足へのストンピングを交互に打ち込んでいくが、佐藤は容赦ないローキックから四つん這いのTORUの尻へサッカーボールキック。
 佐藤は首投げからサッカーボールキックを叩き込み、再度サッカーボールキックからフォールも2。

 佐藤はアキレス腱固めもTORUはロープを掴みブレイク。

 佐藤は膝十字もTORUはロープを掴みブレイク。

 佐藤はヒールホールドもTORUはロープを掴みブレイク。

 佐藤はミドルキックも、TORUはドラゴンスクリューで迎撃し、ブレーンバスターで叩きつける。
 TORUは串刺しバックエルボーから串刺し低空ドロップキック。コーナーに登りダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。

 TORUはエルボーを打ち込んでいきロープに飛ぶが、佐藤はキチンシンク。膝立ちになったTORUの胸にローキックを連打。倒れたTORUに立つよう要求する。

 エルボーの打ち合いからTORUが左右のエルボー連打。さらに袈裟斬りチョップも、佐藤は強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
 佐藤はロープに飛ぶがTORUはドロップキックで迎撃し、シャイニング・ウィザードを叩き込みフォールも2。

 TORUはロープにもたれかかる佐藤の後頭部へのシャイニング・ウィザード。さらに投げようとするが佐藤はファルコンアローから背中へのエルボー。フォールも2。

 佐藤は正面からサッカーボールキックを打ち込みフォールも2。
 佐藤はジャーマンスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。

第6試合

 先発は越中と進。越中はヘッドロックからグラウンドも進はすぐに切り返し距離を取る。
 越中がヘッドロックもリストの取り合いから越中が腕へのエルオー。さらにヒップバッド連発から進のエルボーと越中のチョップの打ち合い。進がガットショットからロープに飛んでショルダータックルも、受けきった越中がロープに飛んだ進をヒップアタックで迎撃。
 越中はヒップバット連発からAKIRAにタッチ。

 平成維震軍で太鼓の乱れ打ちからAKIRAがリストを捻るが、進が切り返して那須にタッチ。

 那須はローキックもAKIRAがタックル。これを切った那須とグラウンドの攻防からロープ際になったため一度ブレイク。
 那須がタックルもAKIRAが切ってヘッドロックも那須が回転してフォール。離さず1で返したAKIRAが立ち上がり、足を刈って倒すとヒールホールドに取り直す。那須はロープを掴みブレイク。両者タッチ。

 ロックアップから真霜がロープに押し込み、エプロンから越中が髪を掴むもブレイク。
 エルボーの打ち合いからビッグブーツの打ち合い。ロープに飛んだ拳剛に真霜がビッグブーツも、拳剛はエルボーからドロップキック。拳剛は串刺し攻撃を狙うが、真霜がショルダースルーで場外に落とし場外乱闘へ。
 リングに戻るとエルボーの打ち合いを制した真霜がボディスラム。場外に投げ捨てると越中がマットを外してコンクリートに叩きつけると、真霜とともに合体パイルドライバー。
 リングに戻しフォールも2。真霜は越中にタッチ。

 越中はヒップバット連発からボディスラム。フェイスロックで捕らえ、下から蹴り上げた拳剛にヒップバット。越中はAKIRAにタッチ。

 越中とAKIRAはロープに振ってダブルのショルダータックル。AKIRAは足攻めからヒッププレス。
 越中とAKIRAで拳剛の足を攻めていき、ロープに足をかけるとAKIRAがヒッププレス。AKIRAは真霜にタッチ。

 真霜と越中で拳剛の足を攻め、拳剛が立ち上がると真霜にエルボー。真霜はローキックで倒し、立ち上がった拳剛のエルボーと真霜のローキックの打ち合い。
 倒れた拳剛が立ち上がるとエルボーの打ち合いから拳剛がソバット。ロープに飛ぶが真霜がビッグブーツで迎撃し、ロープに飛ぶも、拳剛はカニばさみでロープにもたれさせると背中にドロップキック。拳剛は那須にタッチ。

 那須はミドルキック連打で倒し、串刺しバックエルボーから首投げで倒し低空ドロップキック。フォールも2。
 那須はスリーパーで捕らえ、これを離すと背中にサッカーボールキック。コーナーに叩きつけて進にタッチ。

 進と那須はダブルのバックエルボーからフォールも2。
 進は首4の字で捕らえるが真霜はロープに足を伸ばしブレイク。
 進はストンピングから場外に投げ捨て、拳剛が鉄の棒で真霜の額を殴りつけていく。
 リングに真霜を戻すと進がナックルからコーナーに叩きつけて3人で真霜を踏みつける。そのまま進は拳剛にタッチ
 
 拳剛はサミングからボディを蹴り上げ進にタッチ。

 進とともに両側からローキックで膝をつかせるとサンドイッチトラースキック。進はフォールも2。
 進がコーナーに振ろうとするが、逆に真霜が振って串刺し攻撃を狙うも進は足を伸ばしてカット。
 さらに腕を取ってぶら下がり腕ひしぎもレフェリーに注意されブレイク。
 進は腕へのローキックを連打し、真霜が足をキャッチすると進はサミングで逃れる。
 進はロープに飛ぶが、真霜はカウンターのフロントスープレックス。真霜は越中にタッチ。

 越中はヒップアタックを3人に叩き込み、進に改めてヒップアタック。場外に転がり降りた進へエプロンを走り込んで場外ミサイルヒップ。
 リングに戻ると河津落としからフォールも2。
 越中はAKIRAの足に進の顔を叩き込みAKIRAにタッチ。

 AKIRAと越中はダブルのブレーンバスターからフォールも2。
 バックの取り合いから進がコンプリートショットで切り返し那須にタッチ。

 那須のラリアットを避けたAKIRAが延髄斬り。那須がロープに振ってラリアットも、避けたAKIRAがロープに飛んでジャンピングエルボー。AKIRAは投げようとするが、那須は脇固めで捕らえ、逃れようとしたAKIRAに腕ひしぎ。AKIRAはこれを逃れるとSTFで捕らえるが、拳剛がドロップキックでカット。
 進がAKIRAをコーナに振ってトレイン攻撃から、進がボディスラムでセットし拳剛がダイビングフットスタンプ。那須がPKを叩き込みフォールも真霜がカット。
 那須はロープに振ってレッグラリアートからフォールも2。
 那須はコーナーに登るが、真霜がボディブローで動きを止めて正面に登ると雪崩式ブレーンバスタで叩きつけ、続けて越中がミサイルヒップ。さらにAKIRAがシャイニング・ウィザードを叩き込んでフォールも拳剛がカット。
 那須はエルボー連打からコーナーに振って串刺し攻撃も、避けたAKIRAがハイキックから真霜が出てきて垂直落下式ブレーンバスター。そこへAKIRAがムササビプレスを投下し3カウントを奪った。

<試合後コメント>

平成維震軍
AKIRA「真霜さんに随分助けられたと言うか、僕はやっぱちょっとね、楽しませてもらいましたよ。やっぱあの、リングの上こんなおもしれーんだなっていうか、決まってからの緊張感背負いながら毎日この日までにっていうのがね、こんなに楽しいことやってたんだなと思ったりしてね。他の世界に足入れちゃったりするとほんとひとしおなんだよね。でもそれだけで終わりたくないよね。もうちょっとやっていきたいな。それにこの時制だし、見てくれる人ほんとに俺、このプロレスやってる人たちそれぞれ大変だよ。スゲー大変だよ。でも、ネバークイット。ドリーさん言ってたじゃない。この精神が伝わればいいなと思ってやってました。以上です!ちょっといいこと言いすぎました。後が大変かな(笑)」
越中「以上!」
真霜「いやいやいや」
AKIRA「やめてくださいよ!」
越中「まあ、天龍さんがね、一日も早く元気な姿見せてもらいたいなと。まあそれまでは我々も力の限り熱い試合をやっていきたいと思います。今日は2人がほんとに頑張ってくれて、いい流れにもっていけて、また勢いがついたなと思いますね。まあ残念なのはね、お客さんが入ってくれてないんで、まあリモートですけど、カメラのむこうから応援してくれれば嬉しく思います。ほんとに今日はありがとうございました。しめてくれ」
真霜「しめる!?まあそうですね、僕はあのこの平成維震軍として2回めだったんですけど、全然、個人的には全然違和感なく、何回も何回も組んでるかのような、頼もしさだったんでやりやすかったです。ありがとうございました。とにかくその、天龍さんが元気になって、お客さんが入れる状況になって、皆さんの前でもう一回、このトリオ、平成維震軍、全メンバー集めてやりたいですね。またやりましょう。ありがとうございました!」

進祐哉&拳剛&那須晃太郎
拳剛「天龍プロジェクトまず、再開、まずはおめでとうございます。あの、緊急事態宣言で、予想だにせんような状況の中試合やったけど、俺らはプロレスラーやから、プロやから、客が画面の前でいようが会場にいようが、生き様見せるだけなんで、今日はそんな事関係なしに、大暴れさせてもらいました。平成維震軍、オラ聞いてるかオイ!お前ら俺のライバルって認めてやるよオイ!何回でもやってやるぞこのリングでよ!今日はたまたま、たまたまこっちがとられたけどなオイ、この3人で、もう一回平成維震軍戦え。すぐにでも試合組んでくれよ」
那須「正直あそこまで最後畳み掛けられたら返せないんで、拳剛さん悪いですけど、棒はもう相手したくないっすわ」
拳剛「あら?」
那須「ちょっとマジで」
拳剛「次までに、もう1回スイッチ、俺が入れてあげるんで大丈夫です」
那須「本当っすか?」
進「ね?あんな、あんなパワフルなベテランに受けてもらって、試合の勝ち負け以前に、オレら完敗だね、今日は」
拳剛「いや、完敗じゃないね、俺は」
進「いや、負けてるよ」
拳剛「負けてない」
進「あとから言っても意味ねーもん」
拳剛「いやいやいやこっからが勝負でしょ、プロレスは」
那須「ウチら何の必殺技も多分出してないですよ今回。でも向こうは全員がすべてのフルパワーの技出してきて、ちょっと大人げないんで、次、こっちフルパワーでやってやりましょう、やるんだったら。ちょっと僕考えさせてください」
拳剛「おお是非。あと、えーと試合前に、嶋田代表から、IJベルトのトーナメントがあるっていうことを耳にはさみました。俺がどんなつもりでこのリングに上がっているか、みなさん、まずこのパンツ、撮ってください。どういうつもりで、このパンツ履いてるか、もちろん俺がそのトーナメント、出場しますよ。今日は負けたけど、そんなもん関係ない。まず俺が名乗り出ます。ご検討ください、よろしくお願いします。俺からは以上です。ありがとうございました」
進「今日再スタートですけど、みんなが健康で、天龍さん帰ってきて、みんなでエイエイオーできるように楽しみに」
那須「そうですね。天龍さんの帰りを待っています」
進「以上です」
那須「たんこぶ治してからまた出直します」

嶋田紋奈代表総括

――再始動という中、緊急事態宣言で無観客になりましたがやってみていかがでしたか?
「やってよかったと思います。それは間違いなく。本来出場予定だった選手、誰も欠けてないですし、もちろん天龍が会場に来れなかったですけど、一番最初に天龍プロジェクトが新木場で大会やったときも、ほんとは天龍源一郎を出さないと決めてやった。再始動で、天龍が居ないリング。だけど、来ることすらままならないという状況で、天龍プロジェクトとして声をかけた皆様は、多分それを逆に力に変えてくれる選手しかお声掛けしてないと思うので、そういった天龍がいないところをどうやって天龍の思いを乗せて試合をしていくかっていう、それぞれの選手の繋がりであったり縁とか、覚悟とか、そういったものを画面の向こうにいるお客様に十分伝えられたんじゃないかなと私は思います」

――試合を見ててそれは感じられたと
「感じました。だから来週、天龍本人が退院してくるので、真っ先にこの映像を見せたいなって。天龍プロジェクト再始動して良かった、次が楽しみだなってきっと言ってくれる。言ってくれるだろうけど私が今ここで言っても何の意味もないので、次の大会、次、次って続いてく中で毎回こう本人がここに座って、あいついいなとか、この試合良かったなっていう声を実際に皆さんにお届けしていきたいなって思ってます」

――無観客になってしまって大変な部分もあったと思います
「全然もう。楽しくてしょうがないですよねこういうことは。もちろん皆さんにご迷惑はかけましたけど、でもこういうことをいっぱい乗り越えてきて初めて天龍プロジェクトだと思ってますし、こういうことがあるから選手とかスタッフとか、なんかこう存在の意味っていうのが出てくると思います。たとえばマスコミさんがここに来ていただくこととかも、なんかそれがひとつひとつ天プロらしいいい思い出になるだろうから。なんか困難なことに立ち向かうっていうのが、この業界にいる醍醐味というか、私はプロレスはできないからそういうものしか、なんていうんですかね?無観客で配信を整えるとかそんなことしかできないですけど、それでも天龍源一郎が言ってたのは、プロレスラーに戦いの場を一つでも多く与えることだったので、諦めずに今日お客さんに迷惑はかけましたけど、開催して本当によかったなと思っています」

――次回大会以降の展望やこういうことをやりたいという期待は?
「今日選手の皆さんに素晴らしいファイトを見せていただいたので、やっぱりあの、プロレスをずっと側に置きながら天龍と過ごしてきた6年間でしたけれども、やっぱり代表としてみなさんの5年、6年の成長っていうのをしっかり感じることができたので、責任をもって天龍プロジェクトとして試合をマッチメイクしていきたい。展望というと、やっぱりIJのシングル、タッグ、6人タッグもありますし、WARという歴史を天龍プロジェクトに上手にそこをスライドしていって、伝承文化という名の下において、馬場さんのお力だったり、WARだったり、天龍とともにあった歴史をひとつでも多く天龍プロジェクトに残して、それをまたプロレスラーのみなさんに体感していっていただける場を作りたいなと思っています。ベルトはいっぱいあるので、少々お待ちください。少しずつやっていきます」

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